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2007年12月

それ以前

05-06シーズン以前のログ(主にビデオあり)の整理。埋もれて見つけられなくなりそうなので。

バックカントリー(BC)は、厳冬期のシール登行や残雪期につぼで登ったもの。

  1. 98/12/24 札幌国際
  2. 99/2/20-22 第23回 無意根スキーツアー(BC)
  3. 00/4/30 アンヌプリ
  4. 00/12/2 キロロ
    腰痛療養期
  5. 04/3/21 ニセコヒラフ
  6. 04/5/30 平山(初残雪期BC)
  7. 04/12/12 札幌国際
  8. 04/12/19 朝里岳(初厳冬期BC)
  9. 05/1/8 羊蹄山(BC)
  10. 05/1/22 チセヌプリ-ニトヌプリ(BC)
  11. 05/2/6 ニセコヒラフ
  12. 05/4/3 ニセコヒラフ
  13. 05/4/17 札幌国際 < ワーホリ*オンサイト
  14. 05/4/29 アンヌプリ北壁(BC)
  15. 05/4/30 羊蹄山(BC)
  16. 05/6/4 暑寒別岳(BC) < ワーホリ*オンサイト

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THE AVALANCHE HANDBOOK

欧米の人にとっては、これくらいのサイズが「ハンドブック」なんだろう。

The Avalanche HandbookBookThe Avalanche Handbook

著者:P. A. Schaerer,Peter Schaerer
販売元:Mountaineers Books
Amazon.co.jpで詳細を確認する

原著。

自分は事典として使おう。

雪崩ハンドブックBook雪崩ハンドブック

著者:デビッド・マックラング,ピーター・シアラー
販売元:東京新聞出版局
Amazon.co.jpで詳細を確認する

翻訳。

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大荒れ北海道

実は、昨日の夜は目覚ましをセットして、今日、午前中だけ札幌国際へまた行って来ようかと思っていた。でも、二度寝して面倒になって掃除をしていたら、実は今日、札幌国際は強風で営業中止になってるのを知った。昨日滑りに行っててよかった。天気予報も当たるもんだ。昨日ちゃんとお礼をすればよかった。さて、あとは年明けに山だ。

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07/12/28 札幌国際

今日行かないと年内もう行けなさそうなので、迷った末9時に家を出発した。

簾舞までは混んでいたけれど、それからスキー場まではゆっくり目の車に着いて行っても10時には着いた。準備しようと思って後ろを見ると、ブーツがない。ゴーグルやグローブも忘れた。

一瞬凍り付いたけど、一度上がったテンションは下がりきらない。慌てて自宅に戻った。

家に着いたのはやっぱり11時。ブーツを車に投げ入れて再出発。国道は混んでそうだったので、裏を抜けて走った。今度はダムからは順調に走れて、スキー場には12時に到着。

さすがに冬休みとあって、平日にも関わらずスキー場は混んでいてちびっ子で溢れかえっていた。午後券の発売開始まで準備体操して、買ったら急いで上まで行った。

ダスキンがまだクローズなので、アップのためにダウンヒルへ向かった。1壁に落ちて行く緩斜面からいやらしいコブが出来ていた。ダウンヒルは下からもハッキリ見えたほどのコブコブだった。しかもピッチの広いバンクコブ。萎える。軽く流した。

ダウンヒルコブ

で、2本目からはパークへ。平日のせいなのかビギナーもチャレンジもスカスカ。今日もビギナーはテーブルトップ。チャレンジはいつも通り程よくアップ系。22日にもいた女の子込みの4人組がハイクしてた。

コソ練の成果は、360のカケと踏み切りの感覚が戻ったこと。今まではビビって早く回ろうとしてカケが強過ぎて、無理矢理ランディングで合わせていた。チャレンジでもようやく気持ちよく踏み切れるようになって、グラブに余裕が出るようになった。年明けからがんばろう。

途中、ゴンドラ乗り場で、Oと同じウェアを見つけた。板をよく見ると、サイドウォールが蛍光ピンクなので、あれはきっとセスピストルだ。追いかけて声をかけるとやっぱりO。札幌国際に帰ているとは思わなかった。今晩一緒だけど、一旦別れた。

午後券も10本滑れば元が取れると思い、15時すぎに最後のゴンドラに乗った。最後の1本はかなりガスって来たので、パークに行かずにダウンヒルを流して滑ることにした。当たり前だけど、ガスっててコブがよく見えない。かなりコントロールして滑り降りた。こんな時はズルズルのエッジが重宝する。

自宅とスキー場との間の無駄な往復は、暖気運転だと思い込むことにした。

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ニセコWalker

この間郵便局に行ったら、おばちゃんやら年寄りやらでとても混んでいたので、置いてある雑誌を読んで待っていた。その時読んだ雑誌は「ニセコWalker」だった。先シーズンニトヌプリの帰りに寄った「エフエフ」で見て以来。まさか、今年のニセコWalkerを家のすぐ側の郵便局で目にすることになるとは思わなかった。これも郵政民営化のおかげか?民営化万歳。

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ビーコン・性能比較テスト

前にパドルクラブで見て、ちょっと焦ったのがこのビーコン・性能比較テスト

自分で使っているOrtovox x1は全体的に赤い。つまり、不完全に近い。一方、PIEPS DSPはすべての項目で好成績を収めている。Ortovoxが対応していない、ビーコンが複数埋まっている場合でも機能し、加えて初動捜索の受信範囲が3倍以上広い。実際、練習した時もPIEPSとの性能の違いを見せつけられて愕然としたし。

Ortovoxは秀岳荘の安売りで30,000円前後で買ったとはいえ、テスト結果を見ると少し心配。けれども、PIEPSの値段は倍もする。訓練は大事だけとは思うけど、安全も金で買う時代かな。

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色補正

三段山でOに撮影を頼んだカメラのホワイトバランスが「屋内」になっていたので、自分やS木くんが撮影した映像よりも青くなってしまった。編集でつなぐと明らかに違和感があるので、Final Cut Express (FCE)のビデオ・フィルタを使って補正してみた。備忘録も兼ねて書いておく。

FCEくらいになるとマニュアルを読んだ方がいいかもしれないけど、基本的にMacはマニュアルを読まなくても操作が出来るものなので、ちょこちょこフィルタをいじって試行錯誤してみた。

オリジナル
そのままだと青いので、ビデオ・フィルタの「RGB バランス」を適用する。

RGB バランス
正しいホワイトバランスの設定で撮影した他のビデオと見比べながら、赤、緑、青の各チャンネルの「ハイライト」と「黒」のパラメーターを、青みが取れて大体自然に見えるように調整する。

パラメータ

オリジナル
強い逆光で撮影したビデオにも、「フィルタ」タブでパラメーターごとフィルタをコピー貼付けして、同じように「RGB バランス」フィルタを適用する。

RGB バランス
ところが、今度は逆行部分がかなり黄色くなってしまう。

ハイキーのストレッチ
そこで、さらに「ハイキーのストレッチ」フィルタを適用する。パラメーターの値はデフォルトのままにした。これで、ホワイトバランスの設定ミスは大体補正出来た。

ということで、色補正まで完了したので、再び三段山のビデオを更新。こんなんでどうでしょう?また、興味がある人はどうぞ。

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SD-Video

三段山に行った時のS木くんの秘密兵器第2弾はなんとSDR-S200だった。といっても、八剣山へ一緒に行ったときにビデオカメラの話をしていたので、それほど驚かなかったけど。むしろ驚いたのは、SDR-S200で撮影したファイルがFinal Cut Express (FCE)で読み込めなかったことだった。

元々はSD-Videoという規格のファイルらしく、S木くんがMPEG2 Muxedに変換してくれた。ところが、MPEG2はFCEで読み込めない。変換前のMODファイルももちろん読み込めない。そこで、Discussion Boardsを見てみると、MPEG2再生コンポーネントMPEG Streamclip for Macの組み合わせで、MPEG2 MuxedをDVストリームに変換できることが分かった。

コンポーネントは何年か前に購入していたのでアップルストアからダウンロードしてインストール。再起動が必要なのがちょっと面倒。実は、コンポーネントをインストールすればビデオトラックだけはFCEで扱うことが出来る。続いて、MPEG Streamclipもダウンロード。で、MPEG Streamclipを起動して、MPEG2ファイルを開いたら、FileメニューからExport to DV...を選択して、出て来たダイアログでオーディオのサンプリングレートを48.000 kHzにして変換。変換されたDVファイルをFCEで読み込むと、ちゃんとビデオトラックとオーディオトラックに分離して表示された。ただし、DVストリームなので、再生にはオーディオのレンダリングが必要だった。とはいえ、これで編集可能になった。

三段山ではビデオカメラを1人1台体制で撮影したので、素材はまずまず。S木くんが撮影した映像も組み合わせて編集し直してみた。やっぱり2台以上のカメラで撮影すると、アングルを変えることが出来るのが面白い。それに、1台が失敗しても残りでなんとか誤摩化せる。

というわけで、三段山のビデオを更新したので、興味がある人はどうぞ。色補正はしてないけど。

ただ、ビデオは充実したけれど、やっち不足は否めない。カメラマンどっかにいないかな?

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レガシー復活

このところ1,500-2,000 rpmでアクセルを踏み込んでも回転数が上がらず調子が悪かったレガシー。十勝まで往復してようやく調子が戻った。車のことはさっぱりなので、電子制御スロットルがどうとかという話はどうも分からなかった。バッテリーを外してリセットせずに直ったけれど、結局原因が分からないまま。とりあえず、週に1回は自分で運転してスキーに行けってことだと思うことにしよう。

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07-08シーズン

山にも行って来たので、07-08シーズンを適宜記録しよう。

バックカントリー(BC)は、厳冬期のシール登行や残雪期につぼで登ったもの。スノーボード(SB)以外はスキー。

  1. 200711/25 札幌国際
  2. 12/2 札幌国際
  3. 12/9 ルスツ
  4. 12/15 ニセコヒラフ
  5. 12/22 札幌国際
  6. 12/23 三段山(BC)
  7. 12/28 札幌国際
  8. 20081/1 札幌国際
  9. 1/4 羊蹄山(BC)
  10. 1/6 旭岳
  11. 1/12 ニセコモイワ
  12. 1/14 札幌国際
  13. 1/15 札幌国際
  14. 1/17 ばんけい
  15. 1/19 チセヌプリ-ニトヌプリ(BC)
  16. 1/20 アンヌプリ(BC)
  17. 1/23 羊蹄山(BC)
  18. 1/24 ばんけい
  19. 1/26 チセヌプリ-ニトヌプリ(BC)
  20. 1/27 ゔぁんけい
  21. 1/29 ばんけい
  22. 1/31 ばんけい
  23. 2/2 札幌国際
  24. 2/3 朝里川温泉
  25. 2/5 ばんけい
  26. 2/11 ばんけい
  27. 2/12 羊蹄山(BC)
  28. 2/15 テイネ
  29. 2/16 札幌国際
  30. 2/17 ルスツ
  31. 2/24 中山峠(羊蹄山BC敗退)
  32. 3/1 札幌国際
  33. 3/2 札幌国際
  34. 3/4 ばんけい
  35. 3/12 札幌国際
  36. 3/13 ニセコ東山
  37. 3/15 札幌国際
  38. 3/17 札幌国際
  39. 3/21 ばんけい
  40. 3/22 ばんけい
  41. 3/23 ばんけい
  42. 3/25 ばんけい
  43. 3/30 前十勝岳(BC)
  44. 4/2 札幌国際
  45. 4/5 キロロ
  46. 4/9 キロロ
  47. 4/10 札幌国際
  48. 4/13 キロロ
  49. 4/16 札幌国際
  50. 4/19 余市岳(BC)
  51. 4/20 キロロ
  52. 4/22 札幌国際
  53. 4/26 イワオヌプリ(BC)
  54. 4/29 アンヌプリ(BC)
  55. 5/4 中山峠

5/4現在で、滑走日数55日。うち、BCは11日。

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丸駒温泉

山へ行った帰りとかだと丸駒温泉にはなかなか行けないので、午前中に出発して行って来た。前日の吹上温泉に引き続きまた温泉。

支笏湖までの国道は路面が出ていて走りやすい。クリスマスイヴだからなのか車も少ない。

景色を見たかったので、展望エリアで車を停めた。見上げる恵庭岳の山頂付近は白い。風不死岳の裏には樽前山の真っ白なスロープが見えた。

恵庭岳

支笏湖越しに風不死岳と樽前山

結局、先行車に追い付くことなく、丸駒温泉に着いた。

温泉に着いて驚いたのは料金の高さ。1,000円もする。札幌近郊の温泉は料金が高すぎる。客の数も多いのだろうから、もう少しなんとかして欲しい。高級指向もほどほどに。

洗い場はきれいでシャンプーや石けんも完備。内湯の湯船は3つで温度が異なる。露天風呂の湯船は1つ。支笏湖を挟んで風不死岳が目の前に見える。樽前山が見えないのは残念だけど、湖畔の温泉はやっぱりいい。ちょっと熱いので、何度か体を冷まして繰り返し入った。

脱衣場で水を飲んだので飲み物は自販機で買わなかった。500 mlのペットボトルが200円。何から何まで高かった。

昼夜兼用の食事は穀物祭で。店員のおばちゃんがうるさかった。前にいたおばちゃんはどこへ行ってしまったんだろう。

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07/12/23 三段山

パンを持って4:00に家を出発。S木くんとOを拾って札幌を出発したのが4:30。まだ真っ暗だ。前日調べると、前十勝は雪付きが悪いのか岩が転がっていそうなので、三段山に行くことに決まった。

三笠の辺りは定山渓よりもずっと雪が多かった。今シーズン初めての冬の山道でゆっくり走っていると、軽自動車や白いスズキが追い越して行った。富良野に近づいてようやく空が白んで来た。いつものセイコーマートで飯を買って、吹上温泉に向かった。近いと思って通った広域農道がウェーブになっていて怖かった。

吹上温泉までの道のりは結構長いはずなのに、十勝連峰を眺めながら走る1時間はテンション上がりっ放しで時間が経つのを忘れた。バーデンかみふらのの前の駐車場には3台停まっていた。8時過ぎに吹上温泉に着くと、駐車場にはスキー場と見間違うほどに車が停まっている。

スキーバカ
スキーバカ2007。

初山でチンタラ準備をしていると、追い越して行ったはずの白いスズキがやってきた。駐車場から見上げると、無風だけど十勝連峰はガスって頂上は見えない。8:25に先客のトレースをたどって登り始め、針葉樹林に囲まれてると、もうこの時点で満足してしまった。スキー場には何度か行ったけれど、空気や静けさ、空の広がりがたまらない。登る前に満足。

中高年ジルブレッターズの後を登っていたけれど、ペースが合わないので一段目?で直登気味に歩いて追い越す。二段目を登り切ったところで休憩。9:20に到着したので、出発からほぼ1時間。この頃には雲間から薄らと日が差して、夕暮れのようだった。何より風がないので全然寒くないのが冷え性にはありがたい。

とりあえずガッツポーズ

とにかく人が多いので、先行者のトレースをひたすらたどって登った。滑り降りて来るのを恨めしそうに眺めながら登っていると、三段目で畜大山岳部の1年生?が秀岳荘シールに苦戦していた。

十勝岳
雲が去って十勝岳のピークが現れる。

稜線まで出ると、正面からの強い陽射しを堪えながらあたりを眺めると、富良野岳から十勝岳まで十勝連峰がぐるっと見渡せた。しかも、稜線に立っているにもかかわらず無風。火口からの匂いが時折漂う。

富良野だけを背景に

三段山稜線から十勝岳を望む

高山犬
稜線を犬が歩いていた。

噴煙越しの旭岳
十勝岳の噴煙越しに、旭岳までくっきりと見渡せた。

山頂には11:05に到着。登りに2:40かかった。冬山に登頂したのはおそらく今回が初めて。なんせ無風なので山頂でもそれほど寒くなく、ゆっくり昼食をとった。それでも、次から次と山頂に人が登ってくるので、食べ終わって記念撮影を済ませたら、いい斜面を探しながら下りることにした。

Shift, Duke, and Sandanyama
S木くんの秘密兵器。

稜線小回り
稜線上にはハイマツや岩が潜んでいるのでかなり危険だ。S木くんも買ったばっかりの板をやられてしまった。

奥の尾根に向けて、稜線を移動して行った。尾根の上には外人ボーダーしかいなかった。稜線からずっとハイマツが埋まっていないので、ズルズルと標高を下げて行った。西ノ谷に続く沢地形が滑れそうだったので、そこを初めに楽しんだ。

初滑り、初山、初パウダー

さらに尾根に向けて進もうとしていたところ、稜線越しに陽射しを背に受ける富良野だけが見えた。絶好のロケーションだった。稜線を滑ると最高にカッコいいはず。意外に上から雪も着いていて滑りやすそうだった。雪は程々に堅くしまっているので、つぼで何十メートルか登り返す。たまに、ズボッと抜けるので、這うようにして登って行った。崖にビビりながら滑った。

富良野岳をバックに

噴煙をバックに


再び稜線に沿って尾根まで移動。


隠れているハイマツと岩に注意しながら緩斜面を滑り下りる。

西の谷の西側の尾根がこの日一番の斜面だった。ノートラック膝パウダー。軽い休憩をとって、弱層テストをする。自分のハンドテストでは、10 cmくらいの新雪に肩。30 cmくらいに肩。その下が堅い雪の層。その下10 cmに同じ堅さの層。OとS木くんは新雪30 cmに自分が見落とした弱層を見つけていた。Oはシャベルぽんぽんテストもやってみた。コンパスに付いているルーペで表面を見てもよく分からなかったそうだ。

シャベルぽんぽんテスト

いよいよ滑る。

針葉樹林のところまで滑り降りて、そこからラッセルして白銀荘を目指す。途中、ちょっとだけ開けた斜面があったので少し遊んだ。

沢を渡って尾根を越えて、一段目に行くはずが、なぜか白銀荘に着いてしまった。地図読み失敗。マージンをとって行動したのが幸いしたけれど、課題が残る山行だ。最後に遊んだ斜面を沢まで滑り降りていたらと思うとゾッとする。あと、行動食も足りなかったし。で、駐車場には15:15に到着。自分たちよりも少し遅れて下りて来たグループが最後だった。

最後のラッセルで疲れたので、白銀荘の温泉に浸かって疲れを癒した。結局、世間話をしながら1時間は露天風呂に入っていた。露天風呂の2つの湯船は熱過ぎで誰も入ってなくて、とても46度とは思えない。

富良野に来るといつもカレーなので、今回はくまげらに行って食べた。肉が食いたいけれど、値段が高い。結局、みんなカツ定食。燃費の悪いOだけはライスを2回おかわりした。そして、札幌に着いたのは21時過ぎ。さすがにボロボロだった。

今回はカメラでも大きな失敗。デジカメ充電忘れて駐車場でバッテリー切れ。景色がいいのに撮影出来ないもどかしさ。次回からはちゃんとデジイチ持って来よう。さらに、ビデオカメラのホワイトバランス間違えた。妙に青い。あとは、S木くんに撮ってもらったビデオがちゃんと編集出来れば、言うことなしなんだけど。

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07/12/22 札幌国際

N田くんと札幌国際へ飛びに行った。今日は先シーズン一緒にキロロで滑ったI戸くんに連れて行ってもらった。

市内が混んでいたりして、スキー場に着いたのは10時頃。車を停めたのも駐車場の下の方。予想外で嬉しかったのは、今日は30周年記念で1日券が3,000円だった。くるトクCARDにスタンプだけもらえた。これで生茶を獲得。

スキー場は着いた頃から一日中雪が降っていて、日が射したり陰ったり。さらに予想外にチャレンジキッカーも今日オープン。飛び初日としては出だし好調。ビギナーは思ったよりランディングが急じゃなくなってた。チャレンジはまだ小さくて練習にはいい。でも、バランスが悪いので、コブを滑って平衡感覚を養おうとN田くんとI戸くんをダウンヒルに連れて行ったら、3人して1本でバテた。で、休憩。


海の方まで見えた。

休憩後、飛びに行ったけどあまり変わらず。次か、その次で、ダルくてもうバテてるのを自覚して、昼食になった。今週末限定でカレーバイキングやってたけど、カレー食い放題で食いまくってから飛ぶのはありえないので、普通にカレーを食べた。

後半戦、パークから人も減ってテンションも下がって来たけれど、コツコツ練習。最後にビデオを撮りながら滑って、ゴンドラ営業終了前にあがった。


昼食後、一瞬晴れ間が。

360
360。バックスクラッチャー気味?

整地中回り
整地小回り。

整地小回り
整地小回り。

360?
カケが強過ぎ。

90 in 90 out
もうちょい。

mute
実は失敗。

おつかれさまでした。N田くん、I戸くんありがとう。

ビデオ編集していて気付いたけど、ルスツの上書きしてしまった。イカ帽が……。今度から注意しよう。さて、明日の準備もしなくては。

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リサイクルショップ

スポーツリサイクル石上にスキーブーツを買い取ってもらった。貸せると思ってとっておいたけど、狭いので結局処分した。

店の外にはまっすぐで細長くてとんがってるオールドスキーが並べてあった。値段は数千円。今どきアールのないスキーは叩き売りだった。店内に入ってすぐのところにスキーブーツが並んでる。持って行ったLANGEのブーツは5千円弱で置いてあった。

一緒に持って行った親のリアエントリーと合わせて1,200円。捨てるつもりでいたものに値段が付いただけいいと思うことにする。いい加減インナーもへたっていたし、滑走日数もそこそこいってたし。

もう一組、さらに前に履いていたブーツは、貸したときにインナーが割れてしまったので燃やせないゴミになる。大きさに制限があるようだから、インナーを取り出そうと思ったけど、力一杯引っ張ってもインナーが取り出せない。シェルがかなり堅い。堅くなった?

このブーツを借りたヤツが、「きつい!痛い!」と呻きながら履いていたのを思い出した。そもそもサイズが1 cmほどきつい上に、シェルがこんなに堅くなっていたら、そりゃあ足が入らないのも無理ないと思った。あの時は本当にすまないことをしたな。痛くて泣きそうな相手に、「そういうもんだ!さっさと履け!」というような感じで無理矢理履かせたんだから。ごめんね。ここで謝ってもしょうがないけど。シェルって堅くなるものだったんだ。

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宝探し

理学部ローンでビーコンを使って宝探しゲームをした。S木くんのPIEPSのお手並み拝見。

PIEPS
S木くんのPIEPS。

Ortovox vs PIEPS
まずは、Ortovox x1 H本 vs PIEPS S木。


S木くんはすぐに電波を拾ってそのままダッシュ。H本はようやく電波を拾って電気力線?に沿って接近する。

Win
スタートからほぼ1分でS木くんがあっさり発見。H本はその約5 m手前だった。PIEPS S木強し。ビーコン使ったの初めてなのに。


続いて、Ortovox x1対決。Ortovoxが予想以上に受信範囲が狭いことに気付いたので、H本は慎重に電波を探す一方、Oはダッシュ。

Win
意外にもOが探していた場所には埋まっておらず、そこから5 mほど離れた場所でH本が発見。スタートから約2分。やっぱりPIEPSと比べるとOrtovoxの性能は心細い。

ダッシュ
今度はPIEPSとOrtovoxをチェンジして対戦。スタートの合図とともに、Oはダッシュして一直線に埋めた場所へ近づき、そのまま通り過ぎてしまった。ちょっと経ってOが戻って来た頃、S木くんもOrtovoxを持ってやって来た。

Win
ほどなくOが発見。スタートから約1分。Oが通り過ぎて行ったのは、「まさかこんなに早く見つかるはずがないだろう」と思ったからだそうだ。恐るべしPIEPS。

次に複数埋没実験として、Ortovoxを2個少し離して埋めて、PIEPSで探してもらうことにした。


PIEPSに表示される電波の数は実際より多いようだったけど、1個目を2分弱で難なく発見。詳細は分からないけど、見つけたビーコンの電波をキャンセル?して、2個目を探す。


そして、ちょっと経って2個目も見つけ出した。マニュアルDVDで使い方をマスターしていたS木くんもエラいが、PIEPSの性能は確かにいいようだ。


最後に、Ortovoxで複数埋没の条件で探してみた。


Oは2分半でPIEPSを発見するけれど、2個目を探すときに1個目の電波が邪魔して2個目の電波を拾うのに手こずった。


しばらくしてようやく2個目を発見。スタートから4分半。

2人以上近い場所で埋まった場合、PIEPSがないならまずすぐに掘り起こしてビーコンのスイッチを切らないと、Ortovoxだと探せないんじゃないかと思った。そんなわけで、山に行く時はできるたけPIEPSER S木くんと一緒に行くようにしよう。今回は訓練なんてもんじゃなく、使い方を思い出すのが目的だったので、まあこんなもんでいいだろう。

探している時は集中しているから気付かないけど、たまに通り過ぎる人の視線がちょっと気になった。大の大人が雪の上を走り回っているのって、何やってるか知らない人からすると変だろうな。

さて、日曜日に天気が良ければ三段山か前十勝岳。天気が良くなければ富良野岳。初山だ。

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SwarovSKI?

テレビでたまたまやってた「東京カワイイ★TV」を見たときに、スキーに「デコ」はバカっぽくてウケるかもと思った。ここ見たら、すでにやってるみたいでビックリ。すげー。スワロフスキーって何?でも、ランディングにまきびしのようにクリスタルをバラまかれたら怖い。

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07/12/15 ニセコヒラフ

今日もH多さんに連れて行ってもらった。

札幌国際は混みそうだったので、ニセコまで行くことになった。朝、札幌市内は雪が降っているものの、気温が高いので道路はグシャグシャ。中山峠でもマイナスになるかどうかの温度。ニセコは先週より積雪が増えているそうだけど、それほどでもなさそうだったので、基礎板持って来て正解だと思ってた。けれど、ゴンドラからコースを見下ろすと、板の選択を間違ったのに気付いた。クローズしているコースとはいえ、10 cm以上の新雪が積もってる。

もうすぐ羊蹄山
途中見た羊蹄山が呼んでいた。そろそろかな。

第4はまだ動いていないので、まず第3の壁を滑ったけれど、雪はボコボコでひどい不整地斜面だった。でも、コース脇には脛から膝のパウダーが。花園の非圧雪コースもボコボコ。ちゃんとした板ならもう少し楽しそうだった。結局、この日は整地斜面なし。ゴンドラ乗り場へ戻るのを失敗して2回滑ることになった、センター4の横の斜面だけが、唯一カービング出来る斜面だった。ファットデー。オージーのヘルベンターズがうらやましかった。S木くんも基礎板でちょっと後悔。モーグルのラインはなかったけど、H多さんは楽しそうだった。

昼食はゴンドラ乗り場の下の「米吉」で食った。H多さんによると、先週より米の量が少なくなったらしい。そのH多さんに言われて気付いたのだけど、割り箸の袋の裏に書いてある箸の使い方の説明が変だった。

  1. One of the two chopsticks is ' cradled' between the thumb and second finger.
  2. The other chopstick is held by the tips of the thumb and first finger and is movable. After a little practice, you will be able to determine the best position for you.

書いてある通りに箸を持ったら、間違った持ち方になるはず。確かに、練習すればこれでも使えるようになるだろうけど、間違った持ち方をオージーに教えるのはダメでしょ。この説明書いた人って、もしかして箸ちゃんと持てないとか?せめて「between the thumb and second finger (中指)」は「between the thumb and third finger (薬指)」で、「by the tips of the thumb, first finger (人差し指), and second finger」とすべきなのでは?

午後に休憩をとった時点で、すでに腹筋が痛くなってた。ストックで漕いで前に進もうとすると「うっ」となる。後からS木くんたちに「後傾だから」と言われた。確かにトップが刺さらないように、意識的に後傾してた気がする。ガスって暗くて雪面が見えなくて、何となく不整地大回りしてたら吹っ飛んだし。過酷なコンディションだった。

はじめ第2くらいにかかっていたガスが次第に上まで登って来て、16時ころには上から下までガスってしまい、テンションも下がって撤収した。

一日中雪が降り続けてたし、明日のニセコはパウダー天国になってそうだ。

温泉には寄らず、札幌で夕食をとることになった。第一候補の「ばばあのレストラン」は見つからなかったので、「すみれラーメン」に行った。香ばしいというか焦げ臭いというか、ずいぶん濃い味の正油ラーメンだった。

S木くんとH多さんは明日もどこかへ行くそうだけど、体がボロボロなので一緒に行くのは断った。整地はなさそうだけど、楽しんで来てください。

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雪崩ハザードマップとカミフルール

三段山クラブカミフ山岳エリア雪崩ハザードマップが公開された。「雪崩要注意エリア」は滑って楽しいエリアと重なっている。スキーヤーは、弱層テストをしっかり行い、エスケープルートを確認し、仲間の安全を確保し、万一雪崩に遭った際にも迅速に適切な救出活動を行えるようにするしかない。そうでなければ、滑りを楽しむのをあきらめて、登った道を安全に戻るべきだ。

カミフルールに従って、今度からちゃんと入山届けに記入しよう。十勝岳に登る時は、札幌管区気象台で火山の情報も調べた方がいいそうだ。

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07/12/9 ルスツ

H多さんにルスツへ連れて行ってもらった。

先週、ファットじゃなくて後悔したので、今度はセスピストル。札幌市内は全然雪が積もっていないけれど、定山渓に近づくにつれて積雪が増えて行った。中山峠の向こうは本格的に雪も降っていて冬だった。

駐車料金500円を払わなければいけない駐車場に車を停める。初滑り1日券は3,800円で、ちっともお得感がない値段。リフト券がなぜかカードで買えなかった。利用限度額を超えているはずはないので不安だった。

イーストのゴンドラが動いていないので、クワッドで中腹まで登り、そこからイゾラに移動。イゾラの手前のコースは笹が出ていて軒並みクローズ。クワッドで上まで登り、滑りながら順番にコースを奥の方へ移し、滑走可能なイゾラのコースを全部滑ってから、イーストに戻って昼食をとった。ラム焼肉丼は、ジンギスカンをご飯にのせただけだった。

イカ帽
Y口さんの今シーズンの秘密兵器は「イカ帽」。

加森観光のルスツには二度と来ないだろうということで、昼食の後はついでにウエストまで滑りに行くことになった。移動のゴンドラの入り口を間違えたので、ぐるっと建物を回って乗ろうとしたところ、スキーが入らず中に積まなきゃだめだった。わざわざウエストに行ったけど、コースがつまらなくて2本滑っただけでイゾラに戻った。

イゾラに戻ったら「カービング地獄」が休憩を挟んで4本続いた。上から下までノンストップカービングで、モーグル並みに太ももがパンパンになった。ファットにするんじゃなかった。疲れたし時間も結構遅くなり、天気も悪くなって来たので、最後にイゾラDで撮影をして終了。


H多さん。


食らったS木くん。


同じ場所で食らったY口さん。

ビデオ (10897.7K)

菅野よう子を聴きながら帰り、途中、豊平峡温泉に寄って、温泉に入ってからカレーと「世界一美味しいナン」を食べた。ちなみに、このとき見たビデオはH多さんとは別人だった。人間違い。ごめんなさい。

センタースキー部のみなさん、ありがとうございました。

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どんな無様なことになろうとも

先日借りた本、阿部幹雄 著「生と死のミニャ・コンガ」を読み終えた。

1987年、利尻岳で遭難した山スキー部の死の宣告を彼らの親にした後の気持ちを、著者は次のように書いている。

彼らは自らの意思で山に登り、好きな山登りで死んだ。死んだ者たちは満足かもしれないが、残された父や母の悲しみはどうなるのだ。残される者を思えば、どんな無様なことになろうとも、山から生きて帰るべきなのだ。ぼくは、死者たちに怒りを覚えた。

この一節を読んで、上ホロで起きた二つの雪崩事故の後に受け取った、友人からのメールにあった言葉を思い出した。

仲間を助けられるなら助けたいし、助けてもらえるならどんなに不様でも助かりたい。

著者がミニャ・コンガへの登頂を目指した1981年の翌年には、別の隊が遭難している。頂上直下まで登って遭難した2人は疲労凍死したとみなされ、他の隊員が下山したために取り残されてしまった。2人のうち1人は途中で力尽きて死亡し、もう1人の「松田宏也だけが『生』への執念を燃やし、死体と見間違えるほど体を腐らせ、遭難から十八日目に自力で下山、生還した。」

到底、自分にはこれほど強い「生」への執念も体力もない。けれども、「不様でも助かりたい」という気持ちがなければ、山に入るべきではないのかもしれないと思った。

死の危険性について言えばミニャ・コンガとは比較にならないのだろうが、彼は利尻岳の遭難後にアイゼンとピッケルを再びしまい込んだにも関わらず、1990年からはカムチャッカでの冒険を再開している。そして、 1996年に著者が仲間の遺体収容のためミニャ・コンガへ再び旅立つ前、「もし死んだら、どんな葬式をしたいのか話しておいて……」という妻の言葉に、「ちょっと考え込んでから」彼は「正直に答え」た。必ず生きて帰ってくるとは言わずに。利尻岳での彼の考えから大きく変化している。彼が自分の望む葬式について詳しく話した理由が、

人々がぼくのことをいつまでも思ってくれるような生き方をしたい。(中略)そうすれば、ぼくの死後、魂はいつまでも寿命を保ち輝いていることだろう。

と考えたからなのだとしたら、どこか間違っているように思う。さらに、彼がミニャ・コンガで死ななかった理由が、「遺体を収容し、墓を作るために生かされていたのだ」という結論にも納得がいかない。彼自身が納得できる理由を探していたように思ってしまった。むしろ、終章の直前に書かれた

生きていることは、ただそれだけで幸せなのだ。

という言葉の方に真実があるように思う。

今年の春、身内に不幸があった際に、残された親から通夜の席で同じような言葉をかけられた。家族や友人にとって、生きていることが何より大事なのは間違いない。魂よりも暖かい体に触れることが出来る方がいいに決まっている。魂の存在は、慰めにしか聞こえない。

著者の阿部幹雄さんは、先日開かれた雪崩講演会の終わりにこの冬南極へ行くことを話していた。彼は冒険を続けているようだが、結局、本人と周りの人間がどのように納得するかが問題なのだろう。

生と死のミニャ・コンガBook生と死のミニャ・コンガ

著者:阿部 幹雄
販売元:山と溪谷社
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登山に関わる全編に渡って、ヒューマンファクターの大きさを感じさせる。事故を生き残った著者だからこそ、強調して語ることが出来るのだと思う。
ミニヤコンカ奇跡の生還 (yama‐kei classics)Bookミニヤコンカ奇跡の生還 (yama‐kei classics)

著者:徳丸 壮也,松田 宏也
販売元:山と溪谷社
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阿部幹雄さんによると、壮絶らしい。読むのが怖いが読んでみたい気もする。

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the smell of war

知り合いに誘われたので、アレン・ネルソン講演会 in 北大に行って来た。

行くかどうかギリギリまで迷って、慌てて夕食を食べて出かけたので、開演から10分過ぎて会場に到着した。すでに受付に人はなく、置いてあった資料を手に取って後ろの入り口から中へ入った。会場は予想に反してほぼ満員。係の人に空いている席へ案内してもらって、途中から講演を聴き始めた。そのときは、ちょうど日本ではアメリカの占領が続いているという話をしていた。「日本の政権はアメリカの傀儡政権だから、日本の選挙で投票するよりもホワイトハウスに行け」というのは、妙に納得してしまった。

軍隊に入るのは貧困層の若者だということを、自身の入隊に触れて語っていた。マイケル・ムーアが「華氏911」で議員たちに子どもを入隊させるように呼びかけていたのを思い出した。講演では日本の自衛隊についても言及していた。自衛隊幹部には金持ちの息子はいるかもしれないけれど、戦争を指揮する人間は、大抵一番安全なところにいるもんだ。今でこそ愛知県など局所的に求人が多いけれど、ちょっと前まで地方では、高卒では職がなくて自衛隊くらいしか入るところがなかったと聞く。そこへさらに大卒まで殺到するひどい状況だったらしい。ワーキングプアより自衛隊という時代が近づいているかもしれない。

入隊してからアメリカで銃の使い方などを教わったネルソンさんは、オキナワに行ってから銃で人を殺す方法を教わったそうだ。アメリカでの的はbulls eyeという取り除けのような目玉模様。それがオキナワに行ってからは、人型に変わった。そして、狙うのは一番弾の外れにくい腹部。当たれば即死出来ずにもがき苦しみゆっくりと死ぬ。peace keeperが教わるのは人殺し。

オキナワではタクシーに無賃乗車してドライバーをボコボコにしたりしたそうな。本人は知らないけど、娼婦をボコボコにしたり、レイプもたくさんあったらしい。もともと性犯罪は泣き寝入りが多い中で、まして日米地位協定で守られているアメリカ兵相手なら、ますます被害は表に出て来ないだろう。そんな楽しいオキナワでの訓練を終えて、興奮してベトナムへ乗り込んだそうだ。

いい戦争映画はあるけれど、あれは本当の戦争ではないと言う。匂いがないそうだ。アメリカ軍の攻撃から逃れてジャングルで死んだベトナムの村人を探すには2つの方法があって、1つ目は死体に集る蝿の羽音。2つ目は死体の匂い。この匂いが戦争の匂いだと語っていた。児童虐待や行政による違法な生活保護申請の却下などで、最近では日本でも戦争の匂いが体験出来るようになって来たかもしれない。

そんな戦闘マシーンと化していたネルソンさんを変えた事件は、彼の著書のタイトルになっているようだ。日本でも鬼畜英米だったように、軍隊では敵は人間ではないので殺していいと教えられる。ベトナム人の村の防空壕へ逃げ込むと、そこに産気づいた妊婦がいたそうだ。息んだ彼女の足の間に両手を差し出すと、生まれたばかりの赤ん坊が手の中に。それがベトナム人も人間だと感じた瞬間で、防空壕から出た自分はそれまでと変わっていたとネルソンさんは語る。そんな話の後、トヨタの奥田やキヤノンの御手洗は、日本人を人間だと思っているのかどうかと考える。

ネルソンさんは沖縄米兵少女暴行事件の翌年に沖縄を訪れ、日本国憲法の第九条を紹介されて驚いたそうだ。日本人が戦争を知らないのは第九条のおかげだと語る。ただ、この点については、売国改憲派から批判があるだろう。「日米同盟」があるから中国やソ連は日本を侵略出来なかったとか。そういう側面があったのは事実だと思う。けれども、九条がなかったら、現在もアメリカの占領下にある日本の兵力は、アメリカ軍と一緒に戦争を求めて出て行くのは容易に想像がつく。さて、ネルソンさんが主張するように、アメリカ軍を日本から追い出したらどうなるだろうか。日本が独立を果たすことは可能か。

感想みたいなものはこんなものでいいだろうか。ICレコーダーは電池切れで、英語を聞くのに忙しくてメモも取らなかったので、かなり適当。半分まで書いてから、ちゃんとメモを取ってる人のブログを見つけたので、詳しくはそっちを読むと良さそうだ。なんと、講演の前に演奏があったらしく、聞き逃したのが残念だ。とはいえ、数ヶ月ぶりに生の英語を聞いた割には意外と聞き取れた。ネルソンさんはゆっくり分かりやすく話すので助かった。

ネルソンさんの質問までは予定通り終わったのに、その後が長かった。参加費無料なのに謝礼を募金でいきなり集めたり、プログラムにない報告やスピーチがあったりと、せっかくすばらしい講演を聞いてもしらけてしまう。気持ちは分かるけど、学生だって講義が延びるの嫌なんだから時間厳守は基本。でも、学生部ががんばっているのを知って申し訳ない気がした。

戦場で心が壊れて―元海兵隊員の証言Book戦場で心が壊れて―元海兵隊員の証言

著者:アレン ネルソン
販売元:新日本出版社
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07/12/2 札幌国際

またS木くんに頼んで、札幌国際へ連れて行ってもらった。今度はN田くんも一緒に。

定山渓の交差点からは、先日からの降雪で道路は圧雪状態だった。本格的になった冬道をスキー場へ向けて進んで行くと、スキー場の数百メートル前から渋滞にはまった。前日も来ているS木くんによると、S.A.H.の講習が行われているとかで、全道から基礎スキーヤーが集まって来ているらしい。おかげで、ゴンドラが動く前にも関わらず、駐車場にもかなり車が停まっていた。

先に来ていたH多さん、Y口さんといつもの場所で合流し、いつも通りの時間に滑り始めた。リフト券はもう通常料金になってしまった。赤いSAJと水色のS.A.H.のウェアで溢れる乗り場からゴンドラで登って山頂へ着くと、10 cmくらいのパウダースノーが待っていた。処女滑走?には不向きのコンディションだけど、これしか持って来てないのでオールラウンドの性能を確かめてみた。

圧雪が全然効いていないので、どのコースも新雪でボコボコだった。スウィング以外は全コース滑走可能で、ダウンヒルの1壁で不整地大回りをしてみた。板が重いせいか勢いでガンガン攻めれたけど、さすがに壁の終わり付近で深雪に内足を取られて激しく転倒。背中から雪に突っ込んで転がってスキーも片方外れた。どうやらこのとき軽いむち打ちになったみたいで、次の朝起きたら首が痛かった。それでもこのときは全く体が痛くなかった。やっぱりパウダーは気持ちいい。1度激しく転んでしまえば、もう恐怖心もなくなった。

深雪のせいか、エコー左脇にコブはない。その代わり、コース脇には脛くらいのパウダー。S木くんに遠慮しないでセスを持って来たらよかったと後悔した。1日中雪が降り続いていて、ファミリーより上のゲレンデには常にさらさらの新雪が供給されていた。いつも通りの時間で昼食をとった後、ダウンヒル2本目はすでにガリガリしてた。ファミリーは地面が出て来ている。エコー左脇の一番下に少しだけコブのラインがあって、H多さんはコブ板に交換して楽しんでいた。上からラインを繋げようと後ろを滑ったけれど、人数が少ないしボーダーがあっさり破壊して行くので無理だった。

いつも通りの午後の休憩をとってから、この日の最後の1本を滑るとき、講習スキーヤーがエコーにぞろぞろ集まっていた。その横のコブを滑り降りて行くと、直前を滑っていたS木くんの板が外れて落ちていたので、止まって拾おうと思った。そのとき後ろからもの凄い勢いで迫ってくる気配を感じて、慌てて滑り降りながら板をすれ違いざま拾い上げて、ラインから外に出た。その瞬間自分の背後をダッダッダッダッっというすごい音を立てながら影が横切った。モーグルではないのに、恐ろしい速さで降りて行った。上で見下ろしてる講習スキーヤーの間から大きな笑い声が聞こえる。その後も何人かが同じように滑り降りて来た。基礎の滑りで自分にはよく分からないけど別の意味ですごい。H多さんたちの話によると、最初に滑った「イカ次男」を含む北海道の有望株と先シーズンの技術選で優勝した井上啓介だったそうな。

この日はずっと雪が降り続けていたのビデオ撮影出来ず、デジカメも持って行かなかったので写真も撮れなかった。H多さんのNo. 00004の食事券くらいビデオカメラで撮っておけばよかったかも。

板のせいか雪のせいか運動不足のせいかすべてが原因なのか、とにかく太ももがやられた。駐車場のS木くんの車のところで滑走面を見ると、明らかな傷がついている。コブの溝に出ていた石は避けて滑ったはずなのに、隠れていたヤツにやられたのかファミリーでやられたのか、S木くんにはリペアキャンドルで直した方がいいと言われた。

今回N田くんと一緒だったのに、パークがないし基礎板だしで、それっぽい絡みが全くなかった。とりあえず、mixiコミュニティの管理業務ご苦労様。早く飛びたいね。S木くんはいつも車での送迎ありがとう。

そういえば、スラ板が再出品で3,000円になっていたのはちょっと驚いた。S木くんの対バックカントリーの秘密兵器の話も驚いた。早く山の計画を立てなくては。

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半落ち(半額型落ち)

朝イチで石井スポーツに行って、値札を見て速攻パドルクラブへ向かった。型落ちなのに、なぜに2万円も高い?

で、11時にパドルへ着いて、値札を見てホッとする。ただ、型落ちで使えそうな板はRossignolとAtomicだけ。センタースキー部のおかげで何度かAtomicに試乗して、乗り心地は気に入っていた。他の客がAtomicの板の前にいたので、その横でウロウロしていると、店員に声をかけられた。

店員のKさんがせっかく板の紹介とかしてくれるようなので、基礎板を探してることを伝えた。飛び板しか持ってないと言うと、何で今さら基礎?という反応。「当店のオススメ」があるそうなので、隣の着いて行ってみると、今期のK2 Crossfireだった。オールラウンドはいいんだけど、センタースキー部ではK2の評判は良くない。もともとバカ高い板でそもそもニューモデルなので予算面で論外。あっさりお断りした。もしやパドルの接客マニュアル?

半額になっているAtomicの型落ちを考えていたことを伝え、そっちへ移動してから簡単な説明を聞いてから予定通りに決めた。ビンディングの取り付けは混んでいて1週間待ちのところ、明日滑りに行きたいからと無理を聞いてもらい、すぐに作業してもらえた。ありがたい。

取り付けが終わるのを待っている間、Kさんと話していると、Kさんはノルディカのチームに所属していて、去年辺りから飛びをやっているということだった。札幌国際のインストラクターなので、見かけることもあるかもしれない。ブーツが赤で、板が青か緑になるということだった。きっとこれなんだろう。イベントで着るためにスパイダーマンの衣装まで買ったそうで、あちこちの大会にも出没するとか。

Kさんにはパドルクラブ限定販売のゴーグルやアンダーウェア、ニットなどをすすめられたけど、丁重にお断りした。ビンディングの話を聞いたけど、最近のフリーライド用ビンディングはヒールピースが強化されているそうだ。Kさんはメーカー縛りでJesterを使ってみたいと言っていた。確かにゴツくて重そう。飛びやる以上は、ブレーキは消耗品かな。取り付けに時間がかかったのは、ビス不良らしい。スタッフ同士の会話を盗み聞きしたときに「間違って隣の……」というフレーズが聞こえたことは忘れることにする。

そういえば、ベクターグライドの板にデュークを取り付けている人がいた。格差社会?

明日は札幌国際でN田くんと一緒にセンタースキー部の練習に参加。Kさんもいるかもしれない。Y口さんはS木くんのスラ板買ったらしいから、4,980円に後悔することもない。明日も天気が良ければ撮影だ。というわけで、誘惑に負けてシンポジウムはやめた。すまん。

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