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08/1/26 チセヌプリ-ニトヌプリ

Oがスキー封印中でY口さんも不在。H多さんもまだ不整地非対応の体なので、S木くんがまだ行ったことのなかったチセヌプリとニトヌプリを滑って来た。

先週、5:30に出発すると早過ぎたので、今日は6:00に出発の予定だった。朝起きてみると、新雪と除雪車が置いて行った重たい雪がどっさりと積もっていた。先週に引き続き、またもや雪かきから始まった。天気も悪そうなので、予定を変更して車チェンジになる。

今日も羊蹄山のあたりは降雪なし。ところが、ニセコはちゃんと雪が積もっている。雪には困らないけれど、チセヌプリはガスっていて見えない。これは面白くなさそうだ。駐車場には、登る準備をしている人は見当たらなかった。さすがに、この天気で登る人はいないのだろうかと思った。リフトを降りても先行者はいなかったので、ラッセルすることになってしまった。こんなこともあろうかと、前日にベンチレーションのファスナーにひもをくっ付けたので、さっそく使ってみた。

ちょっと登ると、左手から声が聞こえて来た。段々と近づいて来て人影が見えるようになる。二人は自衛隊の人のようだった。あいさつをしてから、二人は雪庇に沿って移動して西の方へ姿を消して行った。

積雪は深くても膝程度なので、交代しながらゆっくり登って行った。視界が悪いのでブッシュを目印にピークへ向けて登っていたが、そろそろブッシュもなくなるところまで登って、そこから滑り降りることにした。振り返ると、いつの間にか後続が追い付いて来ていた。4人のパーティーからはラッセルのお礼を言われたけど、「ほとんど直登だね」と言われたのは何かマズかったからなんだろうか。

雪ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ 目を凝らすと後続が。

弱層テストの結果があまりよくないので、登った尾根状の斜面を滑り降りた。視界が悪いので、短いピッチで1本滑っているうちに、ピークまで行って来たらしい先ほどの4人パーティーが、歓声を上げながら滑り降りて来た。自分たちはというと、新雪の下に凹凸のよく分からない硬いバーンに底付きするので、今イチ楽しくなかった。適当なところからトラバースしてニトヌプリに向かう。パノラマラインを歩いてニトヌプリに到着してから休憩をとった。

休憩しているとき、時折陽射しが出ると体が温まる。雪の勢いはおさまったものの、気温は低い。体が冷える前に登り始めた。すると、太陽の方向の雲の隙間に青空が現れた。視界が少しでも良くなると、気持ちが軽くなる。

チセが見えなくても

太陽の恵み

ルートが悪いのか、吹きだまった膝上の新雪をラッセルして登る。登ると風も強くなって、ますます視界が悪くなる。先週と同じところから降りなかったので、ニトの上は目印になるものがないためか、変なところに出てしまった。風が強くて戻るのが嫌なので、緩い斜面を下ってから、狙いの斜面までトラバースした。その頃は少し視界が回復したので、問題なく移動出来た。

ニート的チラリズム

あと少し

頭隠して尻隠さず チセも少し見えて来た。

吹雪に耐えて登った甲斐があった。今日のニトヌプリも雪質はバッチリ。チセの1本がどうでもよくなるほどの楽しいパウダーだった。ニトに登ってくる人は誰もいない貸し切り状態だったけれど、時間も遅くなって天候も悪化するように見えたので、そのまま下山することにした。ラッセルが続くのを恐れていたけど、チセからのトレースがあったので、それを借りて雪秩父まで降りた。やっぱりニセコだ。

チセのビデオは真っ白けっけでよく見失った。一方、ニトを滑る時は束の間の青空がのぞいていたので、滑るのも撮る方も快適だった。S木くんは追っかけビデオも撮ってくれた。

滑り終えた後は、当然、雪秩父で温泉に入った。その後ニセコで飯を食ってから札幌への家路についた。パウダーばっかリ滑ってると、テクニカル選手権がどうでもよくなってくる危険な兆候が……。

家に帰ってからトラックログを見ると、ニトでの迷走を思い知った。天気のいい時に、ニトの地形をちゃんと把握しなくては。

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コメント

追っかけビデオ、なかなかいい感じに撮れてるね。
やっぱり迷走したんだ…今度トラックログ見せて。

投稿: O | 2008年1月27日 (日) 13時14分

あんなに木が生えているところをカメラのファインダーを見ながら追っかけるS木くんがすごいと思う。あと、後ろからだと、滑りのショボさが分からないね。

トラックログはメールで送った通りだよ。

ちなみに、後続の4人パーティーはここのゴリポンさんたちらしいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/goripon05/e/08e24f06d9cce3651601e859024ef44f

投稿: H本 | 2008年1月27日 (日) 17時23分

トラックログがすぐわかるのっていいね。地形判読のドリルになる。

ゴリポンさんって、CLUB Limitsの?
前に、手稲の雪崩講習会で一緒だったと思う。
それっきりだったけど、Limitsのメンバーには他に
はんたさんとかウッキーさんとか楽しいメンバーがいたはず。

投稿: O | 2008年1月31日 (木) 13時04分

そう!ドリルというか、正解を知ることが出来なければ、上達するのにも時間がかかるから、トラックログは地図読みの練習に間違いなく効果的。GPSを使いこなせれば、気象条件の急激な変化で視界不良になった場合でも、無事に帰ってくるのに役立つし。

CLUB Limitsってここだね?
http://homepage2.nifty.com/rainbow~/
まさか、Oの知ってる人だとは思わなかった。実体のないクラブか……。無意根呑んべの会(ビバノン)とかセンタースキー部も、同じようなものなのかな?

投稿: H本 | 2008年1月31日 (木) 13時44分

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