08/2/24 中山峠
タイトルの通りハイシーズン初めて?の中山峠スキー場へ行って来たわけだけれど、ここまでたどり着くまでが長かった。
内陸は風が比較的弱そうだったので、羊蹄山京極コースか喜茂別コースに行く予定だった。前日、羊蹄山麓に大雪警報が出ていたようだったので、S木くんに家まで来てもらい、車チェンジすることになっていた。けれども、まず玄関から出てみて驚いた。なんと、家の前には4、50 cmの吹き溜まりが出て来ていて、とても車を出せそうになかった。
仕方なく慌てて雪かきしているところへS木くんから電話があった。家の前まで来れないらしい。というのは、ちょうどショベルカーが家の前の道路を除雪していて、路地の入り口にトラックが停まっていたからだ。S木くんにはすぐ近くのセイコーマートで買い出しをしていてもらい、急いで吹き溜まりを片付けた。といっても、車が出れるようにしただけ。
車が出れるようになった頃、道路の除雪も終わり、S木くんが家の前まで来てくれた。すぐに車チェンジして、羊蹄山へ向けて6時に出発した。市内の道路はまあ普通に走れた。喜茂別までは順調だったけれど、国道276号線を横切って道々97号線に入ろうと思ったら、柵が立ててあって作業の車が停まっている。通行止めだった。
そこで、京極から登山口へ向かおうと、国道276号線を通って京極市街地を通り、道々97号線に入った。ところが、橋を渡ってすぐに通行止めの看板が立っている。看板の前に停まっていたX-Trailに着いて行って、セイコーマートでちょっと時間をつぶした。彼らは山っぽい格好をしていた。おそらく羊蹄山に登ろうと思っていたのだろう。
セイコーマートを出発して、もう一度看板の立っていたところまで行ってみたけれど、やっぱり通行止めのまま。作業員に訊いてみると、昼までは除雪作業は終わらないそうだ。待っていてもしょうがないので、地図はないけど墓地の沢コースへ行くべく、真狩を目指して国道を走った。
ルスツを通り過ぎるときは、激しい横風に車が左右に揺さぶられた。予報通りなのか、こっちの方が風が強いようだった。交差点を曲がって道々66号線に入ってしばらくすると、道路の真ん中に除雪の車両が横になって通せんぼしていた。なんと、通行止めで真狩へ行くことが出来ない。墓地の沢も消えた。
三度目の正直とばかりに、もう一度京極を目指して国道を戻った。すると、途中で道々97号線へ向かう道路が通れるようになっていた。そこから入って進んで行くと、吹き溜まりで一車線がほとんど雪に埋まっていた。路吹雪がひどくて危うく吹き溜まりに突っ込むところだった。そのまま進むと97号線までたどり着いたものの、除雪の途中なのが明らかで、無理に走ると邪魔になりそうだった。仕方がないので、国道との間の道路を通って京極へ行った。
京極には相変わらず通行止めの看板が立っている。羊蹄山は諦めて、道々478号線を通ってニセコに行くことにした。この道路は倶知安まで快適に走れた。いったん国道5号線に出てから道々631号線でヒラフまで向かう。ダメもとでゴンドラ乗り場まで上がってみたけれど、リフトすら動いていなかった。さっさとヒラフから引き上げて、チセヌプリへ向かった。
ところが、なんと東山に行く手前で通行止めになっていた。チセヌプリにもニトヌプリにも行くことが出来ない。もう滑るのは諦めて、真狩で豆腐を買って帰ることにした。それから5号線に戻って真狩へ向けて車を走らせ、ニセコの道の駅で休憩をとった。そこで、さらに衝撃に襲われた。なんと、真狩への道路がまたもや通行止め。今や真狩は陸の孤島と化した?
またまた仕方がないので、とりあえず倶知安まで戻る。5号線で小樽回りで帰ろうかとも思ったけれど、S木くんは滑りたいみたいなので、中山峠で滑って行くことに決めて、京極、喜茂別を通り、中山峠まで戻った。途中、喜茂別でガソリンを給油した。むだにガスを食ってしまった。
そして、ようやく中山峠に着くと、幸いリフトが動いている。とりあえず、ホッとして二人で行動食を口にした。もう12時近くになっていた。腹ごしらえをして滑る支度をしてからチケットを買いに行った。回数券は11回で2,500円なので2,800円の4時間券にした。
リフトに乗ると、ペラペラの山装備の上に風があるのでなまら寒い。滑ると向かい風でさらに寒い。整地は予想通りスピードが出ない。パークもいまいち。キッカーで飛んでグラブしようと思ったら、板が外れているのに気付くというアホなこともあった。アプローチでスピードが足りなくてテーブル落ちしたときには、ビンディングが開放して吹っ飛んだりもした。ディアミールのエクスプローラでパークは止めた方がいいかも。
林間コースはちょっとパウダーを楽しめた。ほんの数ターンだけれど、そこそこの滑りが出来た。とはいえ、とにかく寒くてしょうがないので、10本も滑らないで休憩した。
休憩して身体が温まったのに、外に出るとすぐに身体が冷える。もうやってられないので、コブを作って身体を中から暖めることにした。「新しいコブを作る会」を結成し、リフト脇のモサを二人でファットスキーでショートターンし続ける。オーバーに加重して無理矢理溝を作る。1本滑っても、リフトに乗っている間に、風でほとんど埋まってしまう。何本か繰り返してようやくそれっぽくなってきたけれど、手伝ってくれるスキーヤーがいないどころか、ボーダーやスクーター?がコブを破壊して行く。なんて虚しいんだ。
途中に休憩を挟んで、コブ証拠ビデオを撮影することにした。この頃になると、風も大分弱くなって、コブが残るようになっていた。けれども、すでにいいだけ滑っているので、バテてしまっていてちゃんと滑れない。リフトしたで転んで恥ずかしかったけれど、撮ってもらったときは気合いで完走した。コブマラソンに備えた特訓にはなっただろう。結局、チケット終わりまで滑り倒した。
中山峠が寒かったので、帰りに小金湯温泉のまつの湯に寄った。駐車場が混んでいた割に、中は空いていた。家の側のパスタの店で夕食を食べようと思ったけれど、場所がよく分からなかったので、いったん家に帰って調べて、S木カーに車チェンジしてから向かった。ところが、行こうとしていた店は休みで、仕方なくすぐ近くのSOUP CURRY KINGへ。初めてだったけれど、まあまあの味だった。S木くんは予想以上に辛かったみたいで、結構やられていた。
半日近く移動して、まともに滑ったのは昼過ぎから。旭岳に行ったわけでもないのに。近場と思って羊蹄山にした意味がなかった。今日の羊蹄山は、ひたすら自分たちを拒み続け、近寄ることすら出来なかった。このおかげで、雪崩事故に遭わずに済んだと思って納得するか。
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