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2008年2月

POPFileでMailを学習させてみる

Tigerの頃から迷惑メールフィルタにはPOPFileを使って来た。Mailのフィルタは思ったほど機能してくれなかったから。POPFileはいったん学習してしまうと、ほぼ100 %(現在99.26 %)の精度で分類してくれる。POPFileでX-Text-Classification ヘッダーをspamにして、Mailのフィルタを学習させてしばらく経つと、相性よくフィルタリングしてくれていた。

ところが、Leopardにしたとたん、Mailのフィルタがバカになって、POPFileのX-Text-Classification ヘッダーも無視して、迷惑メールフォルダに好き勝手にメッセージを放り込み始めた。最初は迷惑メールフォルダに入れられたことすら気付かなかったので、危うく削除されかかっていたメッセージもあった。それから少しの間は自分でシコシコMailに学習させていたけれど、なかなか思うように学んでくれない。

労力もバカバカしいので、Mailのフィルタには頼らないことにした。けれども、せっかくMailに備わっている迷惑メールフィルタから学習の権利を奪うのもかわいそうなので、POPFileの学習した成果を時間をかけて教えられないかと考えた。

まず、MailにはPOPFileのX-Text-Classification ヘッダーに忠実に従うように言いつける。この学習は天下り的だ。Mailの環境設定の「迷惑メール」タブで図のように設定する。

Mailspampopfile1

次に「詳細...」をクリックする。現れたパネルでさらに図のように設定する。ヘッダーの登録は以前にしてあったので、ここは見ないでスルー。「カラー設定」はおそらくWEBセーフのCC9966でいいと思う。

Mailspampopfile2

で、最後が肝心のAppleScript。迷惑メールにする「動作」が用意されていないので、AppleScriptからすることになる。/Library/Scripts/Mail Scripts/Rule Actions/にある「Sample Rule Action Script.scpt」というサンプルスクリプトとMailの用語説明を開いて、それらを参考にAppleScriptの文法を思い出しながらちゃかちゃか試してみる。最後に、サンプルスクリプトにあるルール用のハンドルを指定して、適当な場所に保存した。スクリプトはこんな感じ。

using terms from application "Mail"
 on perform mail action with messages theMessages for rule theRule
  tell application "Mail"
   repeat with eachMessage in theMessages
    set junk mail status of eachMessage to true
   end repeat
  end tell
 end perform mail action with messages
end using terms from

保存したスクリプトのファイルをさっきのパネルで指定すれば、あとは迷惑メールが来てくれるのを待つだけだ。今のところは動作は順調。これでちゃんとMailが学習してくれれば言うことないけど、悪さをしないならそれだけでも十分。

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ニセコなだれ情報の有料化?!

ニセコなだれ情報に関するアンケート(英語はこっち)が行われている。そのアンケートの最後の質問に驚いた。

今後雪崩情報が継続するために有料化されたとしても必要だと思いますか?

選択肢には「金額による」という項目がある。安全も金で買うこの時代、ニセコ雪崩調査所も財政難なのか知らないが、ニセコローカルルール体勢も変わりつつあるようだ。もともとスキー場でコース外滑走を観光に利用するために、責任回避原理主義の行政を納得させる口実として整備されたもののようなので、結局はユーザーとクライアントとの利害関係と市場原理に委ねられるのだろう。ビバ!ニセコ新自由主義。

といっても、ニセコなだれ情報は、基本的にはゲレンデからゲートを通って外に出る人に必要なものだろう。自分で登って滑るなら、もともとそんな情報はない。過去の情報を参考にすることはあったかもしれないけれど、情報がなくなったところで、他の山と同じように、自分で状況判断するだけだ。こうなると、勝手にしてくれと思いたくなる。

すでにアンヌプリのコース外は、万札溢れる財布を持ったオージーが押し寄せたおかげで、昔のようなパウダースノーは失われてしまった。ピークから樹林付近まで続く滑り荒らされたギタギタの斜面なんか、滑りたいとも思わない。けれども、ゲートを通る客がいい雪を求めて競争率が高くなれば、その分、現場での冷静な判断も行われなくなる。その上、判断のために利用されていた(?)なだれ情報まで、金を払った者しか入手出来なくなったとしたら、情報を買わずに事故に遭ったときは買わなかったことを責められるのだろうか。行政はサミットなんかで浮かれていないで、早くなんとかしろ!

ちなみに、英語だとこうだった。

Should this information become a paid-service, would you still think it is necessary?

英語が苦手な自分には、このニュアンスの微妙な違いは分からない。それにしても、右翼の街宣車をニセコで見かけないのが不思議だ。偽小右翼。

【追記2/29】
ひさびさにまともなトラックバックがHokkai Yowlsの?(ハンドルネームが分からなかった)さんから付いた。同じく有料化に反応していた。

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新谷暁生氏からの緊急メッセージ

フリーペーパーReraに掲載された「北海道のなだれ事故」がRera WEB公開されている。詳しいことはまたにして、とりあえず、従来の雪崩講習とは違う視点がとても新鮮なので、雪山に入るなら読んでみることを薦める。

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08/2/24 中山峠

タイトルの通りハイシーズン初めて?の中山峠スキー場へ行って来たわけだけれど、ここまでたどり着くまでが長かった。

内陸は風が比較的弱そうだったので、羊蹄山京極コースか喜茂別コースに行く予定だった。前日、羊蹄山麓に大雪警報が出ていたようだったので、S木くんに家まで来てもらい、車チェンジすることになっていた。けれども、まず玄関から出てみて驚いた。なんと、家の前には4、50 cmの吹き溜まりが出て来ていて、とても車を出せそうになかった。

吹き溜まり

仕方なく慌てて雪かきしているところへS木くんから電話があった。家の前まで来れないらしい。というのは、ちょうどショベルカーが家の前の道路を除雪していて、路地の入り口にトラックが停まっていたからだ。S木くんにはすぐ近くのセイコーマートで買い出しをしていてもらい、急いで吹き溜まりを片付けた。といっても、車が出れるようにしただけ。

車が出れるようになった頃、道路の除雪も終わり、S木くんが家の前まで来てくれた。すぐに車チェンジして、羊蹄山へ向けて6時に出発した。市内の道路はまあ普通に走れた。喜茂別までは順調だったけれど、国道276号線を横切って道々97号線に入ろうと思ったら、柵が立ててあって作業の車が停まっている。通行止めだった。

そこで、京極から登山口へ向かおうと、国道276号線を通って京極市街地を通り、道々97号線に入った。ところが、橋を渡ってすぐに通行止めの看板が立っている。看板の前に停まっていたX-Trailに着いて行って、セイコーマートでちょっと時間をつぶした。彼らは山っぽい格好をしていた。おそらく羊蹄山に登ろうと思っていたのだろう。

セイコーマートを出発して、もう一度看板の立っていたところまで行ってみたけれど、やっぱり通行止めのまま。作業員に訊いてみると、昼までは除雪作業は終わらないそうだ。待っていてもしょうがないので、地図はないけど墓地の沢コースへ行くべく、真狩を目指して国道を走った。

ルスツを通り過ぎるときは、激しい横風に車が左右に揺さぶられた。予報通りなのか、こっちの方が風が強いようだった。交差点を曲がって道々66号線に入ってしばらくすると、道路の真ん中に除雪の車両が横になって通せんぼしていた。なんと、通行止めで真狩へ行くことが出来ない。墓地の沢も消えた。

三度目の正直とばかりに、もう一度京極を目指して国道を戻った。すると、途中で道々97号線へ向かう道路が通れるようになっていた。そこから入って進んで行くと、吹き溜まりで一車線がほとんど雪に埋まっていた。路吹雪がひどくて危うく吹き溜まりに突っ込むところだった。そのまま進むと97号線までたどり着いたものの、除雪の途中なのが明らかで、無理に走ると邪魔になりそうだった。仕方がないので、国道との間の道路を通って京極へ行った。

京極には相変わらず通行止めの看板が立っている。羊蹄山は諦めて、道々478号線を通ってニセコに行くことにした。この道路は倶知安まで快適に走れた。いったん国道5号線に出てから道々631号線でヒラフまで向かう。ダメもとでゴンドラ乗り場まで上がってみたけれど、リフトすら動いていなかった。さっさとヒラフから引き上げて、チセヌプリへ向かった。

ところが、なんと東山に行く手前で通行止めになっていた。チセヌプリにもニトヌプリにも行くことが出来ない。もう滑るのは諦めて、真狩で豆腐を買って帰ることにした。それから5号線に戻って真狩へ向けて車を走らせ、ニセコの道の駅で休憩をとった。そこで、さらに衝撃に襲われた。なんと、真狩への道路がまたもや通行止め。今や真狩は陸の孤島と化した?

またまた仕方がないので、とりあえず倶知安まで戻る。5号線で小樽回りで帰ろうかとも思ったけれど、S木くんは滑りたいみたいなので、中山峠で滑って行くことに決めて、京極、喜茂別を通り、中山峠まで戻った。途中、喜茂別でガソリンを給油した。むだにガスを食ってしまった。

そして、ようやく中山峠に着くと、幸いリフトが動いている。とりあえず、ホッとして二人で行動食を口にした。もう12時近くになっていた。腹ごしらえをして滑る支度をしてからチケットを買いに行った。回数券は11回で2,500円なので2,800円の4時間券にした。

リフトに乗ると、ペラペラの山装備の上に風があるのでなまら寒い。滑ると向かい風でさらに寒い。整地は予想通りスピードが出ない。パークもいまいち。キッカーで飛んでグラブしようと思ったら、板が外れているのに気付くというアホなこともあった。アプローチでスピードが足りなくてテーブル落ちしたときには、ビンディングが開放して吹っ飛んだりもした。ディアミールのエクスプローラでパークは止めた方がいいかも。

林間コースはちょっとパウダーを楽しめた。ほんの数ターンだけれど、そこそこの滑りが出来た。とはいえ、とにかく寒くてしょうがないので、10本も滑らないで休憩した。

休憩して身体が温まったのに、外に出るとすぐに身体が冷える。もうやってられないので、コブを作って身体を中から暖めることにした。「新しいコブを作る会」を結成し、リフト脇のモサを二人でファットスキーでショートターンし続ける。オーバーに加重して無理矢理溝を作る。1本滑っても、リフトに乗っている間に、風でほとんど埋まってしまう。何本か繰り返してようやくそれっぽくなってきたけれど、手伝ってくれるスキーヤーがいないどころか、ボーダーやスクーター?がコブを破壊して行く。なんて虚しいんだ。

途中に休憩を挟んで、コブ証拠ビデオを撮影することにした。この頃になると、風も大分弱くなって、コブが残るようになっていた。けれども、すでにいいだけ滑っているので、バテてしまっていてちゃんと滑れない。リフトしたで転んで恥ずかしかったけれど、撮ってもらったときは気合いで完走した。コブマラソンに備えた特訓にはなっただろう。結局、チケット終わりまで滑り倒した。

中山峠が寒かったので、帰りに小金湯温泉のまつの湯に寄った。駐車場が混んでいた割に、中は空いていた。家の側のパスタの店で夕食を食べようと思ったけれど、場所がよく分からなかったので、いったん家に帰って調べて、S木カーに車チェンジしてから向かった。ところが、行こうとしていた店は休みで、仕方なくすぐ近くのSOUP CURRY KINGへ。初めてだったけれど、まあまあの味だった。S木くんは予想以上に辛かったみたいで、結構やられていた。

半日近く移動して、まともに滑ったのは昼過ぎから。旭岳に行ったわけでもないのに。近場と思って羊蹄山にした意味がなかった。今日の羊蹄山は、ひたすら自分たちを拒み続け、近寄ることすら出来なかった。このおかげで、雪崩事故に遭わずに済んだと思って納得するか。

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ストーブ壊れた

まだ気温は高目だけど室温が低い。寒気が来る前に直ってくれ〜。

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バックル破損

ブーツのバックルがすぐに外れるから変だと思ったら、バネが壊れていた。

バックル破損

滑走に致命的な問題ではないのでそれほど焦らなかったけれど、直すとどれくらいかかるんだろうか。ケチらずに保険に入っておけばよかったのかな。3年目だから関係ないか。トータルで100日以上使っているので、そろそろ寿命だったのだろうか。とりあえず、これ以上壊れないように大事に使おう。

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ヘッドが汚れています

VL-MR1 PROが壊れてからメインで使っているビデオカメラのDCR-PC55が、最近不調。録画しようとすると、「ヘッドが汚れています クリーニングカセットを使ってください」というメッセージが出るようになった。ルスツの後は、録画の不調ばかりか、再生時にも横縞が入るようになった。

再生がおかしくなると取り込みもキャプチャーも出来ない。仕方なくSONYのデジタルビデオヘッドクリーナーDVM-12CLDを買って来て試してみた。ところが、クリーニングカセットを10秒間再生した後、撮影済みのカセットに入れ替えて再生しても、横縞がなくならない。使用上限の5回も繰り返したのに、さっぱりよくならない。

そこで、改めて「ご使用方法」を読んでみた。

③クリーニングカセットを巻き戻さずに取り出し、ビデオカセットで録画・再生して画像をチェックする。

どうやら、録画するのを忘れていたようだ。さっそく10秒ほど録画してから再生すると、ようやく再生時に現れていた横縞が消えてくれた。これでようやく取り込みが再開出来る。とはいえ、ビデオが取り込めなかった間に、密かにばんけいテイネのビデオを更新。

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地形図はレトロ?!

先月、秀岳荘に行ったとき、今シーズンから山スキーを始めるらしい客が店員と話しているのを盗み聞きした。その客は三段山に行きたいらしいが、店員からは、「初めてで本格的な高山は危ない」ということで塩谷丸山を勧められていた。店員によると、塩谷丸山はガッツリ滑るには全然物足りないが、山頂付近はまあまあで、みんな行ける場所だから安心だというようなことらしい。でも、たくさん行くので間違っているトレースがあるからただ着いて行くと危ないという。そこで、地図読みの話になったのだけど、店員の話では、最近ではGPSが使えるので、地形図を読むのは実はレトロな感覚らしい。

普段、自分が山に入る前日には、地形図を確認してルートをイメージしている。登っている時には、高度計を確認して地形図を取り出し、まわりの地形と地形図とをを見比べながら現在地を把握したり、面白そうな斜面を探す。まだ、自分が冬山に入るようになって5年も経っていないのに、今まで当たり前にやって来た地図読みがレトロになってしまったというのは、ちょっと信じられない。大体、盗み聞きしているとき、背負っていた秀バッグには買ったばかりの地形図を忍ばせていたくらいだし。

とはいえ、S木くんがGPSを借りて来てくれたニセコモイワでは、実際に動いているGPSを初めて間近で見て、欠点はあるものの、かなり使えることに気付いた。実は、その数日前にポチッとやってしまっていたのだけれど。その後、羊蹄山チセヌプリ-ニトヌプリでGPSを使ってみて、自分の地図読みの間違いが分かることが何より勉強になるとも思った。GPSは地形図の代わりではなくて、地図読みを助けるものだというのが実感だ。

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AmazonにはHCxはまだないのかな?

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北のたまゆら

桑園に温泉があるってOに聞いていたけれど、名前も正確な場所も分からない。Oにメールを送った後、危うく事故に遭いかけたけど、とりあえず桑園駅まで行ってみた。まだ返事は来なくて交差点で右折しようとしていると、左折した向こうに温泉があるのをsotoが見つけたので、無事?たどり着いた。

北のたまゆらという温泉だった。駐車場には交通整理のおじさんまでいて、かなり客が来ていて混んでいる様子だった。浴室までかなり混んでいる。入浴料が安くてシャンプーや石けんを売っていたのは、浴室に置いていないからだった。やはりスーパー銭湯。

ぬるい方のお湯に浸かって洗い場の方を眺めていると、腹の出ている人がいっぱいいた。sotoが風呂は外国人には異様な光景だと言っていたけれど、この光景は日本人にとって異様ではないまでも、いつまでも眺めていようとは思えない光景だった。逆上せる前にsotoに着いて露天風呂に行った。どっちにしても塩素臭いのは諦めるしかないんだろう。この日は風が強かったせいか、露天風呂に吹き下ろす風が冷たかった。

着替えて脱衣所から出ると、ソフトクリームの誘惑に負けた。前日の学習が役立っていない。結局、食べた後にかえって喉が渇いて水を飲んだ。

温泉を出て、あとはsotoをロッヂまで送り届けた。途中の道路はツルツルテカテカで怖い。ただでさえ事故りかけたばかりだし、前や後ろを走る車が滑っているのがガラスやミラー越しに見えるので、自分だけ注意していれば済むわけでもない。いつもより緊張しながら運転して、ようやくセイコーマートに着いたときにはホッとした。sotoと別れて、あとは、自分の家まで無事に帰るだけだ。

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08/2/17 ルスツ

昨晩、露天風呂に入っているときは雪は止んでいて、翌日は天気が良くなると思っていた。けれども、朝ちらちら降っていた雪は、朝食を食べ終わった頃から強くなり、車には5 cmほど雪が積もっていた。家に戻ってファットスキーとボードを持って来ようかどうか、滑った後は悩んでいたけれど、温泉に入ったら面倒になって、結局、Dogenのまま。雪がこんなに降っているのに、今日もつまらないんじゃないかとテンションが下がる。

いまいちなテンションを上げるべくiPodのプレイリストを切り替えると、しばらくしてCapsuleのLucky Loveが流れているときにIttyとT花が反応を示した。温泉で見たバラエティ番組のBGMで使われていたCowboy Bebopの曲に気付くあたりも、さすがにT花だと感心したばかりなのに。T花がPerfumeや秋葉系の話をしているうちに中山峠を越えたけれど、雪は相変わらず降りしきっている。

コンビニでチケットを買う予定だったけれど、喜茂別のセイコーマートには売っていないようだったので、結局、留寿都のローソンまで行ってしまった。けれど、その途中でスキー・ボードのレンタルショップを見つけたので、そこでsotoはボードを借りて、チケットもそこで割引券をもらおうということになった。

自分もファットスキーを借りようと言ったのは半分冗談のつもりだったけれど、勢いで借りてしまった。どんな板があるのかを店員に尋ねると、料金が高いゴールドの太い板、続いてシルバー、ブロンズと安くなるけれど、最初からファットスキーにしか興味がないので、一番太い板はどれなのか聞いてみた。すると、出て来たのはTeneighty Gunで、Gotamaより細いじゃないか!逆ベントの板がないのか聞いてみると、やっぱり置いていないらしい。それでもDogenで滑るよりは遥かにマシなので、5,000円でGunの182 cmを借りる。隣でsotoがボードのレンタル料を支払っているのを見てショックを受けた。ブロンズの板とブーツで3,600円。ガーン。これは何が何でも元を取るしかない。

イーストの駐車場に車を停めて、すぐにチケットを買いゴンドラへ。そこで、ルスツのゴンドラにファットスキーが立てられないのを思い出した。仕方なく中積み。加森よ……。

イースト山頂からイゾラへ移動するためにまずはGunで整地滑走。Gotamaよりは滑りやすいけれど、Sethの方が滑りやすい気がした。いきなりボコボコのアクロスBを大回りしたけれど、さすがにGunは安定していた。

何本かイゾラで滑るともう我慢出来なくなって、リフト乗り場で合流することにして、パウダーを滑りに行った。今日も基礎スキートレーニングのおかげで、パウダー大回りが気持ちいい。先シーズンとは明らかに違う感触。あまりの気持ちよさにIttyもセットバックさせて誘ったら、案の定トラバースでハマってしまった。自分では2、3本滑っただけで、元は取った気分だった。Gunは軽くて、パウダーではGotamaと同じような滑り心地だった。

昨日の今日で、sotoもIttyもさすがに疲れて来たようなので、15時にはイーストへ戻ることにした。もちろん、自分の身体にもかなり疲労が溜まっていた。お帰りコースは向かい風の吹雪で寒過ぎ。

だらだらビデオ2日目 (20265.3K)

慌てて車の所まで行って荷物を始末して、急いでレンタルショップまで板を返しに行った。すでに時間は16時。空港へ行く途中で飯を食う時間がないかもしれない。とりあえず千歳空港へ向けて出発した。

途中、きのこ王国の看板が目に入ったので、きのこ汁で軽く腹ごしらえをした。意外に千歳空港は遠く、T花の大好きなチョコレイト・ディスコを聴きながら走って、着いたのはもう18時だったような気がする。道路も結構混んでいたので、運転が眠かった。空港で荷物を下ろし、来シーズンも合宿を実施することを約束して二人と別れた。

Musicタイトル未定(DVD付)

アーティスト:Perfume
販売元:Tokuma Japan Communications =music=
発売日:2008/04/16
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腹も減ったので、急いで札幌へ帰ってスープカレーを食べることにしたけれど、行きつけの店が臨時休業中。仕方ないので、マジックスパイスに行く。先シーズンの合宿では、T花とGotyと一緒に寄った。店に入って注文してから、他にも日曜の夜にやってそうな店があることに気付いた。失敗。まあ、札幌のスープカレーの定番ではあるし、sotoも初めてだったので悪くはなかっただろう。ただ、スープカレーを食べたかったのに、マジックスパイスはあまりカレーっぽくなかったので、かえってスープカレーが食べたくなってしまった。

Health and Beautyマジックスパイス スープカレーの素

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こんなのまでAmazonにあってびっくり。

ロッヂに帰っても風呂がないというsotoの希望で、桑園まで温泉に入りに行くことになった。いい加減疲れていて、温泉まで急いでいると、赤信号でゆっくり停車しようとしたところに、いきなり反対車線から前にタクシーが飛び出て来た。ブレーキを踏んでも滑って止まらない。ABSでもタクシーを交わす隙間がない。仕方がないので道路脇の雪山へ車の左から突っ込ませて、派手に雪を舞い上がらせながらも、タクシーの1 m手前でなんとか停車。タクシーの方を見ると、窓ガラス越しに運ちゃんが手で謝る仕草をしながら、どうするかと思っていたら、そのまま逃げて行った。

とりあえず自分たちが無事だったのと、疲れていて早く温泉に行きたいのとでタクシーを見逃してやった。けれども、sotoが車の外に出てバンパーが歪んでいるのを確認したので、タクシーを捕まえて直させれば良かったかも。もともと壊れてはいたんだけど。とはいえ、この運ちゃんのせいで、今後は礼儀を知らないタクシーは許さない。

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山渓苑

札幌国際で滑った後、T花ががんばって探してくれた宿の山渓苑へ向かった。Gotyも温泉に入りたいということで一緒。

駐車に手こずった後、車から荷物を取り出して、部屋まで案内してもらった。ドアをノックすると、T花の懐かしい顔が現れた。再会の喜びは裸で感じようということで、まずはとにかく温泉へ。

内湯1、露天1のそれほど広くはない浴室。内湯はぬるめでゆっくり浸かるにはちょうどいいけれど、スキーで冷えた身体には少しぬるかった。露天風呂は小さいので、ゆったり入るには2人が限界。5人で交互に湯に入りながら、ダラダラと話していた。風呂から上がり、帰ってしまうGotyとエレベーターで別れて部屋に戻った。Gotyは泊まりたがっていただけに残念。

すぐに仲居の人が来て夕食の支度をしてくれた。ダラダラ出来るので部屋食もいいもんだ。値段の割には満足な料理。みんな食べ終わると、温泉から上がった後ジェラートの宣伝が気になっていたので、sotoの提案でアイスじゃんをすることになった。じゃんけんをしてみると、一発でIttyが負けてしまい、sotoと一緒に買い出しに行ってくれた。勝ったせいか、アイスは一段と美味しく感じた。でも、アイスって食べるとかえって喉が渇くものだとは知らなかった。

アイスを食べているときに布団を敷いてもらったので、食べ終わるとつい横になってしまう。しばらくするともううとうとしてしまったので、歯を磨いていつでも寝れるようにしておこうと思ったら、そのまま布団に入って寝てしまった。初めはちょっと寝るつもりだったけど、フィギュアスケートが始まる前に熟睡。でも、Ittyもsotoも最後まで見る前に寝てしまったそうだ。滑ってないT花が付けっぱなしのテレビを消してくれたらしい。

翌朝、尿意で何度か目覚めてものの、布団から出るのが面倒で、6時の目覚ましが鳴るまでそのまま布団に潜っていた。朝風呂に入ろうと手ぬぐいとバスタオルを持って温泉まで行き、トイレに入って小便をしながら考えた。確か、夢ではそこらへんに小便をまき散らしていた気がする。かなり危険な段階に入っていたことに後から気付いた。とりあえず、浴衣が黄ばんでいないのを確認してホッとする。朝風呂は最高だ。温泉の醍醐味。

朝食は食堂でバイキング。つい欲張って取り過ぎ、食べ終わるまでみんなを待たせてしまった。普段、朝は小食なだけに、これだけ食べるとスキーウェアがきつかった。食べた後は仮面ライダープリキュアを見ながら準備して、2日目の行程に入る。この日は空港に比較的近いルスツで滑る予定だった。

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08/2/16 札幌国際

非公式な研究室OB・現役合同合宿で札幌国際へ行った。恒例行事化したため、五色温泉で鍋を囲む予定だったけれど、やる気のない現役と甘えん坊な現役も参加出来るように、急遽、宿が定山渓に変更になった。ところが、幹事のT花まで用事が出来てしまって当日スキーには不参加。いつかのスキー合宿を思い出してしまった。その一方、参加出来ないと聞いていたGotyが来れることになったのでよかった。

ホテルに泊まったIttyをGotyに拾って行ってもらい、自分はロッヂのsotoを迎えに行ってから、朝里経由で札幌国際へ向かった。札幌市内もかなりの降雪で、視界も路面状況も悪かった。走り慣れない道路を慎重に走って、9時過ぎにスキー場に到着した。前日同様、市内も天気が悪いせいか、客の出足は鈍く、近くの駐車場に停めることが出来た。Ittyのボードを預かっていたので、南回りのGotyカーが来るまで駐車場で待って合流。1年ぶりの再会だ。

さっさと準備を済ませてゲレンデに出ると、ゴンドラ乗り場前ですらふかふかの雪。荷物のスペースを作るためにファットスキーを持って来なかったのを後悔した。上まで登って滑ると、コース脇なのに膝パウダー。どセンターにビンディングが付いているDogenでは深雪に潜ってしまい、まったく進まない。コース中央のできるだけ人が滑った後を滑るようにして、深雪に突っかかりながら滑った。1年ぶりにボードを滑るというGotyも予想以上に上手くて、思ったよりいいテンポで滑ることが出来た。

ただ、あまりの降雪で視界が悪く、1本目のスウィングコースの下でsotoとはぐれてしまった。3人でsotoを待っているところへ、現役代表の米やんからの着信に気付いて連絡を取ると、現役全員スキー場に到着して、準備をしているということだった。ゴンドラ乗り場で待ち合わせることにして、とりあえず下まで滑ってsotoを探すことにした。

ゴンドラ乗り場の前で待っていたsotoと合流してから現役が来るのを待っていたけれど、なかなかやって来ないので、こっちから迎えに行くことにした。建物の入り口を入ると懐かしい丸い顔があって、すぐに現役の一団だと分かった。研究室の米やん、クルスちゃん、姫の他にも、他研究室の学生がたくさんいて、その中にはバイト先で一緒だったミポリンも含まれていた。こんなところで会うとは思わなかった。

クルスちゃんのボードに期待していたのに、ひよってスキーをレンタルしていた。地球と喧嘩するのはもう嫌なようだった。みんな深雪に苦戦していて、特に、ボード初心者のミポリンが最初は大変そうだった。スピードこそ遅いけれど、姫はしっかりコントロールしていて上手い。対照的に、米やんはスピードは出ているけど暴走気味で、見ていてハラハラする。ニューボードのIttyは、なぜか他の板と何度も交換していた。

最初のうちは一緒に滑っていても、フェイキーの練習をしていたのでそれなりに楽しかったけれど、待ち時間が長くてだんだん寒くなって来た。sotoもグランドトリックで足が痛くなって来たようで、みんなで昼食をとることになった。休憩が済んでまた外に出ると、暖まったはずなのに寒く感じる。気温が下がった?

友情

他研究室

他研究室

午前中と同じ調子で滑っていると、ますます寒くなって、指先が冷たくなって来た。そろそろテンションもかなり下がって来た頃に、最後にダウンヒルを滑ろうという雰囲気になって、無謀にもみんなでダウンヒルコースに向かった。新雪でボコボコなので、まともなコブは滑れない。ボードをレンタルしたsotoも、慎重に滑り降りていた。他のメンバーもちゃんと滑っているようで安心したのもつかの間、声が上がった方を見ると、ボードが斜面を滑り降りて行くのが見えた。深雪にハマった米やんがボードを脱いで流したようだ。幸い、一壁の下で他のボーダーが身体を張って止めてくれたので、最悪の事態は避けられた。ヒヤっとした。ミポリンもなんとかずり落ちてくることが出来たので、難所はどうやらみんなくぐり抜けた。

流れボード

フルタイムフラット
ジブ専用?

だらだらビデオ (24212.6K)

とにかく寒かったので、ダウンヒルを滑り降りたら現役と別れのあいさつもせずにロッカールームへ向かい、着替えを済ませた。現役の乗るバスが出発する時間ギリギリに会いに行くと、ちょうど現役が乗り込んだバスが出発するところだった。走り出すバスをOBが追いかけるのに現役が気付いて、窓越しに別れの挨拶を交わす感動的なシーンになった。おかげで身体も少し温まった。

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08/2/15 テイネ

今週末、やっちくんと入れ替わるように北海道に遊びに来たsotoとS倉くんと一緒に、テイネに行って来た。テイネに行くのはおそらく2年ぶり。ハイランドのキッカーがつぶされて魅力がなくなってからは、一度も行っていなかった。

朝、用事があって一度札幌駅近くまで行ったけれど、かなりの勢いで降り続ける雪を見ているうちに、これはテイネでパウダーを滑るしかないと思った。車にはDogenしか積んでいなかったので、急いで家に戻って、自分のGotamaとsotoに貸すSeth Pistolを積んで再出発した。ロープウェイの横の駐車場に車を停めてチケットを買うと、なんとロープウェイが除雪で運休中。30分待つらしい。sotoに電話でそのことを伝えると、どうやら渋滞につかまってしまい、まだ当分スキー場に着きそうもないらしかった。ロープウェイも9:45まで待っても動かないので、北壁リフトで先に登って滑ることにした。

北壁リフトを降りてからトラバースして行くと、沢コースの1本手前のパウダーはすでに結構食われた後だった。Sethを履いていたので、多少荒れていても大回りで気持ちよく滑れた。2本目はブッシュの濃いところを降りると、沢の左側が開けていてノートラックのパウダーがたっぷり残っていた。いただき。

そして、3本目も同じところを滑ろうと思ってトラバースしていると、ロープウェイ降り場の方から「カラン、カラン」という音が聞こえて来る。斜面の上の方に目をやると「ゴー」っという音が聞こえて来て、目の前を赤い物体が吹っ飛んで行って、その後を雪が流れ落ちて来た。慌てて近くの木にしがみついた。静かになって辺りを見回すと、やっぱり雪崩のようだった。前に進もうとしたけれど、スキーの前半分が重い雪に押し固められて埋まっていた。間一髪で、雪崩に巻き込まれずに済んだ。恐ろしい。

上の方から声がしないので、おそらく人は落ちていないのだろうと思い、吹っ飛んで来た物体を確認すると、除雪用のスコップだった。きっと、ロープウェイの除雪をしていて、何かのトラブルでスコップごと雪の固まりを落として、雪崩を誘発したのだろう。2つほど吹っ飛んで来たのが見えていたので、ブッシュに引っかかっているスコップ2本を拾い、ロープウェイ乗り場まで滑り降りた。

ロープウェイ乗り場にいた係員は、スコップを持っている自分を見てパトロールだと思ったみたいだ。彼にスコップが落ちて来たことを伝え、パトロールで巻き込まれた人がいないか訪ねてみると、幸い、落ちたのはスコップだけのようだった。コース外にいたことを怒られるかと思ってビクビクしていたけれど、スコップを届けたことでお礼を言われただけだったのでホッとした。それにしても、無事で何より。

一度ロープウェイ乗り場に戻ってsotoに電話すると、オリンピアのところまで来ているそうなので、もう1本滑って来ることにした。sotoの板を持って北壁リフトに向かっていると、アナウンスが入って、機械整備のために北壁リフトが30分運休することを伝えられた。あまりの間の悪さ。リフト乗り場を確認してみると、放送通り運休のようだった。再度sotoに電話して、ロープウェイ乗り場で落ち合うことに決める。そのとき、パウダーおじさんを見かけてすごく懐かしかった。

しばらくして二人がやって来た。sotoとは2年ぶりの再会。もう11時になっていたけれど、二人は昼飯は食べないそうで、自分だけランチパックで優雅に食べることになった。パウダーが楽しかったことを二人に伝えると、俄然張り切りだした。北壁リフトを降りてからハイクしてロープウェイ降り場まで行った。まだロープウェイが動いていないせいか、ネットが厳重に張られていた。

トラバースして男子大回転?まで行く。ほとんど食われていないように見える。最初にS倉くんが滑ったけれど、何か様子が変だ。自分も滑ってみると、新雪10-30くらいの下はガリガリで硬い。場所によっては気持ちいいけれど、ちょっと気を抜くと激しく転びそうだった。

次の1本は沢コースへトラバース。ナチュラルポコジャンをチェックしながら滑り降りた。最後にもう一度沢コースに来て、ナチュラルポコジャン大会を開催。今度はロープウェイ降り場までハイクしてからだったので、かなり上から入った。二人の飛びをひたすらビデオで撮影。なかなか難しそうだ。最後のギャップでだけ自分も飛んでみた。無理矢理ランディングを合わせたけれど、一応360成功。気を良くしたので、オリンピアに車で移動して、パークで遊ぶことにした。

聖火台のところへ行ったはいいけれど、ここにはレストランがない。仕方がないので、二人と別れてスキーを履いてリフトを登り、オリンピアの軽食レストランまで行った。ランチパック向けのビビンバ丼と豚汁のセットを注文した。期待以上に量もあって満足。更衣室でプロテクターを着用してからパークへ行った。

リフトに乗って二人を捜していると、ジブってるのが見えた。とりあえず、最初は下見でアイテムを確かめた。キッカーもあるので、ジブをやらなくてもそこそこ楽しめそうだと思った。リフトで登って上で待っているところに二人がやって来て合流。一番上のポコジャンは飛べるけど、それ以外はアプローチが足りない感じだった。一番下の一番大きなキッカーは、思いっきり漕いだらなんとか飛べる。どうも、ワックスをさぼったのが悪いのか、板が走らない。一度ボックスをやったけど、フラットに乗ると板が止まる。エッジなら滑るのに。よく分からん。つまらん。

チケット終わりまで滑って先に上がった。sotoにはとんとん亭に誘われたけど、昼飯をたっぷり食べて腹が減っていない状態で焼き肉食い放題はあり得ないので遠慮した。

Video by H本 (7284.5K)

そういえば、今日はジブナイトのための整備で、ジブパーク?がクローズだった。もちろん参加しないけど。

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国営ヤクザ

今日のクローズアップ現代「国vs自治体 基地と補助金をめぐる攻防」は、まさに国の役人が貧乏人の頬を札束でピシャピシャと叩く姿を思わせる内容だった。国の失政で地方自治体を赤字に陥らせ、財政難に苦しむ自治体に補助金をちらつかせて負担を押し付ける。そんなヤクザの実態をNHKは告発していた。

基地の“代償”として国から自治体に交付される補助金。在日アメリカ軍の再編計画で決まった空母艦載機の移転を拒否する岩国市に対して、国は今年度の補助金35億円を凍結した。その予算措置をめぐって追い込まれた市では、10日、市長選が行われた。その結果、空母艦載機の受け入れ容認の姿勢を示した候補が僅差で当選、しかし市民の間にできた溝は深まっている。沖縄でも、これまで再編計画に反対していた自治体が、一転して受け入れを表明する事態が相次いでいる。関係者のメモや証言から、国が、補助金という"アメとムチ"を背景に、地元への説得工作を続けていたことが明らかになった。基地と補助金をめぐって、国と自治体の間で、いま何が起きているのか。各地の混乱と、攻防の舞台裏に迫る。 (NO.2536)

米軍基地といい、高レベル核廃棄物処理施設といい、よくこんなあくどい事をやれるもんだ。生かさず殺さず、一度受け入れてしまえばいつまでも依存する事になる。

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08/2/12 羊蹄山

ずいぶん前から一緒に行こうと約束していたやっちくんと念願かなって羊蹄山に行って来た。一緒に行く予定だったOが忙しくて来れなかったのは残念だけど、S倉くんが来てくれた。先シーズンもこの2人と羊蹄山にラストパウダーを滑りに行ったら大当たりだった。今回は喜茂別コースだけど。

6時に家に来てもらって車チェンジ。喜茂別コースの登山口を最初見逃してしまったけれど、引き返して小屋を見つけてその近くに車を停めた。準備をしているところに除雪車が来たけれど、もうどうしようもなかった。8:40に出発したときには、青空から太陽が背中を照らしていた。

林道は無風で陽射しもあるので、ジャケットを脱いでいても動くと暑かった。すっかり春の陽気で、S倉くんまで「パウダーもう終わりじゃない?」と漏らすほどだった。正面にはちらちらと羊蹄山のピークが見え隠れしていた。

蛇行する林道を横切って直登しているとき、実は空腹を感じていた。出発直前に食べる時間がなかったので、面倒でついそのまま登り始めたのがまずかった。休憩する気配もないので空腹のまま後ろを着いて行ったけれど、疲労感がかなり強くなっていった。途中、我慢できなくなったので、ザックを降ろして行動食を口にした。空腹感は去ったものの、下半身、特に太ももの疲れが大きかった。

1時間くらい登り続けて下界が見渡せる場所で、ようやく休憩になった。急いで水分を補給してラブラブサンドにかぶり付く。やっちくんも久しぶりの山で疲れているようだ。早く登りたいS倉くんが先に登り始めて、二人はゆっくりと支度を始める。

登り始めると、ちゃんと休んだはずなのに、足が重くて上がらない。もう、ここからは気力で二人の後を追いかけて行った。10 cm程度の新雪が積もっていたけれど、ラッセルは二人に任せてとにかく遅れないように着いて行くのがやっとだった。

登っている途中、警察のO田さんからS倉くんに電話がかかって来た。やっちくんの話では、名前がブラックリストに載ってマークされているんじゃないかという話だ。出発前に警察にファックスした登山計画書の名前を見て、心配になったようだ。後ろから聞いたS倉くんの話から、セルフレスキューの装備について質問を受けているようだった。

最後の最後に100 m弱先頭を登っていると、やっちくんから声がかかって、そこから滑り降りることになった。1,350 mまで登った。目の前にはブッシュもほとんどない真っ白でオープンな斜面が陽射しを浴びてキラキラ輝いている。

微風で太陽がポカポカと暖かいので、滑る準備をする時も気持ちに余裕がある。S倉くんを手伝ってスコップで掘ったら、弱層テストを任されてしまった。経験を積んだ方がいいと言うので、やってみることにした。表面の新雪10 cmより下は、肘までびくともしない硬く締まった雪。肩まで力を入れると、弱層でズレずに30 cmほど崩壊してしまった。間に弱層もなし。その下さらに15 cmくらいに肩よりも強い弱層があったけれど、基本的にかなり安定した積雪だ。穴を適当に埋めて下を振り返ると、やっちくんはもう撮る気満々でカメラを準備していた。

天気もいいので、最初の1本に集中して滑ることになり、S倉くんはやっちくんと滑るルートを打ち合わせてから、いよいよ滑り始めた。少し間を置いて、やっちくんからの指示に合わせて滑り降りた。やっちくんとの距離があまりなくて助走が足りず、いまいちな大回りになってしまった。けれども、やっちくんの脇を通り過ぎてスピードに乗ってからがなまら気持ちよかった。コツコツ基礎スキーの練習をしたおかげで、明らかにトップスピードが違った。ビデオカメラマンの仕事も忘れて、超ロングターンで滑り降りた。

天気が良過ぎたせいで、下の方はもう雪が腐ってしまっていた。べた雪の下もガリガリしてる。S倉くんがマッシュジャンプを見せてくれるそうなので、二人でカメラを構えた。けれども、さすがに怖いらしく、狙い通りには飛べなかったようだ。

マッシュジャンプ

ビデオ (11495.0K)

車までの下山は足がつりそうになるのに耐えながら、なんとか滑り降りた。後ろを振り返ると、羊蹄山のきれいな姿が見える。気持ちのいい山行だった。

羊蹄山

やっちくんの飛行機の都合もあるので、温泉には寄らずに、昼飯を食うだけでそのまま帰ることになった。S倉くんは豊平峡温泉カレーとナンが気に入ったそうなので、定山渓まで走ってそこで食べることになった。

店でカレーが出来るまでの間、S倉くんに写真のダメ出しをされていたやっちくんも、ビデオに映るかっこいい自分の滑りを見て気を取り直したようだ。S倉くんは「後傾で下手になった」とやっちくんに言われた滑りを自分でも確認して、ちょっとへこんでいるように見えた。そういう自分も、久々にやっちくんに撮ってもらった写真には、かっこ悪いターンの切り替えの瞬間を撮られていたので、一緒にへこむ。まだまだ精進が足りない。羊蹄山でスキーの練習がしたい!

ともあれ、今シーズン一番気持ちよく滑れた気がする。やっぱり山は天気がいいのがいいね。雪もいいに越したことはないけど。

やっちくんが写真をアップしてくれた。アップされた写真に限っては、上手くなっていると思うんだけど。一瞬、S木くんと間違えない?

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08/2/11 ばんけい

テクニカル選手権(クラウン選手権予選)当日、すでに棄権しているので、朝、のんびり出発して9時ちょっと前にばんけいに着くと、センターロッヂの駐車場はもう満車で、ウエスト駐車場に初めて停めることになった。滑る支度が終わってチケットを買おうにも、検定が何時に終わるか分からなかったので、3時間切ってもらうことにした。12:15まで。

初めて乗る右奥のリフトで上まで行って、S木選手たちを探しながらオレンジの乗り場まで下った。途中、モーグルバーンが賑やかだと思ったら、どうも大会が行われるようだった。S木選手たちをリフトから見つけることができなかったので電話してみると、トリプルに乗っているという返事があったので、そっちに移動した。リフト乗り場から探しているときに、懐かしい声が聞こえたと思ったら、H多さんだった。初めて見る高性能ウェアで最初はピンと来なかったけれど。Y口さんも一緒にいて、開会式?に参加するS木選手を置いて、3人で滑ることになった。

H多さんの滑りを久々に見たけれど、まだ痛みが残っているとは思えない攻めっぷりで驚いた。自分の方はズルズルの飛び板でまったく内倒できず。こんな板でばんけいは滑れない。

種目の順番を聞いていなかったので、「前走、附田雄剛」のアナウンスに釣られてモーグルバーンへ向かった。幸い、最初の種目はモーグルバーンの隣で行われるようだった。生で附田雄剛の滑りを見れると思って期待していたけれど、期待に反して第一エアから数ターンでミス。自分のそばまでちゃんと滑ってもらえなかった。残念。

ヘリコプター

モーグル

モーグル大会にすっかり気を取られてテクニカル選手権のことを忘れているうちに、関係者がゾロゾロとブーツでコースを登って来た。モーグルバーンのネット脇からでは、滑りを見ることが出来なくなってしまったので、コースを跨いで右の林の中を関係者の冷たい視線を背中に受けながら登って行って、カメラを構えた。S木選手が滑るとクリニック?から「キャーっ、上手い!」っというような歓声が上がっていた。実際、飛び抜けて上手く見えた。これでミスがなければ、まず合格だろうと思った。

整地小回り

整地大回り

次の不整地小回りはスラバン?右端に残ったコブのラインで行うそうなので、再びコース脇をハイクアップ。ゲレンデでパークでもないのにこんなにハイクしたのは小学校以来かもしれない。ところが、せっかく登ったのに、自分の場所からだとコブの溝が深くて滑りがよく見えなかった。まあ、カメラは3台体勢なので、自分の狙った画を撮ろう。前走は確かに速かったけど、上手いかと言えばビミョーだった。他の選手も極端に滑りが遅いし軒並み転倒。「コブも滑れないのにテクなんて受けるなよ!」と思ってしまった。とても1級を持っているとは思えない滑りが続くと、自分の1級がやっぱりゴミに思えてくる。そんな中で、他が遅いせいだったみたいだけど、S木選手はなかなかリズムよく滑り降りていた。比較的苦手種目の不整地小回りがノーミスで滑れたので、合格もほぼ確実だと思った。

不整地小回り

次に、整地種目最後の中回りは下で行うので、今度もモーグルのライン脇のネットに身体を寄せてカメラを構えた。前走から見ていたけど、S木選手の滑りを見て「?」と違和感が。中回り?小回り?他の選手たちと比べてもかなりターンが細かかった気がした。

整地中回り

残った不整地大回りとフリー滑降はスラバン?で行われるので、一度下まで滑り降りてオレンジで上に登ることになる。H多さんと一緒に用を足しにセンターロッヂへ行ったら、H多さんがビールを買って行くことを思いついたそうだ。で、ビールを買うのを待っていると、たこ焼きのいい匂いがして来たので、釣られて買ってしまう。オーバー手袋にたこ焼きを隠してリフトに乗った。マヨネーズは付けなかった方がよかった。買い物のせいで時間がかかり、前走に間に合わないかと思っていたら、問題なく間に合った。たこ焼きダウンヒルでY口さんと合流して、食いながらS木選手の登場を待つ。意味ないと思いつつ、Y口さんの隣でカメラを構えた。前走もゴール直前で体勢を崩していたけれど、他の選手も中盤でかなり飛ばされていた。S木選手もビミョーな滑りで降りて来た。首を傾げるS木くんに、Y口さんが辛口の採点を告げる。

不整地大回り

ともあれ、次のフリー滑降が最後。不整地でフリーというのもさすがと思いつつ、再びハイクアップしてカメラを構えた。登っている途中にパトロールに声をかけられたけど、ビデオ撮影すると言ったら納得していた。まさかパトロールも、S木選手を狙ったカメラが3台も回っているとは思うまい。当たり前ながら前走は速かった。カメラの調整に他の選手を使わせてもらい、続くS木選手の滑りにカメラの動きが遅れないように集中する。結構かっこよく撮れた気がするので、かっこよく滑れたに違いない。

フリー滑降

優勝Video by HYH (12749.6K)

S木選手の滑りが終わったので、滑り降りて行ったH多さんを追いかけてセンターロッヂまで行ったら、どこにもみんなの姿がない。慌ててS木選手に電話したら、モーグル大会を見ているという。時間が過ぎていたので、チケット1時間だけ切ってもらおうとしたところに電話があって、「ハイクしろ」という指令が下った。体力作りと思ってハイクしたけれど、モーグルのゴール近くに着いた頃には汗だくで息切れがひどい。登り損は嫌なので、すかさずカメラを構えてモーグラーの滑りを追った。

モーグル大会を見終わったら、レストランで昼食をとりながら滑走ビデオを見てダメ出し。H多、Y口両氏から辛口のコメントと採点が伝えられる。1点余し、2点余し。閉会式に慌てて向かったS木選手を3人でゆっくり追いかけて会場に着いた。検定員の総括を聞いている分には、S木選手の滑りは印象が良さそうに思えた。そして、合格者の番号が順に読み上げられた。4番、6番、21番、28番。ふう。予想通り無事合格。果たして気になる点数は……。

整地大回り:77、不整地大回り:76、整地中回り:76、整地小回り:75、不整地小回り:76、フリー滑降:76、合計:456点でS木選手優勝!なんと6点余し。H多、Y口両氏の採点は厳しすぎたようだ。

検定が終わって「もう基礎スキーはいい」というS木選手も一緒に、4人でイーストコースを滑りに行った。病み上がりにも関わらずH多さんはかなり攻めるので、見ていてハラハラする。目の前で転ぶとヒヤっとしたし。S木くんが行きたいというので「上級者限定未圧雪コース」にも行ってみた。斜滑降でつくられた横溝を、飛び板を履いて封印解除したモーグル滑りで行ってみたけど、結局、この日大して滑ってないので身体が動かない。その割に疲れていて重心を落とすと返って来ない感じだった。その後、モーグル大会で使っていたモーグルバーンでは、後傾で暴走して転倒。また、首を痛めた。参った。

チケット残りあと5時間。

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011style 2008 観戦

(編集中。盗撮ビデオを後日公開予定。)

011style 2008を観戦しに、観光客で溢れる大通公園まで行って来た。

サイトに11:00〜14:30と書いてあったので、慌てて家を出て11時過ぎに会場へ着くと、すでに選手が飛んでいた。一通り飛び終わったところでアナウンスがあり、練習だったことを知る。12時からジャムセッションが始まるらしく、それまで30分間はコース整備が行われた。

練習

コース整備

一応、撮る気満々で出かけて来たので、防寒はそれなりに対策して来た。会場は日陰で寒いので、山ジャンの下も履いた。ところが、長靴を履いて来たのが失敗だった。夏用の長靴なので、足が冷えて仕方がない。コース整備中に空いた観客席でも一番方向が良さそうな右側のスピーカーの真下でR&Bに合わせて30分間揺れてた。

12時からようやくジャムセッションが始まる頃には、会場は観客でいっぱいだった。

写真を貼付けるので、技が分かる人は教えてくださいね。

開幕

逆ベント

30代の星

ジャムセッション3本目 (12496.3K)

スクリーミー

パンチラ

1260の余裕

優勝

胴上げ

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母べえ

昨晩、母親と「母べえ」を観に行って来た。

20時過ぎのシネマフロンティアは若いカップルの姿が目立つ。もちろん、「母べえ」の劇場に若者の姿はない。レイトショーでもあるので、広い劇場に10人強の年配の人たちが入っている程度だった。

最近、映画は下調べしないまま観ることが多いけど、今回もほとんど知らないまま観た。母べえの夫の父べえは、治安維持法違反の「思想犯」として逮捕された。東京帝大卒の文学者だが、「支那事変」に反対したということだった。

現代とは異なり、まだ「アカ」が市民権を得ていない時代。体制に反対するだけで「アカ」呼ばわりされてしょっぴかれる理不尽な時代だった。「ぜいたくは素敵だ」と言っても非国民と指をさされてしょっぴかれる。その一方で、牢獄の中では「アカ」は一目置かれる存在だったようだ。間違いに気付きながらも、自分の地位を失うのを恐れて体制に迎合し、愛国者の振りをする。そういう人たちは、信念を貫く父べえが疎ましく思うようだ。自分がやりたくても出来ない正しいことをやっている人のことを、応援するよりも妬む人の方が多いというのは悲しいことだ。けれども、誰もが権力に怯えていたあの時代に、どれだけの人が信念を貫けたことだろう。戦後、新憲法の礎を築いた人たちの中にも、やはり投獄されていた人がいた。こうした「アカ」だからこそ、一目置かれたのだと思う。

今回もエンドロールで気付いたのだけど、原作が「野上照代」と書いてあった。照べえが原作のノンフィクションだったようだ。

母べえBook母べえ

著者:野上 照代
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

さて、今日、ニートの日は岩国市長選挙だ。

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SWの練習をしよう

チャレンジストリートがクローズするならボードにしようと思っていたけれど、ビギナーしか飛べないなら、この際、スイッチの練習をしよう。180は360が回れないときに、意図せずにスイッチランディングになっていただけで、積極的に180をやったことはほとんどない。Dogenを買ってから何度かやってはみたけれど、テイネで転んだときにブレーキを壊してからは、ポコジャンで数えるくらいしか飛んでない。オーバーローテーションへの対応のためにも、この機会にスイッチランディングをマスターしよう。そうすれば、540もできるようになるはず。

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Illustrator 10は起動可能

ここ最近は全然使っていなかったAdobe製品のIllustratorのことを思い出して、起動テストをしてみた。

まずはインストールから始めてみたけれど、なんと、インストール途中でインストーラが勝手に終了してしまった。これは一気に雲行きが怪しくなって来た。

今度は、バックアップイメージから起動ディスクにIllustratorのアプリケーションと初期設定ファイルその他をコピーして起動を試みた。すると、こっちの心配を他所に、ヴィーナスはどこかへ瞳をやったまま。しばらくして彼女は目の前から消えて、ツールバーその他が表示された。どうやら、Illustrator 10はLeopardでも起動可能なようだ。

同じAdobe製品といっても、Leopardとの相性はPhotoshop 7とは違うようだ。そういえば、ImageReady 7も起動できたので、何とかならないものだろうか。Adobeのサポートにも、「『予期しない回復不能な問題が発生しました』というエラーメッセージが表示されることがあります。」と書いてあるので、何かの条件が合えば、おそらく起動できるんじゃないかと期待してしまう。

【3/4追記】
ImageReady 7も起動しなかった(起動しなくなった?)。

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チャレンジストリートクローズ

2/16はOBと現役合同のフリーライドセッションかと思ったけど、不安になって札幌国際のサイトをチェックしたら、案の定、大会のために2/15-17の期間、チャレンジストリートがクローズの予定らしい。なんてこった。

我がままで根性なしの現役に合わせて宿は定山渓に決まってしまったので、今さらスキー場を変更するわけにもいかない。チャレンジで飛べないなら、スキーにする必要もないな。いっそのこと、今シーズンの初ボードにしようか。このままでは先シーズンと同じパターンで、ダラダラになってしまいそうだ。せっかくsotoも来るので、せめて、翌日の2/16くらいはどこかへ足を伸ばしてスキーにした方がいいかも。ボード持って来たら笑うけど。

とはいえ、改めて考えてみたら、家から30分の温泉ホテルにわざわざ泊まってスキーを滑る意味あるんだろうか?これは宿でたっぷり楽しませてもらわなければ元が取れないな。

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1週間の予定の整理

忘れそうなので、今週の予定をメモっておく。【2/8修正】

5(火)ばんけいナイター(負傷)
6(水)保険加入、SAJ登録(保険はネットで加入したが、SAJ登録は失敗)
7(木)ばんけいナイター(検定申し込み)(安静のために中止)
8(金)テクニカル選手権棄権
9(土)ばんけい
10(日)事前講習011 style 2008見物
11(月)検定応援
12(火)山

9(土)をどうしようか迷う。山には行きたいけど、疲労が溜まるのも困る。やっぱりドーピングか?
9(土)はばんけいで練習の予定だったけど、棄権したのでどうしようか。

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テクニカル選手権棄権

ばんけいナイターで転んで合格証も忘れてテンションが上がらないので、今週末のテクニカル選手権は棄権することにした。棄権といっても申し込んでいるわけではないので、レッスンをしてくれたS木くんとY口さんにお詫びを伝えただけだけど。チケットもまだ9時間残っているので、S木くんの応援には行こうかな。

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年収二百万円じゃ、スキーもできません。

2008年2月2日(土)付けのしんぶん赤旗のコラム「ひと」で、"鉄人"テレマーカーの坂根一弘さん(関西テレマークスキー協会)のコメントを読んだ。

子どものころ、スキーは冬の遊び。雪が積もると裏山にポールを立て、競争しました。「そんな環境を、どう取り戻すかですよ。若い人が派遣で年収二百万円じゃ、スキーもできません。夢を持って競技できるよう、もうちょっと、良くしてほしいですね」

赤旗の記事だということを考慮しても、この言葉は重い。銀色のシーズンなんかでスキーブームが再来するはずがない。

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滑らなくても良い理由

 中でも最も難しい判断を強いられるのは、滑るという目線で斜面を眺めた場合である。それが魅力的な斜面であればあるほど難しい。斜度、雪質、最高に気持ち良いだろうという期待感。斜面が良さそうに見えるほど、その裏には危険が潜んでいるのも事実である。
 そんな感情を抱きながら、目の前の斜面を滑らない理由を見つけることは困難だ。だから自分は、その日のゲスト、そして自分自身を守るために、目の前の斜面を滑らなくても良い理由を最後まで探し続けるのである。

この文章は、パウダージャンキーならシーズンインの頃に誰もが手に取るはずの雑誌、「Fall Line」に掲載された江本悠滋からの寄稿「国際ガイドのスタンダード - 僕達は守られていない。」における最後の部分だ。

BookFall Line 2008―Skier&Snowboarder’s Magazine (2008) (双葉社スーパームック)

販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

毎年1冊ずつ出版されるFall Lineのいいところは、パウダー滑走や冬山への期待をかき立てる写真が満載なだけではなく、冬山の危険性についても触れていることだと思う。そして、Fall Line 2008では、「判断と行動の理由」と題して、5人の滑り手からの特別寄稿集を掲載している。その冒頭には、次のような文章が添えられている。

ご承知の通り、先シーズンは例年になく雪崩事故が多く起きました。本来あってはならないことですが、ヘリスキーやガイドツアーでも雪崩による死亡事故が起こっています。これらを地球温暖化からくる気象条件の変化を理由にする向きもあります。でもそれでは、私たち滑り手にとって何の問題解決にもなりません。今さら言うまでもありませんが、雪山を滑るという行為は、常にリスクを伴います。100%の安全はなく、判断を誤れば大事に至ります。それでも私たちは滑りたいし、滑り続けることで人生を豊かなものにしたいと願います。そのためには、できる限りリスクを減らして、安全性を限りなく100%に近づける努力が不可欠です。信頼できるガイドツアーに参加するのも、そのひとつです。しかし、その「信頼」とは、何を根拠に、誰が判断するのでしょうか。結局のところ、自身の判断力を高め、危機回避能力を上げるしかありません。逆に言えば、判断力があれば信頼できるガイドも選べるし、有効な活用法も見えてきます。先を読んで考えて、判断して行動する。そのためには正しい情報を集める力も必要です。そして、雪山はいついかなるときも危険なわけではありません。本誌では、雪山の最前線で活動する5人の滑り手に原稿を依頼しました。雪山に足を踏み入れる頻度の多い彼らが現場で何を考え、どんな判断を下しているのか。その判断と行動の理由に着目してみたいと考えました。

無責任にパウダーの魅力を宣伝して滑り手を煽るのではなく、近年の雪崩事故の増加に警笛を鳴らしている点は評価できる。ただ、残念なのは、せっかくの特集なのに、全部で150ページ近くにもなるこの雑誌でも、91ページまで頁をめくってようやく現れる。きっと店頭で手に取って眺める人たちは、「Photographer's Gallery 2008」には目を通しても、後半まではなかなか読まないだろう。個人的には、「判断と行動の理由」をもっと前に持って来て欲しかったと思う。

その「判断と行動の理由」の中で、もっとも自分の興味を引いたのが始めに引用した部分だった。彼は「最難関といわれるフランス国立スキー登山学校(ENSA)のガイドコースをクリアして、日本人として初めてフランス国家山岳ガイド資格を取得」したとプロフィールに書いてある。資格があれば信用するというのが権威主義の日本人の悪いところだけれど、「正確な情報を提供する機関や、高いレベルのガイドを養成し、一定の基準を設けた資格制度作りに力を入れてきた」フランスの資格だからこそ、信頼に足る説得力がある。「古くから登山に理解の深いフランスやスイスでは」、「危険が多い場所だからこそ、行政が主導して犠牲者を減らす仕組みを作ってきたのだ」そうだ。

ENSAで彼は、「スイスの研究者から雪崩を予測する計算式を学んだ」らしい。「当時スイスはすべてこの計算式に基づいて判断していた」そうだが、「近年フランスでは、『まったく同じコンディションの斜面で1000回滑れば1度は雪崩が起こる』とする雪崩学者の発表」があり、「雪崩を予測するのではなく、大きな事故にならないように個人個人が予防するという考え方」に変わったという。このことを踏まえて彼が日本の状況について語る口調は、次のようにとても厳しい。

 スイスのように計算式によるシステムで最終的な判断を下す方法と、フランスのように個人の判断やモラルに委ねるという2つの方法。これはどちらが正しいかというということではなく、雪山で遊ぶ歴史があるヨーロッパで、この2つが両立していることに注目したい。思うに両方とも大切なのだ。そして、日本はといえば、システムもなければ、モラルもない。

日本の酷い実情は、寄稿のはじめで具体的に語られている。

 日本には欧米のようなスタンダードはなく、行政に意欲があるとも思えない。その一方で、山岳ガイドで生計を立てる人は年々増えている。だが、決まった資格を取らなければ仕事ができないわけでもないし、技量や経験、知識をチェックする仕組みもない。引率する人数も制限されていないし、料金の基準も定められていない。それぞれが個人レベルで、自分なりのやり方でガイドしているにすぎないのだ。

欧米と比較した日本のこうした実態を知ると、近年の日本における雪崩事故の増加が、いかに行政の不作為によるものかということが分かる。北海道ではコース外滑走による事故がたびたび報道される。ニセコ東山スキー場では雪崩コントロールによって、こうした事故を減らそうと試みているが、そこでも責任論に終始する行政の姿勢が障害となっているようだ。では、雪崩事故の増加をこのように行政の不作為を理由にしたところで、「私たち滑り手にとって何の問題解決にも」ならないのだろうか。「自身の判断力を高め、危機回避能力を上げる」ことが必要なのは確かだが、理由が分かれば、それの理由に応じた対策を講じることが出来る。「判断の理由と行動」なのだから。

雪崩事故の増加の理由が「地球温暖化からくる気象条件の変化」なら、滑り手にとって明らかに「不都合な真実」なのだから、地球温暖化を防ぐための取り組みをすべきだ。同じように、行政の不作為が理由なのだとしたら、行政に雪崩事故防止の取り組みをさせるよう働きかけたり、しっかりと取り込む行政に変えるべきだ。雪崩の判断にシステムとモラルの両方が大切だったように、個人レベルと行政レベルの対応の両方が大切なのだと思う。この2つを両立させることが、これからの日本の雪崩事故防止の課題なのだと考える。これは上ホロ雪崩報告書のエントリーで行った議論の結論の一つでもある。

不都合な真実Book不都合な真実

著者:アル・ゴア
販売元:ランダムハウス講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

このことを理解した上で、個人として「判断力を高め、危機回避能力を上げ」たいと思う。寄稿には、彼がどうやって判断し、行動しているかが語られている。冬山に入るなら読むことを勧める。「目の前の斜面を滑らなくても良い理由」を見つけることができれば、雪崩事故の危険を回避できるはずだ。

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iPod nanoの歌詞表示

iPod nano (2G)で歌詞が表示できることに最近ようやく気付いた。iPodはたいていポケットに入れているので、これまで全然気付かなかった。歌詞はSing That iTunes!で書き込んでいる。アップルのドキュメントにも、「曲に合わせて歌いたいという場合、対応する iPod ではスクリーン上に曲の歌詞を表示することができます。」と書いてある。いや、それはちょっと恥ずかしいな。

それにしても、このiPod nano。手袋を履いていると、ホイールの操作が出来ない。アップルも札幌のような寒冷地での使用は頭に入れていなかったのだろうか。手袋側で対応するには、親指に穴を開けるのが手っ取り早いけど、冷え性の自分にはそんな自殺行為できません。

続きを読む "iPod nanoの歌詞表示"

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合格証忘れた

札幌スキー連盟に行ったけど、合格証を忘れたので登録できなかった。もう、検定止めようかな。あんなしょぼい1級の合格証がないと会員登録できないスキー連盟っていったい何?バッジテストみたいな御当地検定なんて勝手にやってろ。いや、まあ、ただの逆切れなんだけど、首が痛い。頸椎損傷か?今まで味わったことのない、嫌らしい痛みだ。明日は病院に行こう。

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身体が痛い

昨日のばんけいナイターで激しく転倒したときは、後頭部の衝撃が大きかったので、他の部分は肘の痛みくらいしか気付かなかった。ところが、朝起きてみて首が少し痛いのは予想通りとはいえ、想像以上に腰が痛い。いわゆる腰痛ではなくて、転倒時の強打したらしく、打撲による痛みのようだ。多少の痛みなら我慢すればいいのだけど、焦ったのは歯を磨いたときだ。歯茎は何ともないのに、なぜか血が混じっている。鼻をかんでも血が混じっている。強くかんだせいならいいけど、昨日の今日だけにヒヤっとする。自分の血を見たら、何だか具合が悪くなって来た。

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Photoshop 7.0が起動しない

SafariのRSSでLeopardへの移行作業は最後だと思っていたけど、Photoshopの問題を忘れていた。アイコンをダブルクリックしても、「予期しない回復不能な問題が発生しましたˆ 0。Photoshop を終了します。」というメッセージが表示されて勝手に終了してしまう。アップグレード前はフォント名の表示が変なだけで、起動は出来たのに。

実はこの問題、Leopardにおける既知の問題らしい。そもそもPhotoshop 7.0はTigerで既にサポート外だったので、どうにもならないかもしれない。Leopardの新機能をまだちゃんと使っていないので、アップグレードしたありがたみが全くなく、かえって損した気分だ。最新OSで古いアプリケーションを使うのには限界がありそうだ。

いっそのことパーティションを切って、Tigerも温存しておいた方が無難な気がする。といっても、Boot Campの制約上、パーティションは3つ以上に出来ない。あまり面倒なことはしたくないので、外付けハードディスクにTigerをインストールしようか、どうしたものか。

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08/2/5 ばんけい

今日は20時から。寒くて休憩しにロッジへ戻って来たY口さんとS木くんたちと入れ替わりに滑り始めた。

久しぶりのばんけいナイターは手強くてボロボロ。2本滑った後、二人に合流して滑る。Y口さんが激しく転んで頭部を強打。下で待っていたS木くんまで「ゴン」という激突の音が聞こえたそうだ。その直後に、なんと自分まで激しく転倒。同じく後頭部を強打し、スキーは両足開放して、帽子もゴーグルも吹っ飛んだ。起き上がると頭がクラクラする。二人とも内倒で内足を取られた。日曜日の朝里で上手くなったと錯覚して痛い目に遭ってしまった。本当に痛かった。

その後も内倒で何度も引っかかって、危うく転びそうになった。とにかく、ばんけいナイターに全く対応できていない。前日はS木くんも調子が悪かったそうなので、今日一日は、これ以上怪我しないように慎重に滑った。頭は何ともなさそうだけど、左肘が痛い。どうやら、転んだときに軽く捻ったようだ。

今日は痛いだけじゃなくとても寒い。足も手の指も寒い。テンションも上がらず、先に帰ろうかと思っていたら、もうリフトもラストの時間になっていた。最後にちょっとだけ真面目に滑って二人と別れ、そのまま駐車場に戻った。

今日のことは忘れよう。

テクニカル選手権まであと6日。チケット残りあと9時間。

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011style 2008

白い恋人Presents PARK AIRで2/10に行われる011 style 2008は見たかった。まあ、仕方がない。人のを見るより自分で滑った方が楽しい。楽しい滑りになるかは怪しいけれど。

冬のイベントだから白い恋人なのだとしても、もはや白い恋人には賞味期限改竄のイメージしかない。タイトルにわざわざ使うとはね。選手の皆さんには腹を壊さずにがんばって欲しい。

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雪崩事故を吹き飛ばせ

道新の夕刊の記事。

雪崩事故を吹き飛ばせ 深雪コースの開放狙う
 後志管内ニセコ町のニセコ東山スキー場が国内唯一というダイナマイトを用いた雪崩コントロールの実験に取り組んでいる。滑走禁止区域の沢で意図的に小規模な雪崩を発生させ、予期しない大規模な雪崩を抑止。パウダースノーを求めコース外に出るスキーヤーなどによる雪崩事故を防ぎ、ニーズの高い深雪コースとして開放する道を探る試みだ。(2008年1月29日 道新夕刊)

滑走禁止区域「水野の沢」でのアバランチコントロールは、今期は12/16から始まり、営業開始の午前8時半まで毎日行われているそうだ。以降も同記事の引用。

 「水野の沢」は、1990年と92年に滑走が原因とみられる雪崩で、計3人が死亡。犠牲者は出なかったが、99年にも大規模な雪崩が発生している。同スキー場の上原子次郎支配人は「立ち入り禁止にしても勝手に入る客を止めるには限界がある」と言い、2004年度から雪崩コントロールの実験を始めた。

東山スキー場のゴンドラ下の沢の名前が「水野の沢」というらしい。ニセコローカルルールでも「完全立ち入り禁止区域」に設定されている。けれど、この完全立ち入り禁止区域を滑走しても、リフト券を没収されるだけのようだ。確かに、これなら、オージー、日本人に限らず、パウダースノー並みに頭の軽い客が勝手に完全立ち入り禁止区域に入るのを止めるには限界がありそうだ。イラク並みに、ロープをくぐったら後ろから狙撃するくらいじゃないと。

 地元で毎日雪崩れ情報を発信しているニセコ雪崩調査所の新谷暁生代表は「水野の沢は危険個所が特定され、十分雪崩を抑止できる。道は観光振興という割に、事故時の責任論ばかりで話が進まない」と指摘する。
 上原子支配人は「従来のやり方ではスキー客のニーズについていけない。解放すれば危険なコース外に行く人も減る」と訴え、来期の開放を目指して道と折衝する考えだ。

今、道はサミットのことしか頭にないだろうし、責任を果たすよりも責任を回避するのが仕事の役人たち相手では、道有林である水野の沢をコースとして解放するのはきっと大変なことだろう。ただでさえ、高橋はるみの失政で北海道の景気は冷え込んだまま。給与カットまで延長された道職員は、これ以上何かで給与を減らされたくないだろう。まあ、あくどい民間よりもせこいだけの役人の方がまだ質がいいけど。

Niseko TVPodcast版)でインタビューを受けたCaptain Nomuraが「今事故が起きますと、すべてが水の泡になりますので、皆様には絶対入られないようお願いいたしたいと思います」と話していた。水野の沢を滑りたいと思っていても自殺願望のないパウダージャンキーは、彼らの努力を見守って来シーズンを待て。自殺したくても山は止めて練炭にしとけ。

水野の沢を含めたアンヌプリの完全立ち入り禁止区域については、野遊び帳に写真入りで解説してある。

ニセコ東山スキー場が水野の沢にこだわるのは、ここに生き残りをかけているからだと思う。ヒラフやアンヌプリに比べて狭いコース。大きな沢で両スキー場に挟まれていて、滑走可能なスキー場エリア外に出ることができない。多くの客がニセコにパウダースノーを求めてくる以上、そのニーズに応えるには、完全立ち入り禁止区域を開放するよりいい方法が見つからなかったのではないだろうか。

とはいえ、「水野の沢コース」になるのか、あくまでエリア外としてゲートが設けられるのか。アバランチコントロールによって滑走可能になったとして、悪天時に封鎖されたゲートやロープをくぐる客を止めることができないのだから、ルールを守らない客にどう対応するのかという根本的な問題は解決できないように思う。結局は、雪崩の危険性を理解させ、ルールを遵守するようにしなければダメだ。

ところで、最初、新谷代表が「アリュート・ヘブン」の著者だと気付かなかった。むしろ、船木さんとモンブランに行った新谷さんかと思ったくらいだ。この機会に本棚に眠っていたアリュート・ヘブンを取り出した。

Bookアリュート・ヘブン

著者:新谷 暁生
販売元:須田製版出版部
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SafariのRSSリーダ復活

先日、Leopardにアップグレードしてからずっと不調だったSafariのRSSリーダ。とりあえずはアクティビティモニタでPubSubAgentを終了して使っていたけど、あまりに不便だった。ウェブをいろいろ調べて、~/Library/PubSubを削除し、PubSubAgentがハングするRSS feedを片っ端から削除したら、ようやくRSSリーダが正常に動作するようになった。これでやっとLeopardへの移行作業は落ち着いた。

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かもめ食堂

週末に「かもめ食堂」を観た。ショックだった。自分の卑しさが情けなかった。画面に食べ物が出てくるたびに涎が口いっぱいに広がる。たっぷりと夕食を食べたはずなのに。きっとそれだけ食べ物が美味しそうだったのだろう。とにかく、ヘルシンキに行っておにぎりが食べたくなる映画だった。

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08/2/3 朝里川温泉

今日はS木くんも参加して、Y口さんと3人で朝里川温泉スキー場へ行った。ここでクラウン選手権が開かれるので、その下見も兼ねて練習して来た。

以前朝里川温泉スキー場に来てから、かれこれもう10年以上になる。そのときの記憶もほとんどない。とりあえず、リフトが遅いことだけは覚えていた。実際、スキー場に着いてみると、駐車場からが遠い。スキーを運んでくれるサービスがあるので助かるけど、階段を上り終えたら息切れした。チケットはさすがに安くて、温泉に入って帰る予定だったので、食事券と温泉券込みのスペシャルパックにした。

リフトは遅いけど、天気がよくて気持ちいい。青空をバックに滑れた。しかも、今シーズンは久しぶりに圧雪された整地斜面を滑ることが出来た。滑りやすくてしょうがない。そのおかげか、前日までの課題がかなり改善された気がする。S木くんとY口さんが苦戦している割に、自分は調子が良かった。S木くんはドーピングまでして来たのに、右足問題で悩んでいた。とにかく天気がいいのでどんどんビデオも撮った。整地が飽きて、何度か不整地や緩斜面を滑ったけれど、基本的には整地で練習を繰り返した。

少し早めに昼食をとって、撮影したビデオを見ながらお互いの滑りをチェックする。そこで見つけた課題を直すように練習した。食後1本目に1度だけ左足だけで滑ったら、見事に敗退した。何本か整地を滑った後、コブを滑りに行く。基礎っぽい深いコブで、最後まで通すのでやっとだった。コブで力を使い果たしたようで、午後に休憩をとってからなかなか復活できずに、二人が滑っている間もレストランでうたた寝してた。

終わりまで1時間のところで、気合いを入れて滑りに行ったけれど、体も全然動かないので、数本滑って一緒にあがることになった。

S木くん (24826.1K)
ドーピング中。完成度を高めるってのは難しい。

Y口さん (18623.3K)
板チェンジが悪さしてる?

H本 (21070.3K)
大回りの癖は直って来た。小回りも意外とよかった。レッスンの効果。もちろんまだまだだけど。

温泉券が使える温泉はいくつかあって、そのうちスキー場からすぐそばで露天風呂のあるかんぽの湯に行った。腹も減っていたので、銭函で和風レストランに入って夕食をとった。

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08/2/2 札幌国際

検定本番まで1週間を残すばかりとなり、休養をとって調整を計るS木くんに代わり、今日はY口さんがレッスンをしてくれることになり、2人で札幌国際へ行って来た。

9:30にY口さんに家まで迎えに来てもらい、それからスキー場へ向かうと、駐車場にはかなりの車が停まっていた。センターハウスまで行って、混んでいる理由に気付いた。なんと、ジュニアスポーツ振興DAYだった。スキー場はちびっ子だらけで、ゴンドラもリフトも長い行列ができている。テンションは下がったけれど今更なので、1日券を買って滑ることにした。

ずっとナイターばかりを滑っていたので、太陽のもと、明るい中では気持ちよく滑ることが出来た。けれども、天気がいいのはスキー場に着いてから少しの間だけで、空がどんよりして来て雪も降り出した。

視界はあまりよくないけれど、練習のためにちゃんとビデオを撮りながら滑った。ばんけいの滑りから改善すべき点はちゃんとチェックしていたので、滑りを修正するようがんばった。エコーは斜度がいまいちで、スウィングもボコボコしていて、結局、ダウンヒルの方が練習しやすかった。

昼は、この日でくるトクのスタンプが貯まったので、インフォメーションでもらった食事券1,000円ぴったりのタンドリーチキンライスと、もらった生茶だった。この昼食が腹にズッシリと来たので、食後の滑りが辛かった。ダウンヒルのコブにやられて、整地もパッとしなかった。

Y口さんに滑りを見てもらったけど、やっぱり切り替えのタイミングにピョコンと上体が上に伸びる癖が直らない。腰も高いし。翌日への課題が山積みだった。

カメラは(Y口さんが)死んでも放しません (21256.7K)

ゴンドラの営業終了時間まで滑ってこの日はあがった。

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