ニセコなだれ情報の有料化?!
ニセコなだれ情報に関するアンケート(英語はこっち)が行われている。そのアンケートの最後の質問に驚いた。
今後雪崩情報が継続するために有料化されたとしても必要だと思いますか?
選択肢には「金額による」という項目がある。安全も金で買うこの時代、ニセコ雪崩調査所も財政難なのか知らないが、ニセコローカルルール体勢も変わりつつあるようだ。もともとスキー場でコース外滑走を観光に利用するために、責任回避原理主義の行政を納得させる口実として整備されたもののようなので、結局はユーザーとクライアントとの利害関係と市場原理に委ねられるのだろう。ビバ!ニセコ新自由主義。
といっても、ニセコなだれ情報は、基本的にはゲレンデからゲートを通って外に出る人に必要なものだろう。自分で登って滑るなら、もともとそんな情報はない。過去の情報を参考にすることはあったかもしれないけれど、情報がなくなったところで、他の山と同じように、自分で状況判断するだけだ。こうなると、勝手にしてくれと思いたくなる。
すでにアンヌプリのコース外は、万札溢れる財布を持ったオージーが押し寄せたおかげで、昔のようなパウダースノーは失われてしまった。ピークから樹林付近まで続く滑り荒らされたギタギタの斜面なんか、滑りたいとも思わない。けれども、ゲートを通る客がいい雪を求めて競争率が高くなれば、その分、現場での冷静な判断も行われなくなる。その上、判断のために利用されていた(?)なだれ情報まで、金を払った者しか入手出来なくなったとしたら、情報を買わずに事故に遭ったときは買わなかったことを責められるのだろうか。行政はサミットなんかで浮かれていないで、早くなんとかしろ!
ちなみに、英語だとこうだった。
Should this information become a paid-service, would you still think it is necessary?
英語が苦手な自分には、このニュアンスの微妙な違いは分からない。それにしても、右翼の街宣車をニセコで見かけないのが不思議だ。偽小右翼。
【追記2/29】
ひさびさにまともなトラックバックがHokkai Yowlsの?(ハンドルネームが分からなかった)さんから付いた。同じく有料化に反応していた。
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