08/3/1 札幌国際
週末に一緒に滑ろうと約束していたN田くんと、久しぶりに札幌国際に行って来た。
まず、朝起きてカーテンを開けて驚いた。屋根から窓を覆いかぶさるように垂れ下がった雪。夜間も気温が下がらなかったためだろう。こうなってしまってはどうしようもないので、何もせずに落ちるのを待った。
それから30分ほど経って「ズシン」という低い音を響かせて、垂れ下がっていた雪が地面に落ちた。幸い、マメに除雪していたので、落ちた雪で窓ガラスが割れることはなかった。先シーズンに落雪防護柵が壊れたままで今シーズンは無防備だったので、今度が今シーズン一番の山場だった。さすがに、大雪直後の好天は、もう来ないだろう。
札幌国際ではパークで遊ぶつもりだったので、札幌発8時の遅めの出発。N田くんの家が意外に早く見つかったので、スキー場にも9時過ぎには着いた。
天気予報では午後から天気が崩れると言っていたので、視界がいいうちに飛んでしまおうと思い、1本目からパークに直行した。パークはビギナーが飛びやすくというか、安全になっていた。というのは、以前はランディングが短くて急で、ちょっとでも飛びすぎたらフラット落ちする殺人キッカーだったから。ようやくビギナー向けのキッカーになった感じだ。ジブはスルーして、最近出来たらしいポコジャンを試してみた。去年と同じく、グラブする余裕はないほどの大きさだけど、スイッチの練習には丁度いいくらい。一方、大きくなったというチャレンジの方は、10時前でもクローズになっていなかったので、中に入って下見をしてみた。テーブルに立つとリップの高さは身長よりも高く、2 mくらいあった。リップからテーブルの長さをスキー板でだいたい計ると10 m強あった。こんなのでテーブル落ちしたらエラいことだ。
午前中、何本かパークで練習していたけれど、1本滑るごとに天気が悪くなるような状態で、アプローチからリップが見えないくらいにまで悪くなった。こうなると危ないしテンションも上がらないので、コブを滑ることにしてダウンヒルへ向かった。たまたまダウンヒルには20人くらいの一団がやって来ていて、コブのラインを滑っていた。基礎スキーっぽいけどそんなに上手くない。下手でもギャラリーがいるとテンションが上がるので、Seth Pistolで縦にガンガン攻めてみた。滑っていると歓声らしきものが聞こえてさらにテンションが上がる。けれども、筋持久力が明らかに不足していて、下まで通せずに途中で止まった。まあ、下にその一団の数人がいたし。コブで苦しんでいたN田くんを「コブは習う寄り慣れる」とかH多さんに教わった「座って滑ろ」という言葉で突き放す。
その後、パークへ戻ったかどうか忘れたけど、昼時に一度減った客がゴンドラ乗り場に戻って来たあたりで、腹も減ったので昼飯にすることにした。センターハウス?に入った途端、甘いいい匂いがした。焼きたてメロンパンの匂いだった。1個150円なのでかなり魅力的だったんだけど、焼き上がりまで20分くらい待つそうだったので、誘惑を立ち切って素直にレストランでカレーを食べた。これでくるトクカードの得分がほとんどなくなった。
食って休んだ後、N田くんがブーツを新調したときにビンディングをセットバックした9thwordのFirst BloodとSeth Pistolをチェンジしてもらう。まず、普通にカービング性能を見たかったので、エコーコースを滑った。札幌国際のモサは、太さとそこそこのサイドカーブのためか、大回りはそれなりに滑れる。硬い分、板のバタツキは少ないけれど、トップの反りが緩いこともあってトップが溜まった雪に突き刺さり易かった。板の重さも軽いので、どっしりとしたSethに比べると安定性に欠ける。小回りは硬くてたわみ難いので、サイドカーブを使ったカービング小回りは上手く出来ない。ガリガリの斜面で小回りをしようとしたら、ジブってエッジがなくなっているので、案の定、Dogenのようなタラタラした中回りのようなターンになってしまった。肝心の飛びの方は、軽いので引きつけやすい。グラブも力で強引に出来るし、回しやすい。太さも90 mmとある程度あるので、サッツもランディングも安定する。ただ、やっぱり軽い分、Sethほどの安定感はない。最後にコブも行ってみた。理由は分からないけど、Sethより板が走って暴走。でも、軽い分リカバリーしやすいので、ヤケクソ滑りは出来た。ヤケクソ滑りはズラしがほとんどないので、太さと長さがどれくらいズラし辛さに効いているか分からない。
形だけはテールの9thwordでフリーライドスキー9条の会。割れてるけど。
天気に恵まれず、飛び足りない1日だった。N田くんと話したけれど、飛びとパウダー、整地を考えたら、SalomonのTeneithty Foilがいいんじゃないかと思う。軽くて柔らかい、トップが広くてセンターもそこそこ広いので、サイドカーブもある。これなら残雪期にも躊躇することなく山に持って行けそうだ。ジブをやらないならゲレンデはこれ1本で満足出来そう。乗ってみるチャンスがあればいいけど。
この日チャレンジにはスパインも出来てたので飛んでみたけど、飛び方がよく分からない。回りすぎてランディングが変なので、太ももの内側を痛めた。スパインは上に飛んで横に落ちよう。
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