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2008年3月

08/3/30 前十勝岳

※十勝岳避難小屋上部の前十勝岳付近は立ち入り禁止区域です。(三段山クラブカミフルールより)

数日前から週末に狙いを定め、天気予報を見て最終的に日曜日に行くことに決定。前十勝岳は、去年、三段山に行ったときから気になっていた。三段山クラブや他のパーディーが今月既に入っている報告があったので、初めて行ってみることにした。メンバーはS木くんと二人だけ。

前日、雪山ガイドでコースをチェック。万一のホワイトアウトを考えて、カワバラ尾根コースに決めた。念のため、ボウル斜面コースのウェイポイントもGPSに登録しておいた。

北海道雪山ガイド―北海道スノーハイキング姉妹編Book北海道雪山ガイド―北海道スノーハイキング姉妹編

著者:北海道の山メーリングリスト
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できるだけ行動時間に余裕を取りたかったので、無理しない程度に早起きして5時に札幌を出発。富良野までは路面も乾いていて、吹き上げ温泉には7:30ころ到着。雲ひとつない青空に、噴煙を上げる十勝岳が出迎えてくれた。久しぶりの山で、ゆっくり忘れ物が無いように準備して、入山届けを書いて8:20に登山口を出発した。2パーティーが十勝岳へ先行していた。

出発
スキー場とかしている白銀荘前を出発。

針葉樹の林の中をトレースをたどってしばらく進むと、視界が開けて、一度木の陰に隠れていた山々が再び姿を現した。観測小屋がある。暑いので一枚脱いだ。ここから一旦下って尾根を登り、その向こうの富良野側のスノーブリッジを渡った。心配していた割に、スノーブリッジは全然問題なかった。ここから前富良野岳の斜面が確認できる。登る予定のカワバラ尾根の方に目をやると、2人が登っているのが見えた。その2人のトレースをたどって登って行く。

スノーブリッジ

尾根を登っている時、先行の一人がずいぶん立ち止まっていた。その辺りを通り過ぎたときにゲロ発見。危うくストックを汚染させるところだった。もらいゲロを堪えてカワバラ尾根を登って行くと、次第に富良野岳が頭をのぞかせて来た。富良野岳の反対側、遥か向こうには、白い大雪山系が見える。

カワバラ尾根を登る

こんなお菓子なかったっけ?

カワバラから遠く大雪山系

沢筋には薄らと新雪が積もっていて登りやすいので、ジグを切りながら1,500 mくらいまで登る。せっかくの快晴なので、休憩は景色のいいところと思って、少しルートから右に逸れたハイマツ帯の側まで行って休むことにした。ここまでで大体2時間くらい。


「あんな岩ゴロゴロしていて滑れるの?」っとピークを見上げるS木くん。

岩がゴロゴロ
確かに、滑れるのか?そもそも登れるのか?

三段山の方を眺めると、アリの様に何人もピークに向けて登っているのが見えた。去年の12月もそうだったけど、スキー場と化しているな。

三段山の巡礼
アリの様に。

白銀荘
白銀荘の駐車場も朝より大分車が増えてる。

ホッと一息
疲れ気味?

休憩をとっている内に、一旦追い越した2人がハイマツの向こう側を登って行った。追い越すときに話したけれど、ゲロってたおじさんの方は、思った通り飲み過ぎたらしかった。常に相方のおばさんが先に登っていた。千春沢は新雪が少し積もって上まで続いているので、そのまま沢筋を行けるところまで行ってみることにした。天気は相変わらず快晴無風。見上げると青空に噴煙が伸びている。問題なさそうだった。

富良野岳を右手に登る

噴煙を目指して

ハイマツ帯をそのまま登ると、上の方は岩がゴロゴロしているので、沢の方に少しまいて登る。

カワバラ尾根を登っているときから、下の方で犬の鳴き声が聞こえていた。千春沢の向こうの尾根を登っている2人のパーティーが連れているようだった。違う犬だろうけれど、登っていると自分の足下に犬っぽい足跡を見つけた。

犬のトレース

新雪の下はクラストした斜面なので、段々登りづらくなって来た。1,700mくらいまで行くとシールで登るのをあきらめた。とりあえず、S木くんが登って来るのを待つ。少し経って近くまで登って来たS木くんと話して、スキーを担いでツボ足で登ることに決めた。アイゼンを持ってないので、ダメそうだったら直ぐにあきらめ、スキーで降りられそうな場所を確認しながら登ることになった。

雪は硬くて、ステップをきってもつま先が少し引っかかるくらいだった。岩がゴロゴロしているので、転んでも痛いだけで、岩に引っかかって滑落はしないだろうと思ってひたすら登った。しばらくして火山観測の機械らしきものが見えて来た。変な振動を与えるんだろうと思いつつ進む。岩がなくなって歩きやすくなったところがピークだった。十勝連峰の景色がすばらしい。

三段山と富良野岳

景色はいいけれど、噴煙の上がる62-II火口からの「ゴー」という音が怖い。とりあえず、ほぼ無風で弱い風がピークの反対側へ吹いているし、相変わらず快晴なので、S木くんが登って来るまでビクビクしながら展望を楽しむ。

62-II火口

立ち上る噴煙
噴煙越しに美瑛岳。

しばらくしてS木くんも登って来た。二人とも登頂したので、心細くなくなった。

ツボ足で
実は結構ビビってたらしい。

登頂

大雪山系

富良野岳

火口も確認。火山を見ると地球は生きているという実感が湧く。

ちょっとして、抜きつ抜かれつしていた2人がスキーをデポしてツボで登って来た。せっかくなので記念写真を撮ってもらった。二人は夫婦で還暦のお祝いに十数年ぶりだか数十年ぶりに前十勝岳に登ったらしい。還暦とは思えないほど元気で素敵な二人だった。

記念写真

還暦の記念

十勝岳
十勝岳もくっきり。

その二人が下山して行くと、入れ替わるように新たな中年夫婦がスキーを担いで登って来た。最近の若者よりみんなずっと元気なんじゃないか?おじさんの話では、三段山クラブは三段山に行ったという話だった。それと、やっぱり前十勝岳のピークは立ち入り禁止ということだった。

自分たちはピークで飯を食うほど気持ちに余裕がないので、とりあえず、滑って降りて、適当なところで改めて休憩をとることにした。ボウル斜面側が岩がなくてそのまま下れそうなので、そっちを滑り降りる。

滑降写真を撮ろうと思ってツボ足で少し下ったときに、際どく滑った。なまら焦った。かなり死を意識したけれど、ギリギリ滑落せずに踏みとどまった。ドキドキしながらも撮影。

尾根側は風で雪が飛んでいてガリガリで滑れたものじゃなかったけれど、少し下ると沢に向かって雪が付いていたので、気持ちよく滑れた。先に降りた二人のトレースが、大正火口のあたりから沢をずっと続いていた。

斜度が緩くなった辺り、1,600m辺りで一旦止まる。ここから雪はもう腐っていた。まだ12時半くらいだったので、休憩をとってから今の斜面を登り返すことにした。休んでいると下の方から硫黄の匂いがして来た。おそらく、風向きから大正火口からの匂いじゃないだろう。有毒ガスの話を聞いているので、油断できない。

13時に登り返す。

大正火口

頭から湯気が

滑った斜面を登り返す。登っているときに、火口の方で落石のガラガラという音が聞こえた。

朝から何度か飛行機が飛ぶ音が聞こえていたけれど、今度は見上げると飛行機雲が伸びていた。

噴煙と飛行機雲

14時に再び滑り降りる。S木くんが「先に一気に滑っていい」と言うので、遠慮せずに一気に滑り降りた。途中、スピードにビビって後傾になったけど、緩斜面に移ってからは岩の間を気持ちよく滑った。岩が隠れていないか心配だったけれど、気持ち後傾で軽い踏み込みを意識して標高差300 mを一気に滑り降りた。

息切れしながらカメラを構えると、液晶に写るS木くんは点。一気に滑りすぎた。S木くんは手前に滑ったので、ガリガリの斜面に苦戦していた。後から聞いた話では、カメラに写るように気を遣ってくれたらしい。悪いことをした。

ビデオはS木くんがカメラのフォーカスをマニュアルにした影響で、幸か不幸かピンぼけで望遠側はよく分からない。ビデオ (23937.3K)

S木くんと合流すると、目の前を上からテレマーカーとボーダーたちが滑り降りて行った。ボーダーが沢をハーフパイプのように滑って行く。せっかくなので、みんな滑り降りてから飛べそうなポイントを探して飛んでみた。S木くんがカメラを構えていないので、ただ落ちただけだったけれど、これがヤバかった。着地でカメラが膝にもろにぶつかった。痛い。

さっきのテレマーカーがガイドらしく、下山ルートを案内して岩への注意を促したりしていた。この際、ちゃっかり後ろを付いて行く。示してくれたルートでスノーブリッジを渡り、お帰りコースを滑って白銀荘まで帰った。

白銀荘には15時前に到着。今回は二人だけなので、修行モードにならずに早く終わったけど、久しぶりの山で疲れた。白銀荘の駐車場は車で溢れていた。すごい。下山写真と駐車場の写真を撮ろうとカメラを取り出したら、なんとレンズが割れている!っと思って焦ったら、割れてるのはKenkoのプロテクターだった。レンズは無事。プロテクターも安かないけど、レンズとは桁違いなので命拾い。カメラをぶら下げて飛ぶもんじゃないな。

露天風呂からは青空にそびえる前十勝岳と、そこから立ち上る噴煙が見える。一日中快晴無風だった。絶好のコンディションだった。

夕陽に染まる十勝連峰が撮れるかもしれないと思って三脚とかを持って来たけど、16時じゃまだまだ明るい。腹も減るのであきらめて富良野に戻ることにした。途中、美術館のそばで写真を撮っている人がいたので、自分もつられて車を止めて写真を撮った。もう農作業を始める季節なのか……。畑ではトンビか何かとカラスが喧嘩してた。

あぁ北海道

富良野では久しぶりに唯我独尊でカレーにした。ただ、今回は時間に余裕があるので、カレードリアを頼んだ。カレーが少なくてカレーっぽくないけど、チーズが美味しい。

富良野からは走りも順調で、めでたく20時前に家に着くことが出来た。やっぱり早く帰れるのはいい。

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さて、今回、無事下山することができたけれど、問題点は多かった。まず、立ち入り禁止区域をちゃんと確認しなかったことが問題だ。カミフルールでも確認を促している。立ち入り禁止の意味を軽視して、好天を理由に安易に立ち入るべきではなかった。風の向きが変わり強くなったことを考えると恐ろしい。

先行者がいたことによる気のゆるみもあった。「他に登っている人もいるなら」という気持ちが、立ち入り禁止区域であることを忘れさせることにもなった。結果として、自分たちが登ったことで、他のパーティーも付いて来た形になってしまった。最悪の場合、全員が被害に遭っていたかもしれないので、せめて、登る途中でお互いの計画を話しておけばよかった。ピークまで行く前に立ち入り禁止のことを聞いていれば、危険を冒してまで登らなかったかもしれない。

ツボ足でスキーを担いで登ったのも、場合によっては危なかった。滑落は可能性が低そうだったけれど、転んで怪我をすることは十分考えられる。それなのに、進むルートと下山ルートを確認することに気を取られて、メンバーの安全を確認せずに登ってしまった。

下山ルートももろに泥流、岩屑なだれの走路になっている。面倒くさがって、休憩までとってしまった。天気がいいからと油断しまくりで、やっぱりちゃんと安全を確保すべきだったと後悔する。

ただ、結局のところ前十勝岳のどこが立ち入り禁止区域なのかよく分からない。夏道は、昔あったという前十勝岳経由の十勝岳へ向かうルートは通れないようにロープが張っているそうだ。ガイドが滑っていたルートもあるし、犬も登っていたルートもあった。どこでも登れそうだしどこでも滑れそう。強いてあげれば、カワバラ尾根から千春沢を挟んで反対の尾根までは、火山のハザードマップの危険域からは外れているから、現状ではこの区域が比較的安全ということかもしれない。けれど、火口はどこに開くか分からないので、安全の保障なんて実質はないだろう。やっぱり前十勝岳は登らない方がいいのだろう。

(参考:「北海道の活火山」。表紙が十勝岳だ。)

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リターンスプリング破損

明日は久々に山へ行くので装備の確認をしていたら、なんとディアミール エクスプローラのリターンスプリングが壊れているのに気付いた。フリーライドプラスには元々付いていないもので、使用に問題はないけれど、ちょっと心配になる。不吉な予感?気にしない気にしない。


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ハイローコーのシンフォニー

読むのが遅いくせにいろいろと人から本を借りたりもらったりしてしまうので、いつまで経っても読むものが減らない。今回、覚悟を決めて、借りたままだった「ミニヤコンカ奇跡の生還」を一気に読んだ。一気に読めた。読んでしまった。

ミニヤコンカ奇跡の生還 (yama‐kei classics)Bookミニヤコンカ奇跡の生還 (yama‐kei classics)

著者:徳丸 壮也,松田 宏也
販売元:山と溪谷社
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気温が高くなって、山の雪ばかりか気持ちもゆるむこの季節。そのゆるんだ気持ちを引き締めるのには十分すぎる内容だった。以前、阿部幹雄 著「生と死のミニャ・コンガ」を読んだときに、ある程度は覚悟していたけれど、下山の様子は確かに壮絶なものだった。親友を置き去りにしてしまわざるを得ない極限状態に追い込まれた凄まじい精神状態のままで下山を続ける。繰り返し訪れる幻聴と夢。鮮明に覚えているというのが信じられないけれど、ここまで書いている以上は本当なのだろう。発見される数日前の幻聴は荘厳なシンフォニーだったという。

そんな死の淵まで行って帰って来た著者だけれども、最後の章は「足よ手よ、僕はまた登る」だ。やっぱり山は中毒だ。

ところで、この事故でもやはりさまざまなヒューマンファクターが問題になっていた。事故になったからこそ、そうした部分にもスポットが当てられる。一方、成功した場合は成果ばかりに目が行ってしまって、きっとヒューマンファクターなどによる危険を検証するということはないだろう。松田氏自身が、前年の事故報告書を読み、直接話も聞いているのに結局事故に遭ってしまった。これから全層雪崩のシーズンだ。春の陽気に浮かれずに、雪崩の兆候を見逃さないように心がけよう。

さて、とりあえず、ザックの装備を確認しようか。

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スキーは金だ

先週末、21-23日に全日本モーグルを観にばんけいへ通っていたときのことだ。その日の競技が終わったので、一人でパークに入って遊んでいた。リフトに乗っていると、ゲレンデからスキースクールのインストラクターの大きな声が聞こえて来た。ちびっ子のスクールで、10人くらいがハの字で蛇行しながら滑り降りてくところだった。

全員が止まったところでインストラクターが大きな声で話し始めた。

お父さんお母さんがお金を出してくれているんだから、検定に受からないと怒られるよ。

インストラクターといえども、子どもを教える立場の大人が、こんなことを言うとは驚いた。怒られないようにがんばって滑るってどういうことだ?しかも、金を払って検定に落ちたら親が怒るのか?こんなおかしな教育がスキーを通して行われていると知ったら、親はどう思うだろうか。

25日の昼、滑り終えてロッヂで休んでいるときに、スクールで練習している子どもを待っている母親らしいおばさんたちが話しているのが耳に入った。内容は大体こんな感じだ。

自分の子どもはスクール週1だが、他の子たちは別にスキー塾というのにも通っていて、ほぼ毎日練習している。料金も月数万円するが、通っている子どもの親はほとんど医者だという。金をかけたら検定に受かるということなのか?

そう。スキーは金だ。金をかけた分上手くなる。もちろん金だけじゃないけど、高価な道具で回数だって多い方がいいし、レッスンも受けた方がたいていは上手くなるだろう。スポーツだろうが何だろうが基本的には同じだろう。世の中金だ。

あんたらはいったい子どもをどうしたいんだ?スキー選手?つまらない検定を受けさせてSAJに金を貢ぎたいのか?スキーを一緒に滑って楽しむって発想はないのだろうか。自分で教えたっていいし、上手くないなら一緒に練習すればいい。スキー歴が20年を越えてようやく去年検定を受けたけれど、何よりこれまで親や友だちとスキーを滑って来て楽しかった。スキーは楽しむものだ。けれども、スキー場に子どもを連れて来ただけで満足してしまう親にとっては、所詮「スキーは金」なのだろう。

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銀河パーク

3/13にニセコ東山に行ったときに収録していたビデオが、Niseko TVでいつの間にかNPDCで公開されていた。


こっちはYouTube。

ワンダーランドパークは別名銀河パークと呼ぶらしい。で、標高が高いから確かに景色はいいんだけど、「ちょっと」なんて反りかたじゃないし、あのランディングじゃまずバコンとなる。今ならザラメになって飛びやすくなってるんだろうか。

ちなみに、ビデオではスパインの遊び方を解説していた。「男のスパイン越え」も披露していた。あと、スパイン下のロングボックスは、通した後に余所見していると、案内標識に激突する危険があるので要注意だったのを忘れてはいけない。

今日の雨でばんけいも実質終わってそうなので、ニセコヒラフのパークにも今度行ってみよう。

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08/3/25 ばんけい

天気もいいのでばんけい24時間券を完走すべく、雪がなくなる前に飛びに行って来た。

学校は春休みシーズンとはいえ、さすがに平日のばんけいはガラガラ。ちょうど昼時だったこともあって、ゲレンデには数えるくらいしか人がいない。午後からはちびっ子が増えて、少しだけ賑やかになったけど。

モーグルバーンには目もくれず、ひたすらキッカーでコソ練。今日もビデオと三脚を持って来たので、はじめ何本かキッカーでアップしてから定点撮影開始。

ところが、撮り始めたはいいけど、さっぱり調子が出ない。テールは上手くつかめないし、ミュート360がひどい。日曜日の最後はピタッと決まったのに、今日は全然踏み切れない。途中、思いっきり後傾になって背中から落ちて、あまりに調子が悪いので帰ろうかと思った。それでも最後のばんけいなので、あきらめずに飛んでいたら、最後の方はちょっとマシになった。といっても、全然ショボイな。引き手が甘い。ビビってる。

コソ練定点撮影ビデオ (6123.0K)

2-Wayキッカーの小さい方は、ランディングがもう緑の芝が出ていた。週末まで保つんだろうか?とりあえずは、チケットを使い果たしたので問題なし。

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サンタクロースはキョーサン主義者

月曜日にシアターキノへ「ぜんぶ、フィデルのせい」を観に行った。モーニングショーと思って朝行ったけど、月曜日はカップルサービスデーだったので200円得した。

映画は思った以上にテンポがよくて、全然退屈することがなかった。主人公のアンナが以前教わった「キョーサン主義者はアカい服を来たヒゲ男だ」という話を、弟のフランソワが聞いて「それはサンタクロースだ」というように答えたシーンがあった。確かに、その言葉から子供がイメージするのはサンタクロースだろう。

けれども、サンタクロースは貧富に関係なく平等にプレゼントを配るという話だったはずだ。実はしっかりキョーサン主義者だった。同じくキリストもキョーサン主義者なわけで、出発点が合理性か信仰かの違いだけのような気がする。

アンナがデモに連れて行かれた場面で、メーデーのデモに連れて行かれたのを思い出した。もちろん、機動隊が出てくるようなものじゃなくて、山車や仮装のようなものもある楽しい労働者の祭典だったけど。

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08/3/23 ばんけい

今朝起きるのも遅くて、身体も何となくダルかったので、滑りに行くのは止めて、家で休んでいようと思った。そこで、朝食を食べながら、昨日撮影した全日本モーグルのビデオを見ていると、なんだか窓の外も青空だし、いてもたってもいられなくなって、道具を準備して家を出発した。

スキー場に着いたのは10時半くらい。ウエスト駐車場に入ると、S木くんのらしい車があるのに気付いた。リフトに乗って会場に行って様子をうかがっていると、S木くんがやって来た。H多さんは飲み会でダウンだそうな。リフトに乗っているときになんとなくそんなことを想像していたので面白かった。全日本モーグルの団体戦もまだ始まっていなかったし、公式戦でもないらしい。観客もほとんどいないので、第2エアのところでビデオカメラを構えることにした。

ドリームチーム里谷とか影のドリームチーム長野県Bチームとか、とにかく、前日までとは打って変わって、選手も楽しんでるようだった。ちょっと感動したのは、あのモヒカン小林が滑ってたっぽいこと。なつかしい。

競技中は得点もよく分からないし、結果もよく分からないまま団体戦が終わったけど、チーム里谷が勝ったらしかった。団体戦は公開競技らしいけれど、もう少し観客も楽しめるようなものにして欲しかった。

ビデオは団体戦全部はデカすぎるので、モヒカン小林だけアップ。

モヒカン小林復活ビデオ (5887.6K)

13時前に競技は終わったので、いったんロッヂに行って昼食をとり、S木くんの希望でコブを滑ってみた。スラバンのコブは深い基礎コブで、とてもモーグル滑りをできそうなコブじゃなかった。それでもがんばって滑って撮影。

S木くんはコブを滑り終えてテンションが下がったようなので、一緒にキッカーに行ってコソ練を続けた。自分ではちゃんと飛べてなくても、先に飛んで待っているS木くんからはそれなりに見えたらしいけど、改めて定点撮影ビデオを見ると、やっぱりダメ。S木くんのミュートは一応撮れてた。ただ、着地で失敗してテンション下がったのもあったのか、あとは整地で流すらしく、トイレに寄ってから別れて滑った。

で、戻ってまた飛んでみると、それまでよりもいい感じで飛べる。最後の一本はちゃんとグラブもできて、確認するのを楽しみにしてビデオのところまで行くと、電源が落ちていた。テープが終わったのではなくて、バッテリーがなくなってしまっていた。がっかり。まあ、成功率は上がって来たからいいことにしておこう。

コソ練ビデオ (11789.8K)

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08/3/22 ばんけい

今日も全日本モーグル観戦のためばんけいに。スキー場に9時前に着いて、車もそう遠くないところに停めれたけど、H多さんが場所取りに早く会場へ行くので、キッカーへは行かずに会場へ着いて行った。前日はエアを観ていたので、今日はターンを観ようと一人ミドルセクションに陣取る。

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モーグルバーンからは遠くの山並みまで見渡せる。

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ポイント足りてるけど年齢制限で本戦に出場できなくて前走。

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S木とH多をさがせ!レベル2。

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里谷が出るの知らなかったので驚いたけど、滑りにもやっぱり驚いた。ダントツのスピードだった。

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男勝りの里谷多英。

ここから本物の男子。

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名前を知らなかったけど、たぶん山口選手だった気がする。

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山が呼んでいる気がする。

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ダフィーやる人は少なかった。

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ダブルグラブ?

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一日中青空。

予選はカメラで動体撮影の練習してたけど、やっぱりAFじゃないと自分には無理。素直にAFにしとけばよかった。決勝まで少し時間があったので、一度ロッヂでトイレに行ってから、キッカーで何本か遊んでから会場に戻った。開始予定の13:20を過ぎてたけど、まだ競技は始まってないようだった。とりあえず、急いでビデオの準備をした。今日は手持ちでちゃんと滑りを撮る。

目の前をすごいスピードで通り過ぎて行くのを撮るのは難しかった。結局、カメラの液晶ビューア越しに滑りを見るから、迫力がいまいちになってしまった。滑る音は迫力満点だったけど。

男女決勝1位、2位、3位 (18854.9K)

競技の結果もよく分からなかったけど、とりあえず、大会が終わったので3人で滑った。コース脇のギャップでちびっ子と一緒になって飛んでいたら、狭い飛び出しで無理矢理回したので、回転が足りなくて転倒。どうもこの時左足の付け根を痛めたっぽい。さすがに、2日連続でモーグルを観ていたので、みんなで下のコブでモーグルに挑戦した。けど、コブはシャバシャバでスピードが足りなかった。しかも、最後の方はコブじゃなくてウェーブだし。

何本か滑ったら、H多さんがロッヂに休憩しに行くので、自分はキッカーに、S木くんは整地に休憩に行った。で、何本か飛んだけど、脚も痛いので上手く飛べないまま整備が始まった時点で止めてしまった。ロッヂに戻るとちょうど帰るところだったS木くんとH多さんとお別れして、自分もさっさと家に帰った。

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08/3/21 ばんけい

今日は全日本モーグルを観戦しにばんけいに行って来た。会場が混むかもと思って9時前に行ったけれど、さすがに平日のためかロッヂのすぐそばに車を停めれた。ポールを車に忘れてタラタラしていると、ロッヂの前でS木くんを見つけた。すぐにH多さんもロッヂから出て来た。H多さんに割引券をもらえて助かった。準備をしてから再び合流して、観戦する前に何本か滑った。ゲレンデはザラメで完全に春スキーだった。

そろそろ大会が始まる頃になって、会場の方へ移動した。即席の屋台までできていて、ちょっとしたイベントのようだ。といっても、観客は少なく好きな場所で観れるので観戦には都合がいい。

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コース整備中。

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審査員席。

まず、予選はシングルで行われた。女子からで、H多さんに8番目が上村愛子と聞いていたので、そのことを頭に入れて観ていた。アナウンスで分かったけれど、実際滑りが速いのですぐ分かった。

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慌ててピンぼけ。

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S木とH多をさがせ!

第2エアはみんな普通に縦回転しててビックリ。縦回転じゃなくても、トリプルやクオッドは普通。

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予選が12:25に終了して、腹も減ったので我夢主に昼飯を食いに行った。狙いはジンギスカン食べ放題。

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決勝トーナメントの前走が13:15スタートだったけど、おばちゃんが勧めるままに肉と野菜をおかわりして、14時まで食い続けた。のんびり食ってから会場に戻ったら、上村愛子がちょうど負けたところだった。W杯で上村は自分に勝ったそうだが、肉欲に、いや食欲に負けた自分が悔しい。

決勝トーナメントはデュアルモーグルなので、二人同時に滑る。デュアルの試合を見るのは今度が初めてだったので、ワクワクして観ていた。

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結局、誰が誰だかよく分からなかったけど、間近で迫力のある滑りを見れたので楽しかった。写真はネットが邪魔でエアばかりになってしまった。ビデオも三脚に固定してたので、S木、H多両カメラマンの映像に期待しよう。

一応、決勝ミドルセクション (4429.3K)

大会が終わると、荷物を車に置いてから3人でちょっと滑った。H多さんは用事があって先に帰ったけど、その後も二人は残った。S木くんは普通に滑りに行って、自分はキッカーでコソ練。ばんけいのキッカーは前より大きくなって、結構気持ちよく飛べる。最初はスタートの位置が分からなかったけれど、他の人と同じ場所からアプローチすると、程よい浮遊感を感じられる。棒ジャン、ミュート、ミュート180、360と練習したところで、ディガーの人たちが整備してくれた。

しばらく整地を滑ってるうちに、S木くんがやって来たので合流。その後何本か滑ってようやくキッカーがオープンした。自分だけ飛んで、疲れたS木くんは休憩しに行った。再びコソ練。

整備が終わったキッカーは、予想に反してアールはカリカリじゃなくて飛びやすいし、ランディングもシャバシャバで転んでも痛くなさそうだった。練習のチャンスなので、ミュート360に挑戦する。グラブはギリギリできるものの、後傾になったりで上手くいかない。ビデオを撮らなかったので確認のしようがないけれど、飛ぶほどにどんどん崩れて行った。最後におしっこを我慢して飛んだら、ランディングでザラメに脚をとられて転んでしまう。踏ん張りが利かなかった。それでも、幸い転んだ衝撃で漏らすこともなかったので、急いでロッヂのトイレに向かった。ちょっと休憩をしようと思って座って時計を見ると、もう17:35。S木くんと18時まで滑ろうと話していたけど、そのままロッヂで合流してあがることにした。失敗したまま帰るのは残念だけど、頃合いだった。

モーグル観に来たけど、やっぱり自分で滑るのが楽しい。というか、飛ぶのが楽しかった。やっぱり飛びは春がいい。明日の朝はまず飛んでから観に行こう。

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佐々木 匠 写真展

知人の知人が写真展を開いているらしいので、札幌市写真ライブラリーまで行った。待ち合わせの時間より早く写真展の会場に着いてしまったので、ざっと観るつもりが3回も観ることになってしまった。

最初観て、あまりいい写真だとは感じなかった。「人の暮らしの情景」という割には、写真から人の暮らしが伝わって来ない。函館の写真はまるで観光に行ったときに撮ったかのように、天気がいまいちでパッとしない。構図も退屈だったり。栗山で撮った蝶の写真の中に割といいと思うものが1枚あったけれど、蝶や花の名前も分からないそうで、被写体への思いが伝わって来ない。洞爺湖の写真は忙しい中通っていい条件を狙って撮影したらしいけれど、こちらもパッとしない感じだ。最近はウェブ上にいい写真がごろごろ転がっているので、物足りなく感じた。とはいえ、入場無料だしまあよし。

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カフェがつなぐ地域と世界

この間読み終わった「百年の愚行」と合わせて勧めたのがこの本。

カフェがつなぐ地域と世界―カフェスローへようこそBookカフェがつなぐ地域と世界―カフェスローへようこそ

著者:吉岡 淳
販売元:自然食通信社
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フェアトレードについての簡単な解説とカフェとしての実践が、写真やイラストが載って文章も少なく読みやすい形で紹介されている。スローフードやスローライフの考え方にも触れられる。

この本で知って驚いたのは、カフェスローの壁などの建材として使われているストローベイルは、「夏に室外温度が摂氏40度になったとき、冷房もブラインドもなしで室内温度は24度までしか上がらなかったそう。また冬に室外温度が摂氏5度のとき、室内温度は暖房なしで16度以下にはならなかったということです。」というすごい代物だということ。灯油代もバカにならなくなったことだし、暖房費の節約にもいいかもしれない。JSBHAなるNPOもあるらしい。

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08/3/17 札幌国際

札幌国際へエンコースキーに行って来たけど、魔法使いは女子高生と一緒でも平気。

駐車場は平日にも関わらず結構混んでいた。それもそのはず、今日明日はシニア振興デーで、シニアは1,000円で滑れて、温泉入浴券も抽選で当たるらしかった。客の平均年齢は60歳を超えてそう。

札幌国際は初めてらしいので、午前中はダスキンとダウンヒル以外の初級コースをガイド。メルヘンコースが広くなっていて驚いた。さすがに、ちびっ子たちが滑るには狭過ぎたのだろう。ゲレンデには薄らと新雪が積もっていたけれど、かえって滑りづらかった。3本滑って昼食。

午後からエコーコースとスイングコース下を滑って、上級コース以外は制覇。後半にはビギナーのキッカーだけ飛ばせてもらう。2本ストレートを飛んで、ミュートで調整。その後休憩。

休憩後、ビデオ撮影を頼んで再びビギナーに向かう。いきなりミュート360をやろうとしたけど、そう上手くいくはずはなく、タッチした程度で後傾着地。3本飛んだだけじゃこんなもんだろう。

最後にダウンヒルに行ったら、二人してかなりやられる。夕方になってバーンは硬くなって、疲れた脚に衝撃が辛い。下まで着いたらプルプルしてた。

失敗ミュート360 (438.5K)

腹が減ったので、帰りに穀物祭に寄った。やっぱりイモが旨い。ところが、どうも風邪をひいてしまったのか喉が痛いような。

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ついに黄砂が……

明日には北日本にもやって来ると、テレビの気象情報で言ってた。真っ白だった山を春色に染めてしまうあの憎き黄砂が、まるでチベット暴動で巻き起こった風に乗って来るかのようなタイミングで。中国でオリンピックなんて誰が決めたんだ?大気汚染に政治不安。我らが日本の選手はお国のために命がけで戦いに行くのか。赤紙が来た選手は気の毒に。

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M. Ravel: Piano concerto in G major

内地に2日?遅れて発売された新刊を読んだ。

のだめカンタービレ #20 (20) (講談社コミックスキス)Bookのだめカンタービレ #20 (20) (講談社コミックスキス)

著者:二ノ宮 知子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

漫画とは思いつつも、ついついのだめとJasminを重ねてしまう。オクレール先生とナウモフ先生は全然全然雰囲気似てないけど、音楽家らしい変態さは共通しているかも。

今回もいつものように曲名がいろいろと出て来るけれど、すぐに分かるのはごく一部。聴いたら思い出すものもあるけれど、今回もラヴェルの協奏曲は聴かないと思い出せなかった。ということで聴いてみた。

ラヴェル:ピアノ協奏曲Musicラヴェル:ピアノ協奏曲

アーティスト:フランソワ(サンソン)
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2004/12/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

もちろん、ウサギが飛び回るのはよく分からなかったけど、出だしの「パン」が何なのかは分かった。とはいえ、音楽は分からんので、ジャズの要素云々もさっぱりだ。ウィキペディアには「左手のための〜」の方に「ジャズの影響が色濃い」と書いてあるけれど。それにしても、ウィキペディアでラヴェルの曲をいくつか聴けるようになっているのには驚いた。

音声ファイルはOgg Vorbisフォーマットらしいけれど、Perianを入れていたから再生できたのだろうか。Ogg VorbisのQuicktimeコンポーネントはインストールした覚えがないし。

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モーグル全日本

昨日S木くんから、3/20-22にばんけいで第28回全日本スキー選手権大会・フリースタイルスキー競技・種目:モーグルが開催されることを聞いた。上村愛子も出るという話だし、以前H多さんにはY口さんの弟さんも出るかもしれないという話を聞いている。みんな観戦しに行くらしい。チケットも幸い2時間残っているし、どうせ今週雪も降らないようなので、ここはぜひ自分も観に行かねば。

【追記】観戦の模様
08/3/21 ばんけい
08/3/22 ばんけい
08/3/23 ばんけい

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08/3/15 札幌国際

雨の予報だったので、前日に山の予定を変更して札幌国際に行くことに決めた。朝起きると、札幌は結構まともな雨が降っている。これはスキー場も雨が降ってそうだけど、S木くんを拾ってめげずに出発した。

国道からスキー場までは、車が全然走っていない。こんな雨の日に滑りに行こうというバカはあまりいないのだろう。駐車場もガラガラで、すぐ近くに停めることができた。雨のせいで駐車場はベチャベチャだった。

ゴンドラで上まで行くと、幸い雪が降っていた。といっても、いつ雨に変わるか分からないような雪だった。S木くんの希望でまずはダスキンでアップ。いきなり筋トレで始まった。S木くんはFujativeで飛ぶ気満々なので、2本目はパークへ行った。ただ、翌日のX-CUPの準備でチャレンジストリートはクローズしているので、ビギナーだけだった。そのビギナーも、フラッグのかなり上からチョッカってもギリギリランディングに届く程度。次に入ったときは、雨のせいでもう届かなくなっていた。

あまりにつまらないので、あとはひたすらコブで筋トレすることにした。ゴンドラに何度目かに乗った時、ちょうどゴンドラから降りた瞬間に、後ろから来たゴンドラが減速しないで突っ込んで来て自分たちが乗っていたゴンドラに激突した。ゴンドラから降りようと立ち上がったS木くんは、ゴンドラの中でよろめいた。既に降りていた自分も、間一髪脚をスキー立てにぶつけただけで怪我をせずに済んだ。恐ろしい。ゴンドラも安全じゃないので、降りるときは左右を確認した方がいいようだ。

ダウンヒルのコブは深い。でも、柔らかいのでなんとかヤケクソ滑りできた。S木くんとポールを交換したりして撮影もした。ダスキンでも撮影したけれど、この後、雨は止んだけれど、ガスって来て撮影どころじゃなくなってしまった。

雨は午前中でほとんど止んだけれど、手袋はベチョベチョ。ウェアにもかなり染み込んでいる。ゴアテックスでも無理だった。濡れだけじゃなく、滑っているときにゴーグルに水滴が付くので、視界が悪くてしょうがない。雨が上がってガスったらガスったで、今度は細かい水滴で視界が悪い。やっぱりこんな日に滑るもんじゃないんだろう。

午後からS木くんに板チェンジをしてもらい、Fujativeで滑ってみた。意外と安定感があって、悪雪も滑りやすい。K2の板ってどっしりしてるから安定してるんだろうか。コブはSethの感覚で滑ると暴れてしまったけれど、ちゃんと回せるので扱いやすい。実はFujativeも何でも板の候補かも。一方、SethのS木くんはいつになくコブを縦に攻めていた。本人は攻めるつもりないらしく、暴走っぷりが見ていて楽しい。でも、楽しいらしいのでよかった。

ずっとコブで飽きたので、一度パークへ行ってみたけど、今度は視界が悪くてキッカーはクローズ。ポコジャンだけ飛べるようになってた。雨が止んで板は走るようになったけど、もうどうしようもない。

ラストまでコブを滑り続けた。今日の筋トレ終了。今度Y口さんのモーグルレッスンを受けよう。目指せ上村愛子。といっても、クリスタルトロフィーじゃなくて肉だけど。

モーグル練習中ビデオ (12658.5K)

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「執着するもとのもの」を捨て去る

百年の愚行(普及版)は1年以上前に買って途中までは目を通したけれど、ページをめくるのが辛くなってそのままにしていた。今回、ひとに薦めようと思って、覚悟を決めて最後まで見てみた。

この本は、Think the Earth プロジェクトによって作られた写真集だ。20世紀を振り返り、現実に目を向けるために選ばれた100枚の写真で構成される。

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]Book百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

著者:池澤 夏樹,アッバス・キアロスタミ,フリーマン・ダイソン,鄭 義,クロード・レヴィ=ストロース,小崎 哲哉,Think the Earth Project
販売元:Think the Earthプロジェクト
Amazon.co.jpで詳細を確認する

喜ぶべきか悲しむべきか、100枚の写真の中に、水俣の廃液、広島・長崎の原爆、神戸の空襲と並んで、北海道の写真も選ばれている。p.102の「狂牛病問題で流通が止められ、倉庫に山積みとなった肉骨粉」だ。

20世紀を振り返るといっても、ただ闇雲に時系列に沿うわけでもなく、無意味に分類するわけでもない。この本には明確な主張があり、目次からもそれを読み取ることができる。

WATER
AIR
EARTH
ANIMAL
MASS PRODUCTION / CONSUMPTION
NUCLEAR / TECHNOLOGY
WAR
PERSECUTION
REFUGEE
POVERTY

この本には10のコラムが写真に添えられている。その最後のコラム「これからの100年に向けて」では、「ブッダのことば スッタニパーダ」(中村 元 訳)を引用して読者に問いかける。

 悪魔パーピマンがいった、
「……人間の執着するもとのものは喜びである。執着するもとのものがない人は、実に喜ぶことがない。」
 師は答えた、
「……実に人間の憂いは執着するもとのものである。執着するもとのものがない人は、実に憂うることがない。」

われわれはまず、「執着するもとのもの」を捨て去るべきではないだろうか。

教祖のことばを思い出した。

失うものは童貞だけだ!

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札幌国際スノーフェスティバル

この間、札幌国際に行ったときに、チャレンジストリートを整備していたのは、きっと第23回札幌国際スノーフェスティバルの準備だったのだろう。キッカーは飛べるようになっていたけれど、ランディングの途中からネットが張られて立入禁止になっていた。当日X-CUPというスキークロスの大会が開かれるので、そのコースを造っているのだろう。パドルでKさんに勧められたけど、基本的に競争が嫌いなので出ない。そもそもヘルメット持ってないし。ちなみに、もしもスパイダーマンが出てたら、きっとそれがKさんのはず。16日は天気がよくないようなので気の毒だ。

いつだったか、確かフェスティバルの日に行って、そのときはチケットの抽選で、何かの飲み物と懐中電灯をもらった気がする。飲み物はすぐ飲んだからよかったけど、懐中電灯はポケットに入れて飛ぶと邪魔だったような思い出が。

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保毛尾田保毛男とジャバ

小泉内閣の頃に何度もテレビに映った石破の顔は、いつ見ても保毛尾田保毛男に見えた。ちょっと前も護衛官の不祥事で何度もテレビに写る石破は、やっぱり保毛尾田保毛男だった。

ここ最近、道路特定財源の問題で、今度は冬柴の顔が何度も出て来る。ハイビジョンの16:9になっても画面に収まらないんじゃないかと思えるデカイ顔は、ずっとジャバに似ていると思った。ママンに誰かに似てないかたずねてみたところ、ジャバの名前は思い出さなかったものの、スターウォーズに出て来てお姫様を侍らしてたあれ、という具合に一発で分かったようだった。実際、冬柴とジャバでググってみる(もう死語?)と、みんな考えることは同じようだ。保毛尾田保毛男も。

とりあえず、テレビ局のカメラマンには、冬柴を撮るときだけはもう少しカメラを引いて欲しい。とはいえ、冬柴も子供の屁理屈を国会で繰り返すの止めろ。

Star Wars - Statue: Jabba The HuttToyStar Wars - Statue: Jabba The Hutt

販売元:ジェントルジャイアント
発売日:2007/10/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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08/3/13 ニセコ東山

ひさびさにS倉くんからありがたい誘いがあったので、ニセコ東山まで行って来た。ニセコ東山に行ったのは、パークが新しくできたという話だったので。

ニセコ東山へは、10年くらい前に1度バスパックで行ったきり。車を運転して行くのが初めてで、うっかりしてるとスキー場への入り口を見逃すところだった。スキー場へ着いても、滑る準備の途中で古いゴンドラ乗り場の方に間違って来てしまったことに気付いて、新しいゴンドラ乗り場の方まで車で移動した。古い方の駐車場はガラガラだったけど、新しい方にはそれなりに車が停まっていた。


駐車場から水野の沢?を眺める。

まず、5時間券を買って、ゴンドラに乗ることにした。で、思い出したのだけど、ニセコ東山はSeth Pistolは中積みだった気がする。S倉くんのPublic Enemyは1本ずつなら大丈夫だったけど、案の定、Sethは外に積めなかった。檻に入れられたような状態で、上まで登って行った。身体の自由もあまり利かないので、思うように外も見れなかった。ちらっと見えたパークのアイテム配置はひどく、大きなキッカーを飛んだら、コースの反対にあるパークにはちゃんと復帰できないようだった。

テンションが下がりつつも、ゴンドラを降りてすぐ、ワンダーランドチェアに乗って一番上まで登った。パークにはほとんど誰も入っていない。大キッカーを飛んでいるオージー?が一人いて、下のスパインでも飛んでいた。パークも寒いがリフトも寒い。3月でそろそろ暖かいかと思ったら、上は風もあってまだまだ冬。薄着だったS倉くんは寒くてしょうがないらしく、一度下まで降りて上着を取ってくることになった。

まずはとにかく、パークまで滑り降りた。雪はガリガリのゴロゴロでまともに滑れたもんじゃない。で、キッカーを飛んでみた。リップは左右二種類用意されていて、左の方がかなりのアップ系。カメラのファインダー越しには、S倉くんは普通に飛んでいるように見えた。続いて自分も飛んでみたけど、すっぽ抜けないのが精一杯。サッツ直前に思いっきり跳ね上げられるので怖い。ランディングもガチガチで硬い。すっかり萎えてしまった。下のスパインもランディングがかなり硬い。しかも、でこぼこしている。

変な名前のコースを下まで滑った。途中、コブがちょっとあったけど、下の方はもうザラメだった。ゴンドラ乗り場に着いて、S倉くんが固まった。相当テンションが下がったらしく、もう帰りたいらしい。チケットもまだ4時間残っているので、このまま帰るのはもったいない。自分はパークじゃなくてもコースを滑るだけでもそこそこ楽しめるので、S倉くんが再起動するまで待ってた。乗り場の前で20分ほどぼーっとしてると、S倉くんが下のヒップだけ飛ぶと言い、車に着替えに戻った。その後、一服していたけど、だんだん身体が冷えて来たので先にゴンドラに乗った。

今度はゴンドラ付近の景色も見れた。確かに、大きな沢の間も、水野の沢?も滑ると楽しそうなところだった。

水野の沢上部
アバランチコントロール?

パークも標高の高いところにあるので景色がいい。黄砂のせいか、この日の空はくすんでいて、羊蹄山もはっきり見えないけれど、コンディションがよければ気持ちよく飛べそうだ。

ワンダーランドパーク

リフトに乗っている時にパークを整備しているのが見えたので、もう一度キッカーに行ってみた。リップを見に行くと、塗料の匂いが風に乗って来る。リップはやっぱりアールがキツい。右側は低いけど飛べそうなので、そっちを飛んでみた。ビビってるので踏み切れず、硬いノールに落ちた。

パークでS倉くんと合流。整備が終わったばかりの小さなキッカーを飛んでみたけど、あまり楽しくない。S倉くんはレールをやってた。そして最後のスパイン。S倉くんは一応飛び越えるのを目指して徐々にアプローチを長くしていった。でも、がんばってもなかなか越せないようだ。一方の自分は、上まで登らずに途中から飛び出して軽くグラブする程度。

何本かパークで滑ってると、カメラマンとパトロールの人たちがやってきた。S倉くんがカメラマンと話していたけど、予想通りNiseko TVの撮影だったようだ。その頃、もう寒くて我慢できなくて、建物の中からビデオカメラのファインダー越しに見ていたのだけど、ライダーが一人いて、カメラマンの注文に合わせて飛んでいた。女性カメラマンも飛んでたけど、パトロールも負けずに飛んで、スパインを飛び越えていた。S倉くんの恥ずかしいところも激写してしまった。でも、残念ながらNiseko TVでのS倉くんのデビューは見送られた。

Niseko TV ロケ
Niseko TVのロケ。


Niseko TVに対抗してスパインの裏から撮影。

悪いとは思うけど、見どころ満載なのでビデオ公開。

ビデオ (17628.2K)

15時を過ぎると気温も下がって雪が硬くなって来たので、怪我をする前にもうあがることにした。ダラダラ滑り降りるけれど、S倉くんは元気にコース脇のギャップで何度か飛んでた。一度姿が消えたので心配になってみて見ると、スキーを1本だけ持って起き上がるところだった。落ちた拍子に前転していたが外れたらしく、ずっと下を見ると、外れたもう片方の板が落ちていた。最後、コースに復帰できなくなりそうだったけど、ゴンドラ乗り場で待ってたら、しばらくしてやって来たのでホッとする。

昼飯は食べずに、途中、真狩で豆腐の買い出しをしたついでに買ったおからドーナツで空腹をしのいだ。さすがに、札幌国際に比べるとニセコは遠い。スキー場までの往復を考えたら、パークだけだと遠出するのはためらうな。ヒラフのパークはどうなんだろう?

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08/3/12 札幌国際

1週間以上滑ってないとそろそろ我慢できなくなって、チケットも残っていることだし、札幌国際へ行って来た。

sotoの真似をして定点撮影しようと思い、三脚とビデオカメラも持つ。せっかく天気も良さそうなので、ザックにデジイチも入れた。あとは昼飯と飲み物。暖かそうだけどスキーウェアはハイシーズンそのまま。板はやっぱりSethがいい。

ここ数日の暖かい天気で道路の雪が完全に溶けているので、家を9時前に出発しても1時間かからずにスキー場へ着いた。途中、定山渓ダムの道路沿いで中高年がカメラと三脚を持ってゴソゴソしているので、カメラの向いている先を見ると、奥にカッコいい山が見えた。あれはどこだろう?エクストリームだけど滑ったらもっとカッコよさそう。後で調べたけど、あれは小天狗岳?定山渓天狗岳?

外に出るとパーシモンのゴーグルでは陽射しが眩しく感じる季節になっていた。10時にはゴンドラに乗って上まで登る。降り場から出ると、頂上付近にはスキースクールの生徒と写真スクールの中高年がゾロゾロしているので、朝里の方へ滑って行った。こっちの方には人は来ていないようなので、のんびり写真撮影。とにかく、霧氷が青空に映えてきれい。一人じゃなかったら、白井岳の方まで行ってみたいところだった。

あまり調子に乗って写真を撮ってると肝心の練習ができなくなるので、1時間ほどで降り場の方へ戻った。写真スクールかサークルの人らしいおじさんと話すと、なんと前日も来ていたらしい。さすがに吹雪で登らなかったそうだけど。

裏で動いているときはジャケットは腰に巻き付けていたけど、そのまま滑るとさすがにまだ寒かった。ジャケットを着てからビギナーズストリートまで流して滑って行った。ビギナーに着くと、キッカーがちょっと大きくなっているように見える。ザックを背負っていたので、まずは下見をしてみると、リップから計ってノールは6 m弱。こんな緩いアプローチで飛べるか不安になりつつも、ウェアのインナーを外して準備する。

ここからエコスキー開始。まずは、1本飛んでみた。リップに近づくほど減速する嫌らしいキッカーだ。それでもちゃんと踏み切れば十分ランディングに届く。サッツができてることの確認をしながらの練習だ。次に、棒ジャンをしてみると、これまでにないほど完璧にできた。続けてミュートグラブをしてもバッチリ。今日は調子がいいようだ。で、棒ジャンからのミュートに挑戦してみた。どう考えても滞空時間が足りなくて、グラブの途中で着地の準備に入ってしまった。

最初は360の前に180をやろうと思っていたけど、いきなりこの大きさのキッカーは怖いので、180をは止めた。まず棒360、つまり、ヘリコプターをやろうとするけど、なかなか上手くできない。上半身ばかり意識が行ってしまい、身体がねじれているようだ。しかも、どうも後傾になってしまう。骨盤を意識してみても後傾が直らない。そもそも、伸身で回るのはなまら怖い。ちゃんと踏み切れていないとノールに板が引っかかるんじゃないかと思って、ビクビクしながら飛んでた。5本くらい飛んでも良くならないので、あきらめて今まで通りにタックして回ることにした。それでもやっぱり後傾になる。後傾が直ったと思ったら、今度は回り過ぎ。

開き直って、今度はグラブしに行った。いつものようにタックはできてもグラブはできず。板を触る程度までしかできない。ただ、ローテーションは丁度よくなった。とりあえず、12時半を過ぎて腹も減っていたので、飯にした。このまま帰ろうかと思ったけど、せっかくビデオカメラを持って来て撮らずに帰ったらバカなので、とりあえず、三脚にカメラを備え付けて、録画にしてからスタート地点に向かった。

ビデオはテープの買い置きがなくなっていたので、残り12分で成功させなくてはいけない。食後1本目はやっぱり失敗。かなり気合いを入れてタックしたけど、自分の真下に板があったらミュートができない。2本目では目一杯脚をひねってみることにした。すると、ちょうど伸ばした手にスキーが気持ちよくひっかかり、ストレートのときのミュートの感触が伝わって来た。恥ずかしいので心の中でガッツポーズ。ビデオのところまで駆け寄って、ちゃんと撮れてるか確認してみた。小さいけど、ミュート360が写っているように見えた。

午後のHビデオ (1714.9K)

一番気持ちのいいところで引き上げることにして、ザックを背負って滑り降りた。ポコジャンで180はやったけど、チャレンジではカメラとかを持っていきなり飛ぶのは嫌だったので、パークには入ったけど、飛ばずにそのままスルーして帰った。チャレンジの雪はもうザラメだった。春だ。

とりあえず、一度ちゃんと成功したので、これから成功率を上げて行こう。身体の動きは分かった気がする。とはいえ、棒360ができないので、そっちもなんとかしなくては。

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05/4/17 札幌国際

スキーネタ発掘その2。当時のsotoのルームメートだったO杉くん、S倉くんと4人で札幌国際に行った。

3年前のメールを見てみると、

朝一で行ったんだけどスキー場は意外と混んでた。この時期オープンしてるスキー場が少ないせいかみんな集まって来ているようだった。今日は雨ではなくって雪がちらちら降っていた。けど、日差しもあって、また雪焼けしそうな天気だった。午後からは天気が崩れて、ガスって吹雪いて来た。

ゲレンデコンディションは春スキーだけあって、パークより下はザラメになってた。ダスキンのコブはモーグルチックになっていて自分には滑るの大変だけど面白い。今日はあまり滑らなかったけどいい感じのピッチのコブで、日が射すと柔らかくなって滑りやすい。ダウンヒルの方へも行ったけど、こっちはしょぼいコブしかなかった。

新雪がうっすらと積もってたからコース外も行ってみたけど、滑りの悪い雪であまり面白くなかった。これならザラメを滑った方が面白い。

ちなみに、当時の札幌国際はまだゴンドラがファットに対応していなかったので、Sethは中積みで肩身の狭い思いをした。

確か、このシーズンに飛びを始めたので、まだ回ってない。この頃でもセーフティとミュートをしているところを見ると、今までいかに進歩してないかが分かる。S倉くんは上手くなったな。sotoは一進一退感があるな。

滑った後、みんなで朝里を回ってとんとん亭に行った。これが初とんとん亭だった。この時はメニューに驚いた。メニューは二つだけ。「食い放題」と「飲み食い放題」だけ。腹にブラックホールを持つという噂のO杉くんとS倉くんにsoto。みんな食う量が半端じゃなかった。燃費が悪いらしい。自分は半分も食ってないけど、食い過ぎで家に帰ってからしんどかったのを覚えている。先月、とんとん亭に行きそびれたので、今度あっち方面に行ったときは食いに行こう。

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05/6/4 暑寒別岳

週末滑らなくてスキーネタがなくて寂しいので、3年前の暑寒別岳を振り返ってみる。

デジカメで撮影した写真のExif情報から、札幌を出発したのはおそらく3:30くらい。行きの運転はOにしてもらった。海沿いの道路を増毛まで軽快に走り、除雪された林道を通って、登山口には5:30に到着。準備を終えて、6時前には登り始めた。天気は薄曇り。

1時間ほど登ったところで、休憩をとった。遥か遠くに暑寒別岳のピークが見えた。

ピークは遥か遠くに

休憩

しばらく登ると、登山道の脇には赤紫色の花びらのカタクリが咲いていた。

カタクリの群生

カタクリ

出発から1時間半登って、ようやく雪で登山道が埋まった。出発から2時間くらい経って、また休憩をとる。この時点で、3人とも結構バテてた。

登ります

次に休憩をとったのが出発から3時間ほど経過した頃。すでにみんなバテバテ。けれども、ピークはまだ先。3時間以上も登ってようやく七合目。暑寒別岳はキツすぎる。

しんどい

雪男たち

登山開始から4時間経って屏風岩に到着。休憩しているときに後ろを振り返ると、ゆっくりと雲海が後を着けて来ていた。sotoはここでクライミング。

屏風岩

追いかけて来る雲海

八合目

フリークライマー

さらに1時間、歯を食いしばりながら登って、偽ピークまでたどり着く。意外にも、Oの方がバテてた。この辺りはツバメが飛び交っていた。

まだ登る

迫って来る雲海

雲海と抜きつ抜かれつしながら登って、出発から5時間以上経ってようやく暑寒別岳に登頂。滑る元気もない?sotoは昼寝をしていた。

雲海に飲まれる

暑寒別岳登頂

ピークでゆっくり休んで、12時を過ぎてから、空身で裏の標高差数百 m?を滑り降りることにした。ガスって来ているのでピークから当分は視界が悪かった。途中からガスがなくなって、目の前に大斜面が広がる。斜面はいいけれど、春の縦溝がひどくて、なかなか思うように滑れない。それでも、斜度が緩くなるところまで滑り降りた。

今度は鬼の登り返し。滑った分は登らなければいけない。空身とはいえSeth Pistolは重い。sotoは淡々と登って行くので、着いて行くのに必死だった。ここでも意外なことに、Oがかなりバテていて、一番後ろをゆっくりと登っていた。再びピークに着いたのは13時過ぎ。

登り返して

ピークで休んでから、ガスで真っ白な中をザックを背負って下山開始。斜度があるところまでは結構軽快に滑り降りた。けれども、コンパスを切りながら下っていたOも、途中からルートの見極めが難しくなって来た。そこでsotoが山スキー部で鍛えた地図読み技術を駆使して、ガスの中を案内してくれた。おかげで登山道まで無事復帰。

とはいえ、スキーを担いでの下山がまた辛かった。sotoは下山中に水も行動食もなくなる。途中からは雨も降り出して、登山道を滑り落ちないように注意しながら足早に下る。暑寒荘が見えて来るとホッとした。なんと、車に着いたのは17時過ぎ。もう薄暗くなって来ていた。行動時間11時間はキツすぎた。

降り出した雨は土砂降りに変わり、その中を車で札幌へ向けて走った。もちろん、途中で温泉に入りたかったのだけれど、いいところが分からないので、道路地図で見つけた江部乙温泉に行った。銭湯っぽいところだったけれど、一応温泉のようだった。腹も減っていたので、温泉で近くの焼き肉屋を紹介してもらって、そこへ行った。もう20時になってた。

当然、食べ終わってから運転して、家に着いた時には日付が変わっていた?国道275号線の直線を走っているとき、眠くて仕方なくて車を停めてちょっと休憩したのを覚えている。日帰りで暑寒別岳はもう二度とやりたくないと思った。

【2019/3/5 修正】動画をYouTubeに変更。

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草の乱

上映会を逃して以来それっきりだった「草の乱」をようやく見ることができた。

草の乱DVD草の乱

販売元:NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
発売日:2007/12/14
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最初、この映画で面白いと思ったのは、日本映画なのに音楽を担当しているのが、「Sweet Lullaby」た「Freedom Cry」で有名なDeep Forestだということ。オリジナルアルバムは元ちとせをフィーチャーした「Music.Detected_」以来出ておらず、その少し前に出たサウンドトラック「Pacifique」がよかったので、映画も見ないで草の乱のサウンドトラックは聴いていた。

コンパルサMusicコンパルサ

アーティスト:ディープ・フォレスト
販売元:エピックレコードジャパン
発売日:1998/01/14
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ミュージック・ディテクテッドMusicミュージック・ディテクテッド

アーティスト:ディープ・フォレスト,アンジェラ・マクロスキー,ビヴァリー・ジョー・スコット,アングン,元ちとせ
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2002/06/05
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パシフィークMusicパシフィーク

アーティスト:ディープ・フォレスト
販売元:エピックレコードジャパン
発売日:2001/01/24
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どうしてサントラがDeep Forestなのかという理由としてはピンと来ないけど、サントラの中にこんな文章が書いてあった。

秩父事件当時、生糸の貿易で、日仏の交流が盛んだったことは知られています。また当時のフランスの自由民権の思想も広く伝わっていました。映画「草の乱」の音楽のためにフランスからDeep Forestが参加し、彼らのメインテーマに日本の歌姫Lyricoが作詞・唄で加わり主題歌「Eternal Dream」が創られました。まさにこの時、思いをひとつにした日仏のコラボレーションが120年の時空を超えて実現したのです。

ともかく、やはりサウンドトラック。映画の中で映像とともに流れる音楽のよさは、確かに、神山征二郎監督が「このアルバムに収録された曲たちは、まさに正確にドラマを捉えて話さない本物の映画音楽という代物になった」と言うほどのものだった。映画を見終わった後でサントラを聴くと、映像が蘇って来る。音楽はフランス人が創ったとは思えないほど、日本の映像に合っていた。そこはさすがにDeep Forestなんだろう。これまでもアルバムごとにガラッと風景が変わっていたけれど、このサントラは日本を題材にしたDeep Forestのアルバムだと思った。

実は、映画を見るまで知らなかったのだけど、この映画が札幌で上映されたのはそれなりの理由があったようだ。映画の最初の舞台は北海道の野付牛。主人公が死刑判決を受け、逮捕を逃れて来たのが北海道だった。北海道は「国賊」が集まる土地なのだろうか。やはりいつの時代も切り捨てられる北の大地。どこかで読んだけれど、「試されて」ダメだったらどうなるんだ?このまま日本の植民地のままでいいのだろうか。映画で描かれる秩父に今の北海道が重なって見える。そして秩父の高利貸しは……。

映画をなかなか見る機会がなかったので、見る前に読んで勉強と思った本は、結局、読まないまま本棚で眠っていた。今回映画を見てみて、歴史的な背景など詳しいことが分からなかったので、読んでみなくては。

Book秩父事件―自由民権期の農民蜂起 (中公新書 (161))

著者:井上 幸治
販売元:中央公論新社
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秩父事件―圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲBook秩父事件―圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲ

販売元:新日本出版社
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Aperture 2のルーペ

BS hiヨン様を見たいということで、年末にやってきたフルスペックハイビジョン液晶テレビ。DVI端子も付いててMacとつなげそうなので、Aperture 2のセカンダリービューアとして設定してみた。

解像度は1920x1080でApple Chinema Display 23 inchよりちょっと小さくて、インタレースなのが気になるけど、大きな画面でプレビューできるのはやっぱり便利だった。ところが、ルーペを表示させると変なことに気付いた。カーソル部分に表示された画像とルーペの中の画像の色が違って見える。

外部ディスプレイのルーペ

異なるプロファイルになっているんだろうか。外部ディスプレイじゃなく、MacBookのディスプレイ上なら当たり前だけど同じ色に見える。ナゾ。

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トンマッコルへようこそ

確か先週、戦争映画じゃないと思って観たら、思いっきり戦争映画だった。戦争のない楽園を期待したのに、映画は冒頭から残酷な戦闘シーン。映画のクライマックスも戦闘シーン。この世に楽園なんて存在しないんだね。

それでも、村長の言葉は忘れられない。暴力に頼らずに村をまとめ上げる秘訣を問われた村長は、「いっぱい食べさせること」だと答えた。G8を開催、参加する国なのに、餓死者を出す日本の指導者に聞かせたい。せめて、生かさず殺さずくらいにして欲しい。

トンマッコルへようこそDVDトンマッコルへようこそ

販売元:日活
発売日:2007/03/02
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アイヌモシㇼ2008

今日、出席した講演会で配られたチラシで知ったのだけど、「『先住民サミット』アイヌモシㇼ2008」が7/1(火)-4(金)に行われるらしい。会場は7/1、2が平取で、後半7/3、4が札幌になる。去年はチㇷ゚ サンケに行けなかったので、できれば参加したいところ。

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上村W杯3連勝

今朝のNHKニュース上村愛子がワールドカップで3連勝したという放送していた。道新の一面にも載っていた。猪苗代大会をテレビで見るのすっかり忘れていた。第9戦が8日に行われるらしいのでテレビで放送しないか期待したけど、案の定、CSでしかやらないようだ。残念。

どうでもいいけど、NHKニュースでは第1エアがヘリコプターと言っているのに、第2エアが後方宙返りと言っているのが気になった。最近はもうバックフリップって呼ばないの?敵性語は禁止?

そういえば、上村ってバックフリップが怖いからコーク720やってたって、トリノの時にテレビの特集で聞いた気がするけど、もう怖くなくなったんだろうか。まあ、コーク720も大して怖さは変わらないと思ってたけど。自分に縦回転はできるようになるだろうか?そもそもやる気があるのか?とりあえず、やる前にヘルメットだけは用意しよう。

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iCal 3

Leopardになってからなのか、気付いたらDockに登録されているiCalのアイコンが、その日の日付を表示するようになっていた。以前はiCalを起動するまで、確かiCal登場の7/17にアイコンの日付は固定されていたはずだけど。地味な改良だけど感動した。

Ical

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寿司処 駒草

「寿司処 駒草」に連れて行ってもらった。大将は気を遣いすぎというほどに気を遣ってくれた。

まず、リボンで飾った冷酒で迎えてくれた。


予約した時間にちょうど合わせてしめた鯖と、甘エビ、金柑やキタアカリの創作料理。その後、大将のおすすめで適当に握ってもらう。カボス?と塩で食べたヒラメは、「寿司は醤油で食うもの」という常識を覆して旨かった。

サザエのつぼ焼き
サザエのつぼ焼きは汁までしっかり飲み干した。


マグロ中落ちの南蛮味噌の赤葱添え?南蛮味噌は大将の手作りで、赤葱は群馬産のもの。赤葱を見たのは今回が初めて。外側が赤いから赤葱というみたいで、外側を剥いてしまうと中は普通の葱だった。

大吟醸 箱入娘
すでに酔っぱらっていて、大吟醸 箱入娘も旨いというくらいしか分からなかった。JALの機内で飲めるという話だけど。


イカとちぢみほうれん草?今度は胡麻味噌でキタアカリ。


赤貝のひものにぎりは食感がよかった。


傘はお姉さんの作。寿司はマグロだったっけな?

他にもいろいろ食べたけど、写真を撮るのを忘れて食べてしまった。今度から昼も営業するらしいけど、あまり無理して欲しくはない。身体を壊さなきゃいいけど。

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エゾモモンガ

井上ひさし作文教室 作品展を見終わったので、紀伊国屋から出ようとエスカレーターの方へ歩いていて、ふと本棚に目が止まった。大きな目でこちらを見つめる愛らしい表情。すぐに本を手に取って頁をめくった。

エゾモモンガBookエゾモモンガ

著者:富士元 寿彦
販売元:北海道新聞社
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小さな巣穴からひょっこり顔だけ出してるところなんか、ユーモラスでたまらん。どことなく研究室の後輩に顔が似てるのも笑える。クーちゃんはやっぱり可愛いよ。

この本には可愛い写真がたくさん載ってるだけじゃなくて、エゾモモンガについていろいろ勉強することができる。実は、アイヌ語で「アツ・カムイ」と呼ばれるエゾモモンガの生態は詳しく分かっていないそうだけど、様々な行動を捉えた写真からうかがい知ることができる。

エゾモモンガとは飛び系どうし仲よくしたい。スプレッドイーグルでもやってみようかな。

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井上ひさし作文教室 作品展

紀伊国屋札幌本店へ行ってみると、たまたま「井上ひさし作文教室 作品展」(PDF)をやっていた。この作文教室は、夏に札幌大学で開催されたものらしい。ちょうど最近まで、雪崩事故のエントリーで気が遠くなるような議論が続いていたので、「作文教室」という言葉に惹かれて作品展をのぞいて来た。

展示されている作文は、受講者が与えられたテーマについて400字詰め原稿用紙1枚に書いたもので、講義の中で「前説を置かない」、「論文にならないように」、「接続詞を使いすぎない」などなど、作文の書き方の指導を受けたとパネルに説明があった。学会のアブストラクトや論文以外にはまともに文章を書いていないし、まして作文なんて高校の読書感想文以来一度も書いていないので、そうした作文を書くときの注意点にはちょっと違和感を感じてしまった。というのは、論理性に重点は置かれないようだったからだ。自分では、作文は論理性よりも、まず「読みやすさ」や「取っ付きやすさ」が大事なのだと解釈した。

実際にいくつか受講者の作品を読んでから、書き込まれた赤ペンのコメントまで読んでみると、「前説で理屈をこねると読者が離れる」ということには納得した。そういう文章があると、知らず知らずのうちに面倒になって読み飛ばしたりしている。耳慣れないカタカナ言葉や難しい言葉があるとなおさらだった。そうした言葉についての説明さえないと、ひどいときには全く読む気がなくなってしまう。けれど、やっぱり作文も「分かりやすく書く」という点では論文などと同じようだ。文章が分かりやすいことは、読者を離さないためにも大事なんだと思う。

分かりやすく書くことは、文章で議論するときにも当然必要になる。口頭での議論なら、話し手は聞き手の様子から理解度をうかがいながら、聞き手は分からないときはその都度話し手に確認しながら議論を進めることができる。けれども、文章で議論を行うとなるとそうはいかない。どうしても一方通行になるので、もっと丁寧に分かりやすく書かなければ、書き手と読み手の理解のずれをいちいち修正できないので、だんだん話がかみ合なくなってしまう。例えば、論文だとレフリーとのやり取りはメールになるので、場合によっては論文に使っていないデータまで使って説明することも必要になる。説明の仕方も一通りでなく、いくつかの異なる観点から説明することもある。それが文章での議論だし、ブログのコメントを使った議論も文章で行うのだから基本的には同じはずだ。読み手に自分の考えを伝えたいなら、分かりやすく書くべきだと思う。そうすれば、第三者もきっと議論の内容を理解しやすいだろう。どんな文章であれ、「分かりやすく書く」ことをいつも意識したい。といっても、わざと書かないときもあるけどね。

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ニセコローカルルールはスキー場のルール

ニセコ雪崩調査所の新谷暁生所長の記事にこうある。

ニセコローカルルールはスキー場のルールであって山のルールではない。スキー場を利用して安易に山に入ろうとするのなら、先ず多数の安全のために作られたこのルールの意味を理解し、守るべきなのだ。そもそもここが山ならルールは必要ない。山には他人に強制されるルールなどないからだ。ニセコローカルルールはここがスキー場であるが故の、やむを得ない理由から作られたルールなのだ。

ニセコのスキー場のリフト延長後、コース外滑走による雪崩事故増加に対して、スキー場は「危険なコース外滑走を禁止する」だけで責任回避し続け、事故は毎年のように続いたらしい。「しかし続発する雪崩事故を無視できず危機感を持ったスキー場は、現実的な事故防止対策を模索せざるを得ない状況に追い込まれていった」そうだ。新谷氏の取り組みのおかげか、一部の行政の働きもあって、今のニセコローカルルールが出来たようだ。

新谷氏が言う「スキー場を利用して安易に山に入ろうとするのなら、先ず多数の安全のために作られたこのルールの意味を理解し、守るべきなのだ」という言葉を、ニセコのコース外を滑る人は頭に叩き込むべきだ。バカの尻拭いをしてくれる人の言葉は素直に聞かなくてはいけない。それが出来ないなら、ルールすらなく責任回避しか頭にない他のスキー場へさっさと行くか、自分の足で登って滑ることだ。

けれども、新谷氏が記事の冒頭で触れた十勝連峰では、山であるにもかかわらず、地元有志の人たちによってカミフルールが作られている。さすがに、スキー場ではないので細かい決まりではないが、雪崩事故を防ぎたいという思いに違いはないのだろう。遺体捜索が楽しいはずがない。いっそ、面白くて笑える死に方でも考えようか。

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08/3/4 ばんけい

今日はばんけいナイター恐怖症が出なかったので、久しぶりにばんけいに行って来た。

S木くんも飛び板を持って来るそうなので、2本持ってスキー場へ。チケットは3時間切ってもらう。リフトを降りて準備体操が終わった頃に、ちょうどS木くんとH多さんがやって来たので、すぐに一緒に滑った。

1本目から板が走るしエッジが切れるしで、ターンの度に横Gに身体が耐えられずに手を振り回して泳いでいた。ばんけいナイターを基礎板で滑ると、恐ろしいほどカービングできる。いつもより激しい滑りのS木くんから、H多さんと一緒にコメントをもらいながら滑った。途中、コブを滑ったけれど、全く滑れなかった。

風邪が治ったばかりのH多さんは21時に先に上がったので、とりあえず、LT12からDogenに板をチェンジした。S木くんの要望でスラバンに行ったけど、スラバンへの移動からズルズルで怖かった。コブもひたすらずらして、なんとか下まで降りた。

その後、S木くんは面倒なので板そのままでパークへ。踏み切るとフラット落ちする程度のポコジャンがあるので、そこで何本か飛んだ。ミュートはできてもテールは怖いくらいの滞空時間。営業終了ギリギリまで飛んで、最後に撮影してもらった。

safety
カッコよく板をクロスしてセーフティーグラブ。スイッチしなきゃツインチップは必要ない。

180 Japan 失敗
180でJapanをつかみ損ねた。転ばなかっただけよし。

ビデオ(1615.2K)

チケット残り2時間。あと1日だ。

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ジブ封印

基礎板を入手したので、いったんはDogenでジブ解禁しようとテイネで擦ってみたけれど、上手く乗れないこともあってサッパリ楽しくなかった。もともとそれほどジブ熱が高い訳でもなく、札幌国際ではシリンダーレールですっぽ抜けて肘を強打したので、ジブはどうでもいい気分だった。天気が悪くてキッカーがクローズしていても、ジブなら出来ると思っていたけれど、痛い思いをしてまで、飛びほど楽しくないジブをする気がなくなった。

そんなわけで、Dogenに再びエッジシャープナーをかけて、再びダメージを受けたエッジの修復を試みた。もちろん気休めに過ぎないけれど、ジブを封印する儀式として執り行った。当面はテクも受ける気がないので、この板でどうするかは未定。ちゃんと飛ぶならSethの方が安定感があるし、このままだとDogenはコソ練用になりそうな勢いだ。あとはせいぜいコブだろうか。明らかにコンセプトと矛盾して来たけれど、Re Ismに惹かれ始めた。Dogenビンディング前出ししなきゃよかった。

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破断面4 m!?

JAN三田原山の大規模雪崩の報告があった。調査のためとはいえ、撮影出来るほどまで近づくのも恐ろしい。破断面は厚いところで4 mにもなるそうだ。こんな雪崩に巻き込まれたら、3 mのゾンデじゃ役に立たないんだろうな。

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飛び板でスキーバッジテスト 目次

シリーズ化するのか不明だけど、一応目次をつくっておく。最近、飛び板でテクニカル取ったらカッコいいかもと思い始めた。やっぱり無理?

1 準備
2 2級受験本番
3 1級受験勉強?
4 1級受験本番?
5 テクニカル受験勉強??
6 テクニカル受験本番??
7 クラウン受験勉強???
8 クラウン受験本番????
9 技術選はレギュレーションで飛び板は使えない?そういう問題じゃないけど。

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08/3/2 札幌国際

この日、朝里で基礎スキー引退試合に臨むY口さんからの誘いを断り、飛びの誘惑にあっさり負けて恩知らずにも2日連続で札幌国際へ。天気予報では前日よりも天気が良さそうなので、朝イチパウダーを狙って30分早く出発する予定だったけど、支度が遅れて15分遅れ。にもかかわらず、ゆっくり走った割にスキー場には営業30分前に着いてしまった。スキー天国、札幌。

スキー場へ行く途中、山の方はどんよりしていて近づくに連れて雪もちらつくようになったけれど、ゴンドラを降りて斜面まで行くと頭上には青空が広がり強い陽射しが斜面を照らす。この日最初で最後のパウダーは気持ちよかった。

最後になったのは、欲張ってトラバースを失敗したから。ルートを間違って雪崩に注意しながら進んでいるうちに天気も悪くなってしまった。1時間半かけて無事戻れたけど、あんな危険なことはもう止めよう。汗だくになって喉も乾いたので、レストランに入ってゆっくり休憩した。

30分以上休んだだろうか。建物を出ると、ちょうど陽が射して来た。今日はいい日のようだった。

パークも視界がいいので、今日はちゃんと練習が出来た。この日はブンブン回すスキーヤーもいたけど、マイペースで練習に励んだ。ミュート出来るくらいに踏み切りが安定したら、ビギナーで回す練習とポコジャンで180、チャレンジでテールの練習をした。

今日こそはと焼きたてメロンパンを買いに行ったら、焼き上がりまで10分だった。待ってもよかったけれど、焼きたてはプレーンとチョコチップだけだったので、すでに冷めてるチョコホイップを買った。焼きたてなら美味しいかもしれないけれど、冷めてるとそれほど美味しいメロンパンじゃなかった。チョコもホイップもいまいち。これならもう買わない。次こそは焼きたてを食べてみよう。

午後、ビギナーでセーフティーが意外と上手くいったので、ポコジャンで360や180にセーフティーを入れようとしたら、やっぱり軸が傾いて転んだ。スイッチで転ぶと首が痛くなる。そう簡単にスピンにグラブは入れられない。回る気がしないチャレンジでは、ブンブンスキーヤーの直後で緊張したけど、踏み切らないテールグラブには一応成功。


グイッと板を引っ張ると膝が痛い。

飽きっぽいらしいN田くんは、いろいろやり過ぎなのか今日も思うようにいかないようだった。それでも、トラウマが消えつつあるのか、タックが少しずつ出来るようになってきた。


360は相変わらずがに股クロス。

でも、ジブは調子いいらしい。自分にはジブは分からないので、何がどういいのか言えないけど。


自分はフラットに乗れないので、とにかく感心する。

ビデオ (4967.9K)

最初のパウダーでかなり疲れているので、昨日より早く上がって白樺の湯へ行った。やっぱりスキーの後は温泉が最高だ。

その後、N田くんがまだスープカレーを食べたことがないということだったので、行きつけの店へ。店に入ったのは6時過ぎでカウンター席が空いていたけれど、しばらくすると次々客が来て後ろで立って待っているので、少し慌てて食べた。N田くんは辛いの好きだと言っていたので、辛口と激辛の間を頼んだけど、予想以上に辛かったようだった。でも、気に入ったようなのでよかった。でも、せっかく温泉に入ったのに、食べ終わる頃には二人とも汗だく。辛いのも考えものだ。

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08/3/1 札幌国際

週末に一緒に滑ろうと約束していたN田くんと、久しぶりに札幌国際に行って来た。

まず、朝起きてカーテンを開けて驚いた。屋根から窓を覆いかぶさるように垂れ下がった雪。夜間も気温が下がらなかったためだろう。こうなってしまってはどうしようもないので、何もせずに落ちるのを待った。

屋根から……

それから30分ほど経って「ズシン」という低い音を響かせて、垂れ下がっていた雪が地面に落ちた。幸い、マメに除雪していたので、落ちた雪で窓ガラスが割れることはなかった。先シーズンに落雪防護柵が壊れたままで今シーズンは無防備だったので、今度が今シーズン一番の山場だった。さすがに、大雪直後の好天は、もう来ないだろう。

札幌国際ではパークで遊ぶつもりだったので、札幌発8時の遅めの出発。N田くんの家が意外に早く見つかったので、スキー場にも9時過ぎには着いた。

天気予報では午後から天気が崩れると言っていたので、視界がいいうちに飛んでしまおうと思い、1本目からパークに直行した。パークはビギナーが飛びやすくというか、安全になっていた。というのは、以前はランディングが短くて急で、ちょっとでも飛びすぎたらフラット落ちする殺人キッカーだったから。ようやくビギナー向けのキッカーになった感じだ。ジブはスルーして、最近出来たらしいポコジャンを試してみた。去年と同じく、グラブする余裕はないほどの大きさだけど、スイッチの練習には丁度いいくらい。一方、大きくなったというチャレンジの方は、10時前でもクローズになっていなかったので、中に入って下見をしてみた。テーブルに立つとリップの高さは身長よりも高く、2 mくらいあった。リップからテーブルの長さをスキー板でだいたい計ると10 m強あった。こんなのでテーブル落ちしたらエラいことだ。

午前中、何本かパークで練習していたけれど、1本滑るごとに天気が悪くなるような状態で、アプローチからリップが見えないくらいにまで悪くなった。こうなると危ないしテンションも上がらないので、コブを滑ることにしてダウンヒルへ向かった。たまたまダウンヒルには20人くらいの一団がやって来ていて、コブのラインを滑っていた。基礎スキーっぽいけどそんなに上手くない。下手でもギャラリーがいるとテンションが上がるので、Seth Pistolで縦にガンガン攻めてみた。滑っていると歓声らしきものが聞こえてさらにテンションが上がる。けれども、筋持久力が明らかに不足していて、下まで通せずに途中で止まった。まあ、下にその一団の数人がいたし。コブで苦しんでいたN田くんを「コブは習う寄り慣れる」とかH多さんに教わった「座って滑ろ」という言葉で突き放す。

その後、パークへ戻ったかどうか忘れたけど、昼時に一度減った客がゴンドラ乗り場に戻って来たあたりで、腹も減ったので昼飯にすることにした。センターハウス?に入った途端、甘いいい匂いがした。焼きたてメロンパンの匂いだった。1個150円なのでかなり魅力的だったんだけど、焼き上がりまで20分くらい待つそうだったので、誘惑を立ち切って素直にレストランでカレーを食べた。これでくるトクカードの得分がほとんどなくなった。

食って休んだ後、N田くんがブーツを新調したときにビンディングをセットバックした9thwordのFirst BloodとSeth Pistolをチェンジしてもらう。まず、普通にカービング性能を見たかったので、エコーコースを滑った。札幌国際のモサは、太さとそこそこのサイドカーブのためか、大回りはそれなりに滑れる。硬い分、板のバタツキは少ないけれど、トップの反りが緩いこともあってトップが溜まった雪に突き刺さり易かった。板の重さも軽いので、どっしりとしたSethに比べると安定性に欠ける。小回りは硬くてたわみ難いので、サイドカーブを使ったカービング小回りは上手く出来ない。ガリガリの斜面で小回りをしようとしたら、ジブってエッジがなくなっているので、案の定、Dogenのようなタラタラした中回りのようなターンになってしまった。肝心の飛びの方は、軽いので引きつけやすい。グラブも力で強引に出来るし、回しやすい。太さも90 mmとある程度あるので、サッツもランディングも安定する。ただ、やっぱり軽い分、Sethほどの安定感はない。最後にコブも行ってみた。理由は分からないけど、Sethより板が走って暴走。でも、軽い分リカバリーしやすいので、ヤケクソ滑りは出来た。ヤケクソ滑りはズラしがほとんどないので、太さと長さがどれくらいズラし辛さに効いているか分からない。


どうしても回ると板がバラけるN田くん。

なんちゃってーる
形だけはテールの9thwordでフリーライドスキー9条の会。割れてるけど。

ビデオ (4107.5K)

天気に恵まれず、飛び足りない1日だった。N田くんと話したけれど、飛びとパウダー、整地を考えたら、SalomonのTeneithty Foilがいいんじゃないかと思う。軽くて柔らかい、トップが広くてセンターもそこそこ広いので、サイドカーブもある。これなら残雪期にも躊躇することなく山に持って行けそうだ。ジブをやらないならゲレンデはこれ1本で満足出来そう。乗ってみるチャンスがあればいいけど。

この日チャレンジにはスパインも出来てたので飛んでみたけど、飛び方がよく分からない。回りすぎてランディングが変なので、太ももの内側を痛めた。スパインは上に飛んで横に落ちよう。

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