高尾山で登山事故倍増!?
毎日jpによると、去年、ミシュランガイドで紹介されたことがきっかけで、秋頃から登山客が急増したらしい。手軽さが仇となって、ピクニックのような軽装備で登って事故に遭っているそうだ。ハイヒールで登って転倒するバカもいるようだけど、こういうバカは小学校の頃に遠足とかに行ってないんだろうか?まあ、前日に買ったばかりのスニーカーで羊蹄山に一緒に登って、皮がべろんべろんに剥けて爪を内出血で真っ黒にした困ったヤツもいたけど。
そんなバカは置いておいても、高尾山の人気上昇で登山者が増えて事故も増えるというのは、最近のバックカントリーブームで雪山での事故が増えていることと構造的に同じ問題のように思える。かつて、冬山へ入るのは、ちゃんとした山岳会などで訓練を積んだ人に限られていたはずだ。けれども、登山用具の進歩やメディアの宣伝によって、自分も含めて技術が未熟な人間も冬山に入るようになった。冬山へ入る絶対数が増えるだけでも事故は増えるのに、初心者が入れば余計に事故が増えるのは簡単に想像できる。
冬山における事故は、現在、基本的には自己責任だ。事故防止は、有志による取り組みに限られている。では、高尾山ではどうだろうか?ミシュランガイドで危険性を無自覚な登山客が増えたのだとしたら、ガイドブックでもっと注意を促すべきだろう。といっても、ミシュランガイドを見たことがないので、観光客にどれほど注意を喚起しているか知らないが。パウダー滑降を売り物にしながら、コース外の事故に無責任なスキー場や出版社と同じではいけないだろう。救助隊は分かるが、観光客の意識も何とかしてもらいたい。
といっても、自分がどんな格好で高尾山に登ったかといえば、学会で発表したそのままの格好だった。もちろん、スーツじゃないけど、水や雨具はともかく、懐中電灯は持ってなかったな。そうだ!ポインタを持ってたっけ。
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