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お尻も鍛えよう

赤旗の4/13付けの日曜版上村愛子の記事が載っていた。シーズン終盤5連勝で総合優勝を果たしたのは、ターンを改善したのが要因だとニュースとかで聞いていたけれど、そのためにはかなりの基礎体力を鍛えたらしい。

「腹筋や背筋と行った体感を中心に、毎日数時間」も鍛えたそうだ。で、彼女のコメントを読んで、ただ「おすわり」すればいいわけじゃないと気付かされた。

私の滑りはずっと太ももの前の筋肉を使うものでした。でも、大事なのはお尻付近の方。そこを鍛えると、フォームが安定し、ひざの痛みも消えました。シーズン直前、ようやくスキーに乗れたとき、違いを実感しました。背筋が伸び、腰の位置が高く保たれ、こぶを映る瞬間に状態が後ろに遅れない。滑りが安定した上、スピードもアップして、攻撃的な滑りができ始めました。

もちろん強靭な太ももがあってこそ安定しているのだから、お尻だけ鍛えてもダメだろう。Mスキーヤーとしては、雪があるうちはやっぱりコブで尻筋トレすることになるんだろうか。でも、尻の筋トレってどうるればいいんだろ?ちなみに、自分の場合、滑りが不安定なままハイスピードで攻撃的な滑りをしている。別名、暴走。

これまで上村は期待されたほどにはいい成績を残せなかったらしくて、「『周囲の期待に応えたい』との思いが、プレッシャーとなって」いたそうだ。相談されたコーチのヤンネ・ラハテラの言葉がカッコいい。

プレッシャーは結局、自分の心でつくるものだよ。

「周りに振り回されず、自分の滑りにだけ集中すればいい」と思うことが、今季の好成績につながったらしい。やっぱりタウリンのドーピングでプレッシャーを何とかしようというのは邪道だったようだ。

もちろん赤旗なので、これでは終わらない。驚いたことに、上村は小中学生のときに「いじめ」にあっていたらしい。そんなときもスキーが心のよりどころだったそうだ。「どんなつらい経験も、自分を成長させてくれたし、人間的に強くしてくれました。いつも前向きに立ち向かうことができたと思っています」。そう語る上村が好きな言葉は

楽しいことをしているときは楽しい明日が待っている。つらいことも一生懸命なら、絶対楽しい未来がまっている

というものらしい。楽しいけどつらい。つらいけど楽しい。つらいことが楽しい。最強無敵のMスキー。

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