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フェアトレードフェスタ

フェアトレードのお祭りがどんなものか一度見てみたかったので、先週の土曜日にフェアトレードフェスタ2008 in さっぽろへ行って来た。

昼すぎに会場に着いた時は、ステージでアフリカンドラムの演奏をやっていた。とりあえず、ひととおりブースを回ってみたけれど、雑貨を扱う店が基本的に多かった。こういう雑貨が好きな人はいるかもしれないけれど、そう多くはないだろう。お世辞にも作りがいいとは言えないし、自分で日常使いたいと思うものはなかった。現地でお土産として買うならともかく、よっぽどの物好きじゃなければ、商品を買うことで生産者を助けられるという善意で買うのだろう。

それでは食べ物はどうかと思って探してみると、自然食の屋台があったので、そこで春巻きを買って食べた。定番のフェアトレードコーヒーもあった。お金を払って食器を借りて、グアテマラのコーヒーを1杯飲んでみた。サステイナブルコーヒーという考え方があるらしく、オーガニック、フェアトレード、シェードツリーの三つに大きく分けられるらしい。中でもシェードツリーコーヒーという言葉は初めて聞いた。森林で覆われた土地で、多様な生態系の保全や渡り鳥の保護に配慮して生産されているものだそうだ。こうしたサステイナブルコーヒーは、世界のいくつかの団体で認証されているみたいだ。

この日は風が強くて、日が陰ると寒くなって来た。フェアトレードフェスタでは地下街で写真パネル展もやっているそうなので、そっちへ行ってみることにした。パネル展にはスタッフ以外ほとんどいなかった。パネル展に来ているのかと思ったら、ただ待ち合わせていたり休憩していたりと、パネルをちゃんと見ている人はいない。子供がスタッフと話していたけれど、あとから聞いたらけんかの仲裁に入っていただけらしい。

とりあえず、パネルで分からなかったのは、農薬を使わないとCO2の排出量が減るという話。これはちゃんと調べないと分からない。判断が難しいと思ったのは、不買運動だと生産者はますます苦しくなるからフェアトレードの方がいいということ。解決には、多国籍企業に圧力をかけてフェアトレードさせないとダメなんじゃ?フェアトレードの課題がいくつかパネルに書いてあった。フェアトレードのライセンス認証が厳しく生産者の壁になっているそうだ。

課題の中で一番納得したのは、そもそもフェアトレードが大量生産に向かないので普及しないということ。食糧生産の大半を大量生産によって占められてるなら、大量生産の現場でフェアトレードが実現しなければ、普及したことにはならないだろう。パネルでの「フェアトレード」には環境への配慮も含まれているようなので、大量生産が環境に悪影響を与える以上、食糧生産の現状を考えるとフェアトレードが普及するとは考えにくい。一部の食糧生産国の大量生産に頼らずに、地域ごとに環境と生産者の生活に配慮した食糧生産を行って、余剰分を食糧が不足する地域へフェアトレードで分配するのがまともな方法なんじゃないだろうか。国際競争がなんだと言って行う大量生産が基本的によくない。効率のために環境も生産者の生活も犠牲になっているのだから。それでもアメリカやEUが大量生産して単価を安くした食糧を途上国にガンガン売りつけられるのは、政府が生産者に補助金を出しているからで、それがなけりゃ、途上国の生産者と大して変わらないんじゃないんだろうか?皮肉なことに、そんな「先進国」ひとつの日本の生産者も、途上国の生産者と同じ境遇に追い込まれているようだけど。

食糧主権国際フォーラム
食糧主権国際リレートーク

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