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ユダヤのタブー

先週の土曜日、6/14に開かれたNAKBA上映会での広河隆一監督の講演では、ユダヤのタブーについていろいろ聞いた。驚くことばかりだった。


YouTubeの予告編。

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アメリカのユダヤ資本が、ユダヤ人の起源をDNAの研究から裏付けようと資金を提供して研究が進められているそうだ。ところが、世界のユダヤ人のDNAを集めて調べた結果、ユダヤ人と一番近い関係にあるのはパレスチナ人であるという。

歴史学の分野でも、モーゼはいなかったし、カナンへ移動した証拠もないことが分かっているそうだ。世界史で真しやかに教えられた出エジプトも、実は嘘っぱちだということだった。日本軍が住民に集団自決を命令した事実を教科書から削除するくらいなら、こっちを消すべきだろう。

ホロコーストでは、東欧諸国を中心にたくさんのユダヤ人が虐殺された。けれども、そもそもそんなにたくさんのユダヤ人が、どうして住んでいたのか?パレスチナから移動して行ったというなら、途中に移動の形跡があるはずだという。ところが、もちろんそんな移動の形跡はないそうだ。そこで注目されているのが、黒海とカスピ海の間あたりに存在したというハザール王国らしい。詳細は忘れたけれど、実はこの国、キリスト教とイスラム教の国に挟まれていて、どちらからの侵略も避けるためにユダヤ教に改宗したそうだ。つまり、東欧諸国のユダヤ人はユダヤ教徒のハザール人ということらしい。そうなると、東欧諸国のユダヤ人にはシオニズムの根拠がなくなる。ないのが分かっていて大量破壊兵器を侵略の根拠にしたイラク戦争よりは、ちょっとだけマシかもしれないけど、タブーというからには分かっていたのかもしれない。

覚えている最後のタブーが、映画のタイトルでもある1948年の出来事だった。イスラエルを建国しても国民の半分以上がパレスチナ人になるのが気に入らないので、領内のパレスチナ人の村を次々に襲って難民として追い出したという。こうした事実も、イスラエルのユダヤ人歴史学者たちによって明らかにされて来たのが興味深い。ユダヤ人は自分たちの起源に関心があるようだ。自分たちの起源を誤摩化す日本人のことが映画を観ていて思い浮かんだ。

映画は130分とかなり長いので、共済ホールのイスではケツが痛いし足はダルいしで、なかなか大変だった。会場には年配の人が多かったので、きっと辛かったんじゃないだろうか。シアターキノのシートでもいつもしんどいと思っているくらいの自分には、映画は家で寝っ転がって観るのがちょうどいい。

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コメント

>>自分たちの起源を誤摩化す日本人のことが映画を観ていて思い浮かんだ

何いってんのあんた?頭大丈夫か?
まるで百済を朝鮮人の国家とか、日本人の遺伝子プールに朝鮮人の遺伝子がないのに日本人の起源は朝鮮人だとわめき散らす朝鮮人みたいだよ。

投稿: | 2009年8月24日 (月) 16時42分

それで、あなたはどう考えてるんですか?
こんなところに書き込んでも意味ないんだから
2chにでも行ってください。

投稿: H本 | 2009年8月24日 (月) 21時57分

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