08/7/27 旭岳-北鎮岳2
旭岳山頂から下りはかなり急で、しかも小石でずりずりと滑るので、とても緊張する。一人で転ぶならまだいいけれど、一人転んだら下の人も間違いなく道連れにしてしまう。とはいえあまりに遅くてかえって疲れるので、少し道を外れて横滑りで雪渓のところまで降りた。
その雪渓はかなり大きくて、スキーがあったらちょっと滑りたいほど。えすきくんはわざわざ登り返して尻滑りしていた。来シーズンの下見も兼ねているのでわくわくする。雪渓のそばの裏旭キャンプ地にはテントが張ってあった。
一旦、中央高地に登ってしまえば、もう大したアップダウンはないので歩くのが楽だ。旭岳の山肌にはほとんど花が咲いていなかったけれど、だんだんと花の種類も増えて来て、足下に注意して歩く。
外輪に登り切ると、正面に御鉢平が見下ろせるようになる。その向こうには黒岳も見える。間宮岳を10:10に通過した。
左手に御鉢平を見下ろしながら稜線を歩いていると、温泉臭が風に乗って来る。有毒温泉のガスが混じってるのだろう。登山道の脇には、メアカンキンバイやイワブクロ、ヨツバシオガマなどが咲いている。足下に注意すると、岩陰にクモマユキノシタがひっそりと咲いている。左手、御鉢平の反対側には裾合平が見下ろせる。帰りのお花畑に期待が高まる。
エゾイワツメクサもメアカンキンバイと競い合うように咲いていた。
チョウも飛んでいる。十勝連峰でも見たコヒオドシのようだ。
緩いアップダウンの末、中岳分岐には10:40に到着。ほとんどの周回コースの人たちは、ここから裾合平へ降りて行く。ガイドに連れられた中高年の団体さんはここで休憩して、女性はガイドの指示に従って裾合平への登山道を占拠して携帯トイレで用を足していた。さすがにオムツじゃダメなのね。この団体さんは、黒岳までの銀座コース
を歩くそうだった。自分たちもここで再び腹ごしらえをして、北鎮岳へ登るかどうか相談した。Kさんはまだ元気そうだったので、予定通り北鎮岳まで行って来ることに決まった。
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