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2008年7月

08/7/27 旭岳-北鎮岳2

旭岳山頂から下りはかなり急で、しかも小石でずりずりと滑るので、とても緊張する。一人で転ぶならまだいいけれど、一人転んだら下の人も間違いなく道連れにしてしまう。とはいえあまりに遅くてかえって疲れるので、少し道を外れて横滑りで雪渓のところまで降りた。

裏旭岳へ下る

その雪渓はかなり大きくて、スキーがあったらちょっと滑りたいほど。えすきくんはわざわざ登り返して尻滑りしていた。来シーズンの下見も兼ねているのでわくわくする。雪渓のそばの裏旭キャンプ地にはテントが張ってあった。

雪にはしゃぐ
山は登るものじゃなく滑るもの。えすきくんは雪に大はしゃぎ。

雪渓とミヤマキンバイ
たぶんミヤマキンバイ。

一旦、中央高地に登ってしまえば、もう大したアップダウンはないので歩くのが楽だ。旭岳の山肌にはほとんど花が咲いていなかったけれど、だんだんと花の種類も増えて来て、足下に注意して歩く。

裏旭岳の雪紋
鳥か何かの雪紋だった気がするけれど……。

熊ヶ岳
何かに見えると言えば見えなくもない。

旭岳を振り返る
旭岳の方が低く感じるのは気のせい。

エゾイワツメクサ
エゾイワツメクサは清楚な感じがする。

ウスユキトウヒレン
ウスユキトウヒレンはアザミの仲間らしい。

外輪に登り切ると、正面に御鉢平が見下ろせるようになる。その向こうには黒岳も見える。間宮岳を10:10に通過した。

北鎮岳から黒岳まで
北鎮岳は近いようで遠い。

左手に御鉢平を見下ろしながら稜線を歩いていると、温泉臭が風に乗って来る。有毒温泉のガスが混じってるのだろう。登山道の脇には、メアカンキンバイやイワブクロ、ヨツバシオガマなどが咲いている。足下に注意すると、岩陰にクモマユキノシタがひっそりと咲いている。左手、御鉢平の反対側には裾合平が見下ろせる。帰りのお花畑に期待が高まる。

クモマユキノシタ
クモマユキノシタ。

裾合平
緑が青々としている裾合平。

エゾイワツメクサ
エゾイワツメクサもメアカンキンバイと競い合うように咲いていた。

チョウも飛んでいる。十勝連峰でも見たコヒオドシのようだ。

コヒオドシ
コヒオドシ。

緩いアップダウンの末、中岳分岐には10:40に到着。ほとんどの周回コースの人たちは、ここから裾合平へ降りて行く。ガイドに連れられた中高年の団体さんはここで休憩して、女性はガイドの指示に従って裾合平への登山道を占拠して携帯トイレで用を足していた。さすがにオムツじゃダメなのね。この団体さんは、黒岳までの銀座コースを歩くそうだった。自分たちもここで再び腹ごしらえをして、北鎮岳へ登るかどうか相談した。Kさんはまだ元気そうだったので、予定通り北鎮岳まで行って来ることに決まった。

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08/7/27 旭岳-北鎮岳

先週の十勝連峰に引き続き、ついに大雪山系へ行って来た。目指すは北海道の最高峰旭岳。ちょっびっとエンサヤさんの富士山に対抗。旭岳は冬にはロープウェイから滑ったりしたけれど、山頂まで登ったことは、夏にもなかった。そこで、今回は欲張って北海道の第二峰の北鎮岳まで合わせて登ってしまうことにした。旭岳の一般的なコースは、旭岳に登頂してから中岳分岐で裾合平に降りる周回コースのようだけど、中岳分岐を通り越して北鎮岳まで往復することに決めた。

ビヤガーデンで旭岳の話をすると、急遽Kさんも参加してくれることになってメンバーは3人。朝3時にえすきくんの家で車チェンジした後、Kさんを拾って高速道路に入った。トラックの陰に入って燃費向上を図るえすきくんは、策に溺れてしまったのか、江別方面に曲がって行ったトラックに付いて行かずに、大谷地方面に行ってしまった。仕方ないので、一旦、高速道路から12号線に移り、江別東ICから高速道路に復帰することにしたけれど、ETC深夜割引のタイムリミットが迫る。幸い5分前にギリギリゲートを通過して、なんとか割引適用になる。

旭川鷹栖ICで高速道路を降りて、旭川市街を通って旭岳に向かった。旭川まではずっと曇っていたけれど、深川あたりで山の方に陽射しが見えて来た。旭川市街で再び曇ったけれど、旭岳の方へ走って行くと陽射しが帰って来た。そして、ついに目の前に旭岳のシルエットがはっきりと見えるようになった。

ロープウェイの駐車場が有料になっていて驚いたけど、とりあえず500円支払って誘導に従い車を停めた。なぜか駐車場はガラガラだ。トラブルもあって到着したのは6:20。夏は15分おきの運行だったので、6:30出発には間に合いそうだったので、ザックを車から取り出して準備を始めた。すると、何かが足りない。なんと、登山に来たのに登山靴を忘れていた。春にアンヌプリに滑りに行ったときにはポールを忘れたけれど、今度も登山靴を忘れるという失敗をしてしまった。一応、普段からスカルパのアプローチシューズを履いているので、靴ひもをがっちり縛って登ることにした。

団体客もいるので、ロープウェイはかなり混んでいた。姿見駅で入山届に記入して、簡単な旭岳の説明を受けてから6:40に登り始めた。せっかくなので、駅周辺の沼巡りをしてから旭岳に向かうことにした。

旭岳と朝日とチングルマ
残念ながら、チングルマは朝日に照らされてきれいだけど、もう綿毛になっていた。

摺鉢池
摺鉢池に旭岳が映り込む。

鏡池
名前の通り、鏡のように旭岳を映していた。

夫婦池
摺鉢池と鏡池を合わせて夫婦池と呼ぶそうだ。

遊歩道を歩いていると、足下の岩の間に何か動くものを見つけた。じっと様子をうかがっていると、エゾシマリスが岩の間から飛び出して来た。えすきくんたちはノゴマも発見していたらしい。

エゾシマリス

エゾシマリス
安全なところまで離れて何かを食べていた。

朝日に輝く噴気
朝日の逆光で、噴気の白が強いコントラストだった。

姿見の池
さすがに姿見の池ではみんなカメラを構えていた。

旭岳石室には7:20に着いた。ここからいよいよ旭岳に向けての登山道を登って行く。快晴なので、トムラウシ山や十勝連峰まで見える。雲海の向こうは夕張山地だろうか。

トムラウシ山を右手に登る
トムラウシ山を右手に見ながら登る。

さらに上へ
雲海を背にさらに上へ。


旭岳の山肌は火山礫地でヒメイワタデくらいしか咲いていなかった。

忠別岳
忠別岳の奥に見えるシルエットは東大雪の山々だろうか。その奥はニペソツ山やウペペサンケ山かな。

ニセ金庫岩のあたりは東からの風が強くなって少し寒かった。金庫岩の方に回るまで少し足早に登る。

青空
とにかく空が青くてきれいだった。

金庫岩
金庫のように四角い岩ってことなんだろう。傾いているからあまりピンと来ないけど。

ニセ金庫岩
ニセ金庫岩を見下ろす。

9時にようやく旭岳山頂に到着。快晴だったので、360度のパノラマを楽しめた。登山靴よりもアプローチシューズの方がかなり軽くて、ここまで軽快に登ることができた。やっぱり登山では軽さも大事だと実感した。

遠く東大雪を望む
後旭岳の奥には緑岳、白雲岳、赤岳。さらに奥には北大雪や東大雪まで見えているようだ。

北海道最高峰に登頂
何はともあれ記念写真。

地獄谷を見下ろす
地獄谷の噴気もはるか下だ。

目指すは北鎮岳
北の方を向くと、次に目指す北鎮岳が見える。

山頂は風が強くてそんなにのんびりはしていられなかった。適当に腹ごしらえをして、裏旭岳へと降りた。

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夕焼け市

ながぬま温泉を出発してから長沼市街までは車で5分くらい。17:30をもう過ぎていたので、通りにはもう夕焼け市に集まって来た人たちが溢れている。さすがに、車で来ている人が多いので、会場近くの道路にはたくさん車が停まっている。小学校のそばに駐車スペースが1台分空いていたので、そこに車を停めて会場の方へ歩いた。

今回は夕焼け市が一番の目当てだったみたいだけど、どこに何があるのか分からないのでぶらぶら歩いてみた。要は、地元商店街の人たちが屋台でおでんや焼鳥などの食べ物やいろいろなものを売っていて、市場というよりはお祭りみたいなものだった。

夕焼け市には食べるために来ていたので、目にとまった食べ物にちょこちょこ手を出してみる。うのはなコロッケと焼餃子を初めに食べた。おでんの列に並んでいると、鶏のももを焼いたのが美味しいと教えてもらったので、道路を渡って列に加わった。確かに美味しかった。おでんもやわらかくて美味しい。混ぜご飯もなかなか。

食べてるうちにだんだんと陽が落ちて来た。夕焼けも見たかったので、ビールを飲んでるママンたちを置いて一人車に乗って、さっき見つけた夕焼けスポットまで行ってみた。なんとか夕陽が沈む前に到着したので、慌てて三脚を取り出して準備した。夕陽はそこそこきれいだったけど、すぐに沈んでしまった。

日の入
日の入。

夕焼けもこんなものだろうかあきらめてと片付けていると、どんどん空が焼けて来た。今度も慌てて、仕舞いかけた道具を持って畦に駆け上がる。いつかの札幌の夕焼けもよかったけれど、ほとんど視界を遮るものがない広いところで夕焼けを観るのはやっぱりいい。

夕焼け

夕焼け

夕焼けがそろそろ終わりに近づいた頃、会場へ戻った。グランマたちを拾ってあいちゅランドでソフトクリームを食べてから札幌へ帰った。大して運動してないけれど、一日いっぱい出かけているとそれなりに疲れる。家に着くと、急いで翌日の登山の準備をした。

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ながぬま温泉

うどんを食った後、農道から長沼の市街地を抜けてながぬま温泉へ行った。先々週もながぬま温泉には来ときに、そばにパークゴルフ場があるのに気付いた。そのときは別のパークゴルフ場でやったけど、今回もどうせ温泉に入るから、近くて便利なながぬま温泉でパークゴルフをすることにした。

温泉の駐車場よりも手前にパークゴルフ場の駐車場がある。すぐそばの受付で道具を借りて、さっそくコースに出た。最初に打つことになったA川さんは、大きく振りかぶってスイング。豪快なスイングに一同息を飲んだけど、玉は止まったまま。「素振り」だったようだ。

空振り
豪快な素振り。

その後のA川さんは回を重ねるごとに上手くなっていった。


汚名返上。


グランマも2ホール目くらいまでは元気。

最近パークゴルフにハマったらしいママンはとても気合いが入っていた。その気合いも空回りか、前回の親子対決では完敗したけど、今回はいい勝負だった。ながぬま温泉は18ホールしかないので、すぐに終わってしまった。最後のホールにまぐれでホールインワンしてちょっとうれしい。温泉にはちょっと早いので、もう一回回った。最後のハーフを真面目にやって、アンダーで回れたのもまたうれしかった。

トンボ
パークゴルフ場にはトンボがたくさん飛んでいた。そろそろ秋か……。

パークゴルフで身体を軽く動かした後は、ハーフだけで疲れ果ててしまったグランマを連れて温泉へ行った。日焼けしたと思っていたけど、お湯に入ってもなぜか全然痛くなかった。筋肉痛と同じように、痛くなるのは次の日だったりするんだろうか?

温泉から上がって昼寝したけれど、夕焼け市までは少し時間があったので、車でぶらっとして夕焼けがきれいに見えそうな場所を探した。5:30にはながぬま温泉に戻ってみんなを広い、夕焼け市をやっている市街へ向かった。

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手打うどん ほくほく庵

土曜日は長沼まで行って来た。この日は北海道らしくからっとしていて、陽射しが強くても風が涼しく、青空もとてもきれいで気持ちがいい。

長沼へ着いたのはちょうど昼前で、まずは昼食を食べることにした。うどんの店を見つけて入ってみた。昼前なのにすでに結構混んでいた。冷たいうどんが食べたかったので、うめずおろしうどんを注文した。麺はこしが強くて美味しかった。味もさっぱりしていて夏にぴったりだった。

ほくほく庵へ
庭にも人形がいた。

ほくほく庵の窓の外には小麦畑が広がっていた。青空の下で陽射しを受けて輝く小麦畑がきれいだった。

麦畑

麦畑

腹ごしらえをした後で、パークゴルフをしに行った。

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04/7/24 赤岳-黒岳

日曜日に大雪山系へ行く前に、4年前にOと行った赤岳-黒岳縦走を振り返ってみた。

札幌を朝何時に出発したかは覚えていないけれど、5時半くらいに層雲峡にタクシーを呼んでいたので、時間に間に合うように高速道路を使って暗いうちに札幌を出た気がする。層雲峡に着いて10分くらいしてタクシーがやってきた。タクシーで銀泉台まで届けてもらった。空は明るくなっていたけれど、曇り空だった。6:10に銀泉台登山口を出発。

ウコンウツギ
ウコンウツギを見るのも初めてだったかもしれない。恵庭岳で見てたかな。

第二花畑までは普通の山歩きだった。ここには雪渓も残っていて、チングルマと初めて出会う。一目惚れか。

チングルマの咲く奥ノ平をしばらく登って行くと、コマクサ平に着く。コマクサが高山植物の女王だと教えてもらったけれど、ピンと来なかった。ともかく、コマクサ平と言うだけあって、たくさん咲いていた。小さな沼もあって、ワタスゲも初めて見た。

コマクサ
コマクサ。

ワタスゲ
ワタスゲ。

赤岳には8:50に到着。少し休憩した。この辺りからガスっていて、カッパを着込んだ。ガスの中を歩いていると、途中で雪渓の上を歩くことになったので、そこで少し道から外れて氷に練乳をかけて食べた。結構美味かった。

キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ。

赤岳から小泉岳までのコエゾツガザクラとアオノツガザクラがすごかった。初め予定していた緑岳は短期が悪くて行かなかった。

コエゾツガザクラとアオノツガザクラ

コエゾツガザクラとアオノツガザクラ

コエゾツガザクラとアオノツガザクラ
コエゾツガザクラとアオノツガザクラ。

北海岳に行く途中では、左手にガスの中にうっすらと烏帽子岳が見えていたけど、基本的に展望はよくなかった。

キバナシオガマ
キバナシオガマ。

北海岳に11時に到着すると眼下に御鉢平が広がり、上部はガスに隠れているものの、北鎮岳、凌雲岳、桂月岳、黒岳が見渡せた。だんだんとガスも晴れて来て、次第に色が鮮やかになって来る山岳風景にわくわくした。

桂月岳と黒岳
桂月岳(左)と黒岳(右)。

どうでもいいけど、北海岳で自分のPowerShot G3で記念写真を撮るのを女性に頼んだら、ファインダーにレンズの外枠が入っていて驚かれた。フィルムの人には、ファインダーに見えている邪魔者が写らないというのが信じられないようだった。

イワブクロ
イワブクロ。

北海岳から降りる途中、陽も射して来て展望がよくなったところで昼食をとった。

御鉢平越しの北鎮岳
御鉢平越しに北鎮岳を望む。

御鉢平の方へ下って行くと、たまに有毒温泉の方からと思われる温泉臭が漂って来る。

チシマクモマグサ
チシマクモマグサ。

烏帽子岳
烏帽子岳がはっきり見えるようになった。

チシマツガザクラ
チシマツガザクラ。

綿毛のチングルマ
綿毛のチングルマ。

赤石川と北海沢を渡渉して黒岳石室には13:20に到着。初めてバイオトイレを使った。

エゾコザクラ
エゾコザクラ。

北海沢の雪渓とお花畑


北海沢の雪渓とお花畑。

桂月岳とエゾコザクラ
黒岳手前のお花畑。

14時に黒岳に登頂。ここからは層雲峡からの観光客と下山した。リフトは利用しなかったけれど、さすがに朝から初めての大雪山系でヘロヘロに疲れていたので、歩きたそうなOに我慢してもらいロープウェイに乗ることした。そして車に戻ったのは17:20。登り始めてから11時間は長くてきつかった。

エゾノホソバトリカブト
毒で有名なトリカブトも花はきれい。

チシマノキンバイソウ

層雲峡を見下ろす
チシマノキンバイソウ。

コースタイムは

銀泉台 6:00 → 赤岳 8:50 → 北海岳 11:00 → 黒岳 14:00 → 黒岳7合目 15:00

予定していた緑岳をカットして2時間も早く北海岳に着いたのに、黒岳まで行くのに通常の倍の時間がかかっている。やっぱり運動不足には大雪の縦走はしんどかったということか。確か、翌日から膝が痛くなったはず。

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THEサッポロビヤガーデン2008

バドの青空教室に誘われたので、THEサッポロビヤガーデン2008へ行って来た。

ビヤガーデンは4年前に飲み過ぎて痛い目にあって以来。量はいらないので美味しく飲みたい。そんなわけで、ずっと行ってなかった。

食べ物を勧められると何でも食べてしまうので、ビールも飲んでお腹いっぱい。今日は酒豪がいないらしいので、静かに終了したので、花火大会の観客を避けて帰った。

最初は帰りに花火を見て帰ろうかとも思ったけれど、花火はすでに終わっていた。カメラと三脚を持って行ったけど出番なし。さて、明日は休んで、明後日大雪だ。

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バド6

前回捻った左足首が完治していないので、自分の代わりにT山を連れて行った。

池で待ち合わせてから会場まで行ったのだけど、チャリで家から行くには予想以上に遠かった。

先に走ってやって来ていたえすきくんと合流し、会場設営とテーピング。案の定、人が少なくて4人ギリギリ。

途中で5人になったけれど、それでも少ないので出番が多い。足をかばいながらのやる気のないプレーになってしまった。久しぶりの運動で汗だくのT山のおかげで、少しは休みがあるので助かる。予想よりバドが上手かった。バドでもバントが上手い。

自分のバドは、バックハンドがますます打てなくなっていた。空振りの連続。捻挫のせいにしておこう。

えすきくんは走っているのだから、チャリで家までなんて平気だと強がっていたけれど、幌平橋あたりでくじけそうになった。札幌って広いなぁ。明日は花火大会だ。どこを通って帰ろうか……。

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笑楽亭

凌雲閣を出発するときは、いつも通り唯我独尊でカレーでも食べたらいいと思っていた。でも、えすきくんはカレーは飽きたっぽいので、携帯電話で探してもらった。けれども、携帯で見つかった店はどこも休み。唯我独尊も駐車場から車が溢れるほど混んでいた。仕方ないので、たまたま通りを走っているときに見つけた笑楽亭に入ってみることにした。オムカレーの幟が立っているけれど、初めての店に入るのはドキドキする。

とりあえず、肉が食べたかったので、オムカレーは止めてハンバーグを注文した。ライスとスープ、サラダが付いているのはいいんだけど、スープがミソスープだったのはちょっとがっかりだ。ハンバーグに魚のすり身のみそ汁はちょっと合わない。みそ汁が魚臭く感じた。それでも、ハンバーグはびっくりドンキーなんかよりずっとは美味かった。カレーは気が進まないというときには、今度はここへ来てみよう。

富良野から三笠を通って岩見沢、札幌と、道路は結構車が走っていたけれど、流れがよかったので21時前に帰ることができた。走行距離は約300 kmで、なんと狩場山よりも100 kmも短い。狩場山の遠さをつくづく思い知った。とはいえ、ようやくこの夏も十勝連峰に行くことができた。次はいよいよ大雪山系だ。

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08/7/21 富良野岳-上ホロカメットク山2

縦走路から富良野岳を振り返ると、分岐で休んでいるときに登って来て富良野岳へ向かったちびっ子連れの親子が、階段を上っているのが見えた。

ちびっ子も元気に登る
ちびっ子に負けていられません。

メアカンキンバイ
登山道の脇には、黄色く小さなメアカンキンバイがちらちらと咲いていた。

コマクサ
コマクサが岩で囲って護られていた。

トカチフウロ
お花畑にはトカチフウロが密生していた。

咲きかけのアザミ
アザミはまだ蕾か咲きかけだった。

イワブクロ
イワブクロは富良野岳よりも縦走路に多い。

イワヒゲの花が零れ落ちる
イワヒゲの花がボロボロと地面に零れ落ちていた。

イワブクロ
三峰山への登る途中にイワブクロがごっそり。

三峰山の二峰目で休んだので、三峰目は休まずにそのままスルーした。すると、下り始めてすぐ、登山道から見下ろすガレ場の方から小鳥とはちょっとちがう鳴き声が聞こえて来た。ナキウサギの鳴き声のようなので、声のする方に目を凝らした。ところが、去年と同じく、声がするからといって姿が見えるとは限らない。いくら探しても見つからないのであきらめていると、反対側からも鳴き声が聞こえて来た。慌ててそっちを向いて探すと、今度こそナキウサギを見つけることができた。

エゾナキウサギ
岩陰でエゾナキウサギが鳴いている。

エゾナキウサギ

どうも最初に聞いた鳴き声の主とコミュニケーションをとっているようだった。岩の上でしばらくじっとしていると思ったら、突然身を翻して岩の間に隠れてしまった。登山道を騒がしいおじちゃんおばちゃんのグループが歩いてたのに姿を見せてくれたエゾナキウサギに感謝。ナキウサギふぁんくらぶ入会したおかげだろうか。またナキウサギを見つけることができるかもしれないと思い、鳴き声に耳を澄ませながら上富良野岳への道を歩いた。

三峰山を越えてからのお花畑は、富良野岳よりも少し時期が遅いらしく、まだ少しチングルマが咲いていた。

チングルマ
チングルマ。

ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ。

チングルマ
チングルマ。

時折雲が薄くなって下界の様子が見えてくる。

ダム
西の方向に見えたのは何というダムだろうか?

原始ヶ原
原始ヶ原がゴルフ場のように見える。

イワヒゲ
イワヒゲ。

チングルマ
チングルマ。

オオイワツメクサ
上富良野岳の岩場にはオオイワツメクサが咲いていた。エゾイワツメクサだろうか?

14時前に上富良野岳へようやく到着した。山頂には富良野岳から同じように縦走して来た人たちが多い。予想通りガスっていて、隣の上ホロカメットク山も一瞬姿が見えるくらいで、十勝岳は全然見えない。

上富良野岳山頂
雲に囲まれた上富良野岳山頂。

もう疲れていて展望もないので上ホロまで行くのは止めようかと思っていたけど、えすきくんは来シーズン上ホロを滑るつもりなのか斜面を確認したいらしいので、休んでからさっと行って帰ることにした。上ホロまでのお花畑も、残念ながらそれほどボリュームはなかった。

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ。

上富良野岳山頂に戻ってすぐに下山した。さっさと温泉に入りたい気分だった。相変わらずガスの中を進むと、雪渓はもう残っていないもののやはり雪解けが遅い場所らしく、ここにはまだエゾコザクラが咲いていた。

エゾコザクラ

エゾコザクラ
エゾコザクラ。

チングルマ
チングルマもまだ咲いているものが多い。

イワヒゲ
イワヒゲ。

チングルマ

エゾノツガザクラ
エゾノツガザクラ。

稜線を歩いていても、右手にあるはずの安政火口はガスで全く見えない。階段のところまで降りて、ようやく下の方が見えて来た。ここからは鬼のように長い階段が続く。せっかくなので、段数を数えながら降りてみた。神社や寺ではないので途切れるところはあるけれど、ほぼ続いている範囲で約740段。かなり足にきた。

上ホロ分岐で休憩して、あとは登山口まで一気に降りた。安政火口分岐からの林道がとても長く感じられた。登りと下りで林道歩きがこんなに違って感じられるのに驚く。登山口に戻ったのは15時で、出発から7時間経過。まだ7時間しか経っていないけど、ヘロヘロに疲れていた。駐車場の車ももう大分減っている。

車に戻って風呂の準備をして、凌雲閣へ温泉に入りに行った。相変わらずすごい色で温泉っぽいお湯だ。でも、えすきくんが入っていたので油断したけれど、内湯は足を入れてちょっとビックリする熱さだった。疲れていたので一度内湯にゆっくり浸かった後は、露天風呂で山の涼しい風に吹かれながらくつろいだ。着替え終えて温泉のロビーに行くと、えすきくんが美味しそうにアイスを食べていたので、つられて今日もアイスを食べる。あとは夕食をどこかで食べて帰るだけだ。

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08/7/21 富良野岳-上ホロカメットク山

予報では21日(月)はそこそこ天気がよさそうだったので、十勝連峰へ行くことにした。はじめは美瑛岳に行こうかと思っていたけれど、今年まだ咲いているところを見ていないチングルマの白い花を求めて富良野岳に行ってみた。

出発はゆっくりで、5時にえすき邸を出た。札幌からずっと曇りで、三笠からはガスがかかってきた。さらに、山の中では雨まで降って来た。けれども、富良野市街から十勝連峰の方角を眺めると、山の方だけ少し明るくなっている。期待して十勝岳温泉まで車を走らせた。

ラベンダーの咲く花壇が並ぶ道を通って登山口のそばまで来ると、8時近くになるのにまだそれほど車は停まっていなかった。天気がよくないからだろうか。それでも駐車場は満車なので車は道路脇に停めた。入山届けに記入して8時に出発した。

安政火口の分岐まで、だらだらとした林道を歩いている間は、ガスっていて全然山の様子が分からなかった。とはいえ、さすがにもう1,000mを超えている高山なので、涼しくて空気も気持ちいい。

十勝のエゾシロチョウ
十勝岳温泉のそばにもエゾシロチョウが飛んでいた。

エゾノマルバシモツケと安政火口
エゾノマルバシモツケとガスガスの安政火口。

やっぱり天気が悪いんだとあきらめて、化物岩をまいて上ホロ分岐も越えて黙々と歩いていると、頭上の雲がだんだんと薄くなってあたりが明るくなってきた。三峰山沢まで来ると、青空が広がり陽も射してきた。ちょうど出発から1時間くらい経ったので、ここで休憩した。

富良野岳北尾根
富良野岳の北尾根。

三峰山と川の字シュート
三峰山と、その下に去年滑った川の字シュートが見える。

おにぎりを食べてから再び歩き出す。しばらくして小さなお花畑にたどり着いた。そこでは、ほとんど咲き終わっていたけれど、チングルマも咲いていた。


下界は雲の下で、山頂まで登れば雲海が見れるかもしれないと期待はふくらむ。

朝露
朝露が陽射しを浴びてキラキラと輝いていた。

化物岩
夏の陽射しで化物岩へ続く尾根の山肌の緑が青々としてきれいだ。

チシマノキンバイソウとエゾオオマルハナバチ
チシマノキンバイソウにはエゾオオマルハナバチがせっせと動き回っていた。

灌木帯のトラバースしているとき、日陰になるところではオオバミゾホオズキも咲いていた。道端にはエゾヒメクワガタもたくさん咲いていた。

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ。

トラバースが終わって稜線に向けて登って行く頃には、残念ながら青空が隠れてしまっていた。雲は濃くないけれど、稜線付近を覆っている。縦走路分岐まで登って、また休憩をとった。

雲に包まれる縦走路

休憩をしているうちに晴れてくれればと期待はしたけれど、そう甘くはなかった。待っていてもちゃんと晴れる気配がないので、あきらめてまずは富良野岳の山頂まで登ることにする。

コマクサ
分岐のそばにはコマクサが少し咲いている。

残念ながら、去年来た花盛りの頃と比べると、もうかなり花が少なくなってしまっていた。チングルマは綿毛だし、エゾノハクサンイチゲも少ししか咲いていない。真っ白だった去年に比べると、どうしても見劣りしてしまった。それでも確かに花の数は圧倒的に少ないけれど、時期が少し遅いので、去年とはまた違った花が咲いているので面白い。

ハイオトギリとエゾヒメクワガタ

エゾヒメクワガタ

エゾウサギギクと綿毛のチングルマ
チングルマはもう綿毛しかほとんど残っていなかった。

チシマギキョウ
チシマギキョウ。

チシマノキンバイソウ
登山道の下を見下ろすと、チシマノキンバイソウがたくさん咲いていた。

エゾツツジ
登山道の上の方にはエゾツツジもたくさん咲いている。

ミヤマリンドウ
花が小さなミヤマリンドウの青色もきれいだった。

エゾツツジ
エゾツツジ。

チシマノキンバイソウとトカチフウロ
登山道のずっと下の方では、チシマノキンバイソウとトカチフウロが咲き競っていた。

チシマノキンバイソウとトカチフウロ
チシマノキンバイソウとトカチフウロ。

コケモモ
道のそばの斜面に目を凝らすと、コケモモの花が咲いている。

イソツツジ
イソツツジもあちこちで咲いている。

11時くらいには山頂へ到着した。シーズンを少し過ぎているせいか、去年より人が少ないように感じる。逆に、少し空いているので山頂でゆっくり休むことができた。相変わらず雲がかかっていて視界が晴れないのは残念だけど、休んでいると涼しくて気持ちがいい。


北尾根方向で尖っているのは何の岩だろう?

富良野岳山頂から来た道を振り返る
十勝岳の方向を見ても、やっぱり雲がかかっていて何も見えない。

ゆっくりと休んでから、山頂から原始ヶ原の方へ登山道を歩いてみた。下りが始まる稜線の端まで行ってみたけれど、見下ろす斜面はすぐに雲の中に隠れてしまっている。すぐに山頂へ引き返して、そのまま縦走路分岐まで降りた。

富良野岳山頂
原始ヶ原方向から富良野岳の山頂をながめる。

雲間から原始ヶ原を見下ろす
以前、春に滑ろうとして敗退した沢が雲間から見下ろせた。

エゾルリソウ
エゾルリソウ。

虫食いエゾノハクサンイチゲ
辛うじて少し咲き残っているエゾノハクサンイチゲは虫に食われていた。

飛行機雲
富良野岳上空をちょくちょく飛行機が飛んで行く。

整備された階段を下りて分岐にたどり着いた。縦走路は雲で覆われていて、歩いたところで大した展望は望めそうにない。花も終わっていると知ると、縦走しようというほどテンションが上がらない。一方、えすきくんはまだまだ元気で歩きたそうなので、少し休んでから三峰山の方へ歩き始めた。

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つばらつばら

千走川温泉から札幌へ帰る途中、ニセコの「グラウビュンデン」に寄ってサンドイッチでも食べようと思っていた。ところが、ニセコに着く頃にはもう19時を過ぎていて、店の灯りは消えていた。まあ、夕食にサンドイッチでもないので、仕方がない。そこで、一度行ってみようと思っていた「つばらつばら」に行くことにした。

駐車場に車がたくさん停まっていたので混んでいるのかと思ったら、そうでもなくて安心した。もうかなり腹が減っているので、さらに長い待ち時間があるのはかなわない。エンサヤさんはメニューに「ぶた串」を見つけて喜んでいたけど、一緒におすすめのポークと豆のカレーを注文した。待っている間にちょっと店内を見渡すと、スキーの写真が何枚か飾ってある。イワオヌプリで撮ったように見える写真は、えすきくんの話では「再来軒」にも飾ってあったそうだ。テーブルにも「粉雪」って貼ってあった。さすがにニセコだけあって、そういう店なのだろうか。

運ばれて来たスープカレーは、スープがちょっとぬるかった。野菜がたくさん入っているのはいいんだけど、ちょっと食べづらい。ポークも大きいので、ナイフがあった方が食べやすかった。味はいいので、ヒラフに来たときはここで食べるのも良さそうだ。いつも中華というのもつまらないし。

たっぷり食べて満足したら、札幌まではもう少しだ。ここからは走り慣れた道なので気楽だ。ただ、島牧からずっとガスっている。中山峠では雨も降っていた。ようやく札幌に着いて走行距離を調べると400 kmを超えていた。思っていたよりも島牧は遠かった。

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飛龍 賀老の滝

島牧の山奥までは今後そうそう来ないと思ったので、狩場山を下山してから賀老の滝を観に行った。林道を駐車場まで戻ると、数組だけがキャンプ場にいた。この天気じゃ、さすがにキャンプに来る人も少ないようだ。

駐車場から賀老の滝までは1,300mで、近いようで遠い。しかも、舗装道路からはずれて賀老の滝へ降りて行く600mほどは、なかなかの山道だ。階段が組まれているけれど、狩場山へ行った来た後のへばった足にはしんどい。それでも、脇に咲いているエゾアジサイのきれいな青色には癒された。

しばらく降りると、滝からの川の流れが見下ろせる場所があった。おそらく、奥に滝があるのだろう。

千走川

足がしんどくて泣きそうになりながら滝見展望台まで行くと、目の前には予想以上に大きな滝が迫って来た。これだけ立派な滝を見たのは初めてのように思う。

賀老の滝

賀老の滝
賀老の滝。

薄らとガスがかかった中の滝は、なかなかに幻想的だった。ただ、ここはブヨが多い。蚊もいた。山ではなんともなかったのに、三人そろって虫に食われてしまった。滝を見た後は、当然、登って帰らなければいけない。この登りがきつかった。降りるときにすれ違った観光客が悲鳴を上げていたのもうなずける。とどめを刺されたようだった。

車に戻ったら、急いで千走川温泉まで行った。もう17時を過ぎていたので、日帰り入浴が終わってはいないかと心配したけれど、無事入ることができた。ものすごく薄めたシャンプーとボディーソープで洗ってから、ゆっくりとお湯に浸かった。露天風呂に行ってみると、内湯より熱かったけれど、ブヨや蚊がたくさん飛んでいて身体を冷ませないので、長湯しないですぐに中へ戻った。風呂上がりにアイスを食べてから、いよいよ札幌へ向けて帰る。既に出発から12時間以上。長い一日だ。

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08/7/19 狩場山

先日バドで足首を捻ってしまい、長い時間歩くのは心配だった。天気もあまりよくなさそうなので、山へ行くのを止めようかとも考えていた。けれど、十勝連峰へ行こうと思っていたのに、自分のケガのせいで行けなくなるのも申し訳ない。そこで、天気予報も調べながら、土曜日はそれほど行程がきつくなさそうな狩場山へ登り、月曜日に行けそうだったら十勝連峰へ行くことに決めた。

最近はずっとえすきくんに運転してもらっているので、今回はH本カーで行くことにした。えすきくんとエンサヤさんを拾って5:10の予定通りに札幌を出発。定山渓に近づく辺りでフロントガラスに水滴がつき始めた。中山峠はガスガス。当然、喜茂別を越えても羊蹄山の方向は真っ白。雨こそ降っていないものの、山日和にはほど遠かった。

登山口は思っていたよりもずっと遠かった。黒松内から島牧に出ても、目指す狩場山は雲の中。千走川温泉を通り過ぎてから、舗装された細い道路をしばらく走って、ようやく賀老の滝入口の駐車場に到着した。ここでトイレに寄って、さらに奥の登山口を目指す。ここまでで舗装は終わり、そこそこに走りやすい林道を登って行く。札幌を出発してからずいぶん時間が経って、狩場山に来たことを後悔して来た頃、登山口の駐車スペースに停まっている車が見えてきた。

準備を終えて登山口を出発したのは9:05。札幌を出てからもう4時間も経ってしまっていた。笹の薮を刈った登山道には花も全然咲いていないので、とても退屈だ。ときどき地面をカエルが飛び跳ねて逃げて行く。ゴソッと何かが動いたので、またカエルかと思っていたら、よく見ると今度は小さなネズミだった。

ネズミ

ネズミ
ネズミは枯れ枝の陰に身を隠してじっとしていた。

退屈で結構急な登りが標高1,100mくらいまで続いて、ようやくなだらかになった。7合目の標識のあたりで、やっと花が現れた。ガスっていて視界が悪いけれど、花を見ると元気になる。

7合目

7合目のお花畑

ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ。

カラマツソウ
カラマツソウ。

途中、下山して来たおそらく夫婦の登山客とすれ違ったときにたずねると、山頂は日が射しているということだった。それを聞いて足取りが軽くなる。真駒内コース分岐の8合目にもお花畑が広がっていた。

8合目

チシマノキンバイソウ

チシマノキンバイソウ

チシマノキンバイソウ
チシマノキンバイソウ。


相変わらずガスガス。

ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ。

フギレオオバキスミレ
ここまで登るとフギレオオバキスミレがまだ咲いていた。

ミヤマキンバイ

樹林限界を越えたのかと思いきや、再び灌木帯に入り込んだ。岩の間の急な登りが少し続いた。

リンネソウ

南狩場で登山道を囲んでいる木が途切れているところから外をのぞくと、ガスが一瞬晴れて、狩場山の山頂がうっすらと見えた。あともう一息とは思うけれど、期待したほど天気がよくないので複雑な気持ちだった。

一瞬姿を現した狩場山山頂
右が狩場山山頂。

南狩場から狩場山山頂までは、高山らしい花畑が広がっていた。

イワイチョウ
イワイチョウ。

ハイオトギリ
ハイオトギリ。

エゾウサギギク

エゾウサギギク
去年、ニセイカウシュッペでも見たミニヒマワリ。

お花畑が終わる頃、登山道の脇には小さな「親沼」が現れる。水の中をのぞき込むと、小さな影が動いている。オタマジャクシのようだ。えすきくんはオタマジャクシとも違ってえらが付いている生き物を見つけた。サンショウウオか?ちなみに、PLフィルターを使ってみた。

ヨツバシオガマと親沼をのぞき込む二人

オタマジャクシ
オタマジャクシ。


ナゾの生物。

親沼から少し歩くと、さらに小さな「小沼」もあった。沼というよりは池というか、水たまりのようだったけれど。それからまたしばらく歩く。

アオノツガザクラ
アオノツガザクラ。

道の先に赤い鳥居が見えて来た。どうやらあそこが山頂のようだ。

山頂の鳥居
山頂の鳥居。

山頂で休んで食事していると、だんだんと青空が広がり、強い陽が射して来た。展望が開けるのに期待するけれど、陽射しでとても暑い。海が見える方向を見下ろすと、雲の晴れ間から陽射しが沢を照らし始めたので、この勢いで雲が晴れて行くことに期待して、しばらく涼しい風に吹かれていた。ところが、そう都合よくは行かず、結局、青空もだんだんと狭くなって行った。仕方がないので、あまり遅くならないように下山をはじめた。

南狩場は雲の中
南狩場はほとんど雲に埋もれていた。

「青空と私」
「青空と私」。

雲の切れ間からのぞく沢筋
雲の切れ間から沢が見えて来た。


茂津多コースの稜線。


鱗雲?


カミキリムシ?

風に舞う綿毛
綿毛が風に舞う。

ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ。

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ。

山頂から少し降りると、すぐにガスに包まれてしまった。それでも、お花畑を歩いているうちはまだ元気だった。

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ。

チシマノキンバイソウ
チシマノキンバイソウ。

エゾカンゾウ
エゾカンゾウ。

お花畑を過ぎると単調な山道を無心で降りた。途中で何回か少しガスが晴れて来はしたものの、それほど視界は回復しない。展望はほとんどなし。そうして黙々と降りている途中で、えすきくんが道端に怪しげなものを見つけた。真っ黒のカタツムリだった。登山届けのところに置いてあったガイドに載ってなかったら、きっと気にもしなかっただろう。

ブドウマイマイ
ブドウマイマイ。

残りの道のりを淡々と降りて、登山口に戻ったのはもう15時半。たっぷり6時間以上もかかってしまった。片道8km以上で、結構きつかった。

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バド5

雨でびしょびしょのえすきくんを見てビックリ。高級カッパも走るとダメらしい。高級カッパを買うと雨が降るとうれしくなるという話を雨竜沼に行ったときに聞いたのを思い出した。

相変わらずバックがダメ。特訓してもらう。

調子が悪いのを照明がいつもより暗いせいにした。

スマッシュの特訓をしてもらってるときに、左足首を捻った。無駄な動きが多いことが祟ったようだ。次回はフットワークを特訓してもらう予定。みなさまにご心配おかけして申し訳ありません。

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なみ喜

温泉からあがっても眠そうにしていたえすきくんを、眠いトークでさらに攻撃しながら滝川から札幌まで高速道路で帰った。西の空を見ると、夕陽がまぶしい。北上するんじゃなかったかもしれないと少し後悔しつつ、来週に期待する。

高速道路ではまたH多カーがそば屋まで先導してくれた。えすきくんは燃費向上を目指して行きよりも車間を詰めてたので、ステアリングが頼りなくて高速走行に向かない車を緊張しながら運転していた。やっぱり適度な緊張が居眠り運転防止にはいいと思う。

「なみ喜」はたまたま駐車スペースが2台分空いていた。店内もそんなには混んでなくて6人で座れた。何を食べるかずいぶん悩んだ末、結局みんな板そばの中盛り、略して「板ちゅう」と、それぞれ鳥天が4枚食べれるように特鳥天を注文した。

しばらくして運ばれて来た板ちゅうは、6人分のお盆がテープルにやっと収まるほどの大きさ。並盛りの板そばでもざるそばの大盛りくらいの量。板ちゅうはざるそば二人前くらい。勢いで頼んだものの、さすがに量が多すぎた。女性陣二人は食べきれないので、H多さんとスーさんに回って来た。山スキー部の胃袋のスゴさを見ているので二人に驚きはしないけれど、自分には絶対無理だ。板そばは美味かったけど、もう二度と板ちゅうは頼まないと心に誓った。

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滝川ふれ愛の里

雨竜沼湿原へ行った後は、何はともあれ温泉へ。いきいき湯というのが雨竜町にあって400円で入れるらしいけど、どうせなら温泉に入りたい。そこで、去年も雨竜沼湿原に行った後に立ち寄った新十津川温泉に行くことにした。

ところが、温泉までの道は結構遠い。疲れのせいで何度か意識が飛んだ。実は、意識が飛びそうになっていたのは自分だけじゃなく、ドライバーのえすきくんも同じだったようだ。「眠いよ」とボソッと言ったえすきくんはかなり眠いらしいので、いつもより極力眠気を抑えた自分のトークで、なんとかえすきくんの意識をつなぎ止めようと努めた。

それでも自分のトークには自信がないので、新十津川温泉まで行く手前にも滝川に温泉があるのを地図で見つけたので、行き先を変更した。これで寿命が延びたのかも。

国道に出てからしばらく走って左折すると橋を渡る。橋の上を走っていると、いかにもそれっぽい建物が見えて来た。滝川ふれ愛の里は立派な建物で、最近あちこちで見かける温泉複合施設だ。

コインが戻って来るロッカーがちゃんとある。シャンプーも置いてあるし、洗い場もたくさんあった。内湯は温度が高いのと低いのがある。山で疲れているので、こんなときは熱いお湯がありがたい。露天風呂は浴槽が2つあって、ゆったり入れた。去年寄った新十津川温泉には露天風呂がなかったようなので、雨竜沼へ来た時はここへ来るのが良さそうだ。

休憩室でしばらく団らんを楽しむ。夕食を一緒に食べて帰ることになった。札幌まで19時過ぎには帰れそうなので、H多さんおすすめの板そばを札幌で食べることになった。

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08/7/13 雨竜沼湿原

去年に続いて、今年も雨竜沼湿原に行って来た。今回はバド企画として計画されたので、メンバーが6人でにぎやかな山行だった。

登山口を8時に出発できるようにしたかったので、パンをほお張ってから5時にえすき邸で車チェンジ。えすきカーでスーさんを拾って、待ち合わせのサンクスへ。待ち合わせの5:30より5分ほど早く着くと、まだH多さんもエンサヤさんも来てなかった。しばらくしてH多カーが到着して、車の外に出て見上げると、東の空には青空がのぞいている。天気予報は雨ながら、少し期待してしまう。ちょっと遅れてエンサヤさんが来たのでサンクスを出発して途中でKさんを拾い、札幌を発つ準備が整った。思いがけず、Kさんから豪華で大きな五目おにぎりの差し入れをもらって、栄養補給もバッチリ。

ETCの通勤割引を利用して、札幌北I.C.から滝川I.C.まで行く。H多カーのエコドライブを通り過ぎてセコいんじゃないかという先導のおかげでえすきカーも燃費向上。投機マネーにささやかな抵抗を行う。でも、滝川のガソリンスタンドは、なぜか札幌よりも10円安い。結局庶民は値段に目が行ってしまう。

滝川から国道38号、451号、275号を通って雨竜まで行く。そこから道道432号に左折して、暑寒ダムを経由して雨竜沼湿原のゲートパークを目指す。ダムを越えるとダートが続くが、途中、3ヶ所だけ他に比べて異常に整備された片側1車線の舗装道が現れる。こんなふざけた道路建設をやっていたのだから、北海道の財政がいいわけがない。アホな道路に呆れていると、目の前に駐車場が見えて来た。まだ車が停まっていないので奥まで進むと、管理棟のそばの駐車場にはもう30台ほどの車が停まっていた。

GPS3台体制のハイテク登山の準備を終えて、管理棟の特設入山届けテントへ向かった。受付の人の話では、なんと南暑寒岳までは登れないとのこと。車の中で、えすきくんから暑寒別岳での遭難事故の話を聞いていたけれど、受付の人の話によるとまだ「後始末」が終わってないから、湿原展望台より奥へは入山禁止らしい。

熊との接触事故!?
「緊急告知 入山規制中」

遭難事故が発生しました。これまでに寄せられた情報などから熊との接触事故の疑いが強く、このため当面の間、雨竜沼湿原展望台より先の入山を禁止します。
平成20年7月10日 雨竜町
(張り紙より)

南暑寒岳まで登れなくなったので、のんびり歩くことになった。けれども、何より期待以上に天気がよく、雨竜沼湿原の方向には青空が広がっている。湿原の真っ青な空との再会を期待して、吊り橋までの林道を歩き始めた。一つ目の吊り橋からは山道が続く。登山道沿いには野花がいろいろと咲いている。もう夏の花だ。

ハナニガナ
ハナニガナとシロバナニガナ。

フキユキノシタ

フキユキノシタ
小川のそばにフキユキノシタ。

オニシモツケ

オニシモツケ
登山道の両脇にはオニシモツケが。

黒くて丸い実を見つけて、葉の形からには白い花を付けていたのを思い出した。

サンカヨウの実
サンカヨウの実。

サワアザミ
サワアザミ。

しばらく山道を歩くと、白竜の滝の方へ降りて行く分岐へ着く。分岐で待っていてくれたえすきくんと遅れて滝の方へ行くと、みんなが滝に現れた虹を眺めながら休んでいた。撮影に時間がかかるので、他の人よりどうしても歩くのが遅くなってしまう。足が止まる分、動いているときは早く歩いているつもりだけど、みんなもともと元気なためか、結局はついて行けなかった。

青空と白竜の滝
夏の青い空に滝の水しぶきは涼しげだ。

白竜の滝の虹
小さくて短いけど虹のアーチが見える。

滝からの急登からずぐに登山道に復帰する。再び野花の間を進む。

オオウバユリ
オオウバユリ。

エゾアジサイ
エゾアジサイ。

二つ目の吊り橋を渡ると、ペンケペタン川の北側を登り、左手に沢を見下ろす形になる。

5人乗っても大丈夫

登り切ってから少し平坦な道を進むと、川へ降りられる場所にたどり着く。さすがに、水は飲めないようだ。

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ。

雫

川から一旦離れて、平たい石が転がる道をしばらく進む。天気がよければ、もう南暑寒岳の方が見える頃だけど、残念ながら、山の方には雨雲がかかっていた。下って行くと、湿原の端の辺りが見えて来て、エゾカンゾウが咲いていた。登山道の脇にも、湿原の花が現れ始める。

エゾノシモツケソウの蕾
エゾノシモツケソウの蕾は鮮やかだ。

湿原の手前には、ヒオウギアヤメの群生があった。去年、ここにはスミレが咲いていた。

湿原手前の「アヤメ園」
ヒオウギアヤメとエゾカンゾウ。

シナノキンバイ

シナノキンバイ
シナノキンバイ。

登山靴を洗ってから、湿原テラスへ向けて木道を歩く。

湿原テラスへ

チシマフウロ
洗い場の小川のところにだけ、チシマフウロが咲いていた。

何かの綿毛
ナゾの綿毛。

湿原の木道沿いには、ヒオウギアヤメがたくさん咲いていた。エゾカンゾウよりもアヤメの方が圧倒的に多い印象を受ける。

ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ。

湿原テラスで休憩をとった。休んでいるうちにだんだんと天気が悪くなってきて、休んでいると肌寒く感じるようになってきた。カッパを着込んでテラスを出発すると、間もなく雨が降ってきた。

往復分岐の手前にあった沼の淵には、木道沿いに咲いていたヒオウギアヤメとは様子のちがうアヤメが咲いていた。特徴からみて、カキツバタのようだ。

カキツバタの沼

カキツバタ
カキツバタ。

沼をよく見ると、細長い枝の先に付いた小さな黄色い花が水面から顔を出してるのに気付く。これがウリュウコウホネのようだ。確かに真ん中が褐色っぽい。

ウリュウコウホネ
固有種のウリュウコウホネ。

沼には白いものは何かが浮いているのかと思っていたら、よく見ると花のようだった。小さな花びらが見えて、睡蓮によく似ている。

エゾベニヒツジグサ
エゾベニヒツジグサ。

コウホネとヒツジグサ

7月も半ばなので、エゾカンゾウが咲き乱れているのを期待していたけれど、思ったほど咲いていなかった。さすがに、霧多布湿原に行ったときよりは咲いているけど。

エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

エゾカンゾウの花畑を行く

エゾカンゾウはもう一つなので、他の小さな花にも注意しながら歩いた。


同定できず。

トキソウ
トキソウ。

クロバナハンショウヅル
クロバナハンショウヅル。

ナガボノソロワレモコウ
ナガボノソロワレモコウ。

花講義
いろいろレクチャーを受けていたそうだ。

湿原出口に近づいて行くと、雨に濡れたワタスゲの白い綿毛がチラチラと揺れていた。

ワタスゲ
ワタスゲ。

湿原出口付近には、ちょっとしたお花畑が広がっていた。アヤメにエゾカンゾウ、エゾノシモツケソウやシナノキンバイと、まとまって咲いている。

湿原出口の「アヤメ園」

これから展望台へ登って行こうかという頃、青空も帰って来た。

青空との再会

みんなからちょっと遅れて展望台に着くと、ちょうど展望台のあたりに陽が射して来た。風が強いのですぐに陽射しは湿原を照らすようになる。

雲の影が走る湿原

雲間から陽が射す

湿原展望台

南暑寒岳には登らないので、ゆっくり休憩をとった。ずいぶんゆっくりしていると、雨竜沼湿原のガイドのような人たちが登って来て、もうすぐガスって来るから見えなくなる前に降りた方がいいと言われた。そろそろ下山しようかと思ってたところなので、急いで展望台をあとにした。

逃げて行く青空を追いかける。

湿原出口の「アヤメ園」2

木道跡に並ぶエゾカンゾウ

ずっと花ばかり観ていたけれど、前の方で立ち止まっていたのはトンボを見つけたかららしかった。そのトンボは観れなかったけど、足下に注意すると、イトトンボがとまっていたのに気付いた。

ルリイトトンボ
エゾイトトンボかもしれないけど、筋からみてルリイトトンボか?

ギョウジャニンニク
ギョウジャニンニクの花みたいだ。

タチギボウシの蕾
この蕾がタチギボウシだと思う。

ガスが山の方から降りて来て、風もだんだんと強くなって来た。

ワタスゲとヒツジグサ

カキツバタ

エゾノシモツケソウ
エゾノシモツケソウが一輪だけ咲いているのを見つけた。

オオタカネバラ
薮の方を注意しているとオオタカネバラを見つけた。

ハイオトギリ
H多さんによると、消毒に使えるというオトギリソウ。

吊り橋を渡り切ったところで休憩。ほとんど休みなしに降りて来たので、結構足に来てはいた。

「川とオレ」
エンサヤさん作「川とオレ」。

残りゲートパークまではサクサク降りて、14:30に無事下山。天気はいまいちで南暑寒岳にも行けなかったけれど、去年とちがう花をたくさん見れたし、にぎやかに楽しく登れたし、まずまずの山行だった。次は、いよいよ十勝か大雪だ。

☆参考図書

新北海道の花Book新北海道の花

著者:梅沢 俊
販売元:有限中間法人 北海道大学出版会
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札幌の昆虫Book札幌の昆虫

著者:木野田 君公
販売元:北海道大学出版会
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ステップアップ

ヨドバシカメラへPLフィルターを買いに行った。PLフィルターと聞くと、「また新興宗教の話か?」と思う人がいるかもしれないけど、「完全な自由」を訴えるつもりはない。

ヨドバシに行く前から分かってはいたけれど、PLフィルターといってもCircular PLしか置いてなく、フィルター径が77 mのKenkoの薄枠PLフィルターは1万円以上する。試しに買ってみるにはあまりに高すぎる。店頭でしばらく悩んで、やっぱり止めようかと思って帰りかけた時、ステップアップリングというものに目が止まった。

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ステップアップリングという名前に初めはピンと来なかったけれど、要はフィルター径を変えるためのアダプターだった。コンデジやビデオカメラにフィルターを取り付けるときによく使うヤツだ。

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実は、これまでにもPLフィルターを使ったことはあった。PowerShot G3を使っていたときに、わざわざ純正アダプタとKenkoのPLフィルターを買った。けれど、実際に使ったのは大雪高原の沼めぐりの時だけで、PowerShot G3を使わなくなってからはPLフィルターは一度も使ってなかった。


これを撮ったとき使ったはずだけど、はっきり覚えてない。

そもそも、PLフィルターを上手く使いこなすことができなかった。撮影のたびにフィルターの効果を調整するのにちょっと時間がかかるってのは面倒だし、当時1.8インチしかなかった小さなモニターでは調整するのも難しかった。その後は、ガラス越しに撮影したりすることもなかったし、水の中を覗き込むように撮影することもなかった。紅葉を撮影するのにいいとは聞いたけど、他にどんな場面で使うと効果的かもよく分からなかったし、真剣に考えもしなかった。そんなわけで、これまでまともにPLフィルターを使っていなかったけれど、今週末に雨竜沼湿原へ行く機会に、ステップアップのためにも使ってみようかと思った。すると、なんとステップアップリングを使えば、引き出しに入ったままだったPLフィルターをまた使うことができるようだ。

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引き出しにの中のPLフィルターはPowerShot用だったので、フィルター径は58 mmだ。52-58のステップアップリングで、EF-S60mmとEF50mmのどちらでもPLフィルターが使えるようになる。支出は10分の1で済むし、使わずにもったいないと思っていたので、スゴく得した気がする。

残念ながら、今日明日は生憎の天気でちゃんとしたテストができないので、日曜日気持ちよく晴れることに期待しよう。

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バド4

出かけようとしたら雨が降り出した。車で出発。途中、土砂降り。

15分くらい遅れて到着すると、自分が8人目。えすきくんはホントに走って来たらしかった。

特訓してもらってバテバテ。でも、結局バックハンドはダメだ。ちゃんと練習しないと、先に進めない気がして来た。

帰るころには雨は止んでた。走って帰るえすきくんの姿を窓の外に見ながら帰った。

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琵琶瀬展望台

霧多布湿原トラストから厚岸の方へ車で少し移動すると、琵琶瀬の小高い丘に展望台があった。広い駐車場にレストランもあって、しょぼい道の駅よりも立派だった。

展望台に登って湿原を見下ろすと、この景色が湿原センターに展示してあった写真のものと同じだと気付いた。湿原センターにはきれいな写真がいくつか飾ってあったのだけど、琵琶瀬川が霧多布湿原を蛇行して流れて行く姿は、まさにここからの景色だった。

琵琶瀬川

反対を振り返ると、湾に窓岩が浮かんでいるのが見えた。

窓岩

海岸の花と窓岩

琵琶瀬展望台のそばでも馬を放しているのか、柵があって、アヤメの花も咲いていた。湿原でなくても、湿原で咲いていた花を結構目にする。

海岸のアヤメ

琵琶瀬展望台からしばらく道路を進むと、左手に断崖が延びて行く景色が見えた。

駐車スペースに車を停めて、少し散策した。

近くに車を停めてゴソゴソしていたのは、ハクサンチドリを盗掘しているおばちゃんらしい。ママンが話しかけると、「霧多布の方で盗るとうるさいから、ここまで来ている」と答えたそうだ。怒ったママンもさすがに通報はしなかったようだ。

ハクサンチドリ
撮るのは自由。

道路脇に注意していると、エゾフウロが結構咲いている。雑草に埋もれているので、チシマフウロとはずいぶん雰囲気がちがって感じられた。

エゾフウロ

霧多布湿原にも咲いていたセンダイハギがここにもやっぱり咲いている。

センダイハギ

道東はネコよりもエゾやトリが多いようだ。

ノビタキ

この後、厚岸の道の駅で昼食を食べた。かき弁天島ドンが期待以上に美味かった。いつものように、写真を撮ろうと思ったときには、もう腹の中だ。

本別までは来た道を帰った。用を足さないまま本別から高速道路に入ってしまったのでしんどかった。我慢したまま占冠まで走り、高速道路を下りてからも道の駅まで結局走り続けるしかなかった。

それにしても、道東自動車道はひどい。日高山脈をガッツリ削って長いトンネルも通して、どうしてこんな環境破壊が許されるんだろうか。日高横断道路は止まったものの、高速道路が野生動物の生活を脅かしているのは間違いない。救急車が高速道路を通っているところなんて一度も見たことがない。本当に必要なのか?高速道路は地方の過疎化を進めるのだから、むしろ造らない方が地方の経済にいいということが分からないんだろうか?「無駄無駄無駄無駄」。

家に着いたらヘロヘロだった。1泊2日で霧多布はかなりの強行軍だった。

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霧多布湿原2

ホテルテレーノを出てから霧多布まで行く途中の道路脇にも、エゾスカシユリが咲いていた。

朝露に濡れたエゾスカシユリ

エゾスカシユリ

浜中を通ってMGロードを霧多布湿原センターへ向かっていると、前日に愛冠岬やあやめヶ原で見かけた中高年カメラ集団が、路肩に大型バスを停めて、湿原を激写していた。ここまで来ると気持ち悪い。

それにしても、このMGロード。湿原を横断するようなこんな道路を一体なんで造ったんだか。どう考えたって湿原を破壊しているように思える。調べてはいないけれど、この道路の建設を巡って環境保護団体と利権団体との争いがあったのかも。

湿原センターでコーヒーを飲んでから、再び湿原トラストの仲の浜木道へ行った。咲いているエゾカンゾウの花が少しだけ増えているような気がした。

道路と木道の間のエゾカンゾウ

霧多布湿原のエゾカンゾウはもう少し

なんだか花がイマイチなので、ノビタキばかり撮ってしまった。

エサをせっせと巣に運ぶノビタキ


飛び立ったところをパシャリ。

前日歩かなかった琵琶瀬木道を今度は歩いてみた。


クシロハナシノブ。

湿原はとにかく広かった。天気が悪いのでワタスゲがあまり目立たないけれど、陽射しを浴びれば真っ白に輝くにちがいない。

琵琶瀬木道からの霧多布湿原

道路を挟んで湿原の反対側、琵琶瀬湾には小島が浮かんでいる。

琵琶瀬湾の小島

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テレーノ

霧多布を出発して、急いで標茶に向かった。霧多布の側に適当な宿泊施設がなかったので、車で1時間以上も離れている標茶まで戻らなくちゃいけなかった。

霧多布湿原を離れるとすぐに霧が晴れて、標茶までの道路の両側には牧草地が広がっていた。ずっと空を覆っていた雲の間から夕陽も顔を出した。時間に余裕があったら車を停めて写真でも撮ったところだろうけど、強行軍の付けが回って来たのでホテルまでひたすら走った。

場所がよく分からなかったけど、幸い、標茶の市街地に入るとすぐにホテルの案内の看板が出ていたので、誘導に従って進むとまっすぐにホテルテレーノに着いた。

夕食の焼きガキが美味かったけど、食べすぎて苦しくて部屋に戻って布団に横になったら、そのまま寝入ってしまった。夜目が覚めてから温泉に向かうと、当然もう照明が切れているので、スイッチを入れてから中に入った。温泉の色は薄い褐色で、ホテルのタオルが同じような色をしているのもそのせいだろうか。

客室には暖房が入っているのか暑すぎるので、窓全開で朝まで寝ていた。朝起きてすぐに朝風呂に入りに行った。朝風呂には他にも数人来ていた。脱衣所でヘルスメーターが壊れていると言うじいさんに言われて乗ってみると、確かに体重がいつもより20kg以上軽い。さすがに変なので、平らなところに移すと、ちゃんと計測されるようになった。それでもじいさんは納得いかないようだったけど。

朝食はずいぶんあっさりしていた。夕食をもう少し軽くしてくれてもいいのに。レストランから見える庭には、午後はタンチョウが来ることがあるらしいけど、残念ながらちょうど時間が合わないので、今回はタンチョウを見ることが出来なかった。

この日も霧多布湿原まで向かう。

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霧多布湿原

あやめヶ原から急いで、薄暗くなって来た頃に霧多布湿原に着いた。

霧多布湿原トラストのパネルを見ると、仲の浜木道がおすすめだと書いてあったので、まずそっちを歩いて行った。


案内パネル。

エゾカンゾウがもう咲いていると聞いたので、わざわざ霧多布まで来てみたのだけど、残念ながらエゾカンゾウはチラチラと咲いているのが見えるだけで、ほとんどがまだ蕾の状態だった。

エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

エゾカンゾウはまだまだだけど、湿原には他にもいくつか花が咲いていた。

フタマタイチゲ
フタマタイチゲ。

クロユリ
クロユリ。

クシロハナシノブ
クシロハナシノブ。

湿原のあちこちから、小鳥のさえずりが聞こえて来る。

それにしても、霧多布は寒い。札幌は暑かったのに、驚くほどの違いだ。まるで2ヶ月くらい季節をさかのぼったかのようだ。厚着しなくて身体が冷えてどうしようもないので、琵琶瀬木道は今度にして、さっさとホテルへ引き上げることにした。

琵琶瀬木道

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あやめヶ原

愛冠岬からいったん市街地に戻ってから、霧多布の方へ車を走らせてしばらく林の中を進むと、左手に駐車場の入口が見えて来た。駐車場には、さっき愛冠岬にもいた中高年カメラ軍団のバスが停まっていた。

普段は馬が放牧されているらしいけど、この日は全然見あたらなかった。アヤメは三分咲きだったけれど、アヤメがだんだん霧に溶け込んで行くところが幻想的だった。

あやめヶ原

あやめヶ原

あやめヶ原

あやめヶ原

柵の側には、アヤメとは対照的に毒々しい派手な色の花が咲いていた。エゾスカシユリという名前も印象的で覚えやすい。

エゾスカシユリ

エゾスカシユリ

鳴き声のする方に目を凝らすと、霧の中で小鳥が留まっていた。

ヤマブキショウマ
ヤマブキショウマ。

アヤメの側をよく見ると、スミレも咲いていた。

あやめヶ原でゆっくりしすぎて遅くなったので、慌てて霧多布湿原へ向かった。

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愛冠岬

6月の最後の週末には、霧多布湿原の原生花園を見に行って来た。

朝6時半に札幌を出発して、日勝峠を越えるまではかなりスムーズに走った。少しは早く着けるかと思って、十勝池田から本別まで高速道路を走る。片側対面通行なのに、遅い車の後ろを走っていると路肩に出て避けてくれるので、仕方なく追い越すことになる。不思議な道東ルールだ。どう考えても危ないと思うのだけど。必要のない高速道路を造ると、変なルールが生まれるものだ。

本別で高速道路を出ると、ナビの間違った誘導でしばらく逆走していた。自分で地図を見て運転した方がよかった。少し走って国道を折れると、岡女堂の建物があった。ここで豆を買う。

岡女堂

岡女堂の正面の山には、建設中の高速道路の橋脚がそびえ立っていた。何がなんでも釧路まで繋げたいらしい。

本別から白糠を通り、厚岸まで向かった。わざわざ霧多布まで来て湿原しか行かないのはもったいないので、愛冠岬にも寄ることにした。

途中、石が敷かれた広い場所に昆布を干しているのが道路から見えた。磯の匂いも漂っている。

昆布干し

愛冠岬へは駐車場から500mくらい歩く。途中、大きな鳴き声が林の中から聞こえて来るので、じっと耳を澄ませて鳴き声が聞こえて来る方を見ていると、アカゲラがいるのに気付いた。

アカゲラ

さらに岬の方へ進んで行くと、遊歩道から少し離れたところまでエゾシカが来ていた。駐車場への道路脇にもエゾシカがいたので驚きはしないけれど、人や車をほとんど怖がっていないのはどうかと思う。

エゾシカ

天気がよくないので、岬から見た海の景色は何だか物悲しい。

愛冠岬から

愛冠岬

岸壁に張り付くように紫色のキクバクワガタが咲いていた。

断崖に咲くキクバクワガタ

遊歩道の脇にはあちこちに黄色い花が咲いていた。

シコタンキンポウゲ

何だかよく分からないけれど、枝に不思議なものが付いていた。

この後、あやめヶ原へ向かった。

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ふぁんくらぶに入会

ファンクラブといっても、名誉会長のではない。ナキウサギふぁんくらぶというちゃんとした団体。

札幌コンベンションセンターで昨日から市民サミット2008が開催されていて、そのセッションのひとつとして写真展示「温暖化と開発に追われるナキウサギ〜氷河期の生き残り」というのが午後からやっていたので、チラッとのぞいてきた。

写真を期待していたので、想像以上に狭いブースに驚いた。写真も10枚くらいしかない。写真を観終わってからちょっと説明を聞いた。パネルと話を簡単にまとめると、ナキウサギの保護を目指して天然記念物に指定させようとしているが、そうなると開発しづらくなるので、天然記念物の条件は満たしているにもかかわらず行政も含めた利権団体が邪魔をしている。最近、特に問題となっているのは、国有林の皆伐で、環境アセスメントが全く行われずに実施されているということだ。周辺のガレ場に棲むナキウサギが孤立して絶滅の危機にさらされているらしい。

ただ、ちょっと良からぬことを考えてしまった。木がなくなったら、そこって滑れるんじゃない?

せっかくふぁんくらぶに入会したのだから、今年こそこの目でナキウサギを見てみたい。鳴き声は聞こえるんだけど、ちゃんと探す時間の余裕がなければ無理だろうな。

前にしたかもしれないけど、一応署名しておいた。

北海道 リスとナキウサギの季節 (写真集 佐野高太郎の視点)Book北海道 リスとナキウサギの季節 (写真集 佐野高太郎の視点)

著者:佐野 高太郎
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身内だけの盛り上がり

sotoが宣伝してるので、「銀色のシーズン」を観てみた。結論から言うと、がっかりだった。

ナチュラルヒットの連続でスタートする映画は軽快な展開を期待させたのだけど、その後はもっさりとストーリーが進んで行った。その昔、スキーブームを巻き起こしたという「私をスキーに連れてって」は、スキーは楽しそうでぜひやってみたいと思わせるものがあったと思う。ところが、銀色のシーズンを観ても、スキーをやりたいと思わせるものがない。

「勝ち負けのあるスキーが嫌いだ」というような台詞があったと思う。フリー(ライド)スキーの発想がこれなのだと思うけれど、ただ単に公式のレースじゃなきゃそれでいいようにもとれる。山で滑ったり飛んだり擦ったりするとこんなに楽しいんだという想いが足りない気もした。フリースキーの映像に中途半端なストーリーを強引に押し込めているところは、まるでエロビデオのようだ。でも、これくらいじゃ抜けない。

公害、地球温暖化、貧困、食糧危機、差別などなど、地球がかかえる問題をいいだけ考えたので、息抜きにバカバカしくて楽しい映画でも観ようと思って観たら、バカバカしいだけで楽しくもなく、最後にはイライラしてくるほどがっかりな映画だった。以前聞いた、「この映画はスキーヤーの身内で盛り上がっていただけだ」ということを今回実際に観て確信した。ほとんど海外や道内外の関係者だけで盛り上がって、札幌市民がさっぱり参加しないG8対抗運動と似ている。結局、関心がない人を引きつけるには、それなりのものが必要だということだ。少なくとも、この映画じゃパークは混みそうにない。

銀色のシーズン スタンダード・エディションDVD銀色のシーズン スタンダード・エディション

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ここはオキナワか!?

朝っぱらからけたたましいサイレンが鳴り響き、ヘリコプターが通りすぎて行くので目が覚めた。昼間の街では市民よりも数が多いんじゃないかというほどにたくさんの警察がこちらを威圧している。沖縄はこんなもんじゃないのだろうけど、今までの静かな札幌じゃ自衛隊のヘリだって朝っぱらから飛び交うことはなかった。洞爺湖でサミットやったって、道民には何のメリットもない。インフレにもかかわらず血税を大量につぎ込んだところで、一般の市民には迷惑なだけだ。「おもてなし」とか言ってる「おめでたい」人たちにはうんざりだ。

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STOP!地球温暖化。春までちゃんと滑らせろ!

スキーヤーとしてピースウォークで訴える言葉を考えてみた。でも、プラカードとか作るのは面倒い。スキーとか重いから担ぎたくないし。

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バド3

バド参加3回目。最終的に7人そろって、適度に休憩をとりながら打った。

バックが打てない。下に打てない。そろそろ上達がサチって来た。

財布を持って行かなくて参加費を払えなかった。ごめんなさい。COURT PLAYシャトルで勘弁。

カメラを持って行って初めてバドを撮影。バドの写真を見たことがないので、どう撮ればカッコいいのかよく分からなかった。それでも少しだけ撮った

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写真展「写真家が視た光と色」行きそびれ

今日、7/2で終わりの写真展、「写真家が視た光と色」NPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク展を観に行きそびれた。他にも、いろいろやってるサミット対抗イベントにも行きそびれ。残念だけど、まあ、こんなもんだろう。

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コピペ

今朝のNHKニュースでコピペ問題が取り上げられていた。取材を受けていたのは樽商で、北海道じゃないか。ネット上のテキストをコピペして体裁を整えて自分のレポートとして提出する学生がほとんどらしい。

労力を考えればコピペの比じゃないけれど、図書館で探した本の内容を書き写すようなことは、ネットが普及する前から結構やってたんじゃないんだろうか。まあ、それでも引用元を示すのが当たり前だっただろうけど。

ニュースのコピペレポートで驚いたのは、設問に「自分の意見を書け」とあるのに、ネット上の他人が書いた文章をあたかも自分の意見であるかのごとく扱ってたことだ。「自分の意見を書け」と言われたらしめたもの。「好きなように書ける」と自分なら喜んだものだ。もちろん、それなりに情報は調べなきゃいけないけど。それ以上に、他人の意見を自分の意見だと言うことに抵抗ってないんだろうか。

ニュースでは学部生のレポートが取り上げられていたと思うけど、院生もコピペレポートを作ってる。さらには修論やD論さえも……。たけちゃん、ダメだよ!D論コピペしちゃ!!

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