飛龍 賀老の滝
島牧の山奥までは今後そうそう来ないと思ったので、狩場山を下山してから賀老の滝を観に行った。林道を駐車場まで戻ると、数組だけがキャンプ場にいた。この天気じゃ、さすがにキャンプに来る人も少ないようだ。
駐車場から賀老の滝までは1,300mで、近いようで遠い。しかも、舗装道路からはずれて賀老の滝へ降りて行く600mほどは、なかなかの山道だ。階段が組まれているけれど、狩場山へ行った来た後のへばった足にはしんどい。それでも、脇に咲いているエゾアジサイのきれいな青色には癒された。
しばらく降りると、滝からの川の流れが見下ろせる場所があった。おそらく、奥に滝があるのだろう。
足がしんどくて泣きそうになりながら滝見展望台まで行くと、目の前には予想以上に大きな滝が迫って来た。これだけ立派な滝を見たのは初めてのように思う。
薄らとガスがかかった中の滝は、なかなかに幻想的だった。ただ、ここはブヨが多い。蚊もいた。山ではなんともなかったのに、三人そろって虫に食われてしまった。滝を見た後は、当然、登って帰らなければいけない。この登りがきつかった。降りるときにすれ違った観光客が悲鳴を上げていたのもうなずける。とどめを刺されたようだった。
車に戻ったら、急いで千走川温泉まで行った。もう17時を過ぎていたので、日帰り入浴が終わってはいないかと心配したけれど、無事入ることができた。ものすごく薄めたシャンプーとボディーソープで洗ってから、ゆっくりとお湯に浸かった。露天風呂に行ってみると、内湯より熱かったけれど、ブヨや蚊がたくさん飛んでいて身体を冷ませないので、長湯しないですぐに中へ戻った。風呂上がりにアイスを食べてから、いよいよ札幌へ向けて帰る。既に出発から12時間以上。長い一日だ。
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