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身内だけの盛り上がり

sotoが宣伝してるので、「銀色のシーズン」を観てみた。結論から言うと、がっかりだった。

ナチュラルヒットの連続でスタートする映画は軽快な展開を期待させたのだけど、その後はもっさりとストーリーが進んで行った。その昔、スキーブームを巻き起こしたという「私をスキーに連れてって」は、スキーは楽しそうでぜひやってみたいと思わせるものがあったと思う。ところが、銀色のシーズンを観ても、スキーをやりたいと思わせるものがない。

「勝ち負けのあるスキーが嫌いだ」というような台詞があったと思う。フリー(ライド)スキーの発想がこれなのだと思うけれど、ただ単に公式のレースじゃなきゃそれでいいようにもとれる。山で滑ったり飛んだり擦ったりするとこんなに楽しいんだという想いが足りない気もした。フリースキーの映像に中途半端なストーリーを強引に押し込めているところは、まるでエロビデオのようだ。でも、これくらいじゃ抜けない。

公害、地球温暖化、貧困、食糧危機、差別などなど、地球がかかえる問題をいいだけ考えたので、息抜きにバカバカしくて楽しい映画でも観ようと思って観たら、バカバカしいだけで楽しくもなく、最後にはイライラしてくるほどがっかりな映画だった。以前聞いた、「この映画はスキーヤーの身内で盛り上がっていただけだ」ということを今回実際に観て確信した。ほとんど海外や道内外の関係者だけで盛り上がって、札幌市民がさっぱり参加しないG8対抗運動と似ている。結局、関心がない人を引きつけるには、それなりのものが必要だということだ。少なくとも、この映画じゃパークは混みそうにない。

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