04/9/20 大雪高原沼めぐり
紅葉狩りには気が早いとは思うけど、段々寒くなって来たことだし大雪山紅葉狩りの予習・復習をしておく。
2004年は、春に平山、夏に赤岳-黒岳縦走と大雪山系へ何度か行くことができた。そして、秋にも大雪高原沼めぐりへ出かけるチャンスに恵まれた。
この年は学会直後から秋分の日まで夏休みをとってあり、9/20(月)-21(火)の2日間に愛山渓温泉を基点にして大雪山系で紅葉狩りをする計画だった。計画といっても、当時は夏冬通してろくに山登りしてなかったので、全部Oが計画を立ててくれた。メンバーはOとその友だちのSさんと自分の3人。20日に大雪高原温泉から沼めぐりをして、愛山渓温泉に移動して泊まり、翌日に雲井ヶ原湿原を散策した後、十勝岳温泉へ行く予定だった。
予定通りだったとしたら、札幌を5:30に出発して高速道路を通って旭川まで行き、層雲峡を通って大雪高原温泉まで行ったことになっている。EXIFデータを見ると、ほぼ予定通り9時に現地に到着して、ヒグマ情報センターで注意を受けてから登り始めているようだ。ちなみに、前日に雨が降っているので、Oの忠告に従って長靴を履いて来た。
この年9月の台風の影響で葉がずいぶん落ちてしまったと聞いていて、確かに登山道のあちこちで風倒木も見られた。登山道をしばらく歩くと、ヤンベタップ沢の流れにかかった橋を渡った。上流にはヤンベ温泉の湯煙が見えた。
完全にお客さん気分で登っていたので、沼が見えて来る度に標識で名前を確認してた。この日は曇りの平日にも関わらず、ものすごい人が訪れていた。中高年の団体さんもたくさんいて、若干急かされるようにして歩いた。
滝見沼は撮影スポットらしく、かなりの数のカメラおやじが三脚を立ててファインダーを覗いていた。
緑沼の畔に休憩スペースがあったので、そこで昼食をとった。
緑沼からしばらく歩くと、だんだんと高根ヶ原が見えて来たようだ。
湯の沼は名前の通り、沼の底からポコポコとお湯が湧き出ていた。
折り返して上からエゾ沼を見下ろすと、三角沼の別名が何となく分かる。
いくつも沼を通り過ぎて奥までやって来ると、高根ヶ原がすぐ目の前に迫って来た。
高原沼が見下ろせる場所まで来て、再び休憩をとった。せっかくなので記念写真もここで撮ってもらった。
ここら辺から少し標高が上がるので、展望がよくなってくる。
だんだんと雲が薄くなって青空が広がって来ると、陽射しで紅葉がより鮮やかになって来た。
少しずつ標高を下げて行く。見えて来た空沼はきれいな水をたたえていた。秋には文字通り水が無くなって空になっているそうだけど、前日の雨できれいな沼が姿を現していた。
歩いていると頭上の紅葉ばかりに目を奪われるけれど、足下や道端をよく見ると、チシマヒョウタンボクの赤い実や
大雪高原は入山規制が行われているので、15時までに下山しなければいけない。紅葉に見とれてゆっくり歩きすぎたものだから、せっかく晴れて来て景色がよくなったのに、係の人たちに追い立てられて下山しなければならなかった。
追い立てられただけあって15時には高原温泉に戻った。もちろん温泉につかって疲れを癒した。ところが、下山では見事に膝を痛くしてしまい、翌日は一人宿に残って休むことになってしまった。
高原温泉から愛山渓温泉に行く途中、上川かどこかの町で夕食の買い出しをした。愛山渓温泉では自炊なので、Sさんにはお世話になった。カレーが辛すぎてOがあまり食べれなかったのは、とても申し訳ないことをした。さすがに平日だからか、自炊棟はガラガラで、自分たち以外にはおじさんパーティーが2組だけだった。
こうやって当時の写真を見返しても、きれいな景色だ。青空の下でもう一度見てみたい。
| 固定リンク | 0
コメント