08/8/9 芦別岳2
山頂に着いたら、これ以上天気が悪くなる前に今度はすぐに写真撮影をした。山頂までは疲れとビビりでレンズを交換しなかったので、ここで初めて交換してみた。
ポントナシベツ岳には熊の目撃情報があるようだけど、この日は見つからなかった。
山頂には先行して単独で登って来た人が休んでいた。5時に出発したけれど、予想以上に険しくて時間がかかったそうだ。新道登山口の前に車を停めて、旧道登山口まで歩いたらしい。下山でその行程をたどらなければいけないのはダルい。
山頂で休んでいると、北尾根で追い越した中年夫婦も登って来た。広くない山頂が少しにぎやかになる。30分以上も休んでいると、風が冷たくて段々寒くなって来た。1枚取り出して羽織るのも面倒なので、えすきくんを急かして13:50に下山を開始した。
下山は春に登って滑ったこともある新道を選んだ。旧道を下るよりもずっと楽で、時間も短くて済むので。
芦別岳の山頂直下は結構急な斜面なので、ジグをきった道を降りて行く。さすがに新道だけあって、踏み荒らされて道も広くなっていて歩きやすい。雲峰山には25分で着いた。芦別岳を振り返ると、以前滑った斜面が見渡せる。ここからだとそれほど急には感じない。
雲峰山の北側すぐ隣には屏風岩がそそり立つ。その向こうに富良野盆地。
撮影タイムだけで休憩をとらずに雲峰山を後にして、半面山を目指して再び降り始めた。ところが、道が浸食で掘れてひどいことになっている。明らかに登山道で山の環境が破壊されているように感じた。岩につまずかないように注意して降りて行く途中、カメラのレンズキャップを拾った。ちょっとした湿地帯を通り過ぎてほどなく半面山の土場に到着した。ここで休憩。急いで降りたつもりだけど、コースタイム通りだった。
少し休んでから、今度は覚太郎コース分岐になる鴬谷を目指した。この区間も春には雪が積もっていて滑れたところだった。ゆっくり降りるとかえって辛いので、気持ち急ぎ足で下山した。
登りで結構疲れているので、それほどキツくない新道の坂道も足にはこたえる。急いだ割にコースタイム通り、15:20に鴬谷に到着した。着いて早々、鶯が大きな鳴き声で歓迎してくれた。まだ休憩しなくても行けそうだったので、適当なところまでそのまま降りた。
さらに30分ほど降りると、開けた場所があったので、そこで休憩にした。そこは見晴台らしく、富良野盆地が見下ろせた。
最後の力を振り絞って、見晴台から登山口へ再び歩き続けた。ちょっと前のガイドブックでは、新道の途中からキャンプ場への道があると書いてあったので、左手に注意しながら歩いていた。ところが、いくら降りてもそんな道は全く見つからず、気がついたらアスファルトの道路が見えて来た。新道登山口に出てしまったようだ。16:30。
新道登山口前の駐車場で、先に下山した人が後片付けをしていたので、レンズキャップのことを聞いてみたら、やっぱりその人のものだった。ちゃっかりお礼に登山口まで乗っけてってもらおうかとも考えたけどさすがに図々しいので、仕方なくキャンプ場を横切って林道入口まで歩き、さらに林道を旧道登山口まで登って行った。林道は思っていた以上に長くて、結局車に戻ったのは16:55。登り始めてから10時間半も経過していた。行動時間が段々長くなって来た。
富良野の問題点は、ハイランドふらのまで行かないと温泉がないことだ。とはいえ、温泉に入る前に食べに行くのも嫌なので、まずは温泉へ向かった。
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コメント
こんばんは。
精力的に登られていますね。
一緒に夏山登りたいといっている知り合いの女性がいるのですがどうですか?
まぁ良かったらメールでも下さい。
投稿: やっち | 2008年8月12日 (火) 23時22分
>やっちくん
登れるときに登っとけ。撮れるときに撮っておけ。そんな方針かな。
二人よりは三人。三人よりは四人。一緒に登る人は大歓迎。では、メールします。
投稿: H本 | 2008年8月13日 (水) 11時17分