ヤバい!?
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紅葉狩りには気が早いとは思うけど、段々寒くなって来たことだし大雪山紅葉狩りの予習・復習をしておく。
2004年は、春に平山、夏に赤岳-黒岳縦走と大雪山系へ何度か行くことができた。そして、秋にも大雪高原沼めぐりへ出かけるチャンスに恵まれた。
この年は学会直後から秋分の日まで夏休みをとってあり、9/20(月)-21(火)の2日間に愛山渓温泉を基点にして大雪山系で紅葉狩りをする計画だった。計画といっても、当時は夏冬通してろくに山登りしてなかったので、全部Oが計画を立ててくれた。メンバーはOとその友だちのSさんと自分の3人。20日に大雪高原温泉から沼めぐりをして、愛山渓温泉に移動して泊まり、翌日に雲井ヶ原湿原を散策した後、十勝岳温泉へ行く予定だった。
予定通りだったとしたら、札幌を5:30に出発して高速道路を通って旭川まで行き、層雲峡を通って大雪高原温泉まで行ったことになっている。EXIFデータを見ると、ほぼ予定通り9時に現地に到着して、ヒグマ情報センターで注意を受けてから登り始めているようだ。ちなみに、前日に雨が降っているので、Oの忠告に従って長靴を履いて来た。
この年9月の台風の影響で葉がずいぶん落ちてしまったと聞いていて、確かに登山道のあちこちで風倒木も見られた。登山道をしばらく歩くと、ヤンベタップ沢の流れにかかった橋を渡った。上流にはヤンベ温泉の湯煙が見えた。
完全にお客さん気分で登っていたので、沼が見えて来る度に標識で名前を確認してた。この日は曇りの平日にも関わらず、ものすごい人が訪れていた。中高年の団体さんもたくさんいて、若干急かされるようにして歩いた。
滝見沼は撮影スポットらしく、かなりの数のカメラおやじが三脚を立ててファインダーを覗いていた。
緑沼の畔に休憩スペースがあったので、そこで昼食をとった。
緑沼からしばらく歩くと、だんだんと高根ヶ原が見えて来たようだ。
湯の沼は名前の通り、沼の底からポコポコとお湯が湧き出ていた。
折り返して上からエゾ沼を見下ろすと、三角沼の別名が何となく分かる。
いくつも沼を通り過ぎて奥までやって来ると、高根ヶ原がすぐ目の前に迫って来た。
高原沼が見下ろせる場所まで来て、再び休憩をとった。せっかくなので記念写真もここで撮ってもらった。
ここら辺から少し標高が上がるので、展望がよくなってくる。
だんだんと雲が薄くなって青空が広がって来ると、陽射しで紅葉がより鮮やかになって来た。
少しずつ標高を下げて行く。見えて来た空沼はきれいな水をたたえていた。秋には文字通り水が無くなって空になっているそうだけど、前日の雨できれいな沼が姿を現していた。
歩いていると頭上の紅葉ばかりに目を奪われるけれど、足下や道端をよく見ると、チシマヒョウタンボクの赤い実や
大雪高原は入山規制が行われているので、15時までに下山しなければいけない。紅葉に見とれてゆっくり歩きすぎたものだから、せっかく晴れて来て景色がよくなったのに、係の人たちに追い立てられて下山しなければならなかった。
追い立てられただけあって15時には高原温泉に戻った。もちろん温泉につかって疲れを癒した。ところが、下山では見事に膝を痛くしてしまい、翌日は一人宿に残って休むことになってしまった。
高原温泉から愛山渓温泉に行く途中、上川かどこかの町で夕食の買い出しをした。愛山渓温泉では自炊なので、Sさんにはお世話になった。カレーが辛すぎてOがあまり食べれなかったのは、とても申し訳ないことをした。さすがに平日だからか、自炊棟はガラガラで、自分たち以外にはおじさんパーティーが2組だけだった。
こうやって当時の写真を見返しても、きれいな景色だ。青空の下でもう一度見てみたい。
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ばか親さんからお誘いがあったので、Oのお別れ会(飲酒)に参加した。
地下鉄で行ったら、間違って北18条まで乗ってしまい、開始時間に少し遅れてしまった。会場のセンター前に着くと、すでに火は起きていて、魚を焼いている匂いと煙が漂って来た。
主賓のOはこの後用事があるらしく、途中でスピーチをして帰ってしまい、結局ほとんど話ができなかった。幹事?のばか親さんも、醤油を買うために先に帰ってしまった。日が落ちて網の上の肉も焼けてるのかどうか分からなくなり、かなり寒くなって来てもまだまだ宴は続く。大黒摩季あたりから混沌としていた。
肉もなくなってしばらくして、21時ころに片付けをしてようやく終了。寒くなかったらもっと続いていた気がする。途中、警備のおじさんが注意をしに来たけれど、これが北大の文化だからね。
とりあえず、パウダー天国から一転して雪のない土地へ行ってしまうOには、やっぱりこの写真を贈ろう。
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先日のバドの会場は宮の森。夜の暗闇で迷い込んだ町並みは石畳が続き洋館のような家が建ち並ぶ高級住宅街。自分は貧乏なんだとしみじみと実感してしまった。
迷った末にたどり着いた会場には最終的に5人そろったけど、秋刀魚BBQの打ち合わせがメインだった。それでもちゃっかりサーブの打ち方を教えてもらい、上達のサチりに抵抗してみる。ついにバドも10回目。
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去年に続いて今年も9/13-15の連休に内地へ出かけることにしたけれど、よく考えてみたら、この時期は大雪山系の紅葉が一番きれいな時期なのでは?目的地は千葉。うっかりしていた。せめて台風が来なければいいのだけど。
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春から使い始めたFlickrExport Liteはとても使い勝手がいい。Flickrで配布されているファイルはバージョンが古いので、縦長の写真だとダイアログで表示されるときに歪んでいたけれど、FlickrExport Liteで配布されている最新バージョンの1.0.6では、その問題も改善されている。最近は、Flickrにアップする写真にはtagを加えるようにしているので、Apertureのキーワードをtagとしてかき出してくれるFlickrExportの機能が便利だ。ただし、この機能が分かった時点で、他の機能まで調べて使おうとしなかったのが失敗だった。
Aperture 2
販売元:アップルコンピュータ |
Flickrにアップする写真のtitleは、FlickrExportのダイアログでその都度入力していた。一度にアップする写真が少なければいいのだけど、20枚以上になってくると結構面倒くさい。特に、ダイアログを表示させているときにアップロードを中止すると、titleをもう一度入力し直さなければいけない。これはさすがに面倒だ。
そこで、Apertureで扱うメタデータから、titleを書き出す方法を調べてみた。すると、どうやらIPTCの大見出し
がtitleとして、見出し
がdescriptionとして書き出されることが分かった。proアカウントではないので、ひとまず自分にはこれで十分。
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この春、滝川に菜の花を見に行ったときに、グランマが何も考えずに買って来てしまったトマトの苗。帰ってから何もしようとしないので、苗は買ったまま玄関に放置されていい加減萎れて来ていた。見るに見かねてプランターやら土やらを買って来て、家庭菜園の体裁を整えたのはもう3ヶ月前。
トマト本 (エイムック 1511)
販売元:エイ出版社 |
もともと育てるのに向いた日当りのいい場所はなかったし、はじめは失敗しても仕方ないとあきらめていた。ところが、外が暖かくなるといつの間にか大きく育って、次々に花をつけ始めた。慌ててわき芽かきをしたり、適当に誘引してやって、しばらくすると、今度は実が膨らみ始めた。
そして、今月からはミニトマトの収穫が始まった。二株しか植えていないので量こそ少ないけれど、ちゃんと実がなって食べれるのはうれしい。日当りなのか栄養なのか、味は大したことはないのだけど、自分で育てた物を食べるというのは満足感がある。小学校ではアサガオなんか育てないで、トマトを育てた方がいいんじゃないかと思った。
そろそろ収穫期も終わりなのか、ミニトマトはだんだん枯れて葉も落ちて来た。ところが、入れ替わりに、桃太郎が赤く色づき始めた。こっちはプランターではなく、狭いスペースを耕したところに植えた。けれども、ミニトマトとちがって育てるのは難しいと聞いていたので、大きな実がだんだんと赤くなって来たのを見るとホッとする。とはいえ、札幌はもう寒くなって来た。食べれるようになるまで育つかはちょっと心配。
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先日、芦別岳に登った帰りに、えすきくんの次の車についての話になった。
reflection
Originally uploaded by yatti(やっち)
メーカーの選択肢はトヨタ、ホンダ、スバルだけど、トヨタは飽きたということで、ホンダかスバルにしぼられる。スキーや登山など山に行くことが多いので、山道とかでもちゃんと走れて、荷物もたくさん積めなきゃいけない。えすきくんによると、ホンダはおしゃれであまり山道とかを走ることを考えてないらしいし、ホンダの四駆ってあまりいい評判を聞かない。他にも理由があって、結局、スバルが残った。
スバルは車種が少ないので、インプレッサ、フォレスター、レガシィのどれかになった。インプレッサは収納が悪いので外れた。レガシィはちょっと高いらしくて外れた。残ったフォレスターの気になる点は、後部座席を倒したときにフラットになるかどうかだった。確かスバル車はフラットになると思っていたけれど、確信がなかったので、フラットになることが判明したら、次期えすきカーはフォレスターに決定するかもしれない。
スバルのサイトでフォレスターを見るかぎりでは、倒した座席はフラットになっていて、スキーを横置きできそうだ。なぜか二人ともまわりにフォレスターを乗っている人がいないので、実際のところの使い勝手が分からない。でも、特に大きな問題が浮上しなければ、フォレスターが次期えすきカーになる可能性が高いかも。
大雪が降ってもハマらなくなったら、多少アプローチが困難なとこでも運転を頼めるのでありがたい。やっぱり運転するよりしてもらう方が楽だから。けれども、トーク力が劣るので、眠そうなえすきくんの隣に座るのは少し不安を感じる。ここはフォレスターで走りを追求してもらおう。
我が家も来年の車検前に買い替えが予定されることになった。おそらくレガシィ。購入から今年の10月で8年。これまで82,000 km走っているけれど、買い替えまでに10万kmを超えるだろうか。
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とあるスーパーの中にある本屋でのこと。本棚から商品を手に取り、レジへ向かった。前の客が支払いを終えたので商品を渡すと、店員は「のだめ、420円になります」っと、いきなりなぜか商品名まで読み上げた。
のだめカンタービレ #21 (21) (講談社コミックスキス)
著者:二ノ宮 知子 |
別に「のだめ」を買ったからって恥ずかしいというわけじゃないけれど、これがH本だったら彼女はどうするんだ?食料品売場のレジで、「長ネギ、58円」とかって言うのはいいだろうけど、本屋はちょっとまずいんじゃないの?スーパーが一斉にレジ袋廃止を訴えているにもかかわらず、本屋じゃ相変わらず不透明で何を買ってもバレないレジ袋をくれてプライバシーを保護してくれているのに。
食料品売場のレジに一人置いて来たグランマが心配だったので、H本を買って反応を見るのはさすがに止めた。
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前回教わったことを忘れるのはバカの証拠。フォア、バックともに空振りの連続。返してもアウトかチャンスボール。完全にサチった。全試合足を引っ張って負けた気がする。
バドだと場合によっては羽はゆっくり動くので、空振りしてももう一度打てそうで、マトリックスを思い浮かべる。もちろん、空振りしたらやっぱり打てないので、羽はゆっくりと床へ虚しく落ちる。
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墓参りと江差の祭見物を兼ねて親戚のところへ行く予定が、グランマの骨折のために潰れてしまい、ママンはせっかくとった夏休みを持て余してちょっと不機嫌だった。そこで、昨日は午後からパークゴルフに行って来た。
前日は朝から熱っぽくてかなり具合が悪く、バドの青空教室も欠席したのだけど、この日は薬も飲んだせいかだいぶ楽になっていた。13時半に札幌を出発すると、市内の道路は結構混んでいた。お盆のせいだろうか。
はじめ月形まで行こうと思っていたけれど、出発した時間も遅いのでしんしのつ温泉に目的地を変えた。パークゴルフ場があるか調べていなかったけれど、さすがに今はどこにでもあるようで、駐車場のそばにコースがあった。温泉のロビーで受付をして、温泉セットを買って道具を借りてからコースへ向かった。
コースをよく見ると、あんまり手入れされていないようで、芝が枯れていたりボコボコしていたりする。長沼のふさふさの芝はすごいんだと思った。そのボコボコのおかげで、今度もまぐれでホールインワンが出たりして、何度かやってるうちに少し上手くなったようだ。とはいえ、最近は夏山登山にパークゴルフと年寄りっぽくなって来た。
しんしのつ温泉は何度か来ているのだけど、濁ったお湯が温泉っぽくていい。その割に浴室もきれいだし、露天風呂も広い。
風呂から上がって建物から外に出ると、ちょうど夕陽が沈もうとしているところだった。曇っていたので日中は太陽が隠れていたけれど、雲の下まで太陽が下がって来て少しの間だけ顔をのぞかせていた。夕陽に誘われたのか、小鳥の群れが温泉の建物のそばに立っている木や電線にやってきて大騒ぎし始めた。
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朝起きると、身体が怠かった。朝から暑いと思っていたのは自分だけで、どうやら熱があったようだ。きっと前日の芦別岳で疲れたせいだろう。とはいえ、そんなに極端に具合が悪いわけではないので、予定通りNorth JAM Session'08へ行くことにした。
2年前に芸術の森へ行ったときは、Sapporo Jazz Forest (SJF)という名前だったけど、去年からSapporo City Jazz (SCJ)に名前が変わったみたいだ。去年は行かなかったので知らなかった。そして、そのSCJの最後のライブイベントとして日曜日に行われたのがNorth JAM Session'08だった。
当日は「男鹿和雄展」と「アートマーケット」も行われているので混雑が予想されるという注意が公式サイトに載っていた。できるだけ公共交通機関を使って、自家用車では来ないようにも書いてあった。そこで、さすがにバスと地下鉄は嫌なので、早めに出かけてSession 1から聴きに行くことにした。2年前のSJFではSession 2から聴きに行ったけれど、天気もいいことだし、ジャズを聴きながら芝生に寝転んで本でも読んでいようと考えた。
注意には国道453号の渋滞の可能性も書かれていたので、国道を通らずに裏道を抜けて行った。滝野の方から市内へ向かう道路から芸術の森へ左折で入るのは簡単だけど、市内から右折で入ろうとする車が長い列を作っていた。裏から来て大正解だった。それでも車を停めたのは第6駐車場で、かなりの混雑は間違いない。シャトルバスで会場まで送ってもらった。
会場で当日券を買ってから、手荷物検査を受ける。2年前はカメラを没収されたので、今回は注意した。ところが、鞄を開けて手荷物検査を受けていると、ペットボトルの持ち込みはダメだと言われた。飛行機に乗るんじゃないんだから、ペットボトルの何が悪いのだろう。理由を訊くと、手荷物検査を厳しくやるように指示があったそうで、ソフトドリンクの持ち込みがダメだとか。注意には、アルコール類はスポンサーの都合で持ち込みできないが、ソフトドリンクや食べ物は持ち込んでいいと書いてあったのを確認していたので、その旨を係員に伝えると、担当者を呼んで来た。その担当者も、ソフトドリンクはダメだと言うばかり。執拗に食い下がると、さらに別の人がやって来て、ウェブでは持ち込んでいいことになっていると説明していた。そんなわけで、5分ほど拘束された後に無事開放された。恥ずかしがらずにクレーマーになってみるものだ。きっと年を取るということはこういうことなのだろう。おじさんへの一歩。
ようやく会場へ入ると、もう演奏が行われていた。いわゆるビッグバンドジャズのようだった。芝生に敷物を敷いて座ると、持って来た「夏山ガイド」を取り出して、これから登りたい山を探した。演奏が終わって挨拶をするのを聞くと、演奏していたのは実は中学生だった。中学生なのにこんなに演奏できるもんだとは驚いた。自分はリコーダーでキラキラ星を吹くのもやっとだったのに。
(2)表大雪の山々 増補改訂版 (北海道 夏山ガイド)
著者:梅沢 俊,菅原 靖彦 |
会場は夏の強い陽射しで結構暑い。空には青い空が広がっていて、見上げるとちょうど飛行機雲ができたところだった。せっかくきれいな景色だったので撮っておいた。
Session 1は順番は忘れたけど、TENTEN Quartetが一番よかった。ジャズが聴きたくて行っていたので、一番ジャズっぽくてしっくり来た。最近の流行っぽい演奏で、ミーハーな自分にピッタリ。
Session 2は大物有名アーティストが出ていたらしいけど、The Shuffle ClubやStanley JordanもCandy dulferも知らない。会場は盛り上がっているので、へぇ〜と思うだけ。熱帯ジャズ楽団は名前だけ聞いたことがあった。ウソかホントか知らないけど、札幌が育てた熱帯ジャズ楽団の演奏が一番会場が盛り上がっていた。観客もかなり立ち上がって踊っていて、ラテンっぽかった。かえって、最後のCandy dulferが盛り上がりに欠けた。悪いけどジャズじゃなかったし、自分としても拍子抜けだった。アンコールで演奏してくれるのはいいけど、それがめちゃめちゃ長い。いい加減夜も更けて来て寒いので、早く終わらせて欲しかった。
熱帯JAZZ楽団 XII~The Originals~
アーティスト:熱帯JAZZ楽団 |
結局、終わったのは21時半。急いで片付けて、シャトルバスで駐車場へ向かうと、車はほとんど残っていなかった。昼にはあれほど混んでいたのに、ずっと演奏を聴いていた人は少なかったようだ。
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旧道登山口を出発してから、途中、北の峰のセブンイレブンに寄って、ハイランドふらのへ温泉に入りに行った。(今考えれば、朝は北の峰のセブンイレブンに寄ればよかった。)
さっさと脱衣所で着替えて浴室に入り、腰掛けて身体を洗おうと思ったら、脇腹にゴミが付いているので手でほろった。なんか肌にこびりついているようで、取れなかったので引っ張ってみたけどなかなか取れない。「ん!こいつはダニなんじゃないのか!?」このとき血の気が引いて行くのを感じた。
ダニの恐ろしさはH多さんから山に行く度に聞かされていた。タマ袋に食いつかれて手術した?人の話や、恐るべきその生命力など、無理に引っ張って取ろうとしようものなら、頭だけ体内に残って大変なことになるとか。
けれども、この時まず自分がやったことは、後先全く考えずにダニを引っ張ってむしり取ることだった。引っ張った後でダニの頭のことを思い出して脇腹を確認すると、幸い、それらしいものは残っていないように見える。引っ張って取ったダニの方も五体満足で元気そうだった。大きさは3-4 mm。
きっと旧道の薮漕ぎのときにダニに食われたにちがいない。すると、食われているのは脇腹だけとは限らない。身体を洗っている最中のえすきくんのところへ急いで駆け寄って、事情を話してダニチェックをしてもらった。こちらも幸いなことに、他にはどこも食われていなかった。ただ、えすきくんは何となく信じられなそうにしているので、自分のいたところに置いてあったダニを取りに行って、えすきくんに見せた。残念ながら二人ともダニを見たことがないので、これがあの「ダニ」なのかは分からない。
とりあえず、風呂から上がって車に戻ったら、急いで荷物をほろってダニがいないかどうか確認したのは言うまでもない。脇腹も無事なようなので、すっかり安心して夕食を食べに富良野市内へ戻った。ハイランドふらのでもらったガイドで見つけたカレー屋の「ふらのや」へ行った。
看板を見ると、「コーヒー、デザート、マンガ」と書いてあった。マンガ喫茶かと訝しがりながらドアを開けると、マンガが置いてあるカレーの店だった。ハラが減っていたのでスープカレーではなくルーカレーにした。オリジナル赤鶏フランクカレーは、フランクがちょっと硬くてイマイチだった。
夕食を済ませてホッとしたので、眠くなる前に札幌への帰路についた。サクサク走って21時半にえすき邸着。自分の家には22時に着いて、ダニのことも忘れて布団に倒れ込んだ。
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山頂に着いたら、これ以上天気が悪くなる前に今度はすぐに写真撮影をした。山頂までは疲れとビビりでレンズを交換しなかったので、ここで初めて交換してみた。
ポントナシベツ岳には熊の目撃情報があるようだけど、この日は見つからなかった。
山頂には先行して単独で登って来た人が休んでいた。5時に出発したけれど、予想以上に険しくて時間がかかったそうだ。新道登山口の前に車を停めて、旧道登山口まで歩いたらしい。下山でその行程をたどらなければいけないのはダルい。
山頂で休んでいると、北尾根で追い越した中年夫婦も登って来た。広くない山頂が少しにぎやかになる。30分以上も休んでいると、風が冷たくて段々寒くなって来た。1枚取り出して羽織るのも面倒なので、えすきくんを急かして13:50に下山を開始した。
下山は春に登って滑ったこともある新道を選んだ。旧道を下るよりもずっと楽で、時間も短くて済むので。
芦別岳の山頂直下は結構急な斜面なので、ジグをきった道を降りて行く。さすがに新道だけあって、踏み荒らされて道も広くなっていて歩きやすい。雲峰山には25分で着いた。芦別岳を振り返ると、以前滑った斜面が見渡せる。ここからだとそれほど急には感じない。
雲峰山の北側すぐ隣には屏風岩がそそり立つ。その向こうに富良野盆地。
撮影タイムだけで休憩をとらずに雲峰山を後にして、半面山を目指して再び降り始めた。ところが、道が浸食で掘れてひどいことになっている。明らかに登山道で山の環境が破壊されているように感じた。岩につまずかないように注意して降りて行く途中、カメラのレンズキャップを拾った。ちょっとした湿地帯を通り過ぎてほどなく半面山の土場に到着した。ここで休憩。急いで降りたつもりだけど、コースタイム通りだった。
少し休んでから、今度は覚太郎コース分岐になる鴬谷を目指した。この区間も春には雪が積もっていて滑れたところだった。ゆっくり降りるとかえって辛いので、気持ち急ぎ足で下山した。
登りで結構疲れているので、それほどキツくない新道の坂道も足にはこたえる。急いだ割にコースタイム通り、15:20に鴬谷に到着した。着いて早々、鶯が大きな鳴き声で歓迎してくれた。まだ休憩しなくても行けそうだったので、適当なところまでそのまま降りた。
さらに30分ほど降りると、開けた場所があったので、そこで休憩にした。そこは見晴台らしく、富良野盆地が見下ろせた。
最後の力を振り絞って、見晴台から登山口へ再び歩き続けた。ちょっと前のガイドブックでは、新道の途中からキャンプ場への道があると書いてあったので、左手に注意しながら歩いていた。ところが、いくら降りてもそんな道は全く見つからず、気がついたらアスファルトの道路が見えて来た。新道登山口に出てしまったようだ。16:30。
新道登山口前の駐車場で、先に下山した人が後片付けをしていたので、レンズキャップのことを聞いてみたら、やっぱりその人のものだった。ちゃっかりお礼に登山口まで乗っけてってもらおうかとも考えたけどさすがに図々しいので、仕方なくキャンプ場を横切って林道入口まで歩き、さらに林道を旧道登山口まで登って行った。林道は思っていた以上に長くて、結局車に戻ったのは16:55。登り始めてから10時間半も経過していた。行動時間が段々長くなって来た。
富良野の問題点は、ハイランドふらのまで行かないと温泉がないことだ。とはいえ、温泉に入る前に食べに行くのも嫌なので、まずは温泉へ向かった。
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8/9は長崎の日だけど、先週雨で行きそびれた芦別岳へえすきくんと。今回は日和って札幌を4時に出発。土曜日だからなのか、岩見沢から富良野までの道路は空いていた。ところが、予報では晴れだったのに、三笠付近は曇っていて路面も濡れている。三笠を通るときはいつも不安をかき立てられる。
富良野には6時前に着いたので、いつも寄る北の峰のセイコーマートはまだ営業してなかった。市内のセブンイレブンに寄ってから、国道を離れて夕張山地の麓を走る。芦別岳の鋭いピークがもう見えてもいいはずなのに、山頂あたりは雲を冠っていて見ることができない。旧道から登る予定だったので、山部自然公園の脇を通って、林道入口のポストにある入山届に記入した。先行グループは2つ。林道をそのまま登山口まで進んだ。狭い駐車スペースには車はない。ここにもポストがあって、一応入山届に再度記入した。ここにも先行グループが2つ。みんな旧道から新道へ回るルートだった。
テーピングに手間取って、登山口を出発したのは6:40。えすきくんには悪かったけど、ハードな山道だったので、ここでちゃんとテーピングをしておいてよかったと思った。登山口からすぐに変化に富んだ山道が続いていた。ユーフレ川の川原を歩いたかと思えば、高巻きの急なアップダウンが迫って来る。斜面に張り付くような登山道の左側は、ユーフレ川に落ちている。すると次の瞬間、先を歩いていたえすきくんが足を滑らして、木に両手でぶら下がってしまった。幸い木にしっかりつかまっていたので、落ちずに済んだ。リポビタンDのCMを思い浮かべた。
登山口付近からずっと、トリカブトに形が似ているけど色の淡い花が咲いていた。
足下に目を凝らすと、小さな花が咲いていた。エゾタツナミソウ。
高巻きのようなアップダウンが当たり前だったので、えすきくんの後を着いて登って行ったけれど、かなり道が急で、あまり人が歩いた形跡がない。上からずり落ちて来たような土砂が道を作っている。どうも怪しいので、足下を注意しながら戻ると、案の定、川原の方へ薮に隠れた道が続いていた。さすが旧道。うっかりしていると登山道を見失って迷ってしまう。ここで結構体力を消費した。
それからしばらく歩いて行くと、夫婦沢の渡渉ポイントにたどり着いた。丸木橋があるけれど、水量が大してないので、素直に歩いて渡った。リポDえすきはためらうことなく丸木橋へ。
ここらへんは、本谷からの本流が轟音を成らして、すごい勢いで流れ落ちている。流れは左右に向きを変えながら、何段も落ちていた。実際の向きこそ逆だけれど、白い龍が天に昇って行くように見える。白竜ノ滝とはよく言ったものだ。
さらに少し進むと、ユーフレ小屋分岐にたどり着いた。8:10。予定コースタイムを10分ほどオーバー。まだ1時間半しか歩いていないけれど、すでにかなり疲れていた。ここで休憩をとったけれど、白竜ノ滝の轟音でまわりの音が聞こえないので、熊が出て来たらと思うとちょっと恐かった。
ここまで白竜ノ滝が続いているのだろうか、同じような流れが続く。
登山口を過ぎてから時折のぞく青空が段々広くなって来た。天気がよくなるとテンションも上がるけど、標高がまだあまり高くないので蒸し暑くなって来た。陽射しも強くて暑い。疲労が増す感じだ。
疲れていたのでこまめに休憩をとりながら登っていた。休憩で空を見上げると、夫婦岩と思われる大きな岩が木の陰に見えるようになって来ていた。そろそろ夫婦岩分岐が近いようだ。
もう一息がんばって登ると、壊れた標識を見つけた。「夫中旧」?下に落ちた部分と繋ぎ合わせると、右が「旧道コース、中央ルンゼ」で、左が「夫婦岩」らしかった。ここで9:20。出発から2:40。コースタイム通りに戻った。もうしばらく登ると尾根に出るはずだ。
夫婦沢の左岸を登ってから、草の生い茂って水が流れる道を登って行く。その後、大きな迫力で迫る夫婦岩を左手に眺めながら、少しずつ標高を上げて行くと、尾根の方の部分に出た。振り返ると正面に夫婦岩が座っている。その夫婦岩を眺めながら休憩をとった。もうバテバテ。山頂まではまだ3時間以上も歩かなきゃいけない。全行程の1/4しか来ていないなんて、今までのお手軽登山では考えられない。しかも、これから北尾根のキレットなどの核心部分が控えている。山頂までは全然気を抜けないので、精神的にも疲れる。それでも、青空が広がり日が照っている割合が増えて来たので、元気は出る。
稜線に出るまでは、緩くなった登りをしばらく進む。登山道沿いにはいくつかの種類の花が咲いていた。
そして、ようやく稜線に出ると、今まで見ることができなかった西側の展望が広がる。正面には白い崖がむき出しになって並んでいる崕山の独特な山肌が見えて、とても印象的だった。
芦別岳の山頂まではいくつかピークを越えて行かなければいけない。最初の大きなピークまでは、予想外に笹の薮漕ぎが待っていた。やっぱり旧道は登山客も少ないためか、整備が行き届いていない。そこがいいのかもしれないけれど。
最初のピークに到達したときは目の前に芦別岳の鋭いピークが見えたけれど、休んでいるうちに写真を撮る前に雲に隠れてしまった。疲れて写真どころじゃなかったけど、これに懲りて次から休憩する前にまずは撮るようにした。そして再び歩き出すと青空が広がって来て、鋭いピークは一段と際立つ。
エゾノホソバトリカブトは場所によって色の濃さにばらつきがあったけれど、ここでは真っ白だった。エゾノホソバトリカブトじゃない?
次のピークまではまた花漕ぎがある。今度はヤナギタンポポやチシマアザミ、シナノキンバイも咲いていた。
ピークにようやく登り着いても、芦別岳の山頂は険しい稜線を挟んだ遠くにある。ここを下るとキレットだ。
キレットを越えて後ろを振り返ると、せっかく稼いだ標高がキャンセルされてるのに愕然とする。これは疲れるわけだ。しばらくは道の両脇がほとんど崖になっているところを進む。足を滑らすと生きて帰って来れなさそう。
ここだけにエゾカワラナデシコが咲いていた。側が踏み荒らされていて痛々しかった。
険しかった北尾根を越えると、山頂の手前に小さなお花畑が広がっている。綿毛になったチングルマもあったので、きっと花の季節はきれいなのだろう。今は、夏から秋にかけての花が咲いているけれど、数は多くない。
山頂直前の登りにはエゾルリソウが咲いていた。富良野岳よりは小振り。
山頂直前はちょっとした岩登りだった。登るのはまだいいけれど、下りたくはないコースだ。傾斜はそれほどではないので、足場をちゃんと確認して登れば問題ない。
山頂に着いたのは13:10。登り始めから6時間半。本当に長く険しい道のりだった。
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札幌芸術の森美術館で開催されているジブリの絵職人 男鹿和雄展を観に行って来た。
暑いのは嫌だったので、午前中の早い時間に出発して、1時間かけてチャリで芸術の森まで行った。11時前には着いたけれど、疲れて汗もかいたので、美術館の前にある池のそばで少し涼んだ。すると、トンボがたくさんいるので、しばらく観察。真っ赤なトンボや、青っぽくて大きなトンボがいた。(写真も撮ったのだけど、なんと芦別岳の写真を取り込んだときに誤って削除してしまった。)
平日は野外美術館もプラス100円で観れるそうなので、共通券を買って入場した。館内は平日とはいえ、夏休み中なので子ども連れが多い。なんといっても、トトロの森を描いた人。
という紹介をしているものだから、トトロに会えると勘違いしているちびっ子が多い。あるいは、親が子どもを騙して連れて来たのか。
となりのトトロ
販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント |
会場に入ってまず驚いたのは、男鹿和雄の経歴だ。絵画の専門的な教育を受けずに小林プロでアニメの背景を担当したかと思いきや、退職して日本中を放浪した後、看板屋に勤めたり。その後小林プロに復帰したけどまた退職して、その後に「幻魔大戦」などの背景を描いていた。「幻魔大戦」は大友克洋がキャラクターデザインをしたことは知っていたけれど、男鹿和雄が背景を描いていたのは全然知らなかった。
幻魔大戦
販売元:角川エンタテインメント |
この「幻魔大戦」以降の背景がすごかった。「時空の旅人」や「カムイの剣」なども、SFのスペクタクルが強烈なコントラストで印象づけられる。ジブリの自然のイメージしかなかったので、こうした作風の画はとても意外だった。意外さがより迫力を感じさせた。その一方、「はだしのゲン」はガラッと雰囲気が変わっている。何をどんな風にも描けるのはとにかくすごい。ため息が出てしまった。これら第1章のジブリ以前の作品が、かなりの量の展示だった。
時空の旅人
販売元:角川エンタテインメント |
カムイの剣
販売元:角川エンタテインメント |
そして「となりのトトロ」の背景でようやく親しみのある第2章、ジブリ作品の展示が始まるのだけど、ここからが長い長い。続いて「魔女の宅急便」、「紅の豚」、「おもひでぽろぽろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ、「耳をすませば」、「猫の恩返し」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、「ゲド戦記」、「ハウルの動く城」に「崖の上のポニョ」と、要は「となりのトトロ」以降のほとんどのジブリ作品に参加して背景を描いている、まさにジブリの絵職人
だった。そんなわけだから、第2章を観終わる頃には、会場に入ってからもう4時間近くが経過していた。途中になかなかイスがないから休めないし、ハラも減って辛かった。
男鹿和雄画集 (ジブリTHE ARTシリーズ)
著者:男鹿 和雄 |
男鹿和雄画集II (ジブリTHE ARTシリーズ)
著者:男鹿 和雄 |
第2章を観ていて感じたのは、背景の書き込みがどんどん細かくなっていることだった。より写実的に、細部まで描写された背景で、写真とはちがうけれど、一見すると写真を加工したようにも見えた。それに、男鹿和雄の自然の捉え方は、ネイチャーフォトを撮影する上で参考になりそうだと思った。草木の緑や青空と白い雲、生き生きと見える草花の表現など、構図も含めて、ファインダーを通した映像を思い浮かべながら展示を観て回った。
第2章の最後には、アニメーションの撮影技法と男鹿和雄の「描画技法」の解説があった。カメラワークに合わせて背景を描くので、縦や横にとても長い絵になっていた。これはビデオカメラの撮影を思い浮かべると分かりやすかった。セルを重ね合わせることで、奥行きなどを表現するのも面白い。後半の水彩による描き方の解説は、22分の映像もあってかなり楽しめた。
ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。
販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント |
ヘロヘロになりながら第3章に進むと、男鹿和雄の「思想」が伝わって来るような展示だった。本の挿絵など、映像以外の作品で、それぞれの絵の描き方は全くちがうのだけど、こうして並べて展示されたものを観ると、男鹿和雄が世の中をどう見ているか、何となくうかがい知ることができたような気がした。
全ての展示を観終わるともう15時過ぎ。男鹿和雄展オリジナル商品を売っているスペースがあったので、そこもぶらっと見てみた。ポストカードは結局どっか行ってしまうので、いつも通り図録だけ買った。展示の量が多いだけに、図録もかなりずっしりとしている。新しくポニョの特別図録もおまけで付いていた。インタビューなど他にも展示になかったものが載っているので、ちゃんと読むのが楽しみだ。
ハラが減ったので、レストランに行ってオムカレーを食べた。その後はもう意地になって野外美術館を完走。いや、走ってはいないけど、かなり早歩きで全部観て回った。芸術の森から帰る途中、イタリアンジェラートを食べると寒くて仕方がない。札幌の夏は、夕方になるともう寒い。向かい風の中、サイクリングロードを凍えそうになりながら家まで帰った。芦別岳の前日にちょっと歩きすぎたかも。
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今日は8月6日、広島の日だ。今年も朝のNHKニュースが中断されて、広島平和記念公園からの中継が入った。テレビからはセミの鳴き声が絶え間なく聞こえて来る。広島のとても暑そうな夏の朝の様子を毎年テレビで見ている。時間が止まっているように感じてしまう。
平和記念公園へは、5年前に一度だけ行ったことがある。岡山での学会へ参加した後、広島に住む友人を訪ねたときに連れて行ってもらった。そのときに広島平和記念資料館を見て回った。それから原爆の子の像の前を通り、原爆ドームをこの目で見た。ちょうどこの前の月に折り鶴放火事件が起こったためか、像のまわりで作業が行われていた。暑い夏の夕方、薄暗い中に原爆ドームは佇んでいた。初めて訪れた平和記念公園一体からは、何かまわりとは別の空気が感じられたのを覚えている。
広島の日の今夜、NHKスペシャル「見過ごされた被爆」で原爆症についての番組が放送された。国に都合のいい認定基準を作って、原爆症患者の数を少なく抑える手口は、水俣病や他の公害病、薬害などと同じだと思った。番組では、原爆投下から63年後にようやく変わった認定基準について語られた。何のことはない、結局は被爆者の全面救済にはほど遠く、原爆症に苦しむ人たちをまだたくさん置き去りにしたままだった。
差し当たっては、今度イランかイスラエル辺りで核実験があったら、厚労省の官僚には2週間以内に現地に飛んで残留放射線に被曝してもらうのがいいだろう。元気に天下りできたら、認定基準も間違っていないかもしれない。もちろん、被爆者の人たちには一刻の猶予も許されないのだけど。
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週刊天気予報でも北海道は連日晴れマーク。その中でも火曜日が一番天気が良さそうだった。そこで一度は観てみたいと思っていた北竜町のひまわりの里へ行って来た。
国道275号線はいつも妹背牛の手前で曲がってしまうので、その先を走ったのは久しぶりだった。雨竜町の道の駅を通り過ぎてからしばらく走ると、ひまわりの里の看板が見えて来た。ひとまずは入口を通り過ぎて、1 km先の道の駅に向かった。
北竜町の道の駅、サンフラワー北竜は、怪しげな門をくぐると、失敗したリゾート施設のような外観の建物が現れる。分かりづらい入口から中へ入り、ひとまず急いでトイレに行った。小腹が減ったので、ゆでとうきびを買った。ちょっと食べてから、道路を引き返してひまわりの里へ行った。
平日にも関わらず、ひまわりの里の駐車場には車がたくさん停まっていた。ひまわり畑は駐車場から歩いてすぐだ。緩い丘一面に、ひまわりの黄色い花が咲いている。
遠くから望遠レンズを構えて通り過ぎるのを待っていたら、ピースサインをしてくれた。
手前の迷路のひまわりはまだ二分咲きで、展望台からの景色はそうでもなさそうだった。せまい展望台は混んでいたので、登らずに奥へ歩いて行った。すると、段々臭くなって来た。ちびっ子がカモと戯れている奥には、デカい動物がいる。この匂いはダチョウ臭だった。わざわざひまわり畑のすぐそばにダチョウを連れて来なくてもいいのに。
ダチョウよりも奥の展望台からは、満開のひまわり畑越しに丘の上まで続くひまわり畑が見渡せる。この景色には思わずため息をついてしまう。観光客はみんなシャッターを切りまくっていた。
青い空と白い雲。強い陽射しに照らされる黄色いひまわり。いかにも夏という風景だ。
せっかくなので、PLフィルターも使ってみた。陽射しが強くて明るいので、フィルター越しでもファインダーの暗さがあまり気にならない。フィルターの効果も見やすい。その効果のほどはというと、確かに空の青色が強調されるし、ひまわりからの反射光が抑えられて彩度が上がったように感じた。ステップアップリングはいい買い物だった。
同じような写真ばかり撮ってしまうので、寄ってみる。
舗装された道は続いていなかったけれど、パークゴルフ場の脇をそのまま進んで行った。こっちの方がひまわりの背が低い。
ひまわりの里には農道が走っているけれど、進入禁止になっている。この農道がちょうど上下に分けている。ひまわりの里の北側の端には街路樹が植えてあるので、その陰で休憩した。目の前に咲いているそばの白い花がきれいだ。でも、家畜臭い。ゆでとうきびを取り出して、臭いを我慢しながら食べた。
ひまわりに目を奪われてしまうけれど、よく見ると雲もきれいだ。
グルッと1周して、またダチョウのところへ行った。臭いがたまらん。
ダチョウのそばのひまわりを見て、一瞬驚いた。ひまわりに顔が浮かんでいる。きっと観光客が悪戯でもしたのだろう。他にも何人かひまわり星人がいた。
飽きずにまた撮る。
さすがに風はあっても暑くてダルくなって来たので、建物に入った。お土産店などがいろいろある。スイカとメロンをお土産に買った。
家に帰ってから撮った写真を取り込んでみると、なぜか全般的に緑がかっている。普段ホワイトバランスわオートにしているけれど、こんなに外れたのは初めてだ。外では明るすぎて液晶ビューアではちゃんと確認できなかったので驚いた。あまり陽射しが強いと、ホワイトバランスを上手く計算できないのだろうか。それとも炎天下で使っていたので、何か影響があったのだろうか。RAWで撮っているので、現像でホワイトバランスは誤摩化した。
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時間に遅れそうだったのと、暑くてダルかったのとで、会場までチャリは止めて車で行った。
いつもと曜日がちがうので初めて会うメンバー多数。青空教室も含めて、今のところ皆勤賞。最終的に8人そろって、暑い体育館で休みなしのハードプレイ。
試合の合間にバックハンドの打ち方を教えてもらった。フォアとバックではラケットの持ち方がちがうらしい。でも、切り替えが上手くいかず、フォアの握りでバックで打ったりその逆だったり。それでも終わったときには、一つの壁を越えた感じだ。
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ちょっと前にえすきくんに教えてもらったNIKWAXのTXダイレクト ウォッシュインを買ってみた。高級カッパを買うよりも、少ない出費で高級カッパの撥水性が得られそうだし、高級カッパでも撥水性がなくなったら必要になると思ったので。
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今使っているモンベルのカッパは、買ってからかれこれ7年、毎年100日は着ている。もう撥水性はほとんどなくなって、雨の日に着ると汗で濡れているのか雨が染みているのか分からなくなっている。その上、ほとんど洗濯してないので異臭を放っているらしく、家族からはかなり嫌がられている。さすがに、そんなに臭いカッパを普段着ているわけにはいかないので、思い切って洗濯したついでにダイレクトウォッシュインしてみることにしたというわけだ。
ウォッシュインする前に必ずNIKWAZのテックウォッシュで洗濯するように指示があったけれど、面倒なので普通の洗剤でカッパを洗濯した。つまらないところでケチって失敗するとバカバカしいけれど、もともと透湿性には期待していないので、ちゃんとカッパらしく撥水さえしてくれればとりあえずは満足だった。
洗濯が終わったら、洗濯機にダイレクトウォッシュインとぬるま湯を指定された量入れてつけ置きする。数回撹拌した。あとは冷水ですすいだ。今日は天気もよかったので、外で陰干しするとすぐに乾いた。これなら匂いも残らないだろう。
カッパが乾いたところで、いよいよ撥水テスト。カッパの上に水を垂らすと、新品には遥かに及ばない怪しい撥水性。パッケージの写真のようなきれいな水玉はもちろんできない。水滴が通ったところが濡れて筋が残る。やっぱり効果なし。かき混ぜたときに、自分の手の撥水性は高くなったので、撥水剤自体の効果はあるはずなんだけど。
今回上手くいかなかった可能性としては、まず洗濯が悪かったことが考えられる。やはりテックウォッシュを使うべきだっただろうか。あるいは、すすぎすぎて撥水剤が落ちてしまったとか。けれども、一番可能性が高いと思うのは、そもそも使いまくったカッパには効かないということだ。ほどほどの使用回数でそれなりにメンテナンスしているカッパじゃないと、効かないんじゃないかという気がする。
NIKWAX(ニクワックス) LOFT テックウォッシュ EBE181 |
今回はとりあえず、カッパが臭くなくなったので良しとしよう。
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8/1は映画サービスデイだったので、花火を観る前にファクトリーのユナイテッドシネマで「崖の上のポニョ」を観てきた。
夏休みで映画サービスデイなら、きっとちびっ子連れで混んでいるだろうと思ったけれど、意外にそれほどでもなかった。でも、平日の昼間のせいか、やっぱり圧倒的にちびっ子が多い。映画自体よりも、映画を観ているちびっ子の反応が面白かった。
オープニングでポニョが海の底から陸の方へクラゲに乗って上がって行くシーンの後で画面が暗くなると、「終わり?」っと訊いていた。その直後に「はじまり」の文字が画面に現れる。確かに、映画が始まって5分か10分くらいでポニョが崖の上に行かないまま終わって、後はひたすらエンドロールだったら面白いとは思うけど。
ちびっ子が面白がるシーンを気をつけて観ていた。どうやら、人間の常識からは考えられないか非常識に思えたり、普通なら親に叱られるようなことをポニョや他の登場人物がやったりするときに喜ぶようだ。ちびっ子らしく、面白いときは声を上げて笑う。アメリカンだ。映画を観て面白がるちびっ子の笑い声を聞いていると、ついつい笑ってしまう。
映画の中身はというと、公式サイトには次のような解説がある。
この作品は、少年と少女、愛と責任、海と生命——神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く「母と子」の物語です。
さっぱり分からん。映画を観に行く前にちらっと読んでいたので、観たら何か分かるかと思ったけれど、何も分からなかった。神経症と不安の時代
って何だ?
2008年夏、日本だけでなく世界の人々が自信を失い、経済政策の行き詰まり、食糧や原油価格の高騰、地球の温暖化問題など、解決の糸口さえ見つけられず、不安を抱きながら漫然と生きている現代。
解決の糸口さえ見つけられないと勝手に決めつけて、目の前の問題から目を逸らしているようにしか思えない。そのうちジブリ作品が宗教性を帯びて行くんじゃないかと感じた。
とりあえず現代っぽいと感じたのは、老人施設が出て来たことだった。これまでの作品では、ほとんどのばあさんは自分の足で歩いていたけれど、今度はさすがに車いすだ。宮崎駿も後期高齢者医療制度のことにひとこと言いたいのだろうか。
それなりに面白かったけれど、ちびっ子には長すぎる映画だったようだ。途中でトイレに行くちびっ子多数。早く帰りたがっているちびっ子もいた。最後にポニョの歌を歌う元気は残っていなかったようだ。
崖の上のポニョ
アーティスト:藤岡藤巻と大橋のぞみ,大橋のぞみ |
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先週はビヤガーデンで花火大会に行きそびれたので、改めて行ってみた。出遅れたので場所取りは失敗。
とりあえず、三脚とリモートスイッチで撮る準備をするけど、花火を撮影するときのカメラの設定を忘れてしまった。暗い中で露出をマニュアルにして、絞りとシャッタースピードを適当に合わせる。ところが、大きな失敗をしてしまった。
コンデジを使っていたときに、フォーカスは無限遠にすればいいというようなことをどこかで読んでやっていたので、今回も同じようにやったのがまずかった。打ち上げ地点が結構近かったので、無限遠に合わせていた写真は全てピンぼけ。フィナーレでちゃんとフォーカスを合わせ直した写真以外全滅だった。久しぶりの花火撮影は、散々な結果に成ってしまった。
花火自体も、3,000発はやっぱり少ない。あっという間に終わってしまった。といっても、今年はどこかへ出かけて行ってまで花火を見る気がしない。
それにしても、花火を撮るのは難しい。タコやイカは、シャッタースピードが遅すぎて像になっていない。麦わら帽子もそうだ。書き込みとノイズリダクションの時間で、タイミングをズラすことばかり。結局、今年もフィナーレのラストを撮り損ねた。
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バドは今週もT山と一緒に参加。大学で待ち合わせて、そこから会場までチャリで向かう。会場の直前でデカいチャリを漕いでいるKさんに出くわした。会場には他のメンバーもちょうど着いたところだった。
1戦してだべっていると、メンバーが8人増えて休みなしになった。最後の方はT山は足がつりそうになっていた。大分上手くなっていたけど。
この日はあまりにひどくて、バックは全く打てず、フォアでもまともにいかなかった。後半少し回復したものの、こう上達がサチって来ると、基本をなんとかしないと先に進めないと思った。まあ、とりあえず早く左足を完治させるか。
帰りのチャリはかなりしんどかった。途中までT山と帰って、T山と別れてからランニングのえすきくんに追い付いた。しばらくえすきくんの後を着いて行ったけど、途中で見失ってしまったので、それから家まではぐだぐだ漕いで帰った。
向かい風が辛い。途中で小雨も降って来て、ちょっと寒い。結局家に着くのに50分もかかった。大学からの20分が辛い。かといって、雨でもないのに車で行くのは気が引ける。運動だと思って我慢しよう。えすきくんは走ってるんだから。
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気温はそこそこだけど、さくらんぼ農園はビニルハウスになっていて、風の通りも悪いせいか結構熱くて汗をかいた。そこで、湯船に手すりが付いていそうな温泉を探して行くことにした。ガイドブックには、そばにはまなす温泉があると書いていたので、国道を走って温泉を探した。
つるかめ温泉を過ぎて少し行ったところに、はまなす温泉はあった。残念なのは露天風呂がなかったこと。内湯から海が見えていいのだけど、涼しい風に吹かれてのんびりすることはできなかった。やっぱり露天風呂が好きなので、ここにはあまり来ないだろうな。
脚立にずっと座っていたせいか、意外に足が疲れていた。不安定なところにいると、変なところに力が入ってしまうようだ。
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水曜日は天気がよかったので、仁木町にさくらんぼ狩りに行って来た。エンサヤさんにさくらんぼ狩りの話をちらっと聞いて、ちょっと気になっていたので。
どこに行けばいいか分からなかったので、とりあえずフルーツ街道を走ってみた。5号線に合流する前にさくらんぼ山というのがあったので、そこに行ってみた。結構広い駐車場があって、客も案外たくさん来ていた。
受付で入場券をもらい、バケツを借りた。一人100gまではサービスで持って帰れるそうだ。手荷物の持ち込み禁止なのが面倒だった。別に盗みゃしないのに、以前、セコいことをした人間がいるのだろう。
観光農園に入ってちょっとのところの大きな脚立が立ってる木でしばらく食べまくった。ちょうど昼時なので、小腹が減っている。さくらんぼをたくさん食べれば昼食の代わりになるだろうかと思ってずいぶん食べたけれど、いくら食っても腹が膨れない。脚立の上に陣取って、ずいぶん長い間さくらんぼを採っていた。
さすがに、さくらんぼ狩りのときは嫌でも背筋がちょっと伸びる。
バケツもかなり重くなった頃、農園の人が来て、もっと下の方にいけばたくさん成っていると教えてくれた。低い木じゃないとグランマは届かないので、移動してみることにした。ところが、低いのは採りやすくていいけれど、美味しくないのはどうしようもない。結局、元いた場所に戻った。
後から受付で訊いたところ、農園の木には種類がいくつかあるそうだ。やっぱり美味しい品種とそうでない品種があるようだ。もしかしたら、農園の人は美味しい品種を食べ尽くされるのを恐れたのかもしれない。
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旭岳に来るといつも白樺荘で温泉に入っている。初めての夏山だったけれど、いつものように白樺荘に来てみたら、圧倒的に年配の人が多い。混みまくっている。もともと狭いので、全然ゆっくりできない。
ゆっくりできないのは混んでいるからだけじゃなく、お湯が熱すぎる。えすきくんは、回転を速くするために熱くしているんじゃないかと言っていたけど、きっとそうじゃないかと思う。
白樺荘の唯一の欠点は、休憩室が禁煙じゃないことだ。禁煙じゃなければニコチン中毒患者は必ず毒を吸うことになる。せっかく風呂に入ったのに、ヤニ臭くなってはかなわないので、さっさと建物から出て、外のイスに座って一息ついた。
旭川で食べるところといえば、とんかつくらいしか知らない。さすがに、夕食までいつもと同じというのはつまらないので、Kさんに旭川在住の知人などに訊いてもらって、いくつか候補はあがった。宇宙軒のUFOチャーハンを食べてみたかったのだけど、えすきくんがあまり乗り気じゃないので、街まで行って適当に探すことになった。
旭川鷹栖ICに向かって市内を走っていると、カレー・オムライス工房Shantyという店を見つけたので、そこに入ってみることにした。おすすめで焼カレーというのがあったので、腹も空いていることだし焼ハンバーグカレーを注文した。カレーのドリアなので少し時間はかかるけれど、出てきた焼きカレーはハンバーグが美味しかった。スキーの帰りにもよさそう。
ETC通勤割引に時間が間に合うように店を出たのだけど、途中でガソリンを入れようと思っていたのに、ガソリンスタンドがなかなか見つからない。IC入口を通り過ぎても見つからないので、バイパスから国道の方へ走ってようやく見つかった。ICから少し離れてしまったので、深川ICから高速道路へ入ろうかと悩んだけれど、割引に間に合わないと嫌なので、素直に旭川鷹栖ICまで戻ってから入った。
高速道路をしばらく走っていると、右手に花火があがるのが見えた。どうやら深川の花火だったようだ。この時点で割引が適用になる時間を過ぎているので、旭川鷹栖ICで入ったのが正解だった。行きも帰りもETCにはヒヤヒヤさせられた。
えすきくんは運転がかなりつらそうだったけれど、なんとか札幌まで送り届けてくれた。えすき邸から自分の車に乗ったけれど、眠くてたまらない。途中、何度も意識を失いそうになりながら、ようやく家に着いた。もう歯を磨いただけで布団に倒れ込んだ。今回の山行はまだまだ自分にはつらかった。
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中岳分岐からの道は、両脇に緑が生えていて、ほとんど緑のない旭岳からの稜線歩きとはずいぶん雰囲気がちがった。ただ、残念なことに、もう雲が空を覆って来ていて、北鎮岳の方にしか青空が残っていなかった。
登山道をしばらく下ると、中岳温泉で休んでいる人たちが見えて来た。温泉の匂いも漂って来る。
沢へと下ると、中岳温泉に到着する。団体のおばちゃんたちが中岳温泉で騒いでいた。どこにいてもおばちゃんはおばちゃんだ。おばちゃんたちが下山して、ようやく静けさが戻る。
人が減ったので、せっかくだからテーピングをしていない右足だけお湯に入れてみた。熱いけれど、一度お湯に浸かるともう動きたくなくなって来た。まだ下山にはずいぶん歩かなきゃいけないのに。
温泉の川ではないけれど、温泉が混じっているので川床の色が変わっている。
中岳温泉から少し下ると、雪渓からの水の流れに沿ってエゾノリュウキンカが咲いていた。
登山道が大分平坦になり、裾合平に入ったけれど、期待していたほど花は咲いていなかった。どうやら、ここも花の盛りを過ぎてしまっていたようだった。
裾合平の分岐に着いたのは14:30。もう3人ともヘロヘロになっていた。口数も少なく、黙々と歩き続けた。
白鳥の雪紋が見えるらしいけど、どうやら首がちぎれてしまったようだ。
裾合平から姿見駅までが予想以上に遠かった。分岐からはしばらく登りだった。その後も、大きなアップダウンこそないものの、何度か沢を越える度に小さなアップダウンがある。姿見駅近くまでたどり着くと、疲れて切っていた。
どこまでも続くチングルマの綿毛に唖然とした。これが花の盛りだったなら……。
15:40にようやく姿見駅に到着。結局9時間かかって戻って来た。ほぼ、一般的なコースタイム通りだった。
ロープウェイに乗って降りると、お土産売場を通されて外に出た。こんなところを初めて通った気がしたのは錯覚ではなく、冬は滑って降りてるので下りの便には乗ってなかったからだった。
早く温泉に入って休みたかったので、急いで片付けて白樺荘に向けて出発した。その途中、ロープウェイ駐車場のすぐ横に、公営駐車場を発見。もしや、無駄に駐車料金を支払ったのでは?
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中岳分岐まではほとんどアップダウンがなかったけれど、北鎮岳へ向かうには少し登りが続く。それでも、ここまでは意外に疲れていはいなかった。靴が軽いせいか空が青いせいか。
北鎮岳分岐には、黒岳からもやって来る。それでも、旭岳よりはずっと人が少ない。
北鎮岳への登りでも、道端にはメアカンキンバイやイワブクロ、イワギキョウなどが咲いていた。綿毛のチングルマも残っている。
北鎮岳の山頂には11:40に到着した。姿見駅出発から大体5時間。これでようやく折り返し地点と考えると、確かに遠い。とはいえ、空は快晴で北大雪の山々が見渡せるので気分爽快だ。去年登ったニセイカウシュッペ山もきっと見えてるんだろう。
御鉢平を上から見下ろすと、大きなカルデラであることが一目で分かる。
鋸岳を経て登山道が続く比布岳には、山の向こうから雲が湧いて来た。
北鎮岳から旭岳を眺めようと思っていたけれど、雲に隠れてしまった。
北鎮岳の登山道は、結構岩がゴロゴロしていて、そろそろ足の裏が痛くなって来た。さすがに、登山靴に比べるとアプローチシューズのソールは薄くて、岩の上を歩くとツボが刺激される。登りはよくても下りは大変だった。
青空とメアカンキンバイの黄色、エゾイワツメクサの白のコントラストがきれいだった。
お花いろいろ。エゾイワツメクサ、メアカンキンバイ、ジムカデ、イワギキョウ。
中岳分岐には12:50に戻った。みんな早く下山してしまいたいので、ここでは休まずにそのまま裾合平に向けて降りて行った。
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