North JAM Session'08
朝起きると、身体が怠かった。朝から暑いと思っていたのは自分だけで、どうやら熱があったようだ。きっと前日の芦別岳で疲れたせいだろう。とはいえ、そんなに極端に具合が悪いわけではないので、予定通りNorth JAM Session'08へ行くことにした。
2年前に芸術の森へ行ったときは、Sapporo Jazz Forest (SJF)という名前だったけど、去年からSapporo City Jazz (SCJ)に名前が変わったみたいだ。去年は行かなかったので知らなかった。そして、そのSCJの最後のライブイベントとして日曜日に行われたのがNorth JAM Session'08だった。
当日は「男鹿和雄展」と「アートマーケット」も行われているので混雑が予想されるという注意が公式サイトに載っていた。できるだけ公共交通機関を使って、自家用車では来ないようにも書いてあった。そこで、さすがにバスと地下鉄は嫌なので、早めに出かけてSession 1から聴きに行くことにした。2年前のSJFではSession 2から聴きに行ったけれど、天気もいいことだし、ジャズを聴きながら芝生に寝転んで本でも読んでいようと考えた。
注意には国道453号の渋滞の可能性も書かれていたので、国道を通らずに裏道を抜けて行った。滝野の方から市内へ向かう道路から芸術の森へ左折で入るのは簡単だけど、市内から右折で入ろうとする車が長い列を作っていた。裏から来て大正解だった。それでも車を停めたのは第6駐車場で、かなりの混雑は間違いない。シャトルバスで会場まで送ってもらった。
会場で当日券を買ってから、手荷物検査を受ける。2年前はカメラを没収されたので、今回は注意した。ところが、鞄を開けて手荷物検査を受けていると、ペットボトルの持ち込みはダメだと言われた。飛行機に乗るんじゃないんだから、ペットボトルの何が悪いのだろう。理由を訊くと、手荷物検査を厳しくやるように指示があったそうで、ソフトドリンクの持ち込みがダメだとか。注意には、アルコール類はスポンサーの都合で持ち込みできないが、ソフトドリンクや食べ物は持ち込んでいいと書いてあったのを確認していたので、その旨を係員に伝えると、担当者を呼んで来た。その担当者も、ソフトドリンクはダメだと言うばかり。執拗に食い下がると、さらに別の人がやって来て、ウェブでは持ち込んでいいことになっていると説明していた。そんなわけで、5分ほど拘束された後に無事開放された。恥ずかしがらずにクレーマーになってみるものだ。きっと年を取るということはこういうことなのだろう。おじさんへの一歩。
ようやく会場へ入ると、もう演奏が行われていた。いわゆるビッグバンドジャズのようだった。芝生に敷物を敷いて座ると、持って来た「夏山ガイド」を取り出して、これから登りたい山を探した。演奏が終わって挨拶をするのを聞くと、演奏していたのは実は中学生だった。中学生なのにこんなに演奏できるもんだとは驚いた。自分はリコーダーでキラキラ星を吹くのもやっとだったのに。
(2)表大雪の山々 増補改訂版 (北海道 夏山ガイド)
著者:梅沢 俊,菅原 靖彦 |
会場は夏の強い陽射しで結構暑い。空には青い空が広がっていて、見上げるとちょうど飛行機雲ができたところだった。せっかくきれいな景色だったので撮っておいた。
Session 1は順番は忘れたけど、TENTEN Quartetが一番よかった。ジャズが聴きたくて行っていたので、一番ジャズっぽくてしっくり来た。最近の流行っぽい演奏で、ミーハーな自分にピッタリ。
Session 2は大物有名アーティストが出ていたらしいけど、The Shuffle ClubやStanley JordanもCandy dulferも知らない。会場は盛り上がっているので、へぇ〜と思うだけ。熱帯ジャズ楽団は名前だけ聞いたことがあった。ウソかホントか知らないけど、札幌が育てた熱帯ジャズ楽団の演奏が一番会場が盛り上がっていた。観客もかなり立ち上がって踊っていて、ラテンっぽかった。かえって、最後のCandy dulferが盛り上がりに欠けた。悪いけどジャズじゃなかったし、自分としても拍子抜けだった。アンコールで演奏してくれるのはいいけど、それがめちゃめちゃ長い。いい加減夜も更けて来て寒いので、早く終わらせて欲しかった。
熱帯JAZZ楽団 XII~The Originals~
アーティスト:熱帯JAZZ楽団 |
結局、終わったのは21時半。急いで片付けて、シャトルバスで駐車場へ向かうと、車はほとんど残っていなかった。昼にはあれほど混んでいたのに、ずっと演奏を聴いていた人は少なかったようだ。
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