08/9/4 赤岳-小泉岳2
赤岳山頂からは岩が転がったほとんど平らな道を歩く。少しして、小泉岳への緩い登りが続く。登り切ったら目の前に白雲岳が現れるのだけど、なんだか雲が広がって来た。せっかくきれいな青空だったのに。
緑岳の方へ一度歩き出してみたものの、進む方向が白くて展望は望めないような気がして来た。睡眠不足でテンションも一気に下がって、小泉岳で引き返すことにした。
帰り道、足下をのそのそと進んでいた毛虫は、何の幼虫なのだろうか。近くにコヒオドシは飛んでいたけれど、こいつがコヒオドシになるのか?「札幌の昆虫」で調べたけど分からなかった。
ちなみに、「札幌の昆虫」の最後の方に幼虫のページがあるけれど、これは苦手な人は悲鳴を上げそうなすごい特集だった。最後の方にあるのはそのせいだろうか?
![]() | ![]() | 札幌の昆虫
著者:木野田 君公 |
赤岳の山頂へ戻ると、さっきよりもたくさんの人が群がっていた。人混みは嫌いなので、あっさり通り過ぎて下山する。東平へ下って行くと、シマリスが登って来た登山客から逃げて来るのが見えた。
東平を歩いているときに、また何かが動く気配を感じたのでそっちを見ると、やっぱりシマリスだった。
登りでは気付かなかったけれど、第四雪渓の紅葉もきれいだ。
同じ場所でも、ちがう時間で太陽の位置が変わっていると、紅葉の様子もちがって見える。
第三雪渓の横を通るときに立ち止まってガレ場の方に目をやると、シマリスがエサを探して駆け回っているのが見える。よく見ると、エサを頬張って膨らんでいるのが分かる。厳しい冬に備えて今は大忙しなのだろう。
シマリスと別れて紅葉の間を帰る。
稚児車からチングルマになったのが本当かどうか知らないけれど、チングルマの綿毛を見たら、確かに風車に見える。
登りのときにあっさり通り過ぎた第二花園の岩場も、昼の陽射しを浴びたこけが緑に光ってきれいだった。
第二花園の終わりあたりでは、ホシガラスが花の季節が終わったお花畑でエサを探しているのが見えた。
ホシガラスが飛んで行った後、登山道はハイマツの林に入った。歩いていると、足下で再び何か動くのが分かった。暗かったので最初分からなかったけれど、今度もシマリスだった。
第一花園の緩い下りを歩いて降りるときは、朝雲で見えなかった銀泉台も雲がすっかり晴れて見えるようになっていた。紅葉も鮮やかだ。
どっちかというと、やっぱり朝陽の方が紅葉がきれいに見えるような気がするのはなぜだろうか。
銀泉台には13時に戻った。出発から6:30は、最近にしては短い。車に戻って荷物を片付けてから、残ったおにぎりをゆっくり食べた。駐車場には車が結構増えていて、30台くらいは停まっていた。
下山したら、とにかく温泉だ。層雲峡温泉を目指して銀泉台を出発した。
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