竹の音色
江澤館を出てからしばらくして、大山千枚田から遠くないところにあるバンブートーンというライブハウスに着いた。ここで宇梶静江さんの話を聞く。テレビをほとんど見ないので、バスの中で宇梶剛士の母親と聞いても全然ピンと来なかった。
宇梶さんの話を聞いて、改めてアイヌへの差別が厳しかったことを思い知る。といっても、子どもの頃からアイヌを差別したことはないので、あまり実感はわかない。けれども、話の中で度々伝わって来たのは、若者(自分も含めて)に大きな期待を抱いていることだった。自分たちの背骨には500年前くらいの大昔からの先祖がいてリードしてくれているんだと。だから、こうしてこの場にいると。
アイヌの碑 (朝日文庫)
著者:萱野 茂 |
話を聞いた後で、鶴勝英さんとその娘さんが地元の竹で作った二胡のような弦楽器と太鼓、ピアノの伴奏で演奏してくれた。楽器の演奏だけじゃなくて歌も。太鼓はラテンな感じだった。
ここからバスで高速道路を山武まで北上。
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