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08/10/13 恵庭岳

ずいぶん前からニセコへ行こうと思っていたけれど、ニセコは紅葉が終わったっぽいし、えすきくんが恵庭岳に行きたがっていたので、えすきくんとの今度の週末婚(週末con?)は、前日に急遽恵庭岳へ場所を変更。八合目より上は立入禁止だけど、途中まででいいということで、二人で行けるだけ行ってみた。

迎えに来てくれるえすきくんに言われるまま、4:30に家を出られるように準備した。でも、考えてみたら、支笏湖までそんなに時間はかからないし、恵庭岳ってそんなにキツくないはず。真っ暗な道路を支笏湖まで進んで、5:30には支笏湖が見えて来た。いくら何でも早すぎるので、とりあえず、支笏湖のご来光だけ見て行くことにした。

展望台の駐車場には車が停まっていて、カメラマンが三脚を立てて待っていた。支笏湖とオコタンペ湖の撮影をライフワークにしているという人で、「支笏湖なんて撮っても何も面白くない」と吐き捨てながらも、「それをどう撮るかが腕の見せ所なんだ」とマニアらしいこだわりを持っていた。アドバイスをもらったり、少し話しながら日の出を待ったけど、空がかなり明るくなって来ても、まだ朝日が現れない。雲に朝陽があたってまずまずきれいだったけれど、ちょうどいい場所にカメラを構えることができなかったので、パッとしない写真にしかならなかった。三脚なしでは限界が。

朝焼けの支笏湖
焼けても出ない支笏湖の朝日。

日が昇ったので、この後オコタンペ湖へ行って写真を売るというカメラマンとは別れて、登山口へ向かった。駐車場には3台ほど停まっていたけれど、入山届に記入はない。一応、一番乗りで6:30に登山口を出発。

かれこれ8年前に恵庭岳へ来たときとは、登山道の様子はがらっと変わっていた。台風による倒木で、林の中を通っていた登山道は、かなりの範囲で見通しがよくなっていた。

倒木地帯から輝く湖面を振り返る
倒木のためか、きっとホントなら見えないはずの湖面が見える。

実は、この日はバテバテで大変だった。ご来光を待っているときに、寒かったので反復横跳びで身体を温めたせいなのか、前日の豊平峡までのチャリ往復のせいなのか、とにかく恐ろしく足が重かった。えすきくんに着いて行くこともできないので、何度も休みをとってもらった。急登があると息切れがする。今シーズンの夏山で一番辛かった。辛い登りが続いた後、見晴台まで来ると温泉の臭いが強くなって、ようやく恵庭岳の山頂が見えて来た。青空がきれいだ。

恵庭岳山頂を望む

地獄谷

地獄谷に残った紅葉
地獄谷は地熱で暖かいのか、ここだけ紅葉が残っていた。

支笏湖
支笏湖は東側半分だけ見える。

登山道は見晴台から爆裂火口を巻いて行く。黙々と歩いていると、右手にオコタンペ湖が見えるのに気付いた。途中、樹林の切れ間から湖が見えたけれど、これが夏の深緑の頃なら葉に隠れて見えないんじゃないだろうか。

オコタンペ湖
水の色が特徴的なオコタンペ湖。

支笏湖畔を見下ろす

9時に八合目へ到着。思った通り、ここから先はロープが貼ってあって立入禁止だった。

札幌市を望む
札幌市の方向を眺める。

地獄谷を見下ろす

地獄谷

地獄谷の紅葉を見下ろす
火口のそばにかろうじて紅葉が残る。

恵庭岳山頂
岩の固まりの恵庭岳山頂は迫力がある。

落石跡
山頂の崩壊の後なのか、散らばっている大きな岩には苔が生えて緑色に光って見えた。

八合目でゆっくり休憩をとった。しばらくすると、次々と登山客が登って来て、だんだん窮屈になって来た。人混みが嫌いなので、さっさと下山開始。この頃には日も高くなって、湖の青さが増していた。

支笏湖

下山は登りよりは楽で、サクサク降りた。

湖畔の紅葉

とはいえ、登山口に戻ったときには太ももがプルプルしていた。気温も大分上がって来たのか、下山は熱くてずいぶん汗もかいたので、早く温泉に入りに行くことにした。

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