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天人峡

今日はえすきくんにフラレてしまったので、家族で天人峡へ行って来た。小さな頃に連れて行ってもらったことがあるらしいけど、全く記憶にない。少しでも紅葉が残っていたらと期待して行ってみた。

通勤割引と休日割引を併用したかったので、7:30に家を出発。深川I.C.のゲートに入り直したのが9時前後だったので、通勤割引と休日割引のどっちが適用になったか分からなかったけれど、旭川鷹栖I.C.でもちゃんと割引が適用されたのでよかった。通勤割引は対象時間内にゲートから入ったときの時間で適用になるようだ。

旭川鷹栖I.C.からは、遠回りになるけど信号の少ない環状通を通って天人峡へ向かった。いつも通る1160号線ではなく294号線を通ったら、道の両脇の銀杏並木が紅葉していてきれいだった。けれども、初めての道を通ったのにナビがいい加減なので、東神楽公園を通り過ぎて山道を走り、ようやく1160号線に合流できた。

天人峡へ近づけば近づくほど、季節が進んで行く感じがした。紅葉がだんだんと枯葉になり、晩秋の寂しげな景色が道の両脇に広がる。すると、アスファルトの上に枯葉とはちがう何かがあるのに気付いた。慌ててハンドルを切って避けると、向こうも慌てて逃げ出したので、ギリギリ踏みつぶさずに済んだ。シマリスの轢き逃げなんて後味が悪い。

さらにしばらく走って忠別湖が見えてくると、うっすらと旭岳も見えて来た。近づくにつれて旭岳はよりくっきりとして来る。やっぱり山は雪山が一番だ。

旭岳
パーキングから眺めた旭岳。

天人峡にようやく着くと、もう辺りの木々は葉が全て落ちて丸裸。寒々しい姿で寂しげな気配が漂う。ぼんやりとしてはいるけど、青空があるのがせめてもの救いだ。予想以上に紅葉が終わっていたので、滝見台へ登る気も失せて、見晴台まで往復するだけにした。

羽衣の滝は北海道で一番の落差があるというだけあって、かなりの迫力と上品さを兼ね備えていた。これで紅葉していたらもう言うことないのだけど。残念。来年は紅葉の時期に誰か一緒にい紅葉。

羽衣の滝
見晴台から眺めた羽衣の滝。

蜂の巣
木の枝からぶら下がった蜂の巣が風に揺れていた。

はじめ見物客はほとんどいなかったけれど、見晴台から戻って来ると、次々と人がやって来た。人混みは嫌いなのでさっさと車へ戻って、滝から一番近い天人閣へ風呂に入りに行った。予想通り入浴料が1,000円と高額。でも、温泉自体はよかった。天然の岩盤を利用しているという大浴場は、広々としていて湯船は一見プールのようだった。効能を分けるために、湯船も39度と42度に分かれていた。源泉は52度で、露天風呂は源泉をそのまま掛け流ししているのか、熱くてゆっくりと景色を楽しむ余裕がなかった。真冬だとちょうどいいのかも。日帰り入浴にはワンドリンクが付いていて、フロントでソフトドリンクのカンをもらえるけれど、普通に入浴料を安くして欲しい。

天人峡から見上げた旭岳
帰る途中に振り返ると、がけの上に雪化粧をした旭岳の頭が見えていた。

望郷公園の駐車場へ寄って、白い旭岳に別れを告げた。

晩秋の麓から

旭岳

旭岳と枯葉とススキと

ススキ

昼飯は、ずいぶん久しぶりにラーメン村へ行ってみた。「らうめん」が気になったので青葉へ。ママン曰く、昔のラーメンっぽくって美味しいそうだ。それもそのはず、創業が昭和22年と、店はすでに還暦を迎えている。スープは旭川ラーメンらしい魚ダシの味が利いている。たまに旭川でラーメンを食べるのも悪くない。まあ、運動してないからだけど。

途中、ガソリンスタンドで価格表示を見て驚いた。再び旭川で値下がりして札幌を下回っていた。こんなことならガソリンを入れて来なければよかった。これからは情報を調べてから出かけた方がいいかも。

5時前に札幌へ着いてしまう危険があったので、帰りは深川I.C.から高速へ入ることにした。旭川の市街地を出るまでは、デジタコ搭載なのに全然「お先にどうぞ」ではない北海コンノ急送?のトラックの後を付いて走り、時間と燃費を稼いだ。深川からの高速道路も、こそこそと隠れているパトカーを警戒しながら札幌まで走った。

ETC割引で高速道路を利用しやすくなった分、最近は遠出することが増えたような気がする。ガソリン価格も一時期より下がったことも影響している。結局、温暖化防止などの観点から燃料の使用量を抑制しようとしたら、高速道路の料金もガソリン価格も上げた方がいいのは、去年からの騒動ではっきりした。できるだけ車へ依存しない生活の実現と、長距離輸送を必要としない社会づくりのための政策を行わないことには、庶民と運送業界の末端にしわ寄せが行って終わってしまう。でも、雪山を見に行くと癒される〜。

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