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2008年12月

08/12/30 ばんけい

今シーズン初ばんけいナイター。カービングしたいのと、Night Ride Bankeiというイベントで24時間券を買うとコーヒー券がもらえるとうことで行ってみた。

いろいろ準備とかで、ばんけいスキー場に着いたのは17時ちょっと前。イベントが始まる前だったけど、先に来て滑っていたえすきくんとばか親さんと合流して、とりあえず1時間滑った。1年ぶりのばんけいナイターで、はじめ滑り方がよく分からなかった。ブーツのせいかと思っていたけど、単純に体が慣れていなかったようだ。それでも、気が付いたらブーツはいつもよりかなりきつめにバックルを締めていた。

レストランへ行くときに、イベントに参加する人たちで、ロッヂの前は賑わっていた。パッと見た感じでは、ちびっ子が楽しそうにしていてよかった。二人がレストランで夕食を食べる横で、羊蹄山で残った行動食のラブラブサンドを食べた。昼はスープカレーだったので、これくらいで丁度いい。

食べ終わってからゲレンデに戻ると、イベントが少し気になりつつも、結局3人で滑りまくった。ボーダーがリフト降り場近くのギャップで遊ぶのに紛れて、360の練習もしてみた。基礎板はエッジが噛むので回るのは恐かった。スラバンにはプロライダーらしきテレマークの一団がいた。21:30までチケットを切ってもらったので、最後にビデオ撮影もして終了。イベントそっちのけでばんけいナイターを滑りまくった。まさに、Night Ride Bankei。

チケット残り21時間。コーヒー券残り5枚。

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08/12/29 羊蹄山

前日は道具を干しただけなので、気合いで4時起きしてまず準備。出発が予定より10分遅れたものの、なんとか3人を拾って6時すぎには札幌を出発した。

風が前日より弱くなっているので、寒くなく楽しく滑れるんじゃないかと期待していた。けれども、中山峠を過ぎるとやっぱり吹雪き。もちろん、昨日ほど風は強くないけれど、羊蹄山は相変わらず雲の中。墓地にはトレースが残っていない。一番乗りだったので、まっさらな雪の上をラッセルして行くことになる。

今回はえすきくんの勧めで、悠らりさんはゲレンデ板にトレッカーという組み合わせで挑んだ。一方、エンサヤさんにも兼用靴を貸して挑戦してもらった。準備をしているうちに後続の車が続々とやって来た。ボーダーやテレマーカーの混成パーティーだった。

自分たちは8:30に出発。えすきくんはラッセルしながらどんどん先へ進んで行った。途中から迷ってるんだろうかと不安になるほどに、林の中を彷徨って進んだ。1時間ほどして休憩したけれど、案の定、えすきくんは迷っていたようだった。墓地の沢を右手に見ながら進めば間違いはないので、まあ、特に問題はなかったけれど。兼用靴で軽量化しているエンサヤさんは、前日に比べてずっと快調だった。

再びえすきくんがラッセルして進んで行く。さらに30分ほど経って、600 mを越えた頃に少し休憩していると、後続の2人がいるのに気付いた。普段は真狩コースで墓地の沢コースは初めてだと言っていたけれど、とりあえず道を譲ってラッセルして行ってもらう。さすがに、ずっとラッセルしてもらうのも悪いし、ルートに自信なさそうなので、途中で交代。墓地の沢とは反対側の沢沿いを登って行った。けれども、1,000 mに到達する前に自分もえすきくんもダウン。エンサヤさんは着いて来ているけれど、悠らりさんは道具が重くなったせいか、かなり後を登っている。再びラッセルを交代してもらって、クリスマスツリーを見下ろせる木陰で休みながら、悠らりさんたちが登って来るのを待った。

みんなが登って来る後には、もう下界が見えるようになっていた。青空も雲間からのぞいている。天気の好転に期待してしまう。最後にやって来た悠らりさんももう少し登れそうだったので、あと少し標高を上げてみることにした。

先へ行った二人組を追いかけて登ったけれど、途中で悠らりさんがダウン。悠らりさんの場合は、下りも登り同様に体力を使うので、余力を残して1,100 mを越えた辺りで下山の準備をした。弱層テストもして、ゆっくり準備したけれど、登って行った二人が滑り降りて来る気配がないので、悪いけど先に滑ることにした。

12:30頃に滑り始めた。残念なことに、青空はどこかへ行ってしまい、視界が悪くなって来た。あまりのんびりしている余裕もないので、ルートを探して撮影しながら滑り降りた。今日はカメラを持って、ビデオはエンサヤさんに任せた。この日も失敗したのは、準備体操を忘れたこと。体操しないで滑ると、体が思うように動かない。いつも以上にショボイ滑りになってガッカリ。せっかくの斜面だったのに。

悠らりさんはピョンピョンしようとがんばっていたけれど、かなり苦戦していた。エンサヤさんは前日よりは深雪に慣れたようで、「羊蹄サイコー!」と喜んでいた。

下山途中で2人が滑り降りて来て追い付いた。途中、墓地の沢に迷い込みそうになって焦ったけど、その後は順調に下って、14時には無事下山。ボーダーテレマーカー混成パーティーはまだ山の中だった。

また、真狩温泉へ行って温まり、味の三喜でガッツリ食べた。エンサヤさんが忘年会に間に合うように、早めに札幌へ帰った。18:30には何とか着いたのでよかったよかった。家に着いたら、片付けもしないで、豆腐を食ってからすぐ寝た。羊蹄山2日連続はしんどかった。

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08/12/28 羊蹄山

はじめは登りが楽なチセヌプリやニトヌプリへ行こうと思っていたけれど、天気が悪そうなので、次の日に行こうと思っていた羊蹄山へ先に行って、樹林内を滑ることにした。

メンバーが4人なので、H本カーで拾って行くことになった。6時前に自宅を出発して、順番に拾って行って6時半頃悠らり邸を出発して羊蹄山を目指した。

札幌市内は全然降っていなかったのに、藤野を過ぎる辺りから雪が舞い始めた。羊蹄山に近づくごとに雪の振り方が激しくなり、定山渓では吹雪。前を走るトラックが巻き上げる路吹雪で視界も悪い。トラックにくっついて中山峠へ登って行くと、途中で渋滞に捕まる。天気が悪いので仕方がないけど、喜茂別までダラダラと走ったので、ずいぶん時間を無駄にした。去年、羊蹄山へ行き着けずに敗退した日を思い出す。

9時前には墓地へ到着した。悪天候にも関わらず、駐車スペースには5台くらい停まっていた。えすきくんはエンサヤさんがH多さんから借りた板を吹雪の中で調整しなければいけなくて気の毒だった。とりあえず、自分は自分の準備をする。4人とも準備ができたら、9時すぎに出発した。

先行のトレースをずっとたどって行く。何度も来ているルートなので、淡々と登って行った。樹林内はさすがに動くと暑い。体温調整に手こずりながら登っていたけれど、エンサヤさんが疲れて来たところで休憩した。出発から大体1時間。林道の終点当たりまで来ていた。

休憩後に少し歩くと砂防ダムが見つかると思っていたけれど、なかなか見つからない。どうやら、ちがうルートだったようだ。全然気付かないまま来てしまった。とりあえず、現在地は分かったので、また先行者のトレースをたどる。

ラッセルしてない分楽だけど、羊蹄山はさすがに疲れる。途中に短い休みを入れながらも、エンサヤさんと悠らりさんは辛そうだ。1,000 m付近のクリスマスツリーの陰で風を避けながら二人を待つ。遅れてやって来た二人と相談して、その開けた斜面の上まで登って、そこから滑ることに決めた。えすきくんとラッセルを交代して、目標の地点まで樹林内を風をできるだけ避けながら登ると、12時すぎには着いた。

滑る用意をして軽く行動食をとり、一応、練習も兼ねて弱層テストを行った。いつものハンドテストだと、顕著な弱層はなくて、30 cmくらいに肩で折れる。70 cmくらいにも同じような強さの弱層があった。こっちは比較的はっきりしているけれど、結合が強いのか、雪はずれにくかった。

12:30に下山開始。吹雪なのでカメラは使わず、視界不良の中ビデオ撮影しながら滑った。滑り出しは視界が悪すぎて、地形と木に手こずった。悠らりさんは深雪で激しく後傾。エンサヤさんは転びすぎ。二人の滑りで時間がかかるので、えすきくんも寒くて仕方なかったようだ。ビデオカメラを構える手も冷たくて辛かった。

車へ戻ったときには、他の車はもう一台も残っていなかった。寒かったので、急いで一番近くの真狩温泉に体を温めに行った。

羊蹄山といえば味の三喜。温泉の後で喜茂別へ中華を食べに行った。ハラが減りまくりで、チャーメンが運ばれて来てすぐ口にかき込んだら、あまりの熱さに火傷した。

札幌への帰りの道も吹雪。中山峠を越えるまでは視界不良で、札幌市内へ戻ると、峠の向こうの吹雪が嘘のように、積雪がなくて驚いた。翌日も同じ墓地の沢コース。30分出発を早めるので、寝坊しないかどうか心配しながらも、9時前にはもう熟睡していた。

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ブログデザイン変更

案の定、ココロたんのテンプレートは評判が悪かった。というわけで、ブログデザインを変更。今までの3列から2列へ。これでYouTube動画もそのまま貼付けられそうだし、きっとみんな満足してくれるはず。

【追記】やっぱりHDは横幅が足りないようだ。

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シャトラー忘年会

土曜日の夜は、えすきくん家で開かれたシャトラー忘年会に出かけた。今度も鍋。

鍋の前に食べたH多さんのお手軽料理が意外に美味しかった。レンジでチンするだけというのが素晴らしい。今度家でもやってみよう。

今度の鍋はキムチ鍋。野菜たっぷりで体にいい。ついつい食べすぎてしまって辛かった。うどんが入り、ご飯が入り、美味いから食べてしまうんだけど、食い過ぎで少し気持ち悪かった。

翌日、羊蹄山へ登ることに決まったので、忘年会は23時にお開きになった。結局、泡盛がまた残ってしまった。H多邸の飲み会に引き継がれるようだ。この日は食べ損ねたので、ケーキが楽しみ。

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24時間券購入

24時間券購入
プレゼントは無料ホットコーヒー券でした。イベントには目もくれず、3人で滑りまくり。

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トヨタ レガシィ

この間知ったレガシィ コンセプト。来月の北米自動車ショーに出展される予定で、来年6月にフルモデルチェンジするという噂があるレガシィが、こう変わるらしい。

デザインはエクシーガとかぶってる。予想通りだ。車種も増えて、デカくなりそうなレガシィは価格が上がりそうだ。北海道の冬道を安心して走れるといった高性能の割にコストパフォーマンスがいいというレガシィのイメージが、変わって行ってしまうような気がする。

札幌市内では、ずいぶんとハッチバックのインプレッサを目にするようになった。もちろん、レガシィは毎日何台も見かける。スバルはトヨタにならなくていいし、なって欲しくもない。トヨタの資本参加で、恐れていた事態がやっぱり進行中なのだろうか。3代目インプレッサが事実上、最後のスバルなのかもしれない。などと、素人が勝手に推測してみた。

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初雪かき

昨日はずっと掃除で家に引きこもっていたので、雪かきはしなかった。すると、家に帰って来たママンが激怒。膝ラッセルしないと家に入れなかったらしい。だって、あんなに風が強かったら、どうせ雪かきしたって、すぐに雪で埋まっちゃうじゃないか。

そんなわけで、今日が今シーズン初めての雪かきだった。20 cmは積もっていた。吹き溜まりだと40 cmほど。下の方に積もった湿雪が重い。思ったより風が強くないので、朝イチパウダーを滑りに行きたかったけど、掃除が終わらないので仕方ない。ニセコはゲートが閉まったままだな。

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テンションが上がる壁紙

少し前にエンマメさんから「テンションが上がる冬山の壁紙が欲しい」というリクエストをもらった。隠し持ってる写真はないから、ブログを探すかyattiworldを探すよう頼んだ。

「テンションが上がる壁紙」ってどんなのだろうと考えると、それはもちろん自分がカッコよく滑っている写真だ。早速、yattiworldからダウンロードした写真からデスクトップピクチャ用にApertureでアルバムを作って、システム環境設定でそのアルバムを選択。1時間ごとにランダムな順序でピクチャを変更するように指定した。起動と終了のときにはフルスクリーンで表示されるので、テンション上がりまくりだ。

Desktop Pictures

北海道からやっちくんがいなくなったのは痛いな。

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hbombvideosの楽しみ方

最近は、スキーの動画はYouTubeのチャンネルへアップしているわけだけど、プログへ埋め込む際はレイアウトの都合で縮小している。そのままでも見ることはできるけど、YouTubeのサイトでより大きいサイズで見るのがおすすめだ。

さらに、コマ送りなどの変速再生をしたい場合は、ローカルに保存してQuickTime Playerで再生することを薦める。Windowsでのやり方は知らないけれど、MacならSafariStandをインストールしておけば、Safariに表示された動画上でコマンド+クリックで「Copy Movie to Download folder...」というコンテクストメニューが表示される。指示通りに保存すれば、指定したダウンロードフォルダにflvファイルが保存される。

Perianをインストールしておくと、QuickTime Playerでflvファイルを直接開くことができる。開いてしまえば、あとはQuickTimeが標準でサポートする他のフォーマットと同じように、変速再生ができる。

flv on QuickTime Player
ついでに、YouTubeで480x320 pixelに勝手にリサイズされたビデオを640x320 pixel(16:8)に引き延ばしてみた。

Windowsでいい方法があれば教えてください。

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NISEKO SNOWSURFIN'

先月11月は、宮古に長野と、珍しく飛行機に乗る機会が多かった。ニ度乗ることになったANAでは、今回初めて機内誌を持ち帰って来た。というのは、「NISEKO SNOWSURFIN'」という特集があったからだ。

見出しにはこうある。

北海道、ニセコ。この地域に降る極上のパウダースノーとバックカントリー(山岳スキー)立地条件などが重なり、あるひとつの概念がここに根付いている。「スノーサーフィン」——それは自然条件を究極に生かした、自然と人間の調和を追求した「雪上サーフィン」だ。

宮古から札幌へ帰る飛行機の中でこの特集を読んだときには、複雑な気持ちだった。貧しいけれどゆっくりと時間が流れていく宮古を離れる寂しさと、極上のパウダーが待つ北海道へ戻る嬉しさ。けれども、スノーボーダーが雪面に残したラインを見ると、思わずため息が出る。ただ、この特集には、なぜかパウダーの写真は少ない。rip (Tomonori Tanaka)というフォトグラファーが写真と文章の両方を担当しているようだけど、めくったページを期待させる見出しの言葉に反して、粉中毒の症状があまり刺激されなかった。滑走シーンの写真はあっても、パウダーじゃない。そんな写真が続いて、最後はサーフィンの写真だった。

スノーサーフボードブランドgentem stickを営む玉井太郎という人が紹介されていた。冬、朝3時にニセコを出発して、寒い中サーフィンするらしい。マニアが作ったマニアのための板。高いわけだ。頭の中がホワイトアウトして、思考から解放され、体が本能的に動く〝無〟の境地を自分は感じているだろうか。

最近は、パウダーの魅力を宣伝するばかりでなく、危険性についても言及する記事が多い。ここでも、必要な情報を徹底的に調べあげ、体とイメージのトレーニングをし、あらゆるリスクを推定して斜面に向う。とか、誰にでもある自分なりのリスク。天気、風向き、温度、ルートなど変化する自然やリスクへの対応策。それを考えるプロセスを楽しむことが重要で、遂行するのはただの結果だ。などというように、バックカントリーがお手軽ではないんだというメッセージを送っている。

昨日から札幌にも待望の雪が降った。雪が降るのはよくても、今朝は雷鳴で目覚めるという冬には珍しい経験をするほど、天気が荒れすぎな気がする。次の山行に向けて、情報を調べ上げよう。

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パームレストが割れてる……

さっき、左手の手のひらに違和感があって、MacBookのパームレストを見ると、なんと割れている。以前、bakabrosさんのビギナーB子のMac女王への道で読んだのと同じ壊れ方だった。左右は逆だけど、割れ方がまったく同じだった。bakabrosさんの場合は、子どもがバシバシ叩いたから壊れたようだけど、魔法使いには子どもどころか、スキーに行くのを邪魔する嫁もいない。もしやグランマか?

テレビは3時間操作をしないと電源が切れるように設定しているし、近頃はテレビの見過ぎを注意しまくっているので、グランマは好きなようにテレビが見れなくてストレスが溜まっていたのかもしれない。自分が出かけた隙に、もしかしたらパームレストをバシバシ叩いていたのかもしれない。

つまらない冗談はともかく、叩いてどうこうというより、MacBookの構造的な弱点なんじゃないかと思った。蓋の方には液晶画面がキーボードにぶつからないような突起が付いていて、蓋を閉じるとそれがちょうどパームレストの割れた部分を押すようにできている。ザックに入れて何度かモバイルしたこともあるので、それなりの負荷がかかっていたのかもしれない。あるいは、ビデオ編中で力が入ってしまったのだろうか。

朗報はやはりbakabrosさんのところで見つかった。何やら、アップルストアのジーニアスバーへ持っていったら、構造上の欠陥ということで無償修理になったらしい。やっぱり構造上の問題のようだ。

きっとクリスマスから正月休みまでのアップルストアは混みそうなので、しばらくはテープで応急処置をして乗り切ろう。

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NIGHT RIDE BANKEI

ちょっと前に藤川健さんのテレマークスキー・ライフで、12/30の夜にばんけいで「ナイトライドバンケイ」というイベントが開催されることを知った。社交性がないので、あまりこういったイベントは好きじゃないけど、イベント当日のみ24時間券を購入のかたにコーヒー券5枚プレゼント!が気になった。もともと24時間券は買うつもりだったし、どうせだったらイベントに行ってみるのも悪くないかも。

センタースキー部の人たちを誘ってみたら、とりあえず、えすきくんはばんけいナイターに行くつもりらしい。イベントに参加するかどうかはともかく、えすきくんとナイターアイスバンケイを楽しもうか。

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北海道雪崩ウェブデータベース

ちょっと前に北海道雪崩研究会北海道雪崩ウェブデータベースを公開したそうだけど、結局チェックしてない。地図載ってないので、なんかイマイチ使い勝手がよくなかった。カミフみたいに地形図上で示してくれるといいんだけど。

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Dr. たけちゃんの誕生日

今日、たけちゃんに「メリークリスマス」ってメールを去年と同じく送ったら、実は今日予備審だったらしい。17時に始まる予定で、さっき終了したという連絡があった。「一応合格」らしい。

予備審通って公聴会で落ちたという話は聞いたことないので、事実上、今日がDr. たけちゃんの誕生日だ。サンタからのクリスマスプレゼントだったのだろうか。靴下下げて寝ようかな。

たけちゃん、おめでとう!

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08/12/23 札幌国際

天皇が人の役に立つのはこの日だけ。そんな彼の誕生日を祝うべく、札幌国際へ滑りに行って来た。

前日の夕方に札幌国際では軽い雪が勢いよく降り続けていたので、朝イチパウダーを目指して8:30ウッドペッカー集合で、H多、悠らり北回り班と、えすき、ばか親、H本南回り班に分かれて出発。準備に手間取り、7:20に迎えに来てくれたえすきくんたちにコーヒーを出して誤摩化す。荷物を積んで再び走り出し国道を通ると、意外と混んでいる。それ以上に心配だったのは、札幌市内が雪が少ないのはともかく、藤野を過ぎ、定山渓を過ぎても新雪が積もってない。ようやく降り始めただけだ。しかも、ばか親さんが調べたところによると、営業開始は8:30なので、朝イチパウダーは望めない。

混んでる道路をゆっくり目で進み、8:30に駐車場に着くと、もうかなりの車がやって来ていた。残念ながら、新雪はほとんど積もってない。荷物を持ってウッドペッカーへ向う途中、ゴーグルを車に忘れたのに気付いた。でも、戻るのが面倒なので、ばか親さんに借りることにした。ウッドペッカーではH多さんが一人で待っていた。一緒に来た悠らりさんは、なんとブーツを忘れたらしい。レンタルに行ってるそうだ。まあ、自分も一度やったことがあるので、あまり笑えない。

9時くらいにゴンドラへ乗って上まで行くと、上は吹雪。結構寒い。準備体操をしてから、どこを滑ろうという話になったとき、悠らりさんから「わたしは昨日と同じコースへ行く」との発言。それならということで、いきなりダウンヒルへ4人で向った。新雪が10 cm程度積もっている下は、結構固めのコブ。手強いバーンだったけど、Sethで来ていたので全然平気。ガンガン飛ばして滑り降りた。つくづく、体力と筋力さえあれば、何でもできる板だと思った。

みんなが滑り降りて来るのを待っていると、どうもH多さんの様子がおかしい。なんと、ヘルニアの発作が出てしまったそうだ。乗り場で悠らりさんと合流して、ゴンドラでみんな上がったけれど、H多さんは悠らりさんと滑る。自分たちは一つずつコースを左へ移していって滑った。そして、結局H多さんは3本滑っただけで終了。昼休みまで下で待っててもらい、4人で滑った。

ゴンドラの待ち時間が長くなって来たので、11時すぎに休憩をとった。昼食は豚キムチ丼。出し忘れていたマヨネーズをおばちゃんに催促して、よりジャンキーにして食べた。これが、その後ずっと腹にもたれていた。しかも、ばか親さんも豚キムチ丼だったので、ゴンドラ内がキムチ臭で臭かったそうだ。1時間ほど休憩していたけど、とにかく眠かった。3日連続滑走の疲れが溜まっている気がした。

午後からは悠らりさんにえすきくんのレッスンが始まる。前日の特訓で、後傾問題はほぼ解決しているので、ズラしてスムーズに曲がる練習。意識して観察していると、悠らりさんは自分でも話している通り、ぴょこぴょこ上下に動く。昨日教えた加重の仕方がスムーズじゃないらしい。加えて、滑っていてモゾモゾとストックをいじってた。ストックの持ち方が悪くて、ちゃんとつかめていなかったようだ。最終的に、これらの問題は解決されて、悠らりさんもそれなりの滑りができるようになった。早く樹林内を滑れるようにしなくてはいけないのでなかなか大変だ。

そんな悠らりさんを引き連れて、午後はダス近とダウンヒル中心に滑る。マテリアルチェンジで秘密兵器で滑走したけれど、最初、コブの滑り方が分からなかった。何本か滑ってようやく思い出した。ラストにコブをやっつけて帰る予定が、モーグラーの集団によってモーグルコブに一変したコブに返り討ちにあって、そのまま終了。

待っていたH多さんと合流したけれど、H多さんは温泉には行けないので、山岡屋だけに行こうとしたけど、みんな乗り気じゃないので、結局まっすぐ帰ることになった。

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08/12/22 札幌国際

昨日の三段山に引き続き、悠らりさんと札幌国際へ行って来た。

悠らりさんを鍛えないと山で滑れないことが判明したので、特訓しに行った。久しぶりの降雪のせいか道路が混んでいたようで、予定より30分遅れの8時すぎにH本邸にて車チェンジ。それ以降は順調で、9時頃札幌国際に到着した。さすがに平日だけあって、この時間に行けばかなり近いところへ停めることができるようだ。

駐車場に新雪はほとんど積もっていなかったので、Sethは止めてDogenで滑ることにした。準備が終わってゴンドラに乗ったのは9時半だったので、完全にパウダーはあきらめた。ビギナーズストリートのキッカーで遊びつつ、悠らりさんを鍛えることにした。

キッカーは思ったより大きくて、ちゃんと踏み切ればそれなりに高さも距離も出る。まじめに練習しないで飛んでいたので、結局何度か飛んだけどボロボロだった。今度はちゃんと意識して練習しよう。

悠らりさんの特訓は、H本流ボーゲンをマスターさせるべく、しつこく外足加重するように矯正。悠らりさんは午前中で板に乗る感覚がつかめたようで、あとは適当に滑ってもらった。だんだんボーゲンじゃなくなって来たけど、まあ、後傾も大体直ったしちゃんと板に乗って安定して来たので、いいんじゃないだろうか。遠くから見ていても今までの頼りなさがなくなったので、きっと明日センタースキー部からダメ出しされることはないだろう。そう願う。

悠らりさんもカメラを意識して上手く滑れないとのこと。

明日も滑るので、ほどほどに滑って15:40のゴンドラ営業終了前にあがった。それでも、2日連続で滑って疲れが溜まって来た。

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08/12/21 三段山

先週、富良野岳に行ったメンバーに加えて、今日は悠らりさんも一緒だった。言い出しっぺだったエンサヤさんは、残念ながら都合が悪くて参加できなくて、4人の山行になった。

今日も同じくH多邸で車チェンジして、札幌を5時ころ出発。忘れ物で引き返すこともなく先週より30分早く出発できたので、下道で登山口へ向った。先週は三笠の辺りは道路に積雪があったけれど、そのときの雪は雨で融けてしまったようで、路面は乾いていた。けれども、ところどころ凍結していて滑るので、H多さんも慎重な運転だった。滑りやすい路面状況は登山口までずっと続いていた。それでも、H多さんのおかげで8時前には白銀荘に到着した。

白銀荘の駐車場には、宿泊客以外の車はまだそれほど停まっていなかった。悠らりさんのビンディングの調整をえすきくんがしてくれているので、ゆっくりと準備して白銀荘で入山届に記入もして来た。そして、8時すぎには白銀荘を出発。

ガスっていて視界はよくなかったけど、三段山スキー場の先行トレースをたどって登るので、悠らりさんの後を最後尾で黙々と登っていった。一段目で悠らりさんがキックターンで手こずったけれど、無事登り切ったところで出発から1時間の休憩。同じペースで先を進んでいたボーダー2名も休憩をとっていた。

雲間のカワバラ尾根

さらに登って、二段目を登り切ると樹林限界を越えて雪に隠れ切らないブッシュが目立っていた。そこを通り過ぎてからの三段目の登りは、追い抜いていった年配の人たちに着いて沢型を通ってピークまで登った。この頃から、進行方向が明るくなって来て、雲を透かして太陽が見えるようになった。そして、山頂へたどり着くと、次第に視界が開けて来て、正面には十勝岳から連なる山並みが、背後には富良野盆地の向こうに雲海が広がる景色が現れた。エンサヤさんがいないせいなのか、ラッキーなH多さんのおかげなのか、とにかく、ちょうど山頂で晴れてくれたので、これからの滑りにテンションが上がる。


三段山はいつも人で賑わう。


もうすぐ?


陽射しが出て来た。

十勝岳

安政火口と富良野岳

富良野岳と雲海

記念写真を撮った後、スキーを履いて下山開始。想像はしていたけれど、悠らりさんはクラストした斜面と吹き溜まりとハイマツに苦戦していた。去年とほぼ同じルートで下ろうと、しばらく西側へ稜線付近をトラバースしながら、いい斜面を探した。印象としては、去年よりもさらに雪が少ない。結局、登り返さなかったことをのぞいては、去年とまったく同じルートで下った。途中のいい斜面では、締まった雪で浮力は十分。最初からこの斜面を目指して来ている人たちと交差した。

おしい
おしかった。


あっ!

この斜面でそこそこ満足したので、そのまま早めに白銀荘へ戻ることにした。去年とちがってGPSもあるし、ルートも景色で大体覚えていたので、登りトレースに早めに復帰することができた。アップダウンも少なくて、悠らりさんもまだ元気だった。

途中、誰かが作ったっぽい小さなキッカーで飛んだりしながら、白銀荘まで戻ったのが13時半。余裕の山行。こんなに楽なのは久しぶりだ。足が疲れてない。

H本初の2軸に挑戦。

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上富良野に観覧車を建設する計画とカミホロ荘との関係

カミホロ荘ボイコット運動に賛同のエントリーを読んだ悠らりさんから、「カミホロ荘って国民宿舎じゃないの?」という質問を受けたので、少し調べてみた。ここを読むと大体分かる。

平成6年4月、当時、上富良野町の第三セクターで運営されていた十勝岳温泉国民宿舎カミホロ荘の、民間活力の導入による再建を町から要請されたのが始まりでした。当時、町としては民間に任せるか廃業かの二者択一を迫られていました。赤字続きの施設でしたので父は悩んでいましたが、「火を消すわけにはいかない」ということで、アラタ工業の関連会社として再出発しました。

つまり、以前は国民宿舎だったが、今は株式会社アラタ工業の関連会社、株式会社カミホロ荘として存続しているということ。そんなわけで、温泉はよくても経営者や経営企業が悪ければ、諦めざるを得ない。カミホロ荘がなくなるのは残念だけど、上富良野に観覧車が建つよりいいかな。でも、ヤクザが絡んでそうで恐い。

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カミホロ荘ボイコット運動に賛同

GakuさんのNEXT ONEにて、カミホロ荘を経営する企業が上富良野に観覧車を建設する計画があることを知った。観覧車からの景観はいいかもしれないが、美瑛の丘の風景には、観覧車のような巨大建造物はどう考えても似つかわしくない。

そんなわけで、上富良野町深山峠、観覧車建設に反対する会の署名に協力し、Gakuさんのカミホロ荘ボイコット運動に賛同。悠らりさんが勧めていたのでカミホロ荘には一度行ってみたかったけど、もう行くのは止めだ。センタースキー部のみなさんも、ご協力お願いします。でも、郵送は面倒だな。

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ビデオ取り込み

ルスツ富良野岳のビデオをようやく取り込み完了。切り貼りしてYouTubeにアップロードも完了。お待たせしました、えすきくん。

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FT Bumble Beeの使用感

今シーズン、ブーツをLANGE BANSHEE 105MFからFT Bumble Beeに乗り換えて、滑走日数6日、うちBCが2日でシール登行も行ったので、第一回目としてここまでの使用感をまとめてみる。ただし、まだキッカーをちゃんと飛んでないので、飛びジブ性能はまだ何とも言えないし、ばんけいナイターがオープンしていないので、シビアなコンディションに対する性能もまだ分からない。

まず、購入時に履いた印象は、とても柔らかくてフニャフニャ。きっと温度が高いからだろうと思ったけれど、こんなんでちゃんと整地を滑れるのか不安だった。一方、柔らかすぎは心配だったけれど、LANGEのブーツのようにピチピチではないので、足のどこも当たる感覚がなくて、熱成形だけで足にぴったりと合わせることができた。

初滑りでLANGEのインソールを流用したのにFTを熱成形し直さなかったせいで、足の甲が締め付けられて痛かったことは問題外として、試着のフニャフニャ感はスキー場でも健在だった。特に驚いたのは、前方向のフレックス。LANGEでは前傾したときに、ある程度傾いたらそれ以上前傾できなくなった。ところが、FTだとその角度からさらにもう一段前傾して前に倒れる。この特徴に慣れる前に、いままでの脛でブーツを押すイメージで滑って、そのまま身体がつんのめってグラトリ軸ズレ360をお見舞いしてスキーが両足とも開放してしまった。

このいう前方向のフレックスのちがいも、慣れてしまえばそれほど気にならなくなった。ルーズさがかえって自分のスタイルに合っているような気もする。もともと素早い切り返しはしない、というかできないので、ファットスキーで適当に滑る場合にFTは相性がいいように思う。

前方向のフレックスの意外なメリットは滑走とは関係なく、スキーを脱いだときの歩きやすさだった。なんと、階段を下りるのがとても楽になった。下の段に足を踏み出したとき、もう一方の足のブーツがかなり前傾するので、踏み出した足が下の段に届くくらいまで後ろ足のソールが床に着いていて安定している。きっと飛びジブでもこの柔らかさは有効なんじゃないだろうか。

FTのもうひとつの特徴は、軽さだと思う。持っても軽かったけれど、履いてみるとやっぱり軽い。普段の荷物も軽くなるし、シール登行のときにも軽く感じた。LANGEの前はGarmontの兼用靴で登っていたので、LANGEで登るようになってブーツが重く感じるようになっていた。ところが、FTに替えてみると、ブーツの重さが全く気にならなくなった。

登るときはバックル全解放なので、フレックスは特に影響はなかったけれど、LANGEは下から二つのバックルはちゃんと締めないと、ブーツの中で足が動いて靴擦れしていたけれど、FTではバックルを締めなくても足が動かなくて、全く靴擦れしなかった。足を締め付けていないので、少し温かい気がする。少しというのは、実は温かさも期待していたからだけど、寒いときはFTでも足が少し冷たかった。LANGEよりマシというだけで、ばんけいナイターではやっぱり冷たくなるかもしれない。

長所の方が目立ったけれど、構造が他のブーツとちがい、バックルもちがうことによる短所もある。何度かバックルに氷が付いて、調整できなくなった。この調整機構は、外からの衝撃で簡単にずれてしまうので、バックルを締め直す度に調整しなくてはいけなくなるよりは、一度バックルを締めたら最後まで外さないのがいいようだ。けれど、凍り付いていなくても普通のバックルよりも調整しづらい。山で滑る準備をするのに手間取ったのは痛かった。手が冷たくなるし、周りにも申し訳ない。慣れかな?

というわけで、評判通りFTは柔らかい、軽い、温かいブーツだった。第二回では、飛びジブ性能と対ばんけいナイター性能を確かめてみる。

関係ないけど、明日滑りに行きた〜い。でも、午後から行くのもな……。ビデオでも取り込もうか。

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安曇野ちひろ美術館

せっかく安曇野へ来たのだから、ちひろ美術館に行ってみたかった。山に近くて景色もいいと聞いていたので、りんご狩りを少しで切り上げて、車で連れて行ってもらった。

ちひろ美術館には10時すぎに着いたのだけど、11月末からの休館間近にも関わらず、たくさんの観光客が訪れていた。観光客は圧倒的に子ども連れが多い。

もらっていた割引券で入場して、急ぎ足で館内を回った。というのも、昼には伯母の友だちと一緒に食事をするので、1時間くらいしか観て回る時間がなかったからだ。展示室1、2のちひろの仕事、人生だけを前の客を追い抜きながら急いで観て、残りはちらっと見るだけで展示室を出た。展示の量が結構多いので、じっくり観るには半日はかかりそうだった。売店の方を少しのぞくと、そろそろ伯母が迎えに戻って来る時間だったので、美術館の外の公園を少しぶらっとした。この日は雨こそ降らないものの、空一面を雲が覆っていて、遅かれ早かれ雨が降り出しそうな空模様だった。期待していた山の景色も、雪化粧をした稜線は、雲との境目もはっきりしないしないまま溶け込んでいるように見えた。

ちひろ美術館

北アルプス

雪山と柿
安曇野に来て印象的だったのが、北海道で見ることのない、柿がなっている光景。

美術館の周りの景色を眺めているうちに、車がやって来た。美術館から10分ほど走ったところに、「」がある。そこでおやきセットを注文した。せっかく信州に来たので、一度はおやきを食べておきたかった。

ここのおやきは、少し前にママンが買って帰って来たので、一番気に入ったオーソドックスな野沢菜のおやきにしてもらった。以前、松本へ来たときにおやきを初めて食べて、こんな美味いものをそれまで知らなかったことに衝撃を受けた。おやきといっても、札幌で食べたことのある、あんこの入っている円い鯛焼のようなおやつではなくて、おにぎりのようなおやきだ。食べごたえもあるし、他のメニューもいっぱいあったので、すっかりお腹が膨れた。

ただ、帰りのあずさの時間がいよいよ迫って来たので、近くの駅まで送ってもらった。駅でザックを背負ったけど、りんごが詰まっていてかなりの重さだ。松本駅まで行って乗り換えだったけれど、駅にいる間に雨が降り始めた。天気がよく保ってくれた。ここからは来たルートをほぼ逆にたどる。あずさで新宿駅まで行き、山手線で品川駅まで、京急線に乗り換えてそのまま羽田まで向った。

安曇野りんご狩りまとめ

11/21
金比羅台から観る朝陽
11/22
北アルプスにため息
初めてのりんご狩り
11/23
早朝安曇野散策
りんご狩り2日目
11/24
産廃施設絶対反対

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2008/12/12上ホロ雪崩事故報告

北海道雪崩研究会にて、2008年12月12日の上ホロカメットク山雪崩事故報告が公開されていた。

2日後の12/14に富良野岳に入ったけれど、ちょうど数日間でまとまった雪が降った直後だった。事故当日は吹雪という天候だったようで、そのまとまった雪が降っている最中に発生した事故らしい。大量の降雪とホワイトアウトは、「立入禁止」のサインだと思おう。

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バド22

実は今年最後のバド。打ち納めだった。

寒い方がえっちなバドができるような気がする。

年明けはばんけいナイターがオープンしてるので、きっとバドのオフシーズンになるんじゃないかという気がする。自分ではよくがんばった方だと思う。素人なりに、打てるようになった。レッスンありがとうございました。

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冬期の燃費低下

ガス代のこともあって、燃費を計算してみた。すると、なんと9.5 km/Lまで燃費が低下していた。まだそんなに下がっているわけじゃないけど、一桁になるとグッと悪くなった気がする。十勝岳温泉まで約300 kmだとすると、約32 Lガソリンを消費。満タンだったメーターが半分になる計算なので、大体去年の様子とも合っている。ガソリンが春のバカみたいに高い値段のままじゃなくてよかった。

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頭掃除

ビデオカメラのヘッドが汚れていて取り込みができなかったので、ヘッドクリーナーを買って来た。日曜日までに取り込みは終わらせようと思うので、もうしばらくお待ちください。

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SUBARUが……

なんとSUBARUがWRCのワークス活動を終了するらしい。HONDAのF1からの撤退も驚いたけど、先月ラリージャパンでインプレッサWRC 2008を見たばっかりなので、もっと驚いた。しかも、SUBARUばかりじゃなくSUZUKIまで休止するらしい。来年ラリージャパンが開催されないような話を聞いていたけれど、こういう伏線があったのかもしれない。結局、最初で最後のラリージャパン観戦になった。

インプレッサは小さくなって勝てる車になったばかりらしいので、残念なニュースだ。WRCからのフィードバックもなくなると、スバル車はトヨタ車になっていってしまうんだろう。

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産廃施設絶対反対

安曇野最終日の11/24の朝、食事の後に部屋の掃除。前の日にもらいすぎたりんごをザックに仕舞うのが大変だった。

冬山重量トレーニング

くぬぎの家を出発してすぐ、カメラを忘れたことに気付いて引き返してもらう。それから中村自然農園へ向かう途中、「産廃反対」の看板が次々と目に入る。

産廃施設絶対反対

守ろう!安曇野の自然

安曇野に産廃の中間処理施設の建設が進んでいるという話は、高尾山の自然をまもる市民の会の会報を読んで知っていた。その中に、中村さんが記事を寄せていたので、おおよそのことは把握していたのだけど、実際に中村さんに聞いてみると、産廃業者は弁護士を立てて裁判で争う方針に決めたらしい。しかも、その弁護士というのが、細木和子の裁判を担当したらしいやり手弁護士だという。安曇野のりんご農家は、自分たちの仕事と自然をまもるために、ヤクザと戦わなくてはいけない。福井の産廃でもそうだったけど、日本はこういう輩をいつまでも野放しにしているから困ったものだ。

幌延に高レベル放射性廃棄物最終処理場ができても、果たして豊富など近くでとれた牛乳を飲みたいと思うだろうか?安曇野のりんごはもっと深刻かもしれない。中村自然農園では農薬すら使っていない。有機肥料による無農薬栽培だ。安心して食べられるりんごを作るために努力を続けている。けれども、結局、この年中村さんは、産廃問題で時間を取られて、作付け面積を減らさざるを得なかったそうだ。

最終日のりんご狩りは、ちひろ美術館へ行くまでの30分だけだった。雨が降らなそうだったので、昼まで作業していようかと思ったけれど、せっかくだからと観光を薦められて、ちひろ美術館へ行くことにした。それまでは、脚立を使って狩りまくり。上の方は熟れ方に関わらず全部穫るらしいので、ガンガン穫った。実は、そろそろ収穫を終えないと、霜でダメになってしまうかもしれないからだった。あと1週間で終わらせたいということだった。少しでも多く穫ろうとがんばった。

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りんご狩り2日目

中村自然農園へ行く前に、伯母の職場の人たちと合流するついでに、喫茶店でコーヒーを飲むことになった。くぬぎの家に泊まった他の人たちと別れて、アザレアギャラリーへ行くと、駐車場には落ち葉で着飾った車が停まっていた。

くぬぎの家
くぬぎの家を出発。

落ち葉のアクセサリー
落ち葉で着飾る。

六年三組
店内には愉快な彫刻が。

アザレアギャラリーというだけあって、面白いものがいろいろと置いてあった。とても帰る値段じゃないし、撮影も禁止なので仕方ない。コーヒーは温泉でいれいているらしかったけど、特に変わったところは無く、普通に美味しかった。

コーヒーを飲み終わって中村自然農園へ着くと、青空の下、収穫で大忙しだった。

収穫で大忙し

前日に大体コツはつかんでいたので、カゴを持って淡々と作業に励んだ。作業に集中しているうちに、気がついたら昼になっていた。はじめは蕎麦を食べに行こうと思っていたけれど、仕出し弁当が当たるということで、素直にご馳走になった。デザートは模擬たてのりんごでとても美味しい。

たわわに実ったリンゴ
とにかく、りんごが零れ落ちそうなほど実っている。

かなり似ているかかし
中村さんに似せて作ったかかしも、今年はもう慣れてしまって効果がないらしい。

食後も黙々とりんご狩りを続けた。天気がいいので、動くとすぐ暑くなった。それでも、だんだん寒くなって来て、ちょうど15時の終了時刻だった。今日もずいぶん働いた。

今夜の食事は従姉の夫婦の家で一緒にとることになっていたので、また常念坊で温泉に入ってから、馬刺を買って従姉の家へ行った。前日も寄ってはとこの寝顔は見ていたけれど、今日はちょうど目を覚まして初めての対面だった。しばらく見つめ合った後、急に大声で泣き出す。生まれてから半年以上経って初めて見た顔に驚いたようだ。一応、同じ血が流れているんだけど。

馬を育てていない安曇野で馬刺というのも変な気はするけれど、美味しかった。従姉の手料理も食べた。最近、なぜか大食いでもないのに、いつもたくさん食べさせられる。成長期な訳でもないけど、相対的に若いと食わされる運命にあるらしい。ありがたいことなので、食べれるときに食べておく。

従姉の旦那さんとも初めてまともに話した気がする。予想以上のジェネレーションギャップに驚いたけど、見た目通り感じのいい人だ。でも、なぜか緊張してしまうのは、トライアスロンで鍛えたオーラが漂っているからだろうか。

くぬぎの家へ戻ると、お腹いっぱいだけど何となく伯母につられてビールを飲んだ。さすがに、2日連続朝から慌ただしかったので、また早く寝てしまった。

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早朝安曇野散策

安曇野2日目の11/23は、伯母に頼んで朝早くに車で近くの観光スポットへ連れて行ってもらった。今朝の安曇野は放射冷却で冷え込み、霜が下りて辺りは真っ白になっていた。川から立ち上った霧が漂っている。見るからに寒そうな中を、はじめに長峰山まで登って行った。車で行けると聞いていたけれど、途中から細い林道になる。路面は霜が下りていて、Fitで登るのは少し大変だった。山頂の駐車場へ着くと、日曜日の7時すぎだというのに、もう何台か車が停まっていた。

霜
車窓から霜が降りた畑をながめていた。

川霧
川霧。

長峰山ではハングライダーをやっているそうで、実際に発射台のような建造物があった。正面の北アルプスに向かって坂を滑り降りて舞い上がるのは、確かに気持ちがよさそうだ。

長峰山から見下ろす安曇野


南の方は何て山があるんだろうか。


秋と冬が混在していた。


水墨画のようだった。

雲に隠れている常念岳
安曇野のシンボルの常念岳は、残念ながら雲に隠れていた。

長峰山に続いて、大王わさび園に連れて行ってもらった。普段は観光客で混んで大変な場所らしいけれど、さすがにこの時間だと人が少なかった。ここには黒澤明が映画で撮影した水車があるというので、観に行ってみた。


秋を感じる。

わさび田
わさび田に朝日が射していた。

道祖神
安曇野の至る所にある道祖神だけど、誰が作ったのかわさび園にも祀ってあった。

散策し終わってくぬぎの家に帰ると、もう朝ご飯をみんな食べ終わるところだった。急いで食事してから、りんご狩りの用意をした。

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初めてのりんご狩り

ランチが済んだら、いよいよ初めてのりんご狩り。当然、やり方が分からないので、伯母に教えてもらった。とはいえ、早々コツが掴めるわけではない。名前は分からないけれど、上に付いている短い枝みたいなのが取れてしまう。これが取れてしまうと、値打ちがグッと下がるらしい。熟れているかどうかの見分けも難しい。赤いかどうかはただの見た目の問題で、尻の部分が飴色に透き通っているのが熟しているそうだ。けれども、光の加減で見え方が変わってしまう。

最初は悩みながらで全然穫ることができなかったけれど、途中からは思い切って穫ることにした。変なのを穫っても、きっと後で外してくれるだろうと開き直って。

もくもくと穫り続けたけれど、作業は15時で終了。太陽が北アルプスの陰に隠れてしまうので、気温が急激に下がる。農園から移動するまで寒かったので、農園を一回り走って来た。軍手も濡れていて冷たい。りんごの上の溝に溜まっていた水で濡れたせいだ。ちなみに、この霜が融けた水がりんごに蜜をつくるそうだ。蜜は甘さには関係ないと聞いて驚いた。中村さんの作業場に移動すると、発送用の箱が山積みになっていた。

この日に手伝う作業はもう終わりなので、伯母と温泉へ行った。常念坊は、中村自然農園から車で15分くらい。温泉宿はちょうど夕食時で、風呂は貸し切り状態だった。身体を動かした後で、身体も冷えていたので温泉がとても気持ちよかった。


農園からの帰りに車の窓から北アルプスの山並みに夕陽があたっているのが見えたけど、何て山かは知らない。

常念坊から10分ほどで、安曇野での宿になる別荘、くぬぎの家へ着いた。もう、ご飯の仕度をしてくれていて、すぐに夕食にありつくことができた。くぬぎの家には、りんご狩りに来た人たちが10人ほど集まっていた。食事をしてお酒を飲んで、会話を楽しんでいたのだけど、早起きして運動して温泉に入って食べて飲んだら当然すぐ眠くなる。2階に寝床の用意をしてもらい、早々と寝ることにした。布団に入るとすぐに眠ってしまった。

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ビギナーズストリートがオープンしてた

札幌国際のビギナーズストリートが土曜日にもうできてたらしい。飛びたくないわけじゃないし、飛びの練習もした方がいいんだろうけど、家計防衛のためにはスキー場へ行くより山へ行かなくては。今シーズンはH多さんが山デビューだし、キッカーも作れるかな。

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上富良野で肉

肉が食いたい。雪山の後はやっぱり肉。H多さんが十勝岳に来たときにいつも寄る肉屋へまず行くことになった。ただ、どこにあるか覚えていないらしいので、H多さんのかすかな記憶を頼りに道路を下って行った。

上富良野なのは確からしく、走っているうちにだんだんと思い出して来たようだった。交差点を曲がってすぐという言葉の通り、道路脇に「山崎のジンギスカン」という看板やらが見えた。店の前に来ても、店の名前はどこに書いているのか分からず、結局、何という店か分からなかった。

えすきくんは車で待っていたけど、H多さんと一緒に店に入った。いつも買って帰るという豚さがりを自分も300 gを二つ買った。1,020円。ジンギスカンがセールで安売りしていたのが気になったけど、切りがないので止めておいた。

その後は、バーデンにいるときに探して見つけた上富良野の焼肉屋の大阪苑。時間が早いせいか誰も来ていなかったけれど、ガッツリ食べるならと薦められたファミリーセット5,500円を注文した。肉が焼けるまでが待ち遠しかったけれど、一旦、食べれるようになると、肉がなくなるまでほとんど無言で食べ続けた。気持ち物足りなかったけれど、これくらいで止めておいた方がいいんだろう。

食べ終わってから、富良野岳で撮影したビデオを見て、富良野岳の新雪を名残惜しみつつ札幌への帰途へ着いた。運転はH多さんなので、あとは気楽に助手席で眠らないようにするだけでいい。とはいえ、札幌までの道のりはやっぱり長い。20時すぎには札幌へ着いたけれど、札幌から富良野は近くない。羊蹄山なら1時間半で行けることを考えると、早く雪が積もって欲しい。

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バーデンかみふらの

富良野岳から下山して、道具の始末を終えて、温泉に行こうとエンジンをかけたH多さん。でも、白銀荘や凌雲閣にはいつも行っているので、目の前にあるバーデンかみふらのへ行ってみることにした。目印としか思っていなくて、これまで一度も行ったことがなかった。

日帰り入浴はちゃんとできて、500円。脱衣所も浴室も狭いけれど、温泉自体はいい感じだった。びっくりしたのは、内風呂から露天風呂に出て行く通路。なんと、内風呂と露天風呂の湯船がつながっていて、水面スレスレに取り付けられているドアを開けて出入りする。こんなの初めてだ。

露天風呂の前は、雪崩回避のためなのか、柵が建てられている。さすがに、凌雲閣や白銀荘のようには十勝連峰の景色はながめられない。とはいえ、湯加減もいいし、身体が冷えていたので、ずっとお湯に浸かっていたい気分だった。

先に上がったH多さんをあまり待たせても悪いので風呂から出ると、脱衣所でH多さんの帽子を発見。ロビーの横のソファーに座って、ご飯をどこで食べようか3人で相談した。食べるところの案内がないか探しに受付へ行くと、今日のコンディションを尋ねられた。まだ雪が少なくてブッシュが多かったと伝えると、意外そうだった。ここ最近でまとまった雪が降って、山のコンディションもいいと思っていたそうだ。バーデンで受付をやっている人だから、やっぱり山へ入るのかと思って訊いてみたら、シール登行ではなくて、スノーシューらしい。道具が高くてそろえられないと言っていた。確かに、自分の板だって、買値は板とビンディング、シールを合わせたら10万円以上。H多さんも10万円近くした。えすきくんの道具は、畏れ多くて値段を訊くのも恐い。

受付の人の話していた、山は競ったりすることがなくて自由で楽しいという言葉には賛成するけど、下手でもいいとは思わない。山で楽しく滑るには、ある程度の技術は必要だし、技術が高くなるほど、悪いコンディションでも楽しめるようになるはず。競うわけじゃないけど、楽しく滑るための技術の向上には、手抜きしない方がいいと思う。

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チャンス

ルスツの帰りに温泉にも食事にも寄らずに真っすぐ札幌へ帰ったのは、H多さんがパドルクラブで山板を物色したいと言い出したからだった。ルスツでは、リフトでもレストランでも、山板の話題が自然と多くなる。えすきくんも自分も仲間が増えるのは歓迎だし、どっちかというと、自分が使ったことのない道具を買ってみて欲しい。自分が使っていいと思ったから薦めるのではなくて、自分が使ったことがなくてよく分からないから、使ってみて欲しいという迷惑な薦め。

H多さんのテンションが下がってしまわないように、ルスツから急いでパドルクラブへ直行した。土曜日の夜なのに、パドルの駐車場はほぼいっぱい。自分たちのようにスキー場から直行している人は多くないだろうけど、スキーばかはたくさんいるようだ。

型落ちパウダー板も結構置いてある。もちろん、できるだけ値段は抑えたいけれど、H多さんに山を楽しんでもらえる道具を探さなくてはいけない。けれども、予算と道具のバランスと2人の勝手な希望の全てを満たす板が、なんと見つかっってしまった。板、ビンディングの相性も値段もまずまず。シールもモヘアが入っていてパドル推薦のcoll-tex。店員にいろいろ質問したので、勉強にもなった。H多さんのためというより、ほとんど自分の興味で聞いていたけど。結果として、H多さんも満足。予算よりも1万円以上安く済んだし、むしろ、羨ましかった。自分が欲しい。

新車の匂い
結果として色のコーディネートもよかった。

H多さんの即決に驚きながらも、無事購入したので、エンサヤさんと悠らりさんはきっと羨ましがるだろうと思って、早速メールで教えてあげた。すると、エンサヤさんは、こともあろうに高級山ジャンの上と高級インナーを購入したと、後からH多さんに聞いた。本人も苦笑いだったようだけど、朝里岳に一緒に行った後だったから、余計に残念。とりあえず、エンサヤさんには、トレッカーの取り付け取り外しを、毎晩練習してもらおう。

モデルや値段とかに関しては、エンサヤさんの気が変わって今シーズン購入することになったときに、売り切れになってないように、非公開にしておこう。まあ、写真を見れば、モデルくらいは分かる人は分かるだろうけど。

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金比羅台から観る朝陽

安曇野へ行く前に高尾に寄ることにしたので、11/21(金)の午後の飛行機に間に合うように、昼の快速エアポートで千歳へ向かった。羽田に15時半には着いたけれど、京急、山手線を乗り継いで新宿に着いたのはもう17時近く。高尾山口まで行く最後の京王線準特急にギリギリ間に合い、なんとか一番安くて一番早いルートで高尾までたどり着くことができた。

高尾の伯父の家はだいたい覚えていたけれど、甲州街道まで迎えに来てくれたので、迷うことなく家に着いた。夕食は伯母が作っておいてくれた物と伯父の手料理でビールを飲む。ちょうどBSでフィギュアスケートのNHK杯を振り返る番組がやっていたので、フィギュアファンの伯父は、珍しくテレビを見ながらの夕食だった。

そんなわけで、それほど話す機会もなかったのだけど、翌日、名古屋大学で開かれる日本科学者会議の集まりには、なんとノーベル賞を受賞した益川さんたちが来て公演するらしかった。正直、りんごと益川さんと物凄く迷ったけれど、あずさのチケットはもう買ってもらっていたので、益川さんはあきらめて、安曇野へ行くことに決めた。ただ、このままでは高尾に寝に来ただけになりそうだったので、翌朝早く起きて高尾山に登ろうと、アラームを5時にセットして寝た。

アラームの音で目覚めると、まだまだ辺りは暗い。冬は札幌とそれほど日の出の時間は変わりないようだ。ヘッドランプは置いて来てしまったので、さすがに身動きが取れない。しばらくベッドでグズグズして電車が何本か通り過ぎて行く音を聞いた後、空が白んで来た頃に起きて出かける準備を始めた。朝ご飯の7時半までに帰って来なければいけないので、もう山頂までは行けない。とりあえず、散歩をしに行くつもりで出かけた。

家から歩いてすぐのところに登山道があるので、そこから暗い山道を足下に気をつけながら歩いた。北海道とちがって、ヒグマが出て来たりしないので、多少暗くても全然気が楽だ。中央道を車が走る騒音を右手に聞きながら、針葉樹の林の尾根を登って行く。しばらく進むと、行く手が明るくなった。上から山道に覆いかぶさるように生えた銀杏の大きな木が、白んで来た空にぼうっと浮かび上がっている。その様子に見とれていると、近くで人の気配がした。目を向けると、カメラを構えた人が立っていた。

そこはちょうど見晴台になっていて、奥に金比羅の社が建っていた。ご来光を待っていたのは3人ほど。自分もその仲間に加わり、日の出を待った。


まだ薄暗い朝。

銀杏並木
RAW現像し忘れてアップしたので、銀杏並木がよく分からない。

金比羅


銀杏の葉がだんだん明るくなって来た。

八王子の朝
朝陽を反射して壁が赤くなる。


日が昇った。

銀杏と朝陽

朝陽に燃える銀杏
燃え燃え。

月と銀杏
まだ、月の時間。

辺りが大分明るくなって来てから、家に向かって来た道を戻り始めた。登山靴ではないので、足を捻らないように注意して下った。家に戻ると朝食の準備の途中だったので、仕度を手伝い、短い朝食を済ませた。二人とも八王子までは一緒なので、高尾駅まで歩いて、そこからJR線で八王子まで。ここで別れ、伯父は新幹線に乗るために新横浜へ。自分はホームを渡ってあずさを待つ。

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08/12/14 富良野岳

もともとはえすきくんと二人っきりで富良野岳へ行くつもりだったけれど、えすきくんがH多さんに声をかけると、思いがけず参加希望の返事があった。そんなわけでルスツへ行く前日に急遽3人で富良野岳へ行くことになった。もちろん、決まったときはH多さんはえすきくんの板を借りる予定だったけれど、新兵器を手に入れてテンションも上がったようだ。自分も富良野岳は富良野岳から3年ぶり3回目なので楽しみだった。

朝里岳の失敗がトラウマになっているわけじゃないけど、道具を慎重に用意して出発が10分遅れた割には、途中で時計を忘れたことに気付いて引き返した。さらに遅れてえすき邸に到着し、2人でH多邸へ向かって、そこで車チェンジ。高速道路を使ったとはいえ、そこはさすがにH多さん。30分の遅れをどんどん取り返して行く。札幌で降っていなかった雪も、岩見沢、三笠、桂沢湖と、富良野へ近づくごとに増えて行った。期待が膨らんだけれど、富良野は雪が降っていなかった。十勝岳温泉への道を登って行くと、そんな不安は吹き飛んだ。富良野岳は山頂まで姿が見えたし、新雪も積もっているようだった。

H多さんのおかげで、8時前にはバーデンの前に到着。朝里岳ではシール忘れたので、シールで登るのは今シーズン初めて。何か忘れていないかと思ったら、やっぱりコンパスを忘れていた。のんびり準備して、8時すぎに出発。砂防ダムのところへ下ると、もう水量は減っていて問題なく渡れそうだ。

渡渉を終えていよいよシールで登る。

いきなりの急登でH多さんは苦戦。体力消耗。その後も、トレースを使わずに進んだせいで、雪不足によるヤブ攻撃に3人とも結構やられてしまった。先行者のトレースに復帰すると、次々と後続が登って来た。先に抜いて行ってもらう。H多さんはいつもからは考えられないほどに疲労しているので、3人は犬(Mix)にも煽られながら登った。犬には敵わないので、ちょうど下界が気の間から見下ろせる少し開けたところで道を譲って休憩していると、気配を察したのか、Mixが戻って来た。行動食を取り出したえすきくんに近寄って行く。飼い主の田中パパさん?もやって来た。遅れて田中ママ?もやって来て、二人+一匹で登って行った。さらに遅れて、H多さんが到着。大体1,200 m地点。

食い物目当てに近寄って来るMix。

休憩を終えてまた登り始めるとすぐに、左側に三段山など向かいの山並みが見えて来た。これから晴れて来ると思うと、テンションも上がって疲れて重くなっていた足取りも軽くなる。

三段山の崖が見える。

この辺りからは、もうヤブで悩まされることもなく、広いジャイアント尾根をひたすら登って行く。後ろを振り返ると、白銀荘やバーデン、凌雲閣も見えた。

この景色の中を滑れるのを楽しみに登っていたけれど、だんだんと雲行きが怪しくなって来た。標高が上がったからというよりは、天気が変わって風が出て来て寒くなったような気がした。雪もちらついて来た。振り返ると、もう下界は雲に遮られて見えなくなった。徐々に着込んで寒さをしのぐ。

もうダメかと思っていたけれど、少し経つと晴れ間が戻って来た。もしかしたらと期待したけれど、やっぱりもう青空は帰って来なかった。1,500 mくらいまで来ると、雪も飛ばされていてシールが利きづらい。初めてのH多さんは滑り落ちながらで辛そうだ。えすきくんが先へ行ってしまったので、遅れてなんとか待っているところまで登って行った。もう少し登ろうかと思ったけれど、H多さんが辛そうなので、1,650 m付近まで登ったところで滑る準備を始めた。

H多さんの手袋が濡れてビショビショらしかったので交換した。準備はみんなゆっくりで、12時に滑り始め。まだヤブが多いので、開けているところまでトラバースして、それぞれカメラも準備して滑った。H多さんにはビデオカメラの撮影を頼んだ。やっぱり雪が少ないようで、雪が飛ばされていないところはいいけれど、そうでないところは堅い。視界も悪いので、標高を下げるまでは楽しくない滑りだった。

初めての板でちょっと戸惑い気味

下りて行くにしたがい、重いけれど全体的に均一に積もっている雪になり、滑りやすくなった。

しばらく沢地形をヤブの間を200 mほど滑り下りて、尾根に向けてトラバースしていったら、ノートラックの開けた斜面を見つけてしまった。けれども、さすがに登り返すのは諦めて、渋々帰ることにした。尾根上はヤブが濃いので、まさにナチュラルパーク。滑走面を大分擦ってしまった。登りのトレースに合流してからは、狭いヤブの間を滑り降りて行くのが怖い。一度道を間違って、ポールごと枝に腕を取られて転んでしまった。幸い手袋から手が抜けたから良かったものの、外れなかったら関節を痛めていたところだ。やっぱり輪っかには手を通さない方がいい。

渡渉ポイントへ戻ったときには、もうヘロヘロだった。慎重に渡って、車まで歩く。H多さんは本当に辛そうだった。14:20に車に到着。H多さんの初めての冬山で、相当しごいてしまった。

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08/12/13 ルスツ

土曜日に一緒に行けそうだったのは、えすきくんとH多さんと自分の3人だけだったので、行き先をいろいろ検討した結果、ルスツへ行くことに決まった。札幌国際は中学生以下ただで混むのが確実。加森はヤクザな料金設定だけど、少し足を伸ばすとなると、コースの面白さからみてルスツくらいしかない。

H多さんは前夜が忘年会なので、えすきくんの送迎でH本邸で車チェンジ。7時に出発したけれど、意外と道路が混んでいる。札幌は全然雪が降っていなかったのに、中山峠からは天気ががらっと変わって雪だった。9時頃ルスツに着くと雪は止んでいて、H多さんの力の偉大さに畏れ入った。

ところが、ルスツはなぜかイースト駐車場が閉鎖中で、ウエストのホテル横駐車場に停めなければ行けなかったので、移動がダルかった。そこで、一度ウエストのクワッドに乗って、そのまま連絡ゴンドラまで滑り降りた。朝イチの整地カービングが気持ちいい。でも、久しぶりの基礎板カービングの横Gに身体が耐えきれずに吹っ飛んでしまった。1本目から転ぶのは久しぶりだけど、30 cmくらいの新雪を圧雪したバーンなので、転んでも全然痛くなかった。

青空と尻別岳
ウエストのクワッドを降りると、青空に尻別岳の姿がきれいだった。

連絡ゴンドラでイーストについてみると、ゴンドラが動いていないので、フードなしのクワッドに乗ったけれど、この日は寒くてフードなしは辛かった。さっさとイゾラに移動して、カービング地獄に堕ちようかと思いきや、コース脇には膝パウダーが待っていた。斜度が緩いけれど、3人とも整地そっちのけでコース脇にダイブ。特に、えすきくんが大はしゃぎで、コース脇に溜まった雪で大きくジャンプして、そのまま深雪に突っ込んで雪と戯れていた。犬になっていた。


羊蹄山は雲を被っていたけれど、尻別岳はイーストからもくっきり。

加森のランチ付き割引パック5,600円に対抗して単価を下げるべく、ひたすら滑りまくった。10本滑って、午前の部を終了。今のところ、(5,600−840)÷10=476円。はじめ晴れていた空も、H多さんがアルコールが残っていて全力が出せなかったのか、だんだんと薄暗くなって来て、雪が降り出してしまった。昼食は、ビデオ撮影の都合でイゾラDを滑ったので、イーストのレストランでとった。ところが、営業初日なのか、メニュー限定で、カレーくらいしか食べる物がない。しかも、カレーは800円で40円余るので、結局、いくらか足して食べることになる。小銭をセコく集めるのはさすが加森。でも、900円のハンバーグカレーは、自分には十分すぎるボリュームだった。

午後はまだ滑っていないコースを潰しながら。思いがけず新雪が残っていて、最初に滑りに来なかったをことをみんな後悔した。といっても、基礎板でパウダーを滑っても、全然物足りないのだけど。一方、いざカービングを始めると、適度な斜度でどこまで行ってもカービングしてしまう。上から下まで休まずに一気に滑り降りてしまうので、太股が辛かった。ルスツカービング地獄の再来だった。コースを1本ずつずれながら滑り、イゾラを1往復し終わってそろそろ帰ろうかという頃、陽射しが戻って来た。気温が低くて、山頂付近には樹氷がずっと残っていた。夕陽を受けて樹氷が輝いている様がきれいだった。


夕陽を受けて樹氷が輝く。

最後に、滑り残していた迂回コースまで滑り尽くして20本以上滑ると、さすがの加森もお手上げだろう。加森との闘いに勝利して、車まで3人で凱旋した。(5,600−840)÷20=238円。


(編集中)

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明日からニセコなだれ情報開始

一時はニセコなだれ情報有料化するかと不安だったけれど、どうやら今年も今まで通り明日から情報を提供してくれるようだ。アンケートに答えてよかった。

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北アルプスにため息

八王子からはほとんどトンネルで、あずさの車窓からの景色はイマイチだ。山梨を越えて隣の客が降りたときに窓の外を見ると、遠くにきれいな形の高い山が、頭だけ出している。一目で富士山だと分かった。内地の人間には、日本を感じるのだろう。

松本には昼すぎに着いた。駅からは遠くに白い山並みが見える。安曇野へ来たことを深く後悔した。札幌に残っていれば、今頃は滑りまくりだったのに。

松本駅

叔母に連絡すると、りんご農園の近くの一日市場駅まで車で迎えに来てくれるそうなので、電車を乗り継いで行った。その電車にちょっとしたカルチャーショックを受ける。元々北海道でも地下鉄以外の電車には、特に、ローカル線には乗らないので、自分でドアを開け閉めするのには驚いた。外は寒いので、中の人のために降りるときはドアを閉めて降りる。

一日市場駅で電車を降りると、ちょうど駅に着いた叔母が待っていた。車に乗せてもらい、そのままりんご農園へ向かった。途中、道に迷った運転がそれほど上手くない叔母は、さりげなく信号無視していたので怖かった。りんご農園は山の側なので、だんだん山が迫って来る。その山には、麓のかなり近くまで雪が下りて来ていて、薄らと雪化粧をしていた。冬と秋が混在している様子がきれいだった。山の美しさに心を奪われているうちに、車は農園に着いていた。

一日市場駅

伯母の知り合いの他にもいろいろな人がりんごもぎに来ていて、ちょうど昼食のカレーライスをみんなで食べるところだった。全然仕事をしていないけれど、一緒にご馳走になった。カレーに入っている豚肉は、ストレスフリーで育てられたブタの肉で、柔らかくて牛肉のように美味しかった。ご飯の玄米もプチプチしていてとても美味しい。青空の下で食べるのも気持ちよかった。

中村自然農園から

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128 bpmの歩み

天気が悪いとき以外は、運動のためにバスに乗らずに歩くことにした。30分ただ歩くのは退屈なので、iPodで音楽を聴きながら。Nike Sports Musicではなけど、歩くテンポに合わせたい。すると、滑りやすい冬道を短い足で歩くには、128 bpmあたりがちょうどいい。でも、プレイリストの中身はナイショ。

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最近の疑惑

最近、H本についての疑惑がいろいろあるらしい。

  1. えすきくんと付き合っている
  2. 二次ヲタ
  3. マザコン
  4. etc ...

まあ、疑惑と言っているのは、エンサヤさんなんだけどね。果たして真相は……。

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たんでぃが たんでぃ

宮古島旅行最後の朝、7時に起きると外は晴れていた。2日間もマンガを読んで過ごしたこともあって、何となく名残惜しい。とりあえず、海の方まで散歩に行った。

朝のサトウキビ畑
まだ風も強くて雲も多いけど、青空が広がった。

佐和田の浜のそばを歩いていると、後からモンちゃんが近づいて来るのに気付いた。散歩しそうな人の気配を感じると、こうやって着いて来るのだそうだ。

追いかけて来たモンちゃん

嵐の跡
風が強かったようだ。

隠れるカニ
ブロックに逃げ込んだのはカニだった。

お散歩コース
モンちゃんは散歩のコースが決まっているのか、堤防の上を歩くのが楽しそうだ。

朝食を食べた後、まーちゃんの宮古民謡を聴いていた。優しい感じで、「びらふやー」を吹き抜けていくそよ風と合わせて心地よかった。もう少し聴いていたかったけれど、宮古島で買い物をしなくてはいけないので、途中、郵便局に寄ってもらってから佐良浜の港まで車で送ってもらった。宮古でもう少しのんびりしたかった。

帰りは高速船で、デッキに出て景色を眺めた。だんだんと伊良部島が遠ざかっていくのを見ていると、何となく切ない気持ちになる。平良港に着くと、タクシーでワイドー市場へ連れて行ってもらった。タクシーの運ちゃんにいろいろ説明してもらいながら、お土産を買い込んだ。泡盛を買い忘れていたので、マックスバリュにも寄ってもらう。

空港までの道のりでは、宮古方言のことをいろいろ聴いた。とにかく、地域によって方言があって、同じものでも呼び方がちがったりするので、言葉でどこの出身か分かるのだそうだ。有名な話では、農家の家に行って父親がどこへ行ったか子どもにたずねると、子どもは「パリへ行った」と答えるのだそうだ。もちろん、パリというのはフランスのパリではなくて、畑の方言。

空港には出発の3時間前には着いた。けれども、さすがに疲れてどこへ行く気もしなかったので、空港でのんびり出発を待った。宮古空港を飛行機が出発する頃、またスコールが降って来ていた。窓からの景色も海は見えるけれど雲が多い。

那覇へ着くと、搭乗口付近には修学旅行生がわんさかいた。小腹が空いたので、今度も沖縄そばを食べたけど、行きに食べたJALの方が美味かった。羽田までの飛行機は、修学旅行生が乗っていたので、機内アナウンスがよく流れる。「電波を発する機器は電源を入れるな」というアナウンスだ。もちろん、携帯電話に依存した高校生のことだから、電源を切ってじっとしていることはできないのだろう。恐ろしい。

荷物を預けてしまったからいいものの、2度も乗り継ぎがあると結構ダルい。しかも、羽田での乗り継ぎは余裕があまりないので、別ルートで搭乗口まで案内された。途中、係員に別の階へ案内されるというハプニングがあったけれど、無事に搭乗口まで到着した。むしろ、飛行機の出発が遅れていて、あまり急ぐ必要もなかったのは皮肉だけど。

羽田から千歳まではこれまで何度も乗ったルート。あとは安心。千歳に着くと、さすがに寒い。バスに急いで乗り込み、そのまま地下鉄福住駅まで。ママンが迎えに来てくれたけど、車までの道には雪が積もっている。やっぱり季節がちがう。というより、ちがう国なんじゃないかと思う。台湾付近からロシア付近へ移動した。どっちも日本じゃなくていいじゃないか。

というわけで、宮古島旅行が終了。お土産の黒糖はシャトラーへ、泡盛となまり節はえすき邸へ。

まとめ
11/6
宮古島へ
宮古島で秋刀魚とか
11/7
長間浜
うえのドイツ文化村
東平安名崎
池間島
伊良部島へ
11/8
屋上で迎えた朝陽
下地島一周
土曜日はもやいの日
11/9
マンガの日
11/10
読書の日2日目
ヤギ汁と児ポ法
11/11
バギーで伊良部島・下地島ツーリング
たこ焼きパーティー

ちなみに、一度も「たんでぃが たんでぃ」って聞いたことがないんだけど、本島にみゃーくつくなんだろうか?

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08/12/7 札幌国際-朝里岳

宮古島旅行の整理がようやく終わったので、腰パウダーについて書いてみよう。

バドのときに山へ誘った悠らりさんが都合がよく、エンサヤさんも行ってみたいということで、えすきくんと4人で札幌国際へ行って来た。初めてなので、朝里岳までのプチバックカントリーで、シール登行の練習と、弱層テストとビーコンの使い方の練習など、一応、やるだけやっておこうと準備した。

7日の札幌は、昨晩から降り続いた雪が10 cmは積もっていた。テンションが上がりまくりで自宅を出発し、6:30にえすき邸、6:40にエンサヤ邸、6:50に悠らり邸という順で回収し、コンビニで行動食を買ってから北回りで札幌国際へ向かった。

途中、えすきくんのビーコンの電池を買うのに銭函のコンビニに寄る。PIEPS DSPは性能は良くても、単4電池3本という中途半端な電源はどうかと思う。まあ、小さなことだけど。

本格的な冬道の運転も、北回りも久しぶりなので、ちょっと緊張しながら運転した。札幌から銭函までは比較的晴れていたけれど、朝里を過ぎてからの山道は、かなりの雪が降りしきっていた。ただ、あまり天気が悪いと山へ入れないので、ちょっと悩ましい。

9時前に札幌国際へ着くと、駐車場はそこそこの場所に車を停めることができた。何より、新雪が積もっているのでテンションが上がる。車の中でみんなで相談して、はじめゲレンデで滑ってから、山へ行くことにした。ザックなどは車に置いたまま、レストランで準備をしてからチケットを買いに行った。ここでも迷ったけれど、結局、値段的にくるトクカードで1日券を買った方が得だということで、みんな1日券を買った。ところが、エンサヤさんは山へ行くつもりでくるトクカードを持って来ていなかったので、悠らりさんが車に置いて来た優待券をダッシュで取りに帰った。

みんなそろってゴンドラに乗って上まで行く。悠らりさんはゲレンデ板も持って来たので、ゴンドラにはツインチップのセミファットとファットがずらりと並ぶ。けれども、なんか板の向きがおかしい。エンサヤさんがえすきくんから借りたフジャティブは、ソールが外を向いている。まあ、これは問題ないとして、悠らりさんのミンクスは、トップが下になっている。確かに、ツインチップなんだから逆向きに滑ることはできるけど、何もゴンドラでフェイキーしなくても……。

スキーの向きが……
ゴンドラでフェイキー。

案の定、悠らりさんはゴンドラからスキーを取り出すのに苦労していた。トップの方が太いんだから、当たり前といえば当たり前。

さすがに朝イチではないので、ゲレンデはもうトラックがたくさん入っている。とはいえ、ダスキンの股パウダーはなかなかのもので、斜度が足りなくて止まってしまうほど。当然、悠らりさんには手強いコンディション。深雪でがんばってボーゲンでターンするので、相当大変そうだった。

ダスキンは斜度がゆるいので、今度はダウンヒルへ行ってみた。こっちはもうみんな滑り尽くしていて、ダスキンほどには深雪が残っていなかった。けれども、まあまあ面白い。この調子でダスキンとダウンヒルを何本か滑っていると、ゴンドラ乗車待ちの列がどんどん長くなって行った。

そろそろゴンドラ待ちもバカバカしくなって来たので、11時に一度休憩して、山へ入る準備をすることにした。そして、ザックを取りに帰ろうとしたとき、大事なことを思い出した。「シールをザックに入れたっけ?」

なんと、山へ行くのにシールを忘れてしまった。もう、テンションは下がりまくり。ゲレンデで一人滑っていようと思っていたけれど、えすきくんがツボで登れ!筋トレしろ!と鬼の様なことを言う。正直なところ、体力的な問題はともかく、シールを忘れた状態で山へ入るのは、リスクマネジメントの上でNGなんじゃないかということが一番気になっていた。

ただ、行き先はスキー場のすぐ裏の朝里岳。それも、ピークを目指すわけではなくて、ちょっと練習するだけだ。少しシールなしで歩いて、ダメそうだったらすぐに引き返そうと思い、ザックを背負ってみんなでゴンドラに乗った。ゲレンデを滑っているときに、山へ入って行く10人くらいのグループを目撃していたので、トレースはちゃんと着いているのは予想していた。とりあえず、ゴンドラを降りてからコルまで下り、そこからシールなしで進んでみた。

案の定、ほんの少しの傾斜でも進むのが大変だ。仕方ないので、ツボでダメなら引き返そうと思い、スキーを脱いでみると、トレースがしっかりしているので、ツボでも大丈夫そうだった。ザックに急いでスキーをくくり付けて準備が終わった。ところが、みんなはシールを取り付けるのに苦労しているのか、なかなかやって来ない。ザックを置いて戻ってみると、思った通りまだ作業の途中だった。まあ、初めてなんだからしょうがない。

それでも、一度履いてしまえば、あとはトレースをたどるだけなので、難しいことはない。ツボの自分よりも楽に登って行く。新雪のせいで、だんだんトレースがずれて来て、足が埋まるようになって来た。途中、2パーティーとすれ違った。どちらも山屋風。気持ちに余裕ができて来たので、エンサヤさんと悠らりさんには軽くラッセルとキックターンの練習もしてもらった。トレースをたどって来て楽していたので、ツボだと腰まで埋まる深雪をラッセルするしんどさに悲鳴を上げていた。

ほどほどの斜面を見つけたので、ある程度上までみんなでトレースを使わせてもらって、そこから自分もスキーを履いてトラバース。適当な場所で、みんなはシールを外して滑る準備をし、自分は早速ピットチェックのためにスコップで穴掘り。

準備中

弱層テスト

秋田谷先生の教え通り、1 m以上掘ってみた。60-70 cmのところに、2日前の雨によるものと思われる堅い層があって、その上にはずっと降り積もった新雪が乗っている。まずはじめに、スノーソーを購入したえすきくんのシャベルポンポンテストから。といっても、えすきくんはやり方をちゃんと覚えていないみたいで、ちょっと頼りないテスト。でも、まあ、30 cmのところに顕著ではないけれど、ひじで弱層らしきズレがあった。

次に、自分がハンドテスト。えすきくんとほぼ同じく、やっぱり30 cmくらいでひじ。目で見てはっきり分かる60-70 cmの弱層は、肩から腰くらいで強かった。その下も無理矢理引っ張ると、さらに10 cmでズレた。続いて、えすきくんはエンサヤさんを、自分は悠らりさんを手伝って、それぞれハンドテストの練習。こういうのは、自分でやるのが一番。弱層でズレる感覚を体験してもらうために、1 mは一緒に掘った。

とりあえず、だいたいの斜面の状態は把握したので、いよいよ滑走開始。このとき、えすきくんはビーコンのスイッチを入れていなかったのに気付いた。自分はというとシールを忘れてビビったので、ビデオカメラは持って来ていない。えすきくんが先に滑って、下から構えるということになった。そして、最初にドロップしたえすきくんから、滑り出した直後に「おお!」という声が聞こえて来た。何か事故があったかと心配したけれど、実は、えすきくんの雄叫びだったようだ。普段静かなえすきくんだけに紛らわしい。

でも、雄叫びをあげるのも無理はない、底付きしない腰上の軽いパウダー。えすきくんの山史上初のパウダーだそうだ。自分が滑るのをわくわくして待っていたのだけど、全くの予想外で、エンサヤさんが撃沈。ずるずると滑って行って、どうやら深雪の中で逆ハの字になって身動きが取れないのだと言う。仕方ないので、前転して抜け出そうとしたけれど、今度は深雪に突っ込んだ状態で抜け出せなくなってもがいている。写真を撮らなかったことを今さら後悔しているけれど、とにかく、本人は雪崩埋没体験をしている心境のようで、どうしようもないらしい。渋々エンサヤさんのところまで滑り降りて、ビンディングを開放して板を外してあげた。両足が自由になると、あとは前転で体勢を回復して、ようやく滑れる状態に戻った。

これで自分も滑れると思って、深雪を登り返して悠らりさんが滑り降りるのを上から見下ろしていると、今度は悠らりさんが転倒して身動きが取れなくなってしまった。がんばって体勢を立て直したものの、どうやら板が外れて見失ってしまったようだ。仕方ないので、悠らりさんの少し上まで滑り降りて、スキーを脱いでポールで悠らりさんの板を探す。勘で辺りを付けた場所にすぐ板が見つかったので、悠らりさんに板を渡して自分も滑る準備をする。もう、ずいぶん滑り降りてしまった。時間も遅いし、エンサヤさんと悠らりさんが来るのを待っているえすきくんはきっと寒いはず。登り返すのは諦めて、そのまま滑り降りた。

そこからは下りトレースをたどり、途中、ショートカットしたりしてゴンドラ降り場まで戻った。レストランで悠らりさんから衝撃的な事実を聞かされた。スコップの柄を落っことしたらしい。買ったばかりなのに。

いろいろトラブルがあったけれど、何とか最初の山スキーを無事終えることができた。そして、粉中毒がエンサヤさんと悠らりさんにも伝染したようだ。よかった、よかった。

粉中毒感染

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たこ焼きパーティー

伊良部島・下地島一周から「びらふやー」へ帰ったのは、もう夕方だった。しばらくダラダラして、19時前からいよいよ「たこ焼きパーティー」開始。全部やってくれるので、食べるだけでいい。たこ焼き器は業務用で、職人のような手際で次々とたこ焼きができあがっていく。たこ焼きは明石焼風らしく、つゆをつけて食べる上品なたこ焼きだ。郷土料理をずいぶん食べていたし、こういう本格的なたこ焼きも初めてだったのでうれしかった。もちろん、味もいい。たこだけじゃなくて、ベーコンやチーズを入れて食べたりした。知らなかったけれど、たこ焼きってそういうものらしい。

たこ焼きパーティー

今晩は「びらふやー」のお客さんは入れ替わっていて、たこ焼きパーティーは6人が参加して、結構賑やかだった。気象情報を見ていて、そろそろ雨が降り始めるというので、ガンちゃんは自転車で先に帰った。その直後、外は雨が降り始めた。宮古島へ来て驚いたのは、こんなに天気予報が当たるものなのだということだった。

たこ焼きパーティーが終わると、シャワーを浴びて布団に入った。もう、ベッドには羽布団が用意されている。まだ気温は20℃以下には下がらないのだけど、宮古も冬は冬らしくなるようだ。実際、慣れてしまうともう夜は寒く感じるし。眠りにつく前に、ゆんたくスペースから音楽が流れて来た。お客の一人のまーちゃんが歌っているようだった。子守唄代わりにして宮古の最後の晩を過ごした。

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バギーで伊良部島・下地島ツーリング

今度はちゃんと眠れたので、7:30に起床。用意してあったパンをトーストにして食べて、冷蔵庫にあった賞味期限切れの牛乳を勝手に温めていただいた。

8:30に「でいご」を出発して、平良からカーフェリーに乗る。波はまだ高く、今度もかなり揺れた。宮古島から伊良部島へ渡る観光客は、強い揺れに驚いていた。きっと、穏やかな波を想像していたに違いない。これが宮古の冬ということだ。

初めは、チャリで回ろうと思っていたけれど、平良へ着くと風が強いので、チャリは止めてバギーをレンタルすることにした。電話でレンタルに迎えに来てもらって、契約書を書いてバギーの動かし方を一通り教えてもらってから、ひとまず今晩の宿の「びらふやー」まで向かった。

初バギー

もちろん、バギーに乗るのは初めて。原付にも乗ったことがないので、身体がむき出しの状態で乗り物に乗るのが恐い。バギーはエンジン音もうるさいし、振動もものすごい。スピードは出してもせいぜい40 km/hなのだけど、初めてなので30 km/h出すのも恐ろしい。ゆっくり運転するガンちゃんに泣きそうになりながら着いて行った。

「びらふやー」に荷物を置いたときに、今晩の「たこ焼きパーティーに」誘われた。出発しようとしたけれど、ガンちゃんが凄まじい音を立ててエンストした。アクセル全開でクラッチを繋いだからのようだ。それから一度さしばの里へ寄ってから、渡口の浜を通って伊良部島の海岸線を佐良浜まで走った。

渡口の浜を過ぎたところで、観光バスに煽られるのが怖かった。こっちは40 km/hが精一杯なのだから、抜きたいならさっさと抜いてくれ。観光バスが追い越して行ってからしばらくすると、今度はガンちゃんのバギーが坂を登れなくて、足で漕いで進むという有様。風が強いというよりも、バギーのチューニングの問題なのだろうか。佐良浜の坂道も登れなくて、苦労してようやく「笑場」に着いた。

2日前の夜はもやいのせいで入れなかったけれど、平日の昼だったので大丈夫だった。パパイヤチャンプルー定食とアーサのかき揚げを注文した。せっかく宮古まで来たのだから、こうやって郷土料理を食べるのが一番うれしい。

食べ終わってバギーに乗るのだけど、ガンちゃんはバックできないので、バギーを持ち上げて方向転換する。持てない重さではないので、下手に事故るよりは無難だ。それから西海岸を目指す。西海岸といっても、「西」ではなく北だ。つまり、伊良部島の北海岸。伊良部島では方位が時計回りに90度回転していることを、「笑場」のにいにいから聞いた。太陽が上って来る東のことを「上がる」と呼び、西のことを「入る」と呼ぶ。宮古の人は晩に酒を飲んで目を覚ましたらもう昼で、そのときちょうど太陽がある南が「東」で、北が「西」なのではないだろうかというガンちゃんの話だ。真相はよく知らない。

向かって来る強風の中をフナウサギバナタ展望台までバギーで走った。宮古の市鳥さしばを象った展望台から顔を出すと、物凄い風が吹き付けるので、身動きも取れないほどだ。昨日の晩に、携帯電話で録音した音声をパソコンに送る方法を教えてもらったガンちゃんは、久しぶりにガンジャジーラ放送の収録をしていた。

フナウサギバナタから

次に、展望台からすぐそばの白鳥岬へバギーで走って行った。海岸の側まで下りて行くと、岩に波がぶつかって高い波飛沫が舞い上がる。一見すると東映の波のようだけれど、色がちがう。エメラルドグリーンの波だった。

白鳥岬から
展望台のさしばが見える。

西海岸

白鳥岬の入り江
波がエメラルドグリーン。

西海岸から海岸線を周り、佐和田の浜を通り過ぎて下地空港の滑走路まで行った。そのとき、なぜか自分のバギーがエンストしてしまった。ガンちゃんのバギーと交換すると、なぜかガンちゃんだと動き始めた。相性があるのだろうか。

通り池には3日前に来たけれど、もう一度行ってみた。今度は少し置くまで歩くと、波で削られて洞窟のようになった地形がいくつも続く海岸が見えた。

珊瑚でできた海岸が続く

通り池を見終わって駐車場に戻ると、ギターを弾いていた屋台のおじいからさとうきびジュースを買って飲んだ。おじいは丸吉商事の人で、黒糖も売っていたのでお土産に買った。おじいの話では、宮古では海んちゅはダイバーたちが海を荒らすので、使用料を取ることで海を守っているということだった。一部のダイバーからはこういう行為は嫌われるのかもしれないけれど、きれいな自然を求めてやって来る観光客によって、その自然が汚くされたのでは仕方ない。自然を守ることは、漁業ばかりでなく観光にとっても大事なことだ。こういう努力によって、本島や石垣島などよりもきれいな海が守られているそうだ。こういう考え方が、北海道にも必要なのだけど。

帯岩という名所もあるらしいけど、前回下地島を回ったときは、どこにあるか見つけられなかった。それもそのはず、小さな標識しかない。ガンちゃんに案内してもらって、帯岩が見えてくると、帯岩よりも変な鳥居が気になった。他の場所でも鳥居が気になった。本来、宮古にあるはずのない鳥居がどうしてこんなにいろいろなところにあるのか。日本の沖縄同化政策の一環らしいけれど、ここの鳥居は変な地権者の新興宗教だと聞いた。

帯岩

この大きな岩も、明和の大津波で打ち上げられたものらしい。もともとはたくさんあったこうした岩も、空港を作るために壊されたそうだ。一番大きかったのが帯岩で、これだけ残されたらしい。

帯岩の向こうの入り江

中の島湾へも寄った。標識には英語表記もあった。「Nakano Island The Beach」。

中の島湾

中の島湾を出発してから雨が降って来た。びしょびしょになりながらバギーで走って、何とか渡口の浜食堂まで着いたので、バギーを降りて中で休んだ。カッパを着ていたからまだいいものの、ガンちゃんはびしょ濡れだった。にもかかわらず、アイスコーヒーを頼むので、自分も付き合ってアイスコーヒーを飲んでいたら、今度はアイスまで買い始めた。雨に濡れて身体が冷えているので、あんなものまで食べたら腹を壊すと思ったけれど、結局、美味そうだったので自分も食べた。進駐軍が置いて行ったブルーシールというアイスクリームで、さとうきび味が美味かった。

渡口の浜
島を挟んで風下にある渡口の浜は、波が穏やかだった。

途中で内陸へ登って行き、サトウキビ畑の間をグルグル走っていると、北の空がどんよりと雲行きが怪しくなって来た。スコールが来る前に牧山展望台へたどり着きたかった、急いで駐車場に車を停めて展望台へ登ると、黒い雲がみるみる近づいて来て、すぐに雨が降って来た。風が強いので横殴りの雨だ。

スコールが迫る牧山展望台から

南東方向の海を見ると、伊良部大橋の建設現場が見渡せる。ここに橋ができれば、佐良浜には船がいらなくなるということ。不便な伊良部島や下地島からは宮古島へ人が流れて、ますます不便になるに違いない。この伊良部大橋のうたい文句は「日本一長い無料の橋」だそうだ。この橋を造るためには道路特定財源が不可欠なので、地元の土建会社と利権を分け合う議員たちは、何が何でも一般財源化には反対というわけだ。船がなくなるというのに、平良港の整備も行われている。本島のように宮古の美しい自然が公共事業によって破壊されて行く。宮古を取り巻く状況は、北海道とあまりに似ていて痛いほどだ。

伊良部大橋建設中

雨が弱まった隙に、急いでバギーを返しに行った。帰りは「びらふやー」まで送ってもらったので、とても助かった。

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ヤギ汁と児ポ法

天気予報どおりに、15時には雨が上がった。15:30にはガンちゃんが迎えに来たので、一緒にバスで佐良浜まで行った。高速船の時間に合わなかったので、平良へはフェリーで行った。宮古に来た日から3日ほどは真夏のような天気だったけれど、その翌日からは強い北東風がずっと止まない。海も荒れていて、波が高い。高速船なら10分のところ、フェリーでは30分かかる。寝っ転がっていたからまだいいものの、船の揺れがずっと続いたので、少し船酔いした。

荷物が邪魔なので、今夜も泊まる「でいご」に置きに行った。けれど、誰もいない。とりあえず、泊まることは前回伝えてあるので、ゲストブックにメッセージを残してから、ドミトリーに荷物を置いて「でいご」を出た。

今夜の飲みの会場は、歩いて5分ほどの「たけのこ」。飲みといっても、予定していた参加者が次々にいなくなって、結局、ともさんと3人だけになってしまった。3次元に不戦勝。18時の開店時間ちょうどに着いたけれど、しばらく店は開かなかった。

初め二人だけだったので、先に入ってとりあえずビールを頼んだ。ここへ来たのは「ヤギ汁」を食べるため。ヤギ汁の他にも、お通しがたくさん出て来る。宮古では量が少ないと客が来ないとかで、とにかくどこで食べても量が多い。

ヤギ汁が運ばれて来た頃、少し遅れてともさんが現れた。ヤギ汁は思っていたほど癖がなかった。ないちゃー向けにアレンジされているそうだ。羊の肉に慣れていれば、そんなに気にならないとは言われていたし、全く気にならなかった。牛のテールスープと三平汁の中間のような食べ物だ。骨が気になるけれど、コクがあって美味しかった。

やぎ汁

ビールの後は、ひたすら烏龍茶(サンピン茶?)を飲みまくり、児ポ法などについて語り続けた。「2児ポ規制は思想信条の自由の侵害」という某社民党議員の主張もさることながら、2児ポ規制は日本文化の否定だろう。手塚治虫から続く「萌え」文化を否定して、この世界でどうやって日本文化が生き残って行くことができるだろうか。2児ポを生理的に拒否するおばちゃん有権者には、そういう切り口でアピールするのがいいんじゃないかということになったんだっけな。

コミケなど以外では3次元世界で団結することが考えられなかった二次ヲタの人たちが、署名活動を行っているそうだ。超次元政治運動へと発展しているよう模様。共謀罪と同様に恐ろしさを感じる児ポ法。かつての治安維持法のように、でっちあげで反体制の人間が取り締まられる。2児ポ所持で逮捕されたとなれば、たとえ濡れ衣だったとしても、社会的に抹殺されたも同然。繁華街で外国人が、麻薬に代わって2児ポのサンプルを売り歩く姿を想像すると、背筋が凍るようだ。

結局、酒を飲まずに5時間も話し続けて、ようやく帰ることになった。「でいご」に戻ってシャワーを浴びた後、今度は扇風機も蚊取り線香もしっかりセットして寝床に着いた。とはいえ、こっちの気温にも身体が慣れて、25℃をきると寒く感じるようになってきた。札幌へ帰るのが心配だ。

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読書の日2日目

5日目の11/10(月)も雨。5時に目が覚めてトイレに起きる。6:30にまた目が覚めてトイレに行く。宮古に来てからトイレが近くなった。暑くて新陳代謝が活発になっているのだろうか。

携帯電話にはメールの着信があったので見てみると、エンサヤさんからだった。宮古に来ているのに気付いたようで、悔しがっていた。まあ、泳げないから海には一度も入っていなかったけれど。

天気予報を調べると、15時までは雨だった。朝食もいただくことにした。みそ汁と、白米にクース味噌や納豆味噌を付けて食べた。

「びらふやー」は12月から休みで、来シーズンが始まったら再開するらしいけれど、夏は休みにするということだった。というのは、2009/7/22には皆既日食を観に行くかららしい。そこで、皆既日食の本を見せてもらった。その名も、「皆既日食ハンターズガイド」。初めて知ったのだけど、毛利さんは北海道で皆既日食を見たことがきっかけで、宇宙飛行士を志したそうだ。とにかく、皆既日食前後の気配は他に例え用のない雰囲気なのだそうだ。来年を逃すと、日本で見れるのはずっと先。見てみたい気はするけれど、日本といっても屋久島以南なんだよな。

「2001夜物語」は読み終わってしまったので、同じく星野之宣の「ヤマタイカ」を読み始めた。物語はちょうど沖縄から始まるので、引き込まれてしまった。

Bookヤマタイカ (第1巻) (潮ビジュアル文庫)

著者:星野 之宣
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「ヤマタイカ」を夢中になって読んでいるうちに昼になったので、まだ残っているカレーをいただいた。北海道からのお土産で昼飯代がただでご馳走になったのでラッキー。しかも、美味しいコーヒーまでもらえた。

ガンちゃんと連絡を取ろうとして驚いた。携帯電話の電波の受信が悪いので、比較的いい窓際に置いていたら、えらいことになっていたのだけど、携帯電話からアリさんが次々出て来る。どうやら、中にたくさん入り込んでしまったようだ。多少の防水はあっても、防虫は無理らしい。

アリが携帯電話に住み着いた

主人の帰りを待つ
飼い主の帰りを待つモンちゃん。

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マンガの日

宮古島旅行4日目は、朝から雨だった。散歩にも行けないので、ダラダラしていた。昨日の夜のために作っておいてくれた宮古産ナスの玄米カレーがまだ残っていたので、みんなで分けて食べた。その後は、雷太さんに薦められた「2001夜物語」をひたすら読み続けた。

2001夜物語 (Vol.1) (Action comics)Book2001夜物語 (Vol.1) (Action comics)

著者:星野 之宣
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宮古まで来てマンガを読んで過ごすのもバカだと思ったけれど、天気が悪くてどこへも行けないのだから仕方がない。何より、マンガが面白かった。まさか、こんな出会いがあるとは予想もしなかった。

雨の伊良部島
外は強い風と雨。

昼になると、少し雨が弱くなった。実は、伊良部島には昼ご飯を食べれる店が、「まるよし」くらいしかない。菓子パンを買って食べるのは嫌だったので、自転車を借りて「まるよし」まで急いだ。というのも、「まるよし」は13:30で昼の営業を止めてしまうし、たまに気分で早く止めてしまうこともあるそうだったので。

幸い、10分前には着いたので、おすすめの「ナス味噌炒め定食」を注文した。これもなかなか美味かった。食べ終わって14時に外へ出ると、悲しいことに雨が再び強く降り始めていた。しばらく店の前で雨が弱くなるのを待っていたけれど、全く弱まる気配がない。あきらめて、濡れながら自転車を漕いで「びらふやー」に戻った。

再びマンガを読み始めたけれど、眠いのでベッドに横になって読んでいたら、そのまま昼寝してしまった。目が覚めたので、起きてゆんたくスペースで泡盛をちびちびやりながらマンガを読んだ。つまみはお土産で持って行った鮭トバ。

17時すぎに雷太さんたちが帰って来た。今晩は出かける予定がないので、玄米定食をいただくことにした。19時くらいに夕食ができあがって、みんなで一緒に食事。もずくとカブの豆乳煮、真空菜とエノキとエリンギのお浸し。美味しかった。

食べ終わったら、寝るまでずっとマンガ。今日はマンガの日。

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土曜日はもやいの日

下地島一周から「びらふやー」に帰ると、他のお客さんとおやつを食べながら雑談をした。みいちゃんがみんなにドラゴンフルーツをご馳走してくれた。食べるのはこれが初めて。果肉はピンクで、食べるのには勇気が必要だったけれど、見た目の割にあっさりと美味しかった。

初めてのドラゴンフルーツ

さすがに、下地島と伊良部島をずいぶんチャリで走って疲れたので、おやつを食べ終わると眠くなって来た。結局、耐えられなくなって昼寝。

夕方、「びらふやー」の雷太さん夫婦がイベントに参加するために出かけた後、ガンちゃんがタクシーで迎えに来てくれたので、「笑場」へ晩ご飯を食べに行った。ところが、店は予約でいっぱい。土曜日は「もやい」のため、飲み屋はどこも満席。「笑場」のにいにいが他の店まで車で連れて行ってくれるたけど、そこも満席。仕方がないので、結局、佐和田まで戻って、「いなうの郷」へ送ってもらった。

そこでゴーヤーチャンプルー定食とグルクンの唐揚げを注文して、ガンちゃんの職場の先輩が来るのを待った。車で到着したたらさんは、とても面白い人だった。与那国島でヒッピーたちと暮らしていたというのには驚いた。

伊良部島も飲酒運転ができなくなったので、たらさんの車を運転してくれるのはペーパーよりも運転が下手なガンちゃん。早速エンスト。助手席に乗っているのが怖い。もちろんシートベルトはがっちりと締めているけど、さとうきび畑に落ちたら大変そうだ。そういえば、さとうきび畑からヤシガニが歩いて来たのが車から見えた。それから、ドキドキしながらも、なんとか「びらふやー」まで送ってもらった。

シャワーを浴びて、洗濯物を干してベッドに入ると、前日より涼しいせいか、疲れていたせいか、すぐに眠りについた。ところが、夜中、2時頃に雨の気配で目が覚めた。外は嵐だった。慌てて洗濯物を取り込んだけれど、すでにびしょびしょ。雫が床を濡らさないようにして干してから、ベッドに戻った。

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下地島一周

宮古島旅行3日目の11/8(土)は、チャリで下地島一周。朝レンタルサイクルを500円でお願いし、少しでも早く出発して雨が降り出すまでに回ってしまおうと思い、8時前に急いで出発した。

最初に、「びらふやー」のすぐ目の前に広がる佐和田の浜へ向かった。ガイドで読んだ通り、大小さまざまな岩が転々としている。1771年の「明和の大津波」によるものらしい。その浜に、白い姿が見えるのは、シギのようだ。

佐和田の浜

食事中

佐和田の浜の海岸線に沿った道路を進み、適当なところで浜に出ながら進んで行った。

岩が点々と

下地空港の滑走路の横を走っていると、後から続けざまに車が追い越して行って、先で止まった。どうやら、滑走路脇の浅瀬は釣り場のようだ。魚垣と呼ばれる漁の跡もある。

魚垣(カツ)

滑走路の西へ回ると、再びきれいな海が続くのが見えるようになった。

そこからしばらくは、うっそうと茂る林の中を進んだ。何か生き物が飛び出して来はしないかと怖かったけれど、生き物はチョウくらいだった。

さらに進むと、ダイビングスポットでもあるらしい「通り池」の標識が出て来た。駐車場も整備されていて、自転車を停めて歩いて行った。通り池というのは、二つの池が地下でつながっているものらしい。潜れないので確認はできないけれど。

通り池
東側の池。

通り池
西側の池。

それからまたしばらく進むと、「中の島」の標識が見えて来た。ここもダイビングスポットの入り江だそうだ。ちょうと船が浮いていたし、浜にはダイビング客の荷物も置いてあった。

中の島湾

下地島の南側をぐるっと回って行くと、途中でさらに南側に農道が続いていた。地図を見ると行けそうだったので、そのまま進んで行ってみた。

農道の周りはずっとサトウキビ畑。風にざわざわと揺れている。

サトウキビ畑

農道から復帰してからしばらく道路を進むと、右手に渡口の浜への入口が現れる。自転車では進みづらい砂の道を行くと、青い海が見えて来た。サングラスをしているからいいものの、白い砂からの照り返しはかなりまぶしい。

渡口の浜

渡口の浜でのんびりしていると、観光バスが乗り付けて来て、観光客がぞろぞろとやって来た。他所へ行こうとしていると、水の中に青い魚がたくさん泳いでいるのを見つけた。

「渡口の浜食堂」の脇までチャリで移動して、もう一度浜へ出てみた。足下の砂には、貝殻や珊瑚がたくさん転がっている。岸壁もよく見ると珊瑚だ。そして、もちろん海はエメラルドグリーン。

でかいイカではない
一瞬、巨大なイカの死骸かと思った。

渡口の浜

チャリでこのまま伊良部島まで一周するのは大変なので、長山港の辺りまで行ってから、内陸へ道を折れた。ところが、ここからがしんどかった。飲み物も食べ物も少ししか持って来ていなかったし、海岸線とはうってかわって、上り坂には風が吹かないので、上からの陽射しにもろに焼かれる。こんなに暑い中、自転車を漕いで坂を上るのは身体に応える。

内陸はみんなさとうきび畑だった。さとうきび畑の間をどこまでも道が続いているように見えた。

坂を登り切ってからしばらく進むと、何となく気になって風上の方を振り返った。すると、入道雲らしいのがゆっくりと迫って来ているように見えた。

入道雲が追いかけて来る

どこまでも続くサトウキビ畑

さすがに、もう空腹でしんどいので、街へ下りて行って食事することにした。ところが、なかなか店が見つからない。「民宿 まるよし」が良さそうだったけれど、雨が降る前にできるだけ「びらふやー」に近づいておきたかったので、きっと佐和田の方へ行けば他にも店があるかもしれないと、楽観的に考えてそのまま走った。ところが、行けども行けども食堂は見つからず、結局、「まるよし」まで戻って中へ入った。

郷土料理も食べられるようになっていたので、おすすめの「肉そば」を注文した。ここでそばといえば、もちろん宮古そば。沖縄そばよりも細めの麺で、たっぷりに具と野菜が入っている。クースをかけて食べるととても美味い。空腹も作用して、がつがつと平らげた。さすがに量が多かったので、自転車にまたがると、前傾するのが辛かった。

それから佐和田へ戻ったけれど、まだ天気が持ちそうなので、佐和田の浜の側にあった丸吉商事でさとうきびアイスキャンデーを食べることにした。朝前を通ったときに、幟が気になっていたので。

手にしたものは、さとうきびのジュースを型に入れて、そこへ割り箸を刺してそのまま凍らせただけのシンプルなものだった。味もシンプル。さとうきびジュースと全く同じ。素朴な味だった。

さとうきびアイスキャンデー

アイスキャンデーを食べていると、パラパラと雨が降り出した。ガンちゃんの行った通り、14時に雨が降って来て驚いた。天気予報がこんなに当たると思っていなかった。幸い、雨は降り続く様子がなかったので、晴れ間に急いで「びらふやー」へ戻った。

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屋上で迎えた朝陽

前浜ビーチの夕陽がきれいだったのだから、伊良部島の朝陽もきれいなはずだと思って、目覚ましは6時にセットしていた。夜中に何度も目が覚めたのでまだ寝ていたかったけれど、二度と見れないかもしれない伊良部島の朝の景色なので、思い切って外へ飛び出した。というのも、翌日からは雨の予報で、一気に季節が進みそうだったから。

外へ出るとまだ薄暗かったけれど、辺りを見回すと朝陽にうっすらと染まっている。前日に屋上へ案内してもらっていたので、上に登ってみた。階段を上り切ると、正面には朝焼けが広がっていた。低い雲が朝陽を遮って履いたけれど、電線越しに見える朝焼けもきれいだった。

屋上から見上げる朝焼け

朝陽に気を取られる間もなく、生き物の気配に気付いて身構えた。「びらふやー」の飼い犬のモンちゃんが、どうやら屋上で寝ていたようで、こちらの気配で目覚めて近寄って来た。突然の闖入者に警戒していたけれど、カメラを構えてじっとしている自分を見て、警戒を解いたらしい。

モンちゃんと朝焼けを見つめる

空はだんだんと明るくなり、オレンジ色に染まっていた雲も、しだいに本来の色に近づいて行った。雨が降り始める前に、下地島を一周してしまわなければ。

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伊良部島へ

宮古島旅行の2晩目の宿は、伊良部島のゲストハウス「びらふやー」。平良港でJALのおばちゃんの愚痴を聞いてから、高速船のスーパーライナーはやてで伊良部島へ渡った。デッキからは、建設中の伊良部大橋が遠くに見えた。橋が完成すると、いずれこの連絡船もなくなるのだろう。

伊良部島へは10分程度と思った以上に早く着いた。港へは「びらふやー」の雷太さんが車で迎えに来てくれたので、ガンちゃんのチャリも一緒に連れて行ってもらった。

「びらふやー」には、自分たちの他に2組ほど客がいた。しばらくそこで話をした後、18時くらいにタクシーを呼んでもらって、そのままガンちゃんの友だちのともさんのところへ行った。そこからともさんの車に乗せてもらって、夕食を食べに行った。というのも、3人とも酒は飲めないので、居酒屋に行ってひらすら烏龍茶を飲み続けた。

2次元+魔法使い×2のすごい取り合わせで、酒を一滴も飲まずに喪の世界について語り続けるというすごい時間だった。チャンプルーなどの夕食を一通り食べ終わったら、酒を全く注文しない金にならない客にも、ちゃんとお茶を持って来てくれるいい店だった。けれども、店の名前を思い出せない。

とりあえず、電波男を読まなきゃいけないと思った。

電波男 (講談社文庫)Book電波男 (講談社文庫)

著者:本田 透
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帰りはともさんに「びらふやー」まで送ってもらった。シャワーを使わせてもらい、汗を流してからベッドに入ったのだけど、なかなか寝れない。暑くて扇風機を付けているけれど、そのせいかなんなのか眠りが浅い。しかも、烏龍茶を飲み過ぎたせいなのか、目が覚める度にトイレに行きたくなる。年寄りのように夜中に何度もトイレに通い、2日続けて寝不足気味だった。

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池間島

昼近くなって、朝食も早かったので、そろそろ昼食を食べたくなって来た。ところが、宮古島一周するにも、まだ半分も回ってない。東平安名崎から少し戻ったところの食堂へ行くのは途中で止めて、次の目的地の池間島に近い食堂で食べることに決めた。

カーナビを見ながら農道を走って、今度は宮古島の北側の海岸線を走る道路へ出た。そこから少し速めのペースで走り、30ちょっとで食堂へ着いた。

食堂の名前を忘れてしまったけれど、店の名前が付いた丼があった。初めはそれにしようかと思ったけれど、ガンちゃんが磯丼を注文したので、自分も釣られて頼んだ。出て来た磯丼は、宮古の磯丼らしく、海ぶどうが入っていた。磯丼だからいくらが乗っているのだろうけど、さすがに宮古島でいくらというのは、さんまと同じくらいに奇妙に感じた。そういえば、昨晩はジンギスカンも食べたっけ。いろいろ文句を言っているけれど、ちゃんと美味かった。メインの具はたこで、とにかくボリュームもあって、全部食べると腹が苦しかった。

磯丼
磯丼は重かった。

あまりのんびりしていると、池間島のグラスボートの出航時間に間に合わなくなるので、慌てて車に乗って出発した。食堂から池間島はすぐだった。池間島へも立派は池間大橋を渡って行く。池間漁港へ着くと、ちょうどグラスボートが出るところだったので、急いでチケットを買って乗り込んだ。小さな子どもを連れた夫婦も一緒だった。

昼の陽射しはキツかったけれど、海の上を進む船には潮風が涼しく感じられて気持ちいい。池間漁港から出た船は、エメラルドグリーンの海をしばらく池間大橋へ向けて進む。こんな色の海を見慣れない人間にとっては、十分にきれいな景色なのだけど、船頭さんが曰く、ここは死んだ海なのだそうだ。船はさらに進んで、黒潮が流れる生きた海へ向かう。

池間大橋
池間大橋。

船頭さんが合図をして船がゆっくりになると、船底のガラス窓から珊瑚が見えて来た。平べったくて丸いテーブル珊瑚の周りを、きれいな色の小さな魚が泳いでいる。きっと、ダイビングする人たちは、こういうのを間近で見れるのだろう。やっぱり、沖縄には泳げるようになってから来るべきだと思った。

一旦船は移動して、ウミガメが昼寝をしているところへ連れて行ってくれるということだった。少し場所を変えてから止まった船から下をのぞくと、ガンちゃんたちにはウミガメが見えたらしいけど、角度が悪いのか、全然気付かなかった。何度か上を通り過ぎてもらうと、ようやく姿を見ることができた。確かに、じっとしていて動かない。周囲と一体化していて、言われないと気付かない。

その後、青い珊瑚がある場所へ連れて行ってくれた。ここまで来るまでも、先っぽが青い珊瑚はちらちらと生えていたけれど、今度は全体が青い珊瑚がたくさん生えていた。その珊瑚の周りにも、たくさん小魚が泳いでいる。本当はもう少し早い時間帯の方が、太陽の角度の都合でもっときれいに見えるそうだ。いい時間にまた来いということだった。

遊覧の時間も終わって、大神島を眺めながら池間漁港へ戻った。

大神島
大神島。

池間漁港からは車で真っすぐ平良市内へ帰った。「サンエー」でサングラスと海パンを購入。ガソリンスタンドに寄って満タンにしてから、沖縄レンタカーへ行って車を返した。その後、平良港まで送ってもらう。

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東平安名崎

ドイツ文化村を出発して、さらに東へ進む。東の端まで行くと、東平安名崎へたどり着く。細長い岬に作られた道路を灯台へ向けて進んで行くと、屋台が出ている駐車場が見えてくる。ここに車を停めて、屋台でさとうきびジュースを飲む。目の前でさとうきびを搾り、その汁に氷を入れただけの素朴なジュース。これがさっぱりとした甘さでとても美味しい。

屋台のおばちゃんとしばらく話してから、灯台に登ってみた。岬を歩いているときは気付かなかったけれど、岬の両側にはコバルトブルーのきれいな海が広がっていた。

平安名埼灯台から

平安名埼灯台

トイレはすごいことになっていた。詰まって便器から水が漏れていて、トイレの中が水浸し。観光地なんだから、ちゃんとして欲しい。

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うえのドイツ文化村

来間島から宮古島へ戻り、東へ向けて車を走らせる。5分ほどで、「うえのドイツ文化村」へ着いた。

車が走っているうちは風があるからまだましだけど、車から外へ出ると、陽射しが刺すようで痛いほどに暑い。11月の陽射しとは思えない。急いで門をくぐって、中へ入った。

うえのドイツ文化村

そもそも、「どうして宮古島でドイツ?」というのが疑問。とりあえず、ドイツの首相もここへ来たことがあるそうだ。

ドイツ連邦共和国首相来島記念碑
シュレーダーが来た。


マルクスブルグ城?を再現しているそうだ。

この城の中が博物館になっている。中へ入ると、ドイツの中世から比較的最近までの生活様式を紹介した展示や、「どうして宮古島にドイツ文化村があるのか」の説明があった。要は、明治維新の頃に漂着したドイツ人を助けたことから、交流が生まれたということらしい。とはいえ、北海道のテーマパークはどうかと思うけれど、こういう建物なら北海道の方が合いそうだ。エメラルドグリーンの美しい海の側にそびえるドイツの古城というのは、違和感がありすぎる。

展示を一通り見てから受付まで戻ると、さっき建物の前で掃除をしていたねえねえが受付に立っていた。そこでしばらく雑談。とにかく、宮古島の人たちは酒飲みらしい。宮古島では方言も気質も地域によってちがうようだ。生まれて来る子どもの名前のアイデアを訊かれたけれど、一文字で三音の名前という条件を満たす答えが見つからなかった。とりあえず、酒が弱いし泳げない自分には、宮古島に住むのは大変だろうと思った。

チケットはキンダーハウスとの共通券を買ったので、一応、そっちも見てみる。博物館を出ると暑いので、日向では急ぎ足だ。キンダーハウスは名前の通り、子ども向けの施設のようだった。なぜか、そのキンダーハウスには、ベルリンの壁も展示されていた。

ベルリンの壁

いろいろと不思議なドイツ文化村だけど、新しい施設も作っているようだし、客も少しは来ているようなので、まあ、よかった。

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長間浜

寝不足で辛かったけれど、6時過ぎには起きて出発の準備を済ませ、7時前に「でいご」を出発した。

まず、朝食をとりに、車で平良の24時間喫茶「レオン」へ行った。喫茶店が24時間営業というのがすごい。洋食モーニング600円を食べるとお腹いっぱい。コンビニで飲み物などを買った後、レンタカーで宮古島を左回りで一周する旅へ出発。

国道390号線を40 km/h弱で南下して、前日行った前浜ビーチの横を通り過ぎ、そのまま来間大橋を渡った。遠くから見ても立派だったけれど、渡ってみるとさらに驚く。きれいなエメラルドグリーンの海に、橋の橋脚が槍のように何本も突き刺さっている。もちろん、橋ができたことで来間島から多くの人が去ったそうだ。宮古島の橋と北海道の高速道路。南と北の端でもきれいな共通性がみられる。利便性の名の下に繰り返される公共事業によって、地域の破壊が着実に進んでる。

来間島の裏側まで進んで行くと、海岸へ歩いて出られる。車を停めて、農道のような細い舗装路を歩いて行くと、鳩のような鳥がとまっていた。

少し進むと、今度は牛が繋がれていた。内地へ連れて行かれて、「神戸牛」や「飛騨牛」へ名前を変えるとか。

さらに進んで、「長間浜」の標識の案内にしたがって、熱帯植物園の林のようなところを通り過ぎて行くと、目の前に青い海が現れた。時間が早いので、エメラルドグリーンというよりはコバルトブルーに近い海の色。水も透き通っている。遠くには伊良部島も見える。

長間浜

長間浜から伊良部島を眺める


カニ。


チョウがたくさん飛んでいた。

こんなきれいな海も、島の開発でだんだん汚れて来たそうだ。長間浜から見えた伊良部島にも、現在伊良部大橋が建設中だという。

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宮古島で秋刀魚とか

宮古空港でガンちゃんに連絡したときに、18:30時に平良で落ち合う約束をしていた。前浜ビーチの夕焼けを後にして、慣れない車と道に緊張しながら運転したけれど、待ち合わせ時間になんとか間に合った。2年ぶりくらいの再会。

まず、今夜の宿のゲストハウスまで荷物を置きに行った。「でいご」というゲストハウスで、客は自分たちだけのようだった。

ガンちゃんの職場飲みに乱入する予定になっていたので、会場まで一緒に歩いた。その会場は、「南北酒肴 和ごころ」という名の居酒屋で、なんと北海道料理の店だった!?正直なところ、「どうして宮古島まで来て北海道料理?」という気分だったけど、飛び入りしたのはこっちなので、混ぜてもらえたことに感謝。離島の話などいろいろ聞けて楽しかった。

二次会はスナックでカラオケらしいが、なかなか空いている店がない。最終的に「美人館」へ入る。ガンちゃんの職場の人たちの乱れぶりと、ガンちゃんの歌う宮古方言の歌詞に圧倒されながら、最後まで烏龍茶を飲み続けた。

「美人館」を出てからしばらく路地を歩くと、街灯もない真っ暗な道を歩く。空を見上げると、一面に星空が広がっていた。北海道の陸の孤島と同じように、沖縄の離島も空がきれいだった。

宮古の星空
右のは道路標識。

「でいご」に戻ったのは1時過ぎだった。レンタカーは16時まで借りていられるので、翌日はレンタカーで宮古島を回って、朝からガンちゃんに案内してもらうことにした。

朝6時には出発するつもりだったのだけど、暑くてさっぱり眠れない。暑いばかりじゃなく、蚊もたくさん飛び回っているので、体中あちこち刺されて、痒くて眠っていられない。とりあえず、暑さは扇風機を回して何とか和らげたものの、朝まで蚊に怯えながらうとうとしながら熟睡できないままだった。おかげで、二人とも寝不足。

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宮古島へ

写真のアップが終わったので、忘れないうちに宮古島旅行を記録。

11/6(木)、今は千歳から那覇への直行便がないので、早朝、7時過ぎ福住駅発のバスで空港へ向かった。飛行機の出発時間の1時間前には無事到着。少し時間があるので、長野行きのチケットを予約しておいた。空港では修学旅行生をたくさん見かけたけれど、ニアミスは避けられた。満員の飛行機で羽田に着くと、那覇への飛行機へ乗り継ぎ。

昼すぎに那覇に着くと、北海道とは完全に季節がひっくり返っていた。南国を通り越して南半球の夏のようだ。暑い。

少しハラが減ったので、空港で沖縄そばを食べた。予想外に軟骨らふていなどの具がたっぷりで、600円の割に美味かった。もちろん、コーレーグースはたっぷり入れた。

腹が満たされてホッとしたものの、肝心の飛行機が遅れていて、なかなか宮古島へ行けない。20分くらい遅れて、16時にようやく出発。さすがに、那覇から宮古までは飛行機ではすぐなので、テポドンのように打ち上げられて、そのまま落ちて行った先が目的地のようだった。

宮古への飛行機で面白かったのは、おじいおばあたちの反応だ。ないちゃーは飛行機が停止してシートベルト着用のサインが消えると立ち上がるけれど、おじいおばあは機内アナウンスが流れるまでじっとしている。時間がゆったりと流れていることを実感した最初の瞬間だった。

那覇も暑かったけれど、もちろん、宮古島も暑かった。空港の気温を伝えるアナウンスが何度か流れたけれど、29℃から一度も下がらなかった。着いてすぐ、まずは、夏の格好へ着替えた。それから空港に立っていたレンタカーの客引きにーちゃんに頼んで、店まで連れて行ってもらった。そして、SUZUKIの軽のAT車をレンタルした。宮古島はみんな30 km/hくらいで走るから気をつけるように言われた。

宮古空港
南国風の宮古空港。

レンタカーの店で一番近い景勝地の前浜ビーチを紹介してもらった。これから行けば、きれいな夕陽が見れるらしいので、カーナビを見ながら走って行った。ところが、カーナビの操作が分からないので、観光地図を見ながらの運転。結局、迷ってしまい、車を停めて現在地を確認して、再び走り出そうとしてもエンジンがかからない。冷や汗をかく思いだったけれど、シフトをDからPに戻してイグニッションを回したら、無事エンジンがかかった。AT車も乗り馴れていないとダメだ。

道に迷っていたせいで、前浜ビーチに着いたときには、太陽は今にも沈みそうな勢いだった。慌てて車を停めて、砂浜を歩いて行った。もう薄暗くなって来ているとはいえ、砂の色が真っ白なのが分かる。水も透き通っていてとてもきれいだった。

前浜の夕陽

前浜の夕焼け

月と橋と
このときは、まだこの立派な橋がどんなものか知らなかった。

夕暮れの風に揺れる

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バド21

えっちなバドができないのは、きっと寒いせいだろう。手首が堅い。

今日は、ダブルスのポジションについて、えすきくんに教えてもらった。でも、なかなか前に移動できない。前に行けたとしても、ちょこんと打つのは苦手なんだけど。

ついでに日曜の予定を相談したけど結局決まらず。天気悪そうだ。

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PodcastからYouTubeへ移行

ココログは9月から1MBまでしかアップロードできなくなったので、事実上、ココログのサーバに動画をアップできなくなった。そんなわけで、動画のアップ先をYouTubeに変更することにした。

動画は720 x 480アナモフィックで撮影、取り込み、編集した。「Apple TV」の設定で書き出して、YouTubeにアップロードすると、そのままワイドになるのかと思ったら、そうはならなかった。スクイーズされてとても見づらい。

そこで、最近YouTubeがHDに対応したらしいので、無駄にアップコンバートとしてからアップロードしてみた。

確かにきれいだけれど、いろんな意味で無駄なので、今後はレターボックスで行く予定。

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DAY1 SSSを振り返る

H多さんが撮影してくれたサービスパークをやっと見ることができた。H多さんのPCにはゴミのような2GBのファイルでも、自分のMacBookにはスープカレーを食べた後に焼肉を食べるようなもの。たとえ入れたくても入らない。curlで外付けHDに保存してようやくダウンロードできた。

自分が観に行ったときはもぬけの殻だったサービスパークに、ものすごい人だかりができていた。カメラの前をサインをしながらソルベルグが通り過ぎて行く。自分がもう少し早く会場へ着いていたら、H多さんはサインをもらえたかもしれないと思うと申し訳ない。

どこをどう修理しているかさっぱりだったけど、あれだけたくさんの人がいろんな工具で修理しているのだから、きっとすごいことになっていたのだろう。

サービスパークのシーンが終わると、展示などを撮影した映像が続いた。アングルが車好きっぽい感じがした。終わりの方で驚いたのは、札幌ドームの階段を自分が登っているところをH多さんに撮られていたこと。全然気付かなかった。こんなことじゃ、いつ狙撃されるか分からない。でも、きっとH多さんに殺意がなかったからだろう。

SSSの振り返りは写真を見ながら。SSSのスタートまではこんな感じだった。

000 car
000 carは慎重に走っていた。

0 car & 00 car
0 carと00 carのスタートは派手だった。

00 car
00 carがジャンプした途端、炎が上がって驚いた。

0 car
0 carのジャンプは高さも距離もかなりのものだった。

DAY1 SS9 Start
ドライバーズポイント首位のローブからのスタートだった気がする。

Loeb
スキーで飛ぶより、車で飛ぶ方が怖そう。

Hirvonen
路面がツルツルで、氷の上を走っているようだった。

Latvala VS Atkinson
インプレッサをついついひいき目で見てしまう。

Latvala


ヘッドライトでAEが上手く機能してくれない。

Solberg兄弟対決
ソルベルグ兄弟対決があるのは知らなかったので、ちょっとびっくり。

P. Solberg
ツルツルなのに攻めていた。

H. Solberg

ファンサービス
勝敗がよく分からなかったけれど、ソルベルグのファンサービスで会場は盛り上がっていた。

Hirvonen
SS9に引き続いて行われたSS10では、同じコースだけに駆け引きが面白かった。

Hirvonen
ちょっと滑ると止まらない。

Wilson

スレスレ
コンクリートの壁スレスレで走り抜けて行くのがすごい。

最終コーナー
意外と最終コーナーを曲がり切るまで勝敗が分からなかった。

Atkinson
2走目は攻めていたかな。

SUZUKIファン
立見禁止でも柵まで詰寄り旗を振るSUZUKIファン。


ジャンプは結構大きかった。

Solberg兄弟対決 第2戦
SS10でも兄弟対決。

P. Solberg
飛距離がすごかった。

Loeb
ローブは単独で走って、いち早く日程を終えていたような。


この直線が比較的スピードが出ていた。


雨のせいなのか、路面は鏡のようだ。

Gardemeister


WRCの後は、P-WRCとクラスNだった。


エボX。

世界の新井
「世界の新井」らしい。

世界の新井がクラッシュ
残念ながらクラッシュ。


クラスNでは一番飛んでいた気がする。


ランエボばっかり。


残りはインプレッサ。

スバル応援団の退場
最後のインプレッサが走り終えた途端、反対側の客席にいたスバル応援団が一斉に帰り始めた。


とりあえず、最後まで見て行くことにする。


E-420にチェンジして流し撮りの練習。

IMPREZA WRX STi対決
同じ車で競争すると、プレッシャーかかるのかな。


結構ボロボロ。

がんばれ夕張

BOON
FFの車も参戦しているのは知らなかった。走りがちがって面白い。

マニアの星 S. Aikawa
ラリーマニアには、哀川翔は人気があるらしい。この後ずいぶんたくさんの人が帰り始めた。

最後の最後まで見ると、会場が寒かったのでしんどかった。しかも、外は雨。ハラも減ったのでラーメンを食べに行ったけれど、混んでいたので諦めて地下鉄で帰った。

美園駅まで自転車で来ていたので、雨の中帰ろうかどうか迷っていたけれど、実際に自転車のところへ来てみると、カギがない。仕方ないので、車で迎えに来てもらって、カギがかかったまま自転車を車に乗せて、家まで帰った。

WRCの走りは確かにすごかったけれど、SSSのコースはあまりに短く滑りやすくて、迫力不足だった。やっぱり、迫力を楽しむには林道観戦なのかな。

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スキー予定日

今シーズン、これからスキーに行ける日の整理。


3/2(月)
3/7(土)、8(日)
3/11(水)、12(木)
3/14(土)、15(日):研究室OBスキー富良野合宿

とりあえず、分かっているところまで、全部で45日。さすがに、正月は行けない気がするけど。もちろん、平日ばんけいナイター可!

というわけで、みなさん、誘ってくださいね!

【1/14 追記】
みなさんが誘ってくれやすいように、ブログのトップに置きました。

【1/18 追記】
適宜、更新します。

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08/11/30 札幌国際

携帯の振動で目が覚めた。6時だった。でも、えすきくんが起きて来る気配がないので、二度寝する。

気配を感じて目を開けると、えすきくんの寝室に明かりが灯っていた。そろそろ起きる時間のようだ。掛けていた布団をたたんでから、荷物を簡単に整理してボーッと立っていた。寝るときにウェアは着ていたので、もういつでも出発できる状態だった。7時前に出発。

ドアを開けると外は本格的な雨。急いで車に荷物を詰め込んで、雨の道路を走り始めた。スキーの道具は自宅に置いて来たので、途中、寄ってもらった。北回りのH多カーへ連絡すると、そろそろ出発するところだった。それから給油して、コンビニに寄って朝食を買って、札幌国際へ向けて再び雨の中を走る。前日の疲れのせいか、酒が残っているせいか、えすきくんはかなりテンションが低いようだった。

街から離れるにつれて、だんだんと雨がみぞれに。みぞれが雪へと変わって行った。国道を右折する頃には、もう雪が降りしきっている。道路にも少ないながら積雪がある。山の方はどんよりとしていて天気はよくないけれど、雪が降っているらしいので、期待に胸が膨らむ。

この日もSAJのブロック研修で、先行車がたくさんトロトロ走っていて、えすきくんが辛そうだった。こんなときには、トークに自信がある人が助手席に乗っていて欲しい。ダラダラ走ってなんとか入口へ近づくと、SAJ渋滞が発生していた。ところが、幸い駐車場は近い方へ誘導されたので、長い距離歩かずに済んだ。着いてからくるトクカードの申込をしていると、H多カーから「到着」の電話が入った。さすがにH多さんは速い。

いつものところで合流して、ゆっくり準備した後、9時前にチケットを買ってから、SAJで混雑しているゴンドラを避けて、クワッドでまず途中まで。この日はLT12を持って来た。久しぶりに基礎スキーをしてみようかと思って。悠らりさんは、前日にえすきくんとH多さんにしごかれて上達したらしいけど、また戻ってしまっているようだった。怖くて後傾→内肩が下がる→外足に乗れないというような感じで。2日連続でボーゲンの特訓が始まった。「習うより慣れろ」「ダウンヒルを滑ったら、普通のところが怖くなくなる」といった具合のしごきで、悠らりさんも少しずつ恐怖心が薄れて行っているようだ。

エンサヤさんは、予想通り結構上手かった。とはいえ、本人も問題があるのは分かっているようで、ゴンドラでえすきくんからのビジュアル付きの解説を聞いて、直す方法を教えてもらっていた。ところが、面白いのは、その解説を聞いたエンサヤさんが「要は攻めろってことでしょ?」っと、あの解説は一体なんだったのだろうというリアクション。きっと、「エンサヤ!攻めろ!!」っと怒鳴られた方がいいんだろう。でも、そんなスポ魂コーチは、Mスキーヤーのえすきくんには無理だろうな。

昼食はSAJでレストランが混む前に、11時過ぎの早めに済ませた。朝食をたっぷり食べて来たらしいエンサヤさんだけ、売店の中華まんで軽く済ませていたけど、夕方、ハラが減ったと騒いでいたのは言わずもがな。H多さんの腰も不調なので、3時前には上がって休憩。エンサヤさんは「お菓子大会」。しばらく休んでから、小金湯のまつの湯を目指して移動。

まつの湯はやっぱり混んでいたけれど、500円は安いし、滑った後の温泉はたまらない。でも、「お菓子大会」不参加のえすきくんと自分は空腹が辛い。「寿司を食いたい」というエンサヤさんの声が大きかったので、えすきくんは「イモ料理」を断念。みんなでとっぴーへ向かった。

ところが、とっぴーへ着いてみると、予想通り混みまくり。日曜の夜の回転寿しはこんなもんだ。仕方ないので、スープカレーを食べようということになったけれど、エンサヤさんは寿司への未練が強いので、一応、近くのトリトンをのぞいてみることになった。けれども、トリトンはとっぴー以上の混雑。スープカレーを食べに行くと、こっちも混んでいて車が止められない。困ったときは穀物祭。期待通り、店は開いていた。えすきくんも満足。

実際、みんなイモのグラタンは美味しかったらしく、満足していたようだ。ありがたい。もう、土日に南へスキーへ行った帰りは、真っすぐ穀物祭でいいような気がして来た。美味いし腹も膨れるし。

【追記】
ビデオ取り込むの忘れてた!

【12/2 追記】
ビデオをYouTubeへアップ完了。無駄にHDへアップコンバート。

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ナベパ

土曜日、いい肉の日の夜は、えすき邸に集まってナベパを開催した。思えば、10月にエンサヤ邸で観楓会をやったときに決まったイベントだったような。

風邪で体調がイマイチだった自分はママンに車で送ってもらい、H多さんとえすきくんが買い出しから帰った後でえすき邸に到着。すでに悠らりさんが来ていて、3人で仕度をしていた。H多さんが手際よく準備をしているので、自分の出る幕はなく、ビールを飲んで鍋の用意が終わるのを待った。

味付けはえすきくんで、鍋には溢れそうなほどに具が投げ込まれている。後は食材に火が通るのを待つだけなので、まずは刺身とえすきホームシアターの映像を肴に酒を飲む。まずはiconとicon 2。H多さんがライダーの名前をよく知っていて感心した。ちょこちょこ知り合いもいるようだ。

初期のiconは「音楽のセンスがない。素人のようだ。」という厳しい感想が出ていたけれど、映像では当時のフリースキーシーンがうかがえるので、個人的にはicon 6よりも楽しい。実際、全体的に楽しそうだ。飛びジブ5も上映したけど、誰も興味を示さなかった。三段山DVDも、あまり興味がないようだった。テレマークだからだろうか。この日の一番人気は、えすきくんの大学時代の部活練習風景。やはり、えすきくんは上手かった。本番に弱くなければ……。

酒飲みの食べかたで、初めてホタテをひも付きのママ醤油も付けずに食べた。この生臭さは、酒飲み向きだった。鍋が食べれるようになった頃、遅れてエンサヤさんがやって来た。絶妙のタイミングで、忘れていた乾杯をした。鍋は味付けをした本人も驚くほどちょうどいい味付けになっていた。出汁入り味噌の力か?えすきくんの力か?

宮古の泡盛を持って来たけれど、冷蔵を開けると酒ばかり。みんな酒を持って来たので、冷蔵庫には売るほどあった。H多さんは自分で持って来た金沢の日本酒を飲みまくっていた。悠らりさんとエンサヤさんも、ビールに日本酒、ワイン、泡盛と、いろいろ楽しんでいた。みんなに釣られていつもより飲んでしまった。それでも、気付いたらH多さんがもう寝ているし、悠らりさんもお酒はもう止めていた。それもそのはず、えすきくんとH多さん、悠らりさんの3人は、朝から国際を滑って来た後なので、疲れでそろそろ大変そう。しかも、明日は鍋のメンバーでまた滑りに行く。

そんなわけで、終電で悠らりさんが先に帰って、1時前にH多さんとエンサヤさんが帰ろうとしているころ、自分も目が覚めた。終電を逃しても余裕で寝ていたのは、えすき邸にお泊まりしていいという了解を得ているからだった。

最後に少しだけ片付けを手伝い、寝床の用意と目覚ましをセットして、居間に雑魚寝。エンサヤさんの期待が外れて、えすきくんはベッドに誘ってくれなかった。

ちなみに、大量の酒となまり節が残ったので、ナベパ第2回が開催されるかもしれないらしい。

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アップが間に合わず

宮古の写真のアップロードが、Flickrの1ヶ月毎の帯域制限のリセットに間に合わなかった。急ぐ必要がなくなったので、ゆっくり小出しにアップ。

前浜の夕陽

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08/12/1 札幌国際

さすがに前日のスキーで疲れたので、朝寝坊をして朝イチは叶わなかった。慌てて準備しても札幌国際へ着いたのは9:30。そして、チケット売場でショック。今日から通常営業で初滑り券はすでになかった。仕方ないのでくるトクで割引券を使って1日券を購入。

今日は自分の車なので、板は2本持って来た。朝イチは無理だったけれど、Gotamaを持ってゴンドラ乗り場へ向かった。このGotamaも、ブーツのソールサイズが9 mm短くなったので、若干メーカーセンターより前に出ることになった。しかも、DiamirのMなので、無駄にヒールピースのフレームが残っている。バランス悪そう。

石狩湾を見下ろす
昨日とは打って変わって、朝からずっと天気がよくて、気持ちよかった。

ジャンキーたちが食べ残した深雪を漁った。ダスキンのもさを大回りで滑ると、思った以上に楽しかった。Bumble Beeとの相性がいいのか、去年までは深雪以外は断然Seth Pistolだと思っていたのに、もさだけじゃなく整地まで結構気持ちよく滑れる。Diamirを壊すと山へ行けなくなるので、飛んだりはしなかった。

最後にゴンドラの降り場から少し登って朝里岳の方を遠くから偵察。白く輝く斜面にシュプールを発見。そりゃあ、滑りに行くでしょ。来週末当たり、冬山トレーニングに行くのも悪くないと思った。

朝里岳のシュプール

午前中は筋肉痛に耐えながら、ほどほどに8本滑って休憩した。明日は滑らないことにしたので、2日分滑ろうと思ったけど、まだスキーの身体ができてなくて辛い。

11:30でもさすがに月曜日はレストランがガラガラ。いつもの場所でブーツを脱いで一息ついた。残っていた角食とメープルシロップを持って来たので、軽く昼食。

メープルシロップパン
残り物で腹を満たす。

1時間の昼休みの後、マテリアルチェンジ。もさの滑りやすさは、スキーの幅にそれほど関係ないのかと思った。整地カービングは、ファットよりも遥かに滑りやすい。ファットだとどうしても内倒して、内足を使ってしまう。4本滑って午後の休憩をとったときは、もう上がろうかどうか迷った。でも、チケットがもったいない気がして、やる気を奮い起こしてゴンドラに乗った。

ところが、ゴンドラが上って行くにつれて、だんだん空が暗くなってきた。天気が悪くなるとテンションが一気に下がってしまう。結局、今日は疲れていてケガをしてもバカバカしいので、13本滑って終了。2日分はやっぱり無理だった。

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