池間島
昼近くなって、朝食も早かったので、そろそろ昼食を食べたくなって来た。ところが、宮古島一周するにも、まだ半分も回ってない。東平安名崎から少し戻ったところの食堂へ行くのは途中で止めて、次の目的地の池間島に近い食堂で食べることに決めた。
カーナビを見ながら農道を走って、今度は宮古島の北側の海岸線を走る道路へ出た。そこから少し速めのペースで走り、30ちょっとで食堂へ着いた。
食堂の名前を忘れてしまったけれど、店の名前が付いた丼があった。初めはそれにしようかと思ったけれど、ガンちゃんが磯丼を注文したので、自分も釣られて頼んだ。出て来た磯丼は、宮古の磯丼らしく、海ぶどうが入っていた。磯丼だからいくらが乗っているのだろうけど、さすがに宮古島でいくらというのは、さんまと同じくらいに奇妙に感じた。そういえば、昨晩はジンギスカンも食べたっけ。いろいろ文句を言っているけれど、ちゃんと美味かった。メインの具はたこで、とにかくボリュームもあって、全部食べると腹が苦しかった。
あまりのんびりしていると、池間島のグラスボートの出航時間に間に合わなくなるので、慌てて車に乗って出発した。食堂から池間島はすぐだった。池間島へも立派は池間大橋を渡って行く。池間漁港へ着くと、ちょうどグラスボートが出るところだったので、急いでチケットを買って乗り込んだ。小さな子どもを連れた夫婦も一緒だった。
昼の陽射しはキツかったけれど、海の上を進む船には潮風が涼しく感じられて気持ちいい。池間漁港から出た船は、エメラルドグリーンの海をしばらく池間大橋へ向けて進む。こんな色の海を見慣れない人間にとっては、十分にきれいな景色なのだけど、船頭さんが曰く、ここは死んだ海なのだそうだ。船はさらに進んで、黒潮が流れる生きた海へ向かう。
船頭さんが合図をして船がゆっくりになると、船底のガラス窓から珊瑚が見えて来た。平べったくて丸いテーブル珊瑚の周りを、きれいな色の小さな魚が泳いでいる。きっと、ダイビングする人たちは、こういうのを間近で見れるのだろう。やっぱり、沖縄には泳げるようになってから来るべきだと思った。
一旦船は移動して、ウミガメが昼寝をしているところへ連れて行ってくれるということだった。少し場所を変えてから止まった船から下をのぞくと、ガンちゃんたちにはウミガメが見えたらしいけど、角度が悪いのか、全然気付かなかった。何度か上を通り過ぎてもらうと、ようやく姿を見ることができた。確かに、じっとしていて動かない。周囲と一体化していて、言われないと気付かない。
その後、青い珊瑚がある場所へ連れて行ってくれた。ここまで来るまでも、先っぽが青い珊瑚はちらちらと生えていたけれど、今度は全体が青い珊瑚がたくさん生えていた。その珊瑚の周りにも、たくさん小魚が泳いでいる。本当はもう少し早い時間帯の方が、太陽の角度の都合でもっときれいに見えるそうだ。いい時間にまた来いということだった。
遊覧の時間も終わって、大神島を眺めながら池間漁港へ戻った。
池間漁港からは車で真っすぐ平良市内へ帰った。「サンエー」でサングラスと海パンを購入。ガソリンスタンドに寄って満タンにしてから、沖縄レンタカーへ行って車を返した。その後、平良港まで送ってもらう。
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