産廃施設絶対反対
安曇野最終日の11/24の朝、食事の後に部屋の掃除。前の日にもらいすぎたりんごをザックに仕舞うのが大変だった。
くぬぎの家を出発してすぐ、カメラを忘れたことに気付いて引き返してもらう。それから中村自然農園へ向かう途中、「産廃反対」の看板が次々と目に入る。
安曇野に産廃の中間処理施設の建設が進んでいるという話は、高尾山の自然をまもる市民の会の会報を読んで知っていた。その中に、中村さんが記事を寄せていたので、おおよそのことは把握していたのだけど、実際に中村さんに聞いてみると、産廃業者は弁護士を立てて裁判で争う方針に決めたらしい。しかも、その弁護士というのが、細木和子の裁判を担当したらしいやり手弁護士だという。安曇野のりんご農家は、自分たちの仕事と自然をまもるために、ヤクザと戦わなくてはいけない。福井の産廃でもそうだったけど、日本はこういう輩をいつまでも野放しにしているから困ったものだ。
幌延に高レベル放射性廃棄物最終処理場ができても、果たして豊富など近くでとれた牛乳を飲みたいと思うだろうか?安曇野のりんごはもっと深刻かもしれない。中村自然農園では農薬すら使っていない。有機肥料による無農薬栽培だ。安心して食べられるりんごを作るために努力を続けている。けれども、結局、この年中村さんは、産廃問題で時間を取られて、作付け面積を減らさざるを得なかったそうだ。
最終日のりんご狩りは、ちひろ美術館へ行くまでの30分だけだった。雨が降らなそうだったので、昼まで作業していようかと思ったけれど、せっかくだからと観光を薦められて、ちひろ美術館へ行くことにした。それまでは、脚立を使って狩りまくり。上の方は熟れ方に関わらず全部穫るらしいので、ガンガン穫った。実は、そろそろ収穫を終えないと、霜でダメになってしまうかもしれないからだった。あと1週間で終わらせたいということだった。少しでも多く穫ろうとがんばった。
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