金比羅台から観る朝陽
安曇野へ行く前に高尾に寄ることにしたので、11/21(金)の午後の飛行機に間に合うように、昼の快速エアポートで千歳へ向かった。羽田に15時半には着いたけれど、京急、山手線を乗り継いで新宿に着いたのはもう17時近く。高尾山口まで行く最後の京王線準特急にギリギリ間に合い、なんとか一番安くて一番早いルートで高尾までたどり着くことができた。
高尾の伯父の家はだいたい覚えていたけれど、甲州街道まで迎えに来てくれたので、迷うことなく家に着いた。夕食は伯母が作っておいてくれた物と伯父の手料理でビールを飲む。ちょうどBSでフィギュアスケートのNHK杯を振り返る番組がやっていたので、フィギュアファンの伯父は、珍しくテレビを見ながらの夕食だった。
そんなわけで、それほど話す機会もなかったのだけど、翌日、名古屋大学で開かれる日本科学者会議の集まりには、なんとノーベル賞を受賞した益川さんたちが来て公演するらしかった。正直、りんごと益川さんと物凄く迷ったけれど、あずさのチケットはもう買ってもらっていたので、益川さんはあきらめて、安曇野へ行くことに決めた。ただ、このままでは高尾に寝に来ただけになりそうだったので、翌朝早く起きて高尾山に登ろうと、アラームを5時にセットして寝た。
アラームの音で目覚めると、まだまだ辺りは暗い。冬は札幌とそれほど日の出の時間は変わりないようだ。ヘッドランプは置いて来てしまったので、さすがに身動きが取れない。しばらくベッドでグズグズして電車が何本か通り過ぎて行く音を聞いた後、空が白んで来た頃に起きて出かける準備を始めた。朝ご飯の7時半までに帰って来なければいけないので、もう山頂までは行けない。とりあえず、散歩をしに行くつもりで出かけた。
家から歩いてすぐのところに登山道があるので、そこから暗い山道を足下に気をつけながら歩いた。北海道とちがって、ヒグマが出て来たりしないので、多少暗くても全然気が楽だ。中央道を車が走る騒音を右手に聞きながら、針葉樹の林の尾根を登って行く。しばらく進むと、行く手が明るくなった。上から山道に覆いかぶさるように生えた銀杏の大きな木が、白んで来た空にぼうっと浮かび上がっている。その様子に見とれていると、近くで人の気配がした。目を向けると、カメラを構えた人が立っていた。
そこはちょうど見晴台になっていて、奥に金比羅の社が建っていた。ご来光を待っていたのは3人ほど。自分もその仲間に加わり、日の出を待った。
RAW現像し忘れてアップしたので、銀杏並木がよく分からない。
辺りが大分明るくなって来てから、家に向かって来た道を戻り始めた。登山靴ではないので、足を捻らないように注意して下った。家に戻ると朝食の準備の途中だったので、仕度を手伝い、短い朝食を済ませた。二人とも八王子までは一緒なので、高尾駅まで歩いて、そこからJR線で八王子まで。ここで別れ、伯父は新幹線に乗るために新横浜へ。自分はホームを渡ってあずさを待つ。
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コメント
綺麗な御来光を眺めてからの朝ごはんは
とっても贅沢で羨まし~
家から歩いてすぐに登山道があるって素敵
投稿: 悠らり | 2008年12月15日 (月) 12時36分
>悠らりさん
都心から1時間ほどの距離にありながら、自然が守られて来た高尾山だからこその贅沢ですね。これからも貴重な自然を守って行きましょう!
投稿: H本 | 2008年12月15日 (月) 13時28分