L' ARGENTIN
前売り券を買っていたので、上映終了前日に滑り込みで観て来た。
なんかシネマフロンティアにおばちゃんやねーちゃんなど、女がぞろぞろいると思ったら、今日はレディースデイだった。さらに、劇場に入りシートに座っても、両隣のおばちゃんがジャンクフードを食ってコーラか何かを飲みながら映画を観ていた。この後フィットネスクラブへでも行くのだろうか。「アラフォー」なんて言葉を良く聞くけれど、アラフォーのフォーは、この間、「エコール・ド・パリ展」へ行って来たばかりなのでFauvesのフォーなんじゃないかと思ってしまった。大量生産・大量消費・大量廃棄の現代社会を消費で支えるのがレディースなのだろう。
差別発言はこれくらいにしておいて、映画は戦争映画だった。今回も下調べなしで観たので、ちょっと意外だった。ゲバラ入門としては、ストーリーも面白い「モーターサイクル・ダイアリーズ」の方がお勧めだ。これを観れば、ゲバラが革命を志すようになったかも、何となく分かるんじゃないだろうか。なんて、ゲバラ初心者だけど一丁前に紹介しておく。
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販売元:アミューズソフトエンタテインメント |
で、今日の「チェ 28歳の革命」は、キューバ革命の武装闘争の話。理想の職業が革命家だと思っているので、ゲバラと大作先生についてはチェックを欠かさない。でも、武力闘争は痛い。民主主義が成立していない場所では、結局は武装闘争でしか民主主義を打ち立てることはできないのだろうか。奇しくも、ヨーロッパで市民革命を実現したフランスでは、今日ストが行われているというニュースがあった。教職員組合がストで、学校が休みになっているという。アメリカ経由で「民主主義」が輸入された日本では、教職員がストなんて考えられない。特に、公立学校の教育公務員は国家公務員と同様に労働者としての権利が制限されている。「公務員の政治的中立性」を口実に、レッドパージの期間に憲法に反して法律が改正されたままだ。国連から是正勧告が出ていたはずだが、相変わらず無視し続けている。小泉や安倍風に言えば、「革命なくして民主主義なし」か?
Revolution
アーティスト:徳永英明 |
とはいえ、やっぱり武装闘争はちょっと……。ひ弱なのでゲリラ戦とかやりたくない。ゲバラは喘息の発作があったらしいけど、北海道の冬にゲリラ戦をやるには、冷え性には辛すぎる。日帰りで冬山に入るだけでも辛いのに。
基本的には、ゲバラよりガンジーがいい。武装闘争よりは非暴力闘争。1億2千万人もいるんだから、下手な鉄砲数打ちゃ当たる。
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【1/30 追記】
タイトルを原題に変更。
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