飛び板でスキーバッジテスト 3
【一年以上放ったらかしにしていた記事だけど、もったいないので一応公開。】
結果からいうと、この滑りで1級は受かってしまった。ビデオは恥ずかしくて見るのも嫌なほど。けれど、この滑り以上なら、1級は取れるということが分かった。
2級と大きく異なるのは、不整地小回りが種目に加わること。実際、検定本番でも不整地が滑れない受験者はかなり高い確率で落ちていた気がする。他の種目で1級と2級の違いははっきり分からなくても、不整地小回りがあるかどうかは決定的な違いだった。
といっても、不整地小回り、つまり、コブを滑るのは、モーグルをやるというわけではなくて、暴走しないで下まで滑り降りれたら合格という程度だと思う。しかも、当日の事前講習では検定員も派手に転んでいたし、検定本番で転んでも、そこから下までちゃんと滑れたら合格だった。不整地小回りに関しては、飛び板は軽くてエッヂもないのでずらしやすい。セミファット程度の太さなら、滑り慣れさえすれば、飛び板で問題なく合格ラインまでは行けるんだと思う。
それ以外の整地種目は、特にカービングも要求されなかった。エッヂがなくてもある程度噛んでくれる会場を選べば、飛び板でも合格に問題ないと思った。ただ、1級は外足にちゃんと乗ることが大事なようなので、外足に乗っていることをアピール出来る程度の会場とエッヂの残し具合のバランスが必要になる。その点で、ばんけいは論外。バーンが柔らかい札幌国際でも条件が悪いと、検定を行う午後になると、検定斜面もガリガリしてくるので、心配ならエッヂシャープナーで調整しておいた方が安心感が出る。
2級は練習なしだったけれど、1級受験に備えてばんけいナイターで3回各3時間、計9時間スキーの上手い人に教えてもらった。といっても、半分以上は一人で滑ってキッカーで飛んで遊んでた。検定前日に会場の札幌国際で教えてもらおうと思ったけれど、練習そっちのけでパークで遊んでしまった。それでも合格したので、上手い人に自分の滑りを見てもらって修正するだけでも、4点くらいは上がるということなんだろう。
けれども、検定の後に言われたことは、飛び板じゃなかったらもっと点数出るということ。やっぱりバッジテストを飛び板で受けるのは、飛び板しかないとか、飛び板で受かるとカッコいいと思っている人にしか勧めない。実際、次のシーズンに基礎板で基礎スキーをしてみて、飛び板は飛ぶための板で基礎スキーをするための板じゃないと思い知った。
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コメント
振り返ってみると、1級の滑りってこんなにヘボかったんだね。何がしたいのかさっぱりわからん。自分もこんな感じだろうか。
H本はうまくなったね。どっからみても立派な基礎スキーヤーだわ。
投稿: soto | 2009年2月17日 (火) 00時35分
>soto
オレの1級滑りがヘボいのはもちろんなんだけど、むしろ、シルエットがテク滑りとあまり変わってないように見えて愕然とした。理想が高すぎかな?いつもテク持ちの滑りを見ているので。
やっぱり飛び板から基礎板へ履き替えただけでも、全然カービングがちがうよ。「ズレない→スピード出る→スピードに負けない滑り」となって、自動的に滑りは変わると思う。とりあえず、基礎板1本持っておくといいと思うよ。
ウェアをN田くんにもらう予定なので、滑りは基礎スキーヤーだけど見た目がもう少しフリースキーヤーを目指すよ。
投稿: H本 | 2009年2月17日 (火) 09時45分