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09/3/21 サッポロテイネ

いよいよGET HOT MOGUL COMP本番。8:45のコースオープンに合わせて、7時にばか親邸に寄って、チームおすわりメンバーを順に拾ってテイネへ向った。前日の吹雪が嘘のような青空。テンションが上がる。

テイネへ着くなり、大会関係者っぽい人をあちこちで見かける。お祭りムードが漂う。滑る仕度をした後、まずは、3Fへ上がって特設受付でゼッケンを受け取った。スポンサーからのVAAMも着いて来た。モーグルで脂肪を燃やさなきゃいけないらしい。

一緒にもらったプログラムを見ると、自分の対戦相手のチーム名はふざけた名前なので、上手いのはまちがいない。もともと勝つつもりでエントリーはしていないので、マイペースで滑るのみ。どうせ自分の直前のコブしか見えないし。

コースオープンしていても、リフトが動くのが9時からなので、しばらくレストランに集まって作戦会議。「エアどうしよう」とかって言ってる時点で、もう勝ち目がない。カメラマンの悠らりさんの到着が遅れているので、カメラや三脚、ビールと柿の種100%などを入れたザックはコース脇にデポして、早速モーグルコースを滑りに行った。

ところが、ここで大きな問題が発生。なぜか、昨日グローブは乾かしたのに、ゴーグルを干すのを忘れてた。外に出てしばらくすると、どんどんレンズの間が曇って来て、視界の悪さは前日の吹雪のときと同じになってしまった。リフトから見下ろした斜面のパウダーにH多さんがあげるため息も、自分にはさっぱり意味が分からない。昨日と何か違いますか?そんな状況では試合に出られたもんじゃないので、慌てて悠らりさんにゴーグルを貸してもらえるようにお願いのメールを送った。

ゴーグルの到着はしばらく後なので、一人だけガスったままリフト降り場からモーグルコースへと続くコブの方へ、H多さんとえすきくんの後を追って向った。ばか親さんはコブを滑らずに、モーグルコースの脇をさっと滑り降りた。二人がコブを滑り降りるので、続いて自分もコブへ入った途端、深いコブの底に身体が落ちた瞬間、腰に鈍い痛みが広がる。やってしまった!

ばか親さんと一緒に滑り降りなかったことを激しく後悔。痛みはあるけれど、激痛ではなく鈍痛だった。これまでもばんけいのコブを滑って、これに近い痛みは感じていたので、そのままモーグルコースに入って滑った。

コースは前日からの降雪で、ガリガリのバーンの上に新雪がかぶっていて、ずいぶん滑りやすくなっている。ありがたくないことに、試合形式はデュアルなので、ブルーコースとレッドコースの両方を滑って状態を確認した。内側のコースはエア台がアップ系なので却下。あまり迷わず外側の小さいキッカーを飛ぶことに決めた。腰の痛みは滑ってもどんどんひどくなる気配はないので、あまり気にしないことにした。

しばらくして、悠らりさんがやって来て、ゴーグルを無事借りることができた。ついでにビデオカメラの使い方も説明しようという頃、開会の10時になって選手と関係者が会場に集まって来た。開会式の前に、附田雄剛と三浦豪太の前走があった。第二エア下のちょっかりは減点らしい。エアは上と下で同じでも、ちゃんと採点してくれるそうだ。持ち技のないチームおすわりメンバーにはありがたい。

トップバッターのH多さんでも、出番は16番目でかなり後だったので、晴天に加えて新雪を圧雪した滑りやすいバーンを見て、カメラマンを自ら買って出た悠らりさんもじっとしていられなくなってチケットを買いに行った。えすきくんはH多さんのすぐ後、一方、自分とばか親さんは37番、38番でしばらく間が空くので、二人の滑りを撮ってからスタート位置まで上がることにした。

それまでは、ゴール付近に立てた三脚のそばで試合を観戦。小学生クラス、中学生クラス、次々と他のクラスの滑りを見ていると、どのクラスに出たところで勝ち目はないと思った。スタートから負けている。なんせ、恐いからストックで漕いだりしない。

いよいよ二人の出番だったけれど、ファインダー越しに見る滑りは、とりあえず完走お疲れさまというところ。エアも技として認識されたみたいだし。えすきくんはタイム惜しかった。とにかく、モーグル大会に参加することが今回の目的なのだから、個人的にはすでに目的達成。そもそも、他の選手のレベルが自分たちとはかなりギャップがあった。

自分の出番まで少し時間があったのでそのまま観戦していると、第二エアですっぽ抜けた選手が背中から落ちた。下から見ていたかぎりでは、首から落ちたようにも見えた。急いでスタッフが駆け寄るけれど、動く気配はない。辺りに緊張が走る。怒鳴り声も聞こえる。パトロールがやって来て、選手をソリに乗せて運んで行った。自分の前にこんなのを見ると、テンション下がりまくり。無事だといいけれど。

上で待っている間に身体が冷えて動かなかったというH多さんのアドバイスを受けて、1本滑ってからゆっくりスタート位置まで移動した。対戦相手と挨拶してからスタンバイする。いよいよフラッグが振られたけど、恐いのでのんびりスタート。第一エアはビビって体勢を崩す。着地の後も処理が上手くいかなくて暴走。ヤバいと思ったので、何とかリカバリーして踏みとどまった。第二エアの前で一息つけたので、ぶっつけ本番のヘリをお見舞い。意外にちゃんと着地できたので、あとはがんばってモーグルっぽく滑った。勝敗はともかく、完走できたので自分としては完璧。達成感に酔いしれて、自分の直後だったばか親さんの滑りの前半部分を見逃してしまった。第二エアからの追い上げが激しい。後一歩及ばずカと思ったら、なんとばか親さんの勝利。さすが、キャプテン。当日まで練習なしでも、きっちりと決めて来た。

激写されたH本

ばか親さんのおかげでチームおすわり全員1回戦敗退は免れた。この後は、H多さんとえすきくんのコンソレと、間を空けて自分のコンソレとばか親さんの準決勝のヒートが残っていた。正直なところ、1本滑ってもう満足していたけれど、主催者が気を遣ってくれて、全員2回以上滑れるようにしてくれたそうだ。腰の調子も良くなかったので、嬉しいような悲しいような。

次の出番までは、相変わらずバラバラに滑る。悠らりさんも検定2級合格を目指して、一人で中回りの練習をしていた。上へは同じタイミングで登ることになると思ってばか親さんと滑っていたけれど、気が付いたら自分の前方でばか親さんはスキーを開放して激しく転倒していた。コブ板でカービングしようとして、そのまま内側に倒れてしまったようだ。顔面からいったみたいで、ところどころ流血してる。テンション下がったみたいだけど、大怪我ではなくてよかった。

コンソレでがんばればチーム内対決もあり得るので、これは少し張り切る。ところが、H多選手は体力残ってないそうでコンソレ1回戦敗退。続くえすき選手も敗退。H多さんに勝った選手が今度の自分の相手なので、まず勝ち目なし。本戦よりもゆっくりスタートしたけど、第一エアで失敗はしなかったので、ミドルセクションは気持ちよく滑れた。第二エアで思い切ってまたヘリをやってみたら、案の定回転不足気味でその後暴走。それでも、一応は完走できたのでよかった。

そして、最後に残るばか親さん。ミドルセクションのまさかのミス。2度もラインを外れてしまった。ボトムセクションはグダグダな滑りで終わった。本人もすでにやる気なくしているようだけど、この後すぐに3位決定戦があるので、嫌々リフトで上がって行った。みんなはビールと柿の種を片手に、そんなばか親さんを送り出して高みの見物だ。そのばか親さんの滑りは気を引き締めた滑りに見えた。無事4位入賞。

リザルト(チームおすわり)

ばか親さん:4位入賞(1勝2敗)
H多さん:本戦・コンソレ1回戦敗退(2敗)
えすきくん:本戦・コンソレ1回戦敗退(2敗)
H本:本戦・コンソレ1回戦敗退(2敗)

つづく。

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コメント

転倒で、爪が死んだ
ばか親でございます。

腰は大丈夫でしょうか?

意外とみんなうまかったですね。
少し調べたら青年クラスの方々も、
A級公認大会出場の履歴がたくさん出てきました。

誘ってすみませんでした!?

投稿: ば | 2009年3月23日 (月) 18時49分

楽しそうじゃーん。
来年は720を入れて勝とう。

投稿: soto | 2009年3月23日 (月) 22時23分

>ばか親さん

爪は大丈夫ですか?
家事に支障が出ないといいのですが。

どおりでみんな上手かったわけですね。
チームおすわりとはちがって
エアも滑りもモーグルでした。

ぼくは全然後悔してませんよ。
出場するのが目的だったし
結構楽しめましたよ。
ぼくも変なところで負傷はしましたが。

腰の痛みはほぼ消えたので
来月のコブマラソンへ向けて調整開始です。

投稿: H本 | 2009年3月24日 (火) 18時14分

>soto

相変わらず煽るねぇ。
来年はバックフリップでもやろうかな

投稿: H本 | 2009年3月24日 (火) 18時18分

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