ペンギンの散歩
旭山動物園へは夏期開園のときに富良野のメンバーで行ったことがあったけれど、冬期開園はずっと行きたいと思いながらもこれまでなかなか行く機会がなかった。そんなわけで、モーグルの練習もサボって3/18に旭山動物園までちゃっかり行って来た。もちろん、お目当てはペンギンの散歩だった。
朝、ダラダラしすぎたのでETCの通勤割引を利用し損ねたので、ゆっくり下道で旭川まで向った。これがなかなか時間がかかる。結局、旭山動物園に着いたのは12時近く。3時間半もかかってしまった。
ペンギンの散歩は14:30からなので、それまでは普通に回ってみる。まず、西門から一番近かったあざらし館へ入った。相変わらずトンネルのまわりには人だかりができていた。基本的に人混みは嫌いだけど、割り切ってアザラシが泳ぐのを観察した。泳いで行くアザラシを見ていると、どっちが観察しているのか分からなくなる。
あざらし館の中では、クラゲも展示の仕方によってはきれいに見えた。
次に入ったほっきょくぐま館では、ホッキョクグマがウロウロ、ウロウロしていた。もっとちゃんと生態とかをゆっくり見たりできればいいのだけど、とにかく、人が多くてそんな気になれない。
人混みにうんざりして外を歩いているとき、気配を感じて見上げると、こっちの様子をうかがっているヤツがいた。
一世を風靡したレッサーパンダとはこいつらしい。
ぬいぐるみのようにしか見えない。
続いてもうじゅう館へ。写真こそ撮れなかったけれど、猛獣と恐い名前で呼んでも仕草は猫そのもの。むしろ、猫も猛獣なのか?
オオカミの森は初めて観たけれど、オオカミは寝ているだけだった。展示のメッセージ性が強い。要は、「エゾオオカミを絶滅させてエゾシカが大繁殖して被害を受けてるお前らはバーカ、バーカ」ということだ。今さらオオカミを絶滅させたことをただ悔やんでも仕方ないので、オオカミの代わりに増えすぎたエゾシカを食べよう。時期と調理法をちゃんとすれば、エゾシカは美味いんだから。オオカミのエサ代もかからないから、かなりお得な展示なのでは?隣のエサの森はまだ工事中だった。
ちょっと戻って、今度はぺんぎん館へ行ってみた。ここもすごい混み様だ。外ですら近づくことができないくらい。遠くから毛皮のコートをまとった太り過ぎの娼婦のような子どものぺんぎんを眺めただけで、建物の中へ入った。
中も混んでいて、トンネルを通る時は立ち止まるなという指示まであった。写真は撮るなよってわけだ。こんなに落ち着きなく見て回らなきゃ行けないとは、予想以上に不愉快。もぐもぐタイムだったのがよくなかったようだ。
人混みにうんざりしたので、一休みして昼ご飯を食べた。コンビニのおにぎりをザックから取り出して、外の椅子に座って食べてると、テルモスに暖かい飲み物を持って来たにもかかわらず、寒くて凍えそうだった。
昼ご飯を食べた後は、暖かいところへ行きたかったので、おらんうーたん館へ行った。もちろん、冬は建物の中。夏というか秋に来た時は綱渡りを見せてくれたけど、今回はケツの穴をこっちに向けて眠りこくってた。
次にちんぱんじー館へ入った。ところが、何かの取材をしているらしく、チンパンジーの姿が隠れてよく見えない。そのとき、小さなチンパンジーの子どもがスルスルと窓の桟を上まで登って来た。
そろそろペンギンの散歩が始まる時間だったので、散歩コースのそばまで歩いて行った。散歩コースのまわりには、すでにたくさんの人が並んでいて、ペンギンが歩いて来るのを待ち構えていた。しばらくすると、ぺんぎん館の方から人垣がだんだん崩れて来た。すると、係員に連れられて、ペンギンがひょこひょこ歩いて来るのが見えた。人垣が崩れたのは、自分の前をペンギンが通り過ぎて、引き上げて行くからのようだった。
陣取っていたのはぺんぎん館から一番遠い場所で、ペンギンたちは目の前を通り過ぎた後に一旦外へ出て、ぐるっと回って西側の通路にまた戻って来るらしかった。せっかくなので、移動して待ち構えていると、バックが開けた緩い斜面をゆっくりペンギンが歩いて来た。
日本人は異常なペンギン好きらしいけれど、一見バカっぽい歩き方には確かに愛着が湧く。これがもしビヨンセ歩き(昔、話題になったような)をしていたとしたら、こんなに人気はなかっただろう。
ペンギンの散歩が終わって帰ろうとしていたら、蛍の光が流れて来た。冬期なので閉園が早い。帰りは滝川で温泉に寄った。早く帰れたらばんけいナイターへ行こうと思ってたけど、とても19時前には帰れそうになかったので、あきらめてまた下道で札幌へ向う。札幌へ着いたのは20時を過ぎていたので、なみ喜へ行って鳥天板を食べて帰った。
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