上富良野の癒しの空間
駐車場でペンション歩でもらった温泉案内を見ると、ペンションで温泉割引チケットをもらえるようだったので、まずはペンションまで戻った。さすがに、高いところは嫌だったし、戻るのも嫌だったので、久しぶりにフラヌイ温泉へ行くことにした。とはいえ、上富良野はそれなりに時間がかかった。
温泉へ着くと、駐車場は結構混んでいる。脱衣所へ入ると、平均年齢がすごく高い。浴室にもじーさんばっかりだ。湯船は二つあって、一方は加温して循環していて、もう一方は源泉かけ流しの31℃。滑って身体が冷えてるので、迷わず加温の方へ。その後、せっかくだから源泉の方も入ってみた。
さすがに31℃は冷たい。温かめのプール。世界的にも珍しいという炭酸水素ナトリウム泉?とかで、入っていると、毛に泡がいっぱいくっ付いていた。そのせいか分からないけど、慣れたのか冷たさが気にならなくなって来た。といっても、このまま上がる気にはならなかったので、もう一度加温の方へ入って温まった。
温泉からあがると、今度は夕食の場所探し。温泉に置いてあったガイドを見ると、豚さがりが食べられる焼肉屋が載っていた。30分無料でインターネットが利用できるので、端末で調べてみたけれど、ガイドに載っていた秀という焼肉屋が、精肉店の直営で美味そうだった。温泉からもすぐなので、車で向ってみると、上富良野には焼肉屋がとても多いことに気付いた。
ようやく見つかった秀には、ちょうど開店時間で客が入り始めたところだった。入ってまずは豚さがりと他にも珍しいものを頼んだ。初めての牛の丸腸。脂だった。コブクロは子宮らしかった。追加ではしも腸も注文したけど、こっちも脂だった。火は卓上七輪なので、換気不十分ですごく煙かった。
脂をたっぷり食って腹もふくれて帰ろうと言うとき、しゅうさんが途中で見つけたラーメン屋へ行きたいと言い出した。焼き肉をいっぱい食べて、他のみんなはとてもラーメンを食えそうじゃない。仕方ないので、しゅうさんをラーメン屋に置いて、コンビニへ買い出しに行った。
コンビニに入ってしばらくすると、しゅうさんから完食メールが送られて来た。けれども、このとき丼にスープが残っていたことに違和感があった。しゅうさんを拾ってペンション歩へ戻る。
ペンションの周りはぽつんぽつんと農家の家があるだけで、灯がないので真っ暗だ。中へ入ると、暖かい薪ストーブが出迎えてくれる。どうやら、天気が悪くて飛行機が飛ばなかったのか、今夜の客は自分たちだけのようだ。4時起きだったので、布団に寝っ転がって、ペンション歩のアルバムを見ているうちに寝てしまった。
夜中にしゅうさんのいびきで何度か目覚める。朝はうるさくなかったけど、早起きに身体が慣れているので、6時前には起きた。カーテンを開けて外をのぞくと、昨日の雨は夜のうちに雪に変わり、しんしんと降っていたようだ。
7時までのんびりして、1階へ降りて朝食を食べに行く。素敵な朝食だった。優雅な気分に浸りながら、美味しい食事を楽しむ。みんな完食すると、手作りのかぼちゃレーズンパンのおかわりをくれた。幸せな時間だった。
部屋に戻って準備をして、薪ストーブのところへ行くと、乾かしていた手袋の中はまだ湿っぽかった。昨日の雨には参った。車のエンジンをかけに行くと、歩さんが雪かきを済ませ、車の雪を払ってくれていた。ありがたい。なんと15 cmも新雪が積もっていたそうだ。中へ戻ってもみんながなかなか降りて来ないので、歩さんといろいろと話をしながら待った。しばらくしてみんなで車へ荷物を運び入れていると、愛犬の福ちゃんが連れられて来た。
客が自分たちだけということもあって、とても落ち着いた一晩を過ごせた。あとは、富良野のパウダーを滑って帰るだけだ。
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