09/5/31 藻岩山
夏山初日は藻岩山。今日は、悠らりさんに教えてもらった藻岩山の日。エンサヤさんとランチを食べに行くと言っていたので、一緒に混ぜてもらおうと思っていたら、気付いたらいつものメンバーが揃っていた。エンサヤとゆかいな仲間たちだ。
はじめは自転車で登山口まで行こうと思っていたけれど、雨なのでみんなと一緒にH多さんの車に乗せてもらうことにした。8時くらいに迎えに来てもらい、途中、コンビニに寄ってから慈恵会病院前の登山口へ向った。登山口のそばには意外と広い駐車場があったけれど、さすがに雨で山に登ろうという人は少ないのか、まだ余裕が十分にあった。駐車が下手なおばちゃんにイライラしたあと、カッパを着込んで雨対策。おかげで雨には慣れた。
登山口は8:40に出発。足下の草花や雨に濡れる木々、枝にとまって鳴く小鳥に目をやりながら、とてもゆっくり登った。
模様がマムシに似ていることから、マムシグサの名前が付いたそうだ。
前日に下見をした悠らりさんのタイムとほとんど同じく、90分くらいで山頂へ着いた。もちろん、山頂はガスガスで展望なし。まずは今日のメインのランチを食べるべく、整理券を受け取りに行った。すると、すでに並んでいる客もいる。始発のロープウェイに乗って走って来たという元気なおばちゃんの前に陣取った。おかげで、No. 6を獲得することができた。
ランチの11:00までは少し時間があったので、少しぶらぶらする。屋上へ上がっても全く展望なし。それでも記念写真を撮った。えすきくんと二人で記念写真を撮るチャンスがあったので、ちゃっかりくっ付いてみた
藻岩山の歴史をパネルで紹介してくれたので、それも聴いてみる。インカルシペの話は結構有名なのかもしれない。勝手に藻岩山に明治政府が名前を付け替えたというのは。
11時になる前に、整理券を持ってレストランの前に並んだ。みんな食い意地が張っているのか、たくさんの人が並んでいた。なんたって6番目なのだから、すぐに呼ばれて特等席へ案内された。天気がよければ、札幌市内が一望できる一番の席だったのだけど、目の前は真っ白。嫌でもカレーライスに期待してしまう。そして、運ばれて来たのは、何とも上品なカレーライス。
見た目はきれいだけど、この量はちょっと……。横から「行動食」宣言が聞こえて来た。まあ、みんなこのレストランには不似合いな、上下カッパという姿。体脂肪を燃やして来たので、あまり上品な昼食には物足りなさを感じる。結局、予想通りルーが足りなかった。でも、531円だったので満足。
そう、中途半端なカレーの値段は、藻岩山の標高531 mに因んだものだった。今日、5月31日が藻岩山の日なのも、標高に因んだものだった。全然気付かなかった。
食べ終わってフラワーガイドを聴きに行ったら、ちょうどガイドに出て行ったところだったので、仕方なく次の回まで時間を潰して待った。時間になってガイドから紹介を受ける。そして、まずはガイドでの注意点として、ガイドコースに潜む危険について説明を受けた。
フラワーソンというのは日本で生まれた造語で、花を見ながら42.195 km走ることらしい(ウソ)。
というわけで、フラワーソンに行く。実は、藻岩山は北海道で最初の天然記念物だそうだ。大都市のすぐそばの低山にも関わらず、植物が約400種以上も生息している貴重な山だとか。何だか聞いたことのある説明だ。そうだ!高尾山だ。新宿から電車で1時間足らずの小さな山には1,300 種を越える植物がある。天然記念物の藻岩山でさえ、立派なスキー場がつくられるくらいだから、高尾山にトンネルが掘られても仕方ないのかな?
ウルシのある場所には黄色い旗が立てたあるそうだけど、意識して見ると、登山道の至る所にウルシが生えていた。
大きな葉っぱが亀の背中のように見えるから、オオカメノキと呼ぶらしい。エンサヤ、ナイス!
うちわのような葉っぱのハウチワカエデの花は赤くて、今が盛りなのだそうだ。
ハリギリの幼木の樹皮には、針のような刺が生えているけれど、大きくなるとなくなるらしい。針の生えている桐。
ガイドに質問しまくってると、時間をオーバーしてしまった。雨なのに異様にテンションが高い自分たちに、ガイドも驚いたんじゃないだろうか。雨のときこそ、テンションを上げなければと、最近鍛えられた気がする。
ロープウェイの山頂駅まではシャトルバスが出ていたけれど、混んでいて並ぶのが嫌だったので歩いて行った。急な石を積んだ階段で恐かったけど、みんな無事降りた。
山頂駅はやっぱり混んでいて、悲しいことに、自分たちの前で一旦改札が閉じられてしまった。けれども、そのおかげでロープウェイの一番前の特等席を確保することができた。皮肉なことに、藻岩山を降りる頃になると視界もよくなってきて、ロープウェイから下界を少しながめることができた。
山麓駅から慈恵会病院までは結構歩いた。久しぶりの山歩きで、案外、足もつかれた。車について汚れたものを仕舞い、帰り支度をする。車が動き始めてから、エンサヤさんがケーキを食べたがったけど、結局そのまま家まで送ってもらって別れた。もう少し家が片付いていれば案内してもいいところだけど、当分はダメそうだ。掃除しなきゃ。
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コメント
クルマバソウとワスレナグサは
とってもかわゆかった
ツーショットもかわいかった
ウソ
期待以上に盛りだくさんで楽しかったね。
市内にこんないいところがあるって
札幌ならでは~。
投稿: 悠らり | 2009年5月31日 (日) 23時36分
>悠らりさん
ワスレナグサはかわいかったね。
もっとそばに寄り添いたかった。
桃色と水色の2色あるのが
女の子と男の子のようでよかったな。
滝川で見た花と似ていると思って調べたら
ワスレナグサもノハラムラサキも
エゾムラサキの仲間だった。
ツーショットは自分では見れなかったので
何とも言えないけど
神社でのえすきくんはかわいすぎ!
生まれも育ちも札幌なので
あまり関心がなかったけれど
これからは積極的に開拓して行こうと思ったよ。
食べ物屋さんも含めて。
投稿: H本 | 2009年6月 1日 (月) 06時52分
人口190万人の都市の隣に大自然。
札幌ってすごいね。
H本くんもメルヘンの国においでよ。
メルヘンおじさんになろう。
そうそうJRタワーに上らなくては。
投稿: えすき | 2009年6月 1日 (月) 20時52分
>えすきくん
あれってメルヘンだったの?
なら、やっぱり笑顔で!
おし。いつかJRタワーにも登ろうか。
投稿: H本 | 2009年6月 1日 (月) 23時55分
JRタワー登るなら,ザイルワーク勉強しないとね.
投稿: H多 | 2009年6月 2日 (火) 09時06分
>H多
ザイルワーク勉強したら登れそうですか?!
そのときはついでにスキーベースジャンプしちゃいますよ!
投稿: H本 | 2009年6月 2日 (火) 19時15分