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熊嶺荘

パークゴルフでは汗を大してかいていないけど、温泉に入って疲れを癒したかった。でも、どうせ行くなら今まで行ったことがない温泉をと思って調べた。すると、濁川温泉の手前に桜野温泉というのがあるようだ。本に載っている露天風呂の写真は、風情があってなかなか。というわけで、桜野温泉の熊嶺荘を目指す。

こういう時はナビがあるとやっぱり楽だ。目的地をセットしてナビに従って走るだけ。GWにしては5号線は車が流れて、トラックも後からびゅんびゅん追い越して行った。T字路には桜野温泉の標識も書いてあったので、右折地点は分かりやすかった。

きれいに舗装された立派な道路を山奥へ向けて走って行くと、左手に標識と、そのそばに小さな道が現れる。そこを折れてゆっくり下って行くと川が見えて、車がぞくぞくとやって来てすれ違った。カヌーを積んでたから、川で遊んでいたのかな。

川の向こうにピンクのモルタル壁の建物があって、それが熊嶺荘らしい。看板も駐車場もあるので、間違いないようだ。中も鄙びた温泉とはちょっと様子がちがう。ペンションのような内装。浴室に近づくにつれて鄙びた感じになって来て、浴室への硬い戸を開けると、風情漂う湯船が現れた。長く使い込まれた浴槽のようで、水面の高さのところが鍾乳石のように張り出している。お湯はちょっと熱め。

入った時は一人で貸し切り状態だったけど、お湯に浸かっているときに一人入って来た。お湯から上がって体を洗っていると、女湯から大きな声で自分の名前を呼ばれた。何かと思って驚くと、その声の主は関西弁でしゃべり始めた。声に答えたのは後から入って来た青年で、自分と同じ名前のようだった。珍しいこともあるものだ。

露天風呂へ行くと、本に載っていた通りで川が見えていい雰囲気。熱めのお湯も、露天風呂なら丁度いい。休憩室が分煙されていなくて臭かった。

熊嶺荘から帰る途中、真っすぐ宿へ帰るには時間が早いので、国道へ出る前に野田生公園へ寄り道した。桜がちょっと咲いていて、何となく汚い池があるだけで、いまいちパッとしない場所だ。キクザキイチゲの白い花が咲いていたけれど、じっとしていると虫が寄って来る。去年の黄金山の悪夢が蘇る。

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ。

風呂上がりで虫に食われるのは御免なので、急いで車に戻って濁川温泉へ向った。

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