市ヶ原パーク
真狩神社の桜がまずまずだったので、土曜日は真狩へ行く予定だった。ところが、呑み会から帰って家に着いたのは5時すぎ。2時間弱寝てから準備すると、出発は9時をあっさりすぎてしまった。さすがに道路は少し混んでいて、中山峠を越えたのはもう11時近く。羊蹄山は雲に隠れずに山頂まで見えていたけど、空は何となくくすんでいた。
喜茂別の町へ向けて走っていると、左手に桜が少しまとまって咲いている場所が見えた。コンビニへ寄ったあとにその場所を探して向ってみると、学校のそばだった。広い校庭の周りには、太くて立派な白樺が立ち並んでいる。おそらく電線を守るために、白樺の上部が切り落とされていたのが残念だ。その奥には狭いけれど公園のようなスペースがあって、50本くらいの桜が咲いていた。
ここへ寄ったのはもちろん、真狩神社と同じく、桜と羊蹄山を一緒に撮りたかったから。喜茂別から見る羊蹄山は、真狩から見るよりもきれいだ。教室の窓から毎日羊蹄山の姿を眺められるなんて、うらやましい学校だ。毎日見ていると感動がないのかもしれないけど。
桜並木はとても短いけれど、うまく羊蹄山と合わせられないか歩き回ってみた。土手に上がったりもしてみたけど、残念ながらいい場所は見つからない。桜越しに羊蹄山を眺めることしかできなかった。
はじめは真狩のパークゴルフ場へ行く予定だったけれど、来る途中、喜茂別にパークゴルフを見つけたので、少し札幌側へ戻ってそこへ行ってみた。「きもべつ市ヶ原パーク」というところだった。パークゴルフ場ではなくて「パーク」だったのは、庭園のようになっているからなのだろうか、園内には川も流れている。坂を登って受付へ行くと、コースは4コース36ホールあってコース間が遠いので、車で送迎してくれるとのこと。別に歩くのは気にならないので車は断り、コースまで歩いて行くことにした。
最初の望羊コースは、コースからいつも羊蹄山が見えて景色がいい。真狩もそうだったけれど、羊蹄山へ向けて打つと気分がいい。ただ、山の中なので、虫が多くて気になる。次の白樺コースは、名前の通り白樺の林を縫うようにして造られたコース。
移動する途中、ニリンソウの小さくて白い花が咲いているのを見つけたので、ザックからカメラを取り出そうとした。ところが、ザックにはカメラが入っていない。悲しいことに、レンズだけ背負って歩いていたようだ。エゾエンゴサクやオオバナノエンレイソウ、エゾノリュウキンカも咲いていたのに、残念。
白樺コースの次は、5分ほど歩いて反対側のコースになる。これまでの2コースとは異なり、他の場所にもよくあるゴルフコースを小さくしたようなコースだった。虫はいない代わりに、自然に囲まれた雰囲気はない。どのコースもラフが深くて大変だったけど、その分ちゃんと手入れされているということだろうか。にもかかわらず、客が全然少ない。ちょうど最後のコースを回り終えた頃、車で迎えに来てくれたので、ありがたく乗せてもらった。運転手のおじさんも受付のおばさんも地元の農家の人らしく、親切で感じのいい人たちだった。
結局、13時半までパークゴルフをしていた。大して汗はかいていないけれど、まずは温泉に入るのに京極へ向った。
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