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おいしいコーヒーの真実

北星フェアトレードフェスタへ行く前に、ざっと観てみた。コーヒーはフェアトレードの代名詞のようなもの。去年の札幌フェアトレードフェスタでもいくつかのショップでそれぞれフェアトレードコーヒーを販売していたし、前に北大の学祭でも買ったことがある。

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映画で登場するのは、エチオピアのコーヒー。1989年に、それまでコーヒー豆の価格の安定を支えていた国際コーヒー協定がWTOによって解体され、ニューヨークの先物取引で価格が決まるようになった。その後、コーヒー豆の価格は暴落。エチオピアをはじめ、アフリカのコーヒー農家は大打撃を受けた。今の10倍の価格でコーヒー豆が売れなければ、子どもを学校へ通わせてやることもできない状態だ。

そんなエチオピアのコーヒー農家を救おうというのがコーヒー農民協同組合連合会だった。日本で農協研修を受けたというタデッセという人が設立した組織で、エチオピアのコーヒー豆を外国へ直接売ることで、商社に買い叩かれるのを防ぎ、中間マージンを取り除いて、コーヒー農家へ公正な対価を支払うことを目指している。まさに、交流会で長坂先生が言っていた「国際産直」だった。

ひどいことに、現地ではコーヒー栽培では食っていけないので、麻薬を栽培している。作りたくなくても作らざるを得ない状況らしい。

できることならフェアトレードコーヒーを選びたいけれど、コーヒーは焙煎で味が全然ちがってしまうので、どれでもいいとはならない。深入りのコーヒーが好みだけど、残念ながら、近場にそうした好みのフェアトレードコーヒーを売っている店を知らない。まずは探してみようか。

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