09/7/12 アポイ岳
エンサヤさんの膝も大分よくなって来たので、念願だったアポイ岳まで行って来た。5人だけど場所が場所なのでH多カー1台で出かける。5:30に自宅を出発して、えすきくんを拾い、H多邸で車チェンジ。エンサヤさんと悠らりさんを順に拾って、札幌北ICから高速道路に乗ってまっすぐ日高門別へ向った。ところが、途中でエンサヤさんはお腹が減って機嫌が悪くなってしまった。1時間そのまま走って、高速道路を降りてすぐコンビニに入り朝食を調達したので、エンサヤさんも機嫌を良くした。でも、ここからアポイ岳の登山口までが長かった。
早く起きすぎたので後部座席の真ん中で寝ているうちに、車は登山口を探してさまよっていた。ナビ不在のH多カーは登山口を大きく通り過ぎ、襟裳岬へ向けて走っていた。地図を見てさすがに引き返す。「アポイ岳」と書かれた大きな看板のところまで引き返して、何とか9:30には登山口に到着した。
各自駐車場で準備をしていると、ちらほら忘れ物に気付く。出かけてすぐに熊鈴を忘れたのに気付いていたけど、エンサヤさんはカメラを忘れ、H多さんはなんと登山靴を忘れていた。まあ、身に覚えがあるのであまり笑えないけど、H多さんは沢靴しかないので大変そうだ。
10時に登山口を出発。曇り空なのが残念だけど、暑くないのでサクサク登った。
林の中を歩いていて気配を感じて顔を上げると、エゾシカがこっちをにらんでいた。
1時間くらいで五合目まで到着した。アポイ岳の山頂の方を見上げると、残念ながら雲の中だった。
一方、反対側を振り返ると、日に照らされる森の向こうに海を見下ろすことができる。
そして、休憩しているうちに、アポイ岳の山頂が青空に顔をのぞかせた。
晴れて青空が現れると、不思議なほどにテンションが上がって元気になる。ゆっくりペースのエンサヤさんたちを置き去りにして、足早に登って行った。五合目から上には花が現れるので、楽しみながら登れる。
晴れ間もそう長くは続かず、いつの間にか辺りは雲に包まれる。陽射しに温められた空気が山の上の方へ雲を押し上げて来るのだろう。晴れ間と雲が交互におとずれた。
馬ノ背までの急登を登り切ると、対面に吉田岳が現れる。ここでしばし休憩。結構疲れた。
尾根を歩いていると、岩場にタンポポに似た黄色い花が咲いているのに気付いた。しばらく歩いていると、だんだんと数が増えていく。登山道沿いにもたくさん咲いていた。
H多さんが岩場に青い花を見つけた。望遠レンズで撮ってみたけど、よく分からなかった。
山頂には12:30くらいに到着した。まずまずのタイム。残念なのは、山頂には木が生い茂っていて展望がないこと。陽射しを遮ってくれるので、涼しくてよかったけれど。ゆっくり昼ご飯を食べる。
13時に下山開始。帰りは幌満お花畑へ寄って帰る。
山頂直下が急登だったせいか、途中、何ヶ所か急な下りがあったけれど、みんな無事に通り抜ける。
登りでもよく見かけたキンロバイは、何とかキンバイによく似ている。
幌満コースは植生保護のために封鎖されているので、分岐から幌満お花畑を折り返す。ここには登りで見かけた青い花がたくさん咲いていた。
エゾルリムラサキは、藻岩山で教えてもらったワスレナグサに似ている。実際、調べてみるとどちらもムラサキ科の花だった。
てっきりお花畑が続くのかと思ったら、分岐のところだけほんの少しで、あとはひたすら林の中をトラバースしていった。
長〜いトラバースの後、ようやく尾根の上に出た。すると、向こうの雲の中にはどこかの山の頂が見える。
尾根の上を歩いていると、進む先に様似の海岸線が続いているのが見える。
五合目には14:30に戻った。みんな結構疲れているようだ。エンサヤさんは動きたくないとか言ってる。札幌に早く帰りたかったので、先行して下山してみんなを急かした。
それでも、五合目から下はダルいだけで、淡々と降りていけばなんてことはない。時間こそかかったけれど、15:30には登山口まで戻ることができた。今年一番の登山になった気がする。ペースが遅いなぁ。でも、とりあえず今年は今まで登ったことのない山を続けて登っているので悪くない。
| 固定リンク | 0
« 風のガーデン | トップページ | 海鮮和食処 金水 »
コメント