PMF 2009 ピクニックコンサート
昨日からずっと雨で、朝もどんよりしていてダメかと思ってたけど、昼前に陽射しが出て来た。PMFのオフィシャルサイトにも、予定通り開催するというアナウンスも出ていた。これなら多少雨が降っても大丈夫だろう。芝が濡れているはずなので、テントマットとシュラフマットと、いざというときのカッパも持って、昼すぎに札幌芸術の森へ出かけた。
ところが、完全に油断していた。芸術の森の入口から渋滞していた。去年のNJSのときのように、裏から回ればよかった。第5駐車場に車を停めて、シャトルバスに載って会場へ着いたときには、ちょうどPMFヴィルトゥオーゾ演奏会~PMF IP & アンドレ・ワッツが始まったところだった。スケジュールより少し遅れているらしい。
なぜか野外ステージの芝席は、いつ来ても同じところに座っている気がする。今日もステージに向って左後側だった。この頃は陽射しがあったけれど、残念ながらすぐに日が陰ってしまった。札幌の夏らしい清々しさはないけれど、陽射しがない分涼しいのはいい。寝っ転がって本を読みながら聴いていた。
PMF弦楽四重奏コース演奏会のきれいなストリングスの演奏が終わる頃には、だんだん寒くなって来たので、今年はカッパを上下着て完全装備。これならさすがに寒くない。
最後のPMFオーケストラ演奏会では、2曲目のマーラーの交響曲第5番は、昨日、CDで予習していた。ちなみに、司会の話によると、この曲の第4楽章は、映画「ヴェニスに死す」で使われているらしい。ちょっと盛り上がりに欠ける印象のまま演奏は終わり、結局、アンコールもなかった。2年前にワレリー・ゲルギエフが来たときは、ラストはかなり盛り上がって花火も上がっていたのとは対照的だった。静かに終わってしまい、そのままシャトルバスで車まで戻った。
![]() | ![]() | マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
アーティスト:バーンスタイン(レナード) |
【7/28 追記】
そういえば、20年目を迎えたPMFも、この世界同時不況で財政的に厳しいらしく、個人からの寄付を募っていた。企業による支援の中止が、PMFの財政を困難なものにしているようだ。景気のいいときは宣伝効果を狙って支援するくせに、景気が悪くなった途端にあっさり引き上げるところは、さすが営利企業。市場原理に文化をあずけるのも危険だと思った。
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