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サイテーな「最低保障年金」

続けて民主党の政権政策Manifestoを読んでみると、「3-18. 一元化で公平な年金制度へ」を見つけた。新たな年金制度の中身を見て目を引いたのは、消費税を財源とする「最低保障年金」を創設し、すべての人が7万円以上の年金を受け取れるようにするという記述。7万円という金額を見て、普通の人はどう反応するだろうか。民主党は7万円で生活できると本気で考えているのだろうか。

北欧のどこの国か忘れてしまったけど、向こうでは年金だけでちゃんと生活できる仕組みになっているし、最低でも旅行もできる程度の年金が受け取れるようになっていたはずだ。民主党はどういう根拠で7万円以上を「最低保障年金」と呼ぶのか分からない。憲法25条のすべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。という条文ですら虚しく感じる日本では、改革といってもこの程度か。とはいえ、共産党でも最低保障年金は国民年金で8万3千円……。地域によるだろうけど、いったいいくらなら生活できるんだろう。

決して、民主党のマニフェストを批判して自民党の見方をするつもりではないけれど、ちょっと読んだだけでも気になるところがいろいろ出て来る。「郵政選挙」のように、今回も「政権交代」のうたい文句だけで民主党が一人勝ちしてしまった後が怖い。

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コメント

北欧は税制が違うので一概に比較出来ませんが、最低補償年金でも家族と同居なら、生活出来ない事はないでしょうし、一人暮らしなら生活保護と抱き合わせという事になると思います。その時の水準で違ってくるでしょうが、今よりはマシでしょうね。

投稿: N.Y | 2009年7月28日 (火) 20時52分

>N.Yさん

コメントありがとうございます。

確かに、「今よりはマシ」でしょうね。
生活保護との抱き合わせで考えましたが
結局は介護保険や医療費の問題とも切り離せないので
総合的に判断する必要がありますね。

投稿: H本 | 2009年7月28日 (火) 20時59分

都内在住の60才代一人の生活保護額は
13万3千程度です。
この内、住宅補助は53700円。
約8万円が生活費にあたります。
この額で実際に生活している人は
大勢いる事になりますね。
最低保障年金の7万円はこの額を基準に考えられていると思われます。

住宅補助は持ち家の人、借家の人、地域によって必要額が異なる為、一律には出来ません。
医療と同様に別システムで支援策を考えねばなりません。


投稿: | 2009年10月 5日 (月) 13時33分

教えてくださりありがとうございます。

確かに、住宅補助は一律には決められませんね。
食料品なども地域差がありそうですし
最低補償年金だけで済む問題ではないのだと
改めて思い知りました。
つい金額に目が行ってしまいましたが
最終的にすべての人の生活が保障されることが望まれます。

投稿: H本 | 2009年10月 5日 (月) 18時47分

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