« 第56回 さっぽろ夏祭り 大通納涼ガーデン | トップページ | 奥田 實 写真展 「母なる大雪山」 »

09/8/1 裾合平

去年、裾合平へ行ったときには、チングルマはみんな綿毛になってしまっていた。一面に咲き乱れるチングルマが見たいと思い、裾合平まで歩いて来た。

出発はゆっくりめで、6時に高速道路を通って旭岳へ向った。天気予報通りで空はどんより。最悪、裾合平へ行かずに、銀泉台でゆっくりしようかと話していた。ところが、旭川を過ぎて旭岳への直線道路を走っていると、目指す方向は明るく見える。近づくにつれ、青空も見えてくる。忠別ダムの辺りでは、もう青空が広がり夏の陽射しが降り注いでいた。

ほとんど満車の駐車場には9時前に着いたので、急いで仕度をして9時発のロープウェイに乗り込んだ。窓から正面には旭岳が青空にそびえているのが見える。思わず笑いがこみ上げる。

姿見駅で降りると、まずは姿見の池を目指した。逆光だけど、青空があるうちに見に行った方がいいと判断したので。

大雪十勝
大雪山系から十勝連峰を望む。

姿見駅の散策路の周りには、ミヤマリンドウの青い花がたくさん咲いている。チングルマは綿毛が多かった。

チングルマと旭岳

姿見の池へたどり着くと、期待したほど山容が映り込んでいなかった。姿見駅では無風だったけれど、さすがにここまで登ると少し風が出て来るようだ。

姿見の池

イワブクロと姿見の池

今回の目的地は裾合平なので、あまりのんびりしないで再び歩き始めた。

ミヤマリンドウと鏡池

日が陰ってしまったのが残念だったけれど、裾合平までの登山道を花を楽しみながら歩く。

コケモモ
コケモモ。

イソツツジ
イソツツジ。

マルバシモツケ
マルバシモツケ。

コエゾツガザクラ
似たり寄ったりで区別がつきづらい。

ミツバオウレン
ミツバオウレン。

エゾノツガザクラ
エゾノツガザクラ。

ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ。

しばらく歩いて行くと、雪渓のそばに大きなチングルマが咲いていた。増毛やニセコに比べて花が大きい気がする。


チングルマ。

ツガザクラの変種
エゾノツガザクラとアオノツガザクラが混じった変種のようだ。

裾合平までの道は、何度も沢を越えるアップダウンが続く。その度に、季節が少し戻って、エゾコザクラが咲いている。

小塚をバックに

裾合分岐には2時間くらいで着いたので、ここで一旦休憩をとる。少し休んでから、いよいよ裾合平のお花畑へ向けて歩き出した。しばらく歩くと、木道の両脇に一面のチングルマのお花畑が広がった。スケールがでかい。

裾合平から当麻岳の稜線を見上げる
木道の北側。

旭岳まで続く裾合平のお花畑
木道の南側。

お花畑に日が射す
雲間からの陽射しがお花畑を照らす。


青空ものぞく。

大塚
束の間の青空だった。

気付けば、悠らりさんはチングルマのお花畑で休んでいたし、えすきくんとH多さんも少し離れたところで休んでいた。そろそろ頃合いだったので、自分も引き返すことにした。

エゾコザクラ

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ。

エゾヒメクワガタ
エゾヒメクワガタ。

H多さんが言うように、キバナシャクナゲはツツジに似ていると思ったら、調べるとツツジ科だった。

キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ。

裾合平を歩く
裾合平のお花畑の中を歩いて帰る。


大塚の方も曇って来た。


雲行きが怪しくなって来る。


たまに日が射すと、チングルマが白く輝く。


エゾコザクラも鮮やかだ。

帰りはサクサク歩いて、姿見駅を13:30発のロープウェイに間に合った。行動時間5時間弱のゆるいトレッキングだった。登山でもないけど、念願のお花畑が見れたのでよかった。でも、もう1週間早く来ていた方がよかったように思う。といっても、先週末も雨。自然が相手なので難しい。

| |

« 第56回 さっぽろ夏祭り 大通納涼ガーデン | トップページ | 奥田 實 写真展 「母なる大雪山」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第56回 さっぽろ夏祭り 大通納涼ガーデン | トップページ | 奥田 實 写真展 「母なる大雪山」 »