09/8/1 裾合平
去年、裾合平へ行ったときには、チングルマはみんな綿毛になってしまっていた。一面に咲き乱れるチングルマが見たいと思い、裾合平まで歩いて来た。
出発はゆっくりめで、6時に高速道路を通って旭岳へ向った。天気予報通りで空はどんより。最悪、裾合平へ行かずに、銀泉台でゆっくりしようかと話していた。ところが、旭川を過ぎて旭岳への直線道路を走っていると、目指す方向は明るく見える。近づくにつれ、青空も見えてくる。忠別ダムの辺りでは、もう青空が広がり夏の陽射しが降り注いでいた。
ほとんど満車の駐車場には9時前に着いたので、急いで仕度をして9時発のロープウェイに乗り込んだ。窓から正面には旭岳が青空にそびえているのが見える。思わず笑いがこみ上げる。
姿見駅で降りると、まずは姿見の池を目指した。逆光だけど、青空があるうちに見に行った方がいいと判断したので。
姿見駅の散策路の周りには、ミヤマリンドウの青い花がたくさん咲いている。チングルマは綿毛が多かった。
姿見の池へたどり着くと、期待したほど山容が映り込んでいなかった。姿見駅では無風だったけれど、さすがにここまで登ると少し風が出て来るようだ。
今回の目的地は裾合平なので、あまりのんびりしないで再び歩き始めた。
日が陰ってしまったのが残念だったけれど、裾合平までの登山道を花を楽しみながら歩く。
しばらく歩いて行くと、雪渓のそばに大きなチングルマが咲いていた。増毛やニセコに比べて花が大きい気がする。
裾合平までの道は、何度も沢を越えるアップダウンが続く。その度に、季節が少し戻って、エゾコザクラが咲いている。
裾合分岐には2時間くらいで着いたので、ここで一旦休憩をとる。少し休んでから、いよいよ裾合平のお花畑へ向けて歩き出した。しばらく歩くと、木道の両脇に一面のチングルマのお花畑が広がった。スケールがでかい。
気付けば、悠らりさんはチングルマのお花畑で休んでいたし、えすきくんとH多さんも少し離れたところで休んでいた。そろそろ頃合いだったので、自分も引き返すことにした。
H多さんが言うように、キバナシャクナゲはツツジに似ていると思ったら、調べるとツツジ科だった。
帰りはサクサク歩いて、姿見駅を13:30発のロープウェイに間に合った。行動時間5時間弱のゆるいトレッキングだった。登山でもないけど、念願のお花畑が見れたのでよかった。でも、もう1週間早く来ていた方がよかったように思う。といっても、先週末も雨。自然が相手なので難しい。
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