09/8/17 アポイ岳
どうせ様似へ行くならアポイ岳へまた登ってしまおうということで、この夏2度目のアポイ岳。
先月は札幌を6時に出発して、高速道路を使えば3時間で登山口まで行けるのは分かっていた。ナビもあるので、登山口を見失うこともないだろう。実際、9すぎには登山口に到着した。
ところが、時計を忘れた。他には忘れ物がないようなのでよかったけど、ペースが分からなくなりそう。まあ、適当に登ろう。
雨こそふっていないものの、いつ雨が降り始めてもおかしくないような天気だった。5合目まではガンガン登る。案の定、展望はなかった。いつもの日和で、ここで引き返そうかとも思ったけど、雲の中の山頂目指して急登を開始した。
5合目までは花も咲いていないので一気に登ったけれど、さすがにここからは登山道脇の花に時おり目を奪われてカメラを構える。
先月来たときには咲いていなかったサマニオトギリも、この日はちゃんと咲いていた。同じ山に季節を少しズラして来ると、咲いている花が変わっていて面白い。2年前に十勝連峰で1週間ずらして来ただけでも、開花が進むのが分かって面白かった。
途中、先行していた若い男性二人のパーティーを追い越してから撮影をしていたら、「ヒダカソウ見つかりましたか?」とたずねられた。もちろん見つかるはずがない。山頂で彼らに話を聞くと、浦河から来ていて、アポイ岳に登るのは小学校の頃に登って以来だとか。当時はヒダカソウが咲いていたのだろう。
アポイ岳はやっぱり十勝や大雪、ニセコともちがって、それまで見たことのない花を見つけられるので楽しい。
散りかけているようなダイモンジソウは、花弁が丸いアポイ岳に特有のもの。
エゾシオガマを見たのは、去年の尻別岳以来かな。
軽く水分を摂るくらいの短い休憩をのぞけばずっと歩き通しだったので、山頂まで1:30で着いてしまった。トレーニングとしてはまずまずだった。遅れて登って来た浦河の二人と話したときに、浦河の味処 三之助という店を紹介してもらった。先月行った海鮮和食処 金水よりも安くて美味いとか。
山頂では15分休んで、すぐに下山を開始した。歩いていると生き物の気配がする。バサバサっと現れたのはホシガラスだった。近くの岩場からも鳴き声が聞こえて、岩の上で何かが動くのが見えた。ナキウサギだろうか。
下山もサクサク歩いたら、登山口には12:30には戻って来れた。たった3時間の山行。最近、行動時間が短いけれど、これからいきなり8時間とか9時間とか、まして縦走とかできるのだろうかと少し心配。
どうせだから、またアポイ岳ビジターセンターをのぞいて行こうとすると、玄関に演奏会のポスターが張ってあった。
アポイ岳から吉田山までピストンしようかと初めは考えていたけど、ここで調べると往復1:30はかかるらしい。天気がよければ稜線歩きも楽しいだろうけど、こんな日は仕方ない。
早いペースでの登山で汗を結構かいたので、アポイ山荘へ風呂に入りに行った。アポイ山荘が温泉じゃないのが悔やまれる。アポイ山荘の玄関でも商大プレの文字を見かけた。そういう日のようだ。工事はもう終わっていたので、露天風呂も先月のような圧迫感がなかった。
休憩室で行動食のあまりを昼食代わりに食べた。
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