長沼トリップ
「金をやったんだから早く連れて行け」と、おやじに叱られたので、じーちゃんと一緒に長沼に出かけた。果たして黒字丼を食べることができるのか!?
9時すぎにじーちゃんの家に電話をかけたけど、何回呼び鈴が鳴っても出ない。聞いていた通りなので、あきらめて出発した。10時に家に着くと、じーちゃんは銀行へ行く準備をしていた。新聞を読みながらじーちゃんが帰って来るのを待つ。帰って来たじーちゃんから今日の軍資金を受け取る。
まずは、長沼のパークゴルフ場へ向かった。じーちゃんの家は北広島なので、あっという間に長沼に着いた。早速コースに出ると、じーちゃんが上手すぎて参った。1コース目はなんとかいい勝負をして食い下がったものの、1コース目は6打差を付けられた。とても2年ぶりとは思えない実力だった。しかも、御年93歳。完敗だった。
パークゴルフの後、山形へ持って行く酒を買いに小林酒造へ行ってみた。いつもは北の勝を持って行くのだけど、今年はエンサヤさんの実家でお世話になったので、何となく小林酒造の酒を持って行きたかった。北の錦資料館をちょっと見学してから、店員に相談して、これに一番近いという大吟醸原酒「まる田」を買った。車で行ったので試飲できないから仕方ない。
ところが、後で調べたら、北斗随想は、小林酒造の酒じゃないか。北斗随想は、Slow Boatで飲んだことがある美味い日本酒で、確か良さんのラベルが張ってあった気がする。買い直して、「まる田」は飲み会用にしようか……。
そろそろお腹も減ったので、長沼に戻って「いわき」へ行った。
赤字丼は前回完食したので、今回は噂の新商品の黒字丼を食べてみたかった。15食限定だったけど、まだ売り切れていなかった。注文してからしばらくたって運ばれて来た黒字丼は、あー☆さんが紹介していた通り、カニバージョンの赤字丼だった。見ただけでお腹が膨れた。
エビに比べてカニの方がボリュームが小さいので2本目までは軽かったけど、3本目にとりかかってから衣の脂が腹にズッシリともたれて来た。なんとか6本食べ切ったけど、まだご飯が残っている。塩辛で少し食べた。残りは三丈漬けで食べたけど、あまりの辛さに汗と鼻水がしばらく止まらなかった。でも、なんとか完食。
食べ終わってから、ながぬま温泉へ行った。浴室では補聴器が使えないので、不自由この上ない。結局、露天風呂に入れずにそのまま上がった。でも、思えばじーちゃんと背中を流し合ったのは、子どもの頃以来かもしれない。
腹は苦しかったけれど、あいチュらんどでソフトクリームを食べてから帰った。やっぱり長沼から北広島へはあっという間だ。
最後におやじに会って気分を悪くして帰った。会わなきゃよかった。ともかく、「介護の社会化」なんてのは、少なくとも日本においては机上の空論だと実感した。
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