« からから | トップページ | 二つの世界を生きた画家 »

Vichyssoise

穀物祭へ夏に行くと、夏季限定のポテトの冷製スープ「ヴィシソワーズ」が食べられる。一瞬で過ぎ去った夏を懐かしく思っていると、家でたまたまレシピを発見したので作ってみた。

レシピは簡単そうにみえて、実際は結構面倒だった。何より、じゃがいもを細かくするのにミキサー(ブレンダー)が必要だ。ミキサーなんて、自分の家で一度も使ったことがなければ見たこともなかった。

ところが、なんと家には20年もの間一度も使われないミキサーがあった。通販が好きなグランマが何となく買ったものだ。説明書を読まないグランマは説明書を捨ててしまっていたので、ミキサーを最近見つけてからもしばらく放置していた。けれども、ミキサーなんてただ回転するだけだろう。ハンドミキサーと大してちがわないはずだ。家にあったミキサーは怪しげなメーカーだけど、構造的には他の一般的なメーカーのものと同じことが確認できたので、電源をつないで動作だけ確認してから調理にとりかかった。

レシピでは固形スープを使って楽できるように書いてあったので、材料を炒めてからじゃがいもをしっかり茹でた。ミキサーにかける前に冷ますのに時間がかかるので、その間にサンマをじゃんじゃん下ろして時間を潰す。

冷めてからミキサーに移したけど、小さいミキサーなので、少しずつ小分けにした。ミキサーを回すと、確かに細かくなるけれど、何かが擦れたような匂いが気になる。心配になりながら作業を続けたけど、なかなかじゃがいもの固まりがなくならない。結局、全部滑らかにするのはあきらめて、鍋に戻した。ミキサーはこういうものなんだろうか。

あとは、牛乳入れて味を整えて冷やすだけ。冷やすのがまた時間がかかったけれど、最後に生クリームを入れて小ネギを散らすと、自分で作ったとは思えないほどまともなスープができた。

ヴィシソワーズ
初ヴィシソワーズ。

思ったより美味い。まともだった。江良でもらったじゃがいもがまだたくさん残っているので、そのうちまた作ってみよう。そろそろ大雪からは初雪の便りが届きそうだけど。

| |

« からから | トップページ | 二つの世界を生きた画家 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« からから | トップページ | 二つの世界を生きた画家 »