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寒河江へ

水研の全国大会へ参加するために、10年ぶりで山形まで行って来た。ところが、初めから全然気の抜けない展開だった。

チケットはかなり前から予約していたので、最悪、チケットが取れないという問題はなかった。けれども、飛行機の出発がいつもより遅かったので、朝はついついのんびりしてしまった。すると、空港までのバスの所要時間を計算すると、どう考えても空港にバスが到着するのは、飛行機が出る10分前。もしかしたら、飛行機に乗り遅れて山形へ行き着くこともできないかもしれない。

ドキドキしながらバスに乗っていたけど、幸いバスが3分早く到着してくれた。それでもギリギリなのは変わらないので、慌てて搭乗口へ走った。手荷物検査でまだ間に合うか聞いてみると、意外にも、まだ他にも同じ便で通過していない客がいるようだ。一応、優先で通してもらい、飛行機にほぼ駆け込み乗車(機?)した。

新千歳空港を出発した飛行機は順調に進んで、予定より10分早く到着するというアナウンスが入った。ところが、ハスカップティーを飲み終えて飛行機の高度が下がり始めてからしばらくすると、滑走路で他の飛行機が鳥と衝突したとかで、調査のために到着が遅れるらしい。ヒヤヒヤしながら乗っていたけれど、結局、予定通りの到着時間になった。

仙台空港へ飛行機が到着してからも、それほど余裕はない。乗り換え検索で時間ギリギリのスケジュールなので、万一間違えたら集合時間に間に合わなくなる。去年も集合時間に遅れているので、今年はちゃんと間に合いたい。電車に乗るまで気付かなかったけれど、ありがたいことに、10年前とちがって、今は仙台空港から仙台までJRがつながったようだ。電車の乗り換えだけで済むのは楽だ。

仙台で仙山線に乗り換えてから、北仙台と北山形を勘違いして電車を降りたけど、すぐに気付いて戻ったので、なんとかそのまま山形まで行くことができた。あれはかなり危なかった。途中、山寺を通ると、10年前に訪れたときのことを思い出した。当たり前だけど、山寺駅の雰囲気は全然変わっていなかった。観光地だけあって、乗客もどっと降りて行く。

電車が山を下って行くと、線路の両脇に稲穂で輝く水田が広がるようになった。北海道と似た景色に、何となく心が落ち着く。その電車を北山形で降り、寒河江までの電車に乗り換えることになる。20分弱の待ち時間があったので、駅のホームを少しぶらっとしてみた。

北山形駅

北山形駅から乗った電車はワンマンカーだった。地元の高校生がたくさん乗っている。寒河江(さがえ)に着く前に後から声をかけられて振り返ると、1年ぶりに会う水研の人だった。ここまでずっと独りで少し心細かったので、懐かしい顔に出会ってホッとした。

寒河江駅へ到着すると、早速、貸し切りバスへ乗り込んで、最初の見学先へ向かった。

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