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林業体験

2日目は林業体験をした。去年は枝豆の収穫やりんごもぎなどの農業体験はしたけれど、もちろん林業体験は今回が初めて。林業は斧で木を倒すイメージがあるので、ドキドキだった。

最初にやったのは下草刈りだった。草刈り機は触ったのすら初めてだった。公園や道端で草刈りをしているのをよく見るけど、自分でやったことはこれまでなかった。基本的に刃物が恐いので、ノコギリの円盤が回転しているのだから恐怖だ。間違って身体に当たったらどうなるだろう。そんなことを考えるとゾッとする。

ビビりながらも教わった通りにエンジンをかけて、草刈り機を持ち上げてみると、かなり重くてズッシリと来る。8 kgあるらしい。右手のレバーがエンジンのアクセルになっていて、握ると回転数が上がる。最初は恐る恐る草を刈っていたけど、慣れて来るとだんだんと要領がつかめて来た。草がボーボーだったところがきれいになって行くと気持ちがいい。でも、緊張しながら作業していたので、30分もすると腕がダルくなった。さすがになかなかの重労働だ。

下草刈り

下草刈りの後は、間伐だった。要らない木をチェーンソーで切り倒す。切り倒された間伐材は、使い道がないので適当に細かく切って放置する。もったいないけど仕方ない。コストに見合わないので、結局間伐材は土に帰るだけだ。切り倒された木を細かくする作業と、切り株を切り落とす作業をやってみた。チェーンソーも重いし恐い。振動が大きいし、木を切っているときにどんどん引っ張られる。なかなかの腕力が必要だ。チェーンソーも使うのは初めてだったけれど、なんとか無事に作業終了。林業にはやっぱり体力が必要だと思った。

間伐
切り倒す。


切り株。

切株
切り株の残った要らない部分は落とす。

ツリフネソウ
膨らんだツリフネソウの実を触ると弾けることを教えてもらってびっくり。

林業体験を指導してくれた人たちは高齢者。農業、漁業、林業と、日本の第一次産業は高齢者によって支えられているのだとしみじみと実感した。分かる人は分かっているだろうけど、このままあと10年、20年したら、間違いなく日本はコケると思った。それまで何もないだけマシなのだろうけど。

身体を動かした後、昼ご飯はいも煮会だった。いも煮会というものがあるというのは聞いたことがあったけれど、実際に参加するのは今回が初めてだった。

いも煮会
要は、里芋がメインの鍋のような料理をみんなで食べるようだ。

いも煮
最初は普通にいも煮。

いも煮うどん
続いて、うどんが入る。

いも煮カレーうどん
さらに、最近、いも煮会で流行っているカレー味に。

調子に乗って食べすぎて苦しかった。でも、里芋が大好きなので、いも煮会は幸せ。

食べすぎで血液が胃の方へ集中する状態で、林業クラブの4人の方からそれぞれ話をうかがった。林業が直面する問題は切実だけれど、みんな林業を、山を、山形を愛しているという気持ちが強く伝わって来た。誇りを持って活動に取り組んでいると感じた。

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