大工哲弘 島唄ひとり会
前日の大泊一樹 八重山唄会に引き続き、ほぼ2年ぶりで大工哲弘 島唄ひとり会を聴きに、くう COOへ行って来た。
くうへ行くのも2年ぶりなので、最初少し迷った。Yさんから席取りを頼まれていたので、とりあえず、一番前のテーブルのある席に座った。予想はしていたけれど、会場にやって来る人たちはいかにも三線をやっているような人ばかり。しばらくしてYさんが来たのでホッとした。
ドリンク券でジンジャーエールを注文してから席に戻って話していると、開演の時間になった。トラディショナルな曲を演奏するという大工さんの民謡は、初めて聴いた沖縄民謡の原点に返るような印象だった。とはいえ、やっぱりMCが面白い。しかも、大工さんの場合はきっと頭がいいのだと思うけど、ところどころに社会への皮肉があったりして、笑いの中にもメッセージが詰まっている。
ゆんたは、確かに新興宗教のようで、初めてじゃなくてもちょっと居心地の悪さを感じる。札幌しまうたの会の人たちがたくさん来ているみたいで、リハーサルをやっていたんじゃないかと思うほど、みんなぴったりと合っている。ゆんたは宮古・八重山が人頭税で虐げられていた頃に生まれた「労働歌」なので、三線はなく手拍子だけ。
大泊一樹 八重山唄会で聴いた曲もあったけど、相変わらず歌詞は全然分からない。大工さんの解説を頼りに情景をイメージする。その大工さんも、西表かどこかの民謡で、最近まで歌っていなかった曲があると言っていた。現地へ行ってから長い間封印していたとか。歌うには想いが必要なようだ。
ライブの後で、帰り際にCDをお土産に買って帰った。
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