Photo&Sound Live「守りたい生命」:響き合う海と北の大地
インストアライブ?のPhoto&Sound Live「守りたい生命」:響き合う海と北の大地を観にアップルストアへ行って来た。
はじめは道展へ寄ってから来るつもりだったけれど、講演会が長引いたので、まっすぐ街までやって来た。さすがに時間が早かったので、池内に入ってアウトドア用品店でウインドウショッピング。ColumbiaとかThe North Face、HAGLOFSとかのショップが並んでいた。いつも秀岳荘にしか行かないので、こういう高級そうな店へ来ると緊張しまくり。実際、値札を見てびっくり。店員にレディースだと言われた。ちなみに、秀岳荘セールで買ったVersa Air Zip In Jacketだけど、今年のモデルの方が色がいい。
HAGLOFSの店員としばらく話してコミュニケーション能力の向上を図る。実はEND OF THE LINE上映会後のレセプションパーティーで受付をやっていたそうだ。どうりで何となく見覚えがあるわけだ。1万円買うと抽選で10万円のお買い物券が当たるらしいけど、アンラッキーな人生の自分には絶対無理。
そろそろ時間なので、アップルストアへ移動すると、奥の方に席が用意されていて、20人くらいの客がもう集まって座っていた。概要は
Photo&Sound Live「守りたい生命」:響き合う海と北の大地
自然写真家の寺沢孝毅氏が、自身の推進する「守りたい生命」プロジェクトをご紹介します。知床半島、大雪山、天売島などの美しい風景や、そこに生きる動物たちなどの写真を大型モニターで上映。音楽や自然音、さらに寺沢氏のトークを交えながら、北海道の自然のすばらしさを臨場感豊かにお伝えします。
天売島在住の寺沢さんだけど、今回は知床が舞台だった。山の中で育った寺沢さんの原風景である川が、大きくなってから戻ってみると、砂防ダムの工事で見る影もなくなっていたことにショックを受けたらしい。そんなこともあって始めた「LLP 守りたい生命プロジェクト」らしい。
ヒグマを撮影するときの心構えを教えてもらった。銀泉台ではヒグマをおびき寄せるおとりに任命されたけれど、どうせなら自分が撮影してみたい。寺沢さんは真似しちゃいけないと言っていたけど、撮るには真似するしかないだろうな。
写真は写真展というイメージがあったけど、何もプリントして壁に展示するだけじゃないと思った。音楽や音、トークも組み合わされて流れのあるスライドショーは、ドキュメンタリーのようだった。プレゼン能力が要求されるけれど、フォトグラファーの表現の可能性が広がるように思う。観る方がゆっくり1枚の写真を楽しめないという問題はあるけど。
Keynoteで作られたスライドショーはきれいだった。トたまに背景の色が出るのがイマイチだったけど。撮った写真からKeynoteでスライドショーを作って、DVDに映像として焼くのもいいかもしれない。iDVDのスライドショーは、お手軽だけど編集の自由度が低かったから。
寺沢さんのスライドショーはストーリーがしっかりと作られていて、それだけでメッセージが伝わるようになっていた。自然の厳しさや野生動物の営みが迫力ある写真で表現されていた。特に、秋に遡上して来るカラフトマス。身体中傷だらけになりながら川を上って行くカラフトマスカラは、野生動物のたくましさを感じた。最期を迎えたカラフトマスが川原に横たわる姿に、なぜか自分が重なって見えた。そういえば、今年のバンフで上映される「Red Gold」もマスじゃなかったっけな。今度の土曜日が楽しみだ。
天を売る島―寺沢孝毅の「写」心伝心
著者:寺沢 孝毅 |
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