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「いのちの代償」記念講演

たまたまちょっと前の道新の夕刊を読んだら、「いのちの代償」の著者である川嶋康男氏の記念講演が今月22日にあるらしい。申込み締め切りの16日はもう過ぎてしまったので、今さらだけど。

「いのちの代償」のことはずいぶん前に教えてもらったけれど、結局、今でも読んでいない。今年の夏山ブームで「劔岳」は観に行ったけど、「いのちの代償」を読むまでは至らなかった。本を読むのが遅いことと、一度読み始めるても脱線しすぎてしまうという集中力の欠如がその大きな理由だ。

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その点、映画や講演は脱線している余裕がないのでいい。たまに考え事をしてストーリーが分からなくなってしまうこともあるけれど、それでは面白くないので集中するようにしている。90分程度ならなんとか集中力が続くから。

この記念講演は、「朝の読書全国縦断北海道交流会」で行われるらしく、講演後に朝の読書実施校の報告などがあるそうだ。子どもに読書を勧めるのはいいことだと思うけれど、わざわざ「朝の読書」の時間を設けて全員に強制するというやり方はいかにも学校らしくて嫌いだ。本を読むきっかけを作るのが目的らしいけど、逆にこういう方法でしかきっかけを作れないというのも残念に思う。それだけ自分が子どもの頃と子どもを取り巻く環境が変わってしまったのだろうか。

そんな朝の読書も、「事業仕分け」によって「廃止」の判定が下されたようだ。

「子どもの読書活動推進事業」をめぐり藤原和博氏(大阪府知事特別顧問)は学校での「朝の読書は成功している」としつつ、「子どもが一人も借りていない本がある。(古書店)ブックオフにでも売ればいい」と同事業は「廃止」の結論に。(2009年11月12日(木)「しんぶん赤旗」)

果たして交流会ではどんな話になるのやら。まあ、行かないから、知る術もないか。

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