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09/12/11 藻岩山

藻岩山スキー場へ行って来た。

といっても、ゲレンデに雪は積もっていない。あまりの雪の無さに、藻岩山スキー場も明日のオープンを延期せざるを得なかったようだ。

オープン予定日前日の藻岩山スキー場

夏山納会登山も済ませ、滑ることもできない藻岩山スキー場になんで行って来たかというと、S田先生のある調査に被験者として協力するため。スキー場のプレハブ小屋にベースキャンプを構えて、歩数計と心拍数計、マスクを取り付けて準備を整えた。

M浦さんの指示に従い測定地点ごとに計測しながらゆっくり登る。初めてのルートだったけど、すごくゆっくりなので全然疲れない。うさぎ平を登り切るまでの階段が比較的大変だったけど、そこを越えるとロープウェイ降り場まで平坦なので、かなり楽だった。でも、そこからは結構斜度がある石段に、雪が積もっている。旧リフト下を歩いたので登りやすかったけれど、最後に石段に戻ってからは滑りそうで恐かった。それでも1時間半で無事登頂。

山頂からの眺め

何が大変って、マスクを付けているので、口に垂れて来る鼻水を拭えないこと。マスクの中に湿気がこもって、鼻が刺激されて鼻水が出るのに、それを拭えないので気持ち悪い。それに、怪しい格好で登っているので、すれ違う登山客がジロジロ見て行くのも気になった。

雪が積もった石段を下りるのはかなり恐かった。うさぎ平の下りも、道が泥でヌルヌル滑る。朝はなかった向かい風も出て来て、冷たい風が寒かった。疲れこそないけど、温かい小屋に着くとホッとした。

もーりす号冬バージョン

うさぎ平

ちょうど12時でお昼休み。昼食でお腹が満たされる。大してカロリー消費してないように感じても、どんどん食べてしまう。食べ終わると、あとはもう一人の被験者のM下さんの測定をただ待つだけ。でも、待っているのは退屈なので、心拍数計を借りて、普段のペースでもう1往復することにした。

心拍数を見ながら歩くと面白い。キツくなって来たと思ったときは、ちゃんと心拍数が上がっている。心拍数が上がらないようにペースを抑えるとキツくない。心拍数計を付けて運動するのは無理をしないためには効果的だと思った。ちなみに、普段のペースで歩くと一番辛い急登のときでも180回/分未満。平らになると下がる。下りで急いで下りても登りほど上がらない。小屋に戻ってから、1回目では心拍数が140以下だったと聞いた。ゆっくり歩くと全然キツくないわけだ。

酸素摂取量についてS田先生から聴いているとき、M下さんたちが帰って来た。お菓子を食べて少し休憩してから撤収。15時前だというのに、もう暗くなって来ていた。藻岩山でも2往復はそれなりに疲れた。いくら雪が少なくても、もう夏山は正真正銘最後だろう。この調査、研究が活かされて、トムラウシ山の悲劇が二度と繰り返されないことを祈る。

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