09/12/19 ニトヌプリ
地図読み、弱層テスト、ラッセルの訓練のため、大雪のニトヌプリへ行って来た。
イワオヌプリへ行きたかったけれど、ちょっとこの大雪では雪崩が恐いということで、ニトヌプリへ行くことにした。せっかくの大雪なのでPontoonを持っていく準備をした。
5時にH多さんとえすきくんが迎えに来てくれて、途中、コンビニへ寄ってからニセコを目指す。ニセコへ入ると雪の量が明らかにちがう。一気にハイシーズンだった。ゲートには7時半くらいに到着した。すると、なんと青空が。でも、悲しいことに、デジカメを持って来なかった日に限って、ビデオカメラのカードエラー。静止画を撮れない。しかも、えすきくんもまさかのSDカード入れ忘れ。
8時に出発。もちろん先行トレースなんてないのでいきなり膝ラッセル。南斜面の尾根に取り付いたけどまだ薮藪。おまけにPontoon+Baronはラッセル不向き。足を踏み出すとトップが雪面の上に出るので、1歩ごとに無駄な体力を消耗する。途中、シールのテール側が剥がれたのでスキーを脱いで直してもう一度履こうとしたら、バランスを崩して谷側に倒れた。どさくさに紛れてえすきくんに抱きつこうとしたけれど、あっさり交わされて雪にダイブ。えすきくんのButter Knifeに傷を付けて怒られるのは避けられたけど、起き上がるのにさらに体力を消耗。H多さんもビンディングのトラブルで同じように消耗していた。
がんばって1段目を登り切ったものの、その上もまだまだ薮藪。登るのにも苦労して、なんとか南側のピークへたどり着いた。滑る斜面もなく、登り返す体力もなく、仕方ないので2段目の木が少ない南斜面をとりあえず滑り降りことに決めた。表面がウインドパックされている斜面の弱層テストの結果は、H多さんのハンドテストが肘50cm。自分のハンドテストが肩50cm、コンプレッションテストが肘5回40cm、肩3回50cm。えすきくんのコンプレッションテストでは肘でそれより浅いところでも。滑る直前に視界が悪くなったので、途中で一度止まってからコルまで滑った。
そこから登りトレースに戻ればよかった。けれども、ちょっと冒険してみようということで、東側を降りることにしたのがまずかった。斜度はいいけど薮が濃い。ほとんど滑れずにラッセルしながらトラバース。しばらくすると、上からいい斜面が伸びている。早まった。しかも、それからパノラマラインに復帰するまでがまた大変だった。結局、途中でシールを貼り直して必死の思いで道路まで出た。その頃にはもう足が上がらなくなっている。予定より1時間も下山が遅くなってしまった。
みんな疲れ果てて身体も冷えているので、まずは温泉で温まろうと雪秩父を目指した。ところが、あまりの視界の悪さに雪秩父を通り過ぎてしまったので、昆布温泉へ行くことに変更。鯉川温泉の熱いお湯も、この日は気持ちよかった。指先が軽い凍傷にかかっていてビリビリしたけど。
時間も遅かったので再来軒には行かず、ガッツリ食べたかったので味の美喜へ行くことにした。幸い、「営業中」の看板は照明がちゃんと付いていた。調子に乗って麻婆定食の大盛りを注文したら、さすがに多すぎた。車の中では腹の苦しさと疲れで度々意識が遠のく。本当に疲れた。家に帰って後片付けをしたら、21時前に布団の上に倒れ込んだ。
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コメント
お疲れ様~。
修行だったね。
ニトリベンジをしなければね。
滑りもビデオも。
自分も昨日は9時間睡眠だった。
投稿: えすき | 2009年12月21日 (月) 00時44分
>えすきくん
お待たせしました。
ようやくビデオのアップ完了。
三段山クラブを見習って
山をよく知ることが大事だと学んだ1日だったよ。
疲れたけれど無事に帰って来れてよかった。
ちなみに、まだカードエラーは直らない……
投稿: H本 | 2009年12月22日 (火) 08時30分